JPH0558435B2 - - Google Patents

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JPH0558435B2
JPH0558435B2 JP60045872A JP4587285A JPH0558435B2 JP H0558435 B2 JPH0558435 B2 JP H0558435B2 JP 60045872 A JP60045872 A JP 60045872A JP 4587285 A JP4587285 A JP 4587285A JP H0558435 B2 JPH0558435 B2 JP H0558435B2
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JP
Japan
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general formula
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mmol
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JP60045872A
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JPS61205273A (ja
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Fumie Sato
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Description

【発明の詳細な説明】
(1) 産業上の利用分野 本発明は新規なグリセロール誘導体に関し、さ
らに詳しくは、一般式〔〕で表わされる 〔式中、R1は水素原子、R2
【式】で 表わされる置換ビニルトリメチルシリル基又は
〔式中MはLi、Mg、X、Zn、又はTi(oi・pr)3等の金属又は有機金属、Xはハロゲン原子を示し、R2は前記に同じ〕
有機金属化合物又はR2MgXとハロゲン化第1
銅とから例えば次式のように合成することが出来
即ち、一般式〔〕で表わされる本発明化合物
は、ジアステレオマーである一般式〔C〕及び一
般式〔D〕で表わされる化合物を包含しているも
のである。 又当然のことながら、本発明化合物は構造式
〔B〕で表わされる。 絶対配置を有するグリセルアルデヒドを使用す
る場合は例えば次式のごとく 合成することができる。 従つて、一般式〔〕で表わされる本発明化合
物は一般式〔C〕、一般式〔D〕、一般式〔E〕及
び一般式〔F〕で表わされる4化合物を包含して
いるものである。 以下一般式〔C〕及び一般式〔E〕をシン型、
一般式〔D〕及び一般式〔F〕をアンチ型と呼称
する。 更に詳しく例示すると、D−マンニトールを
2,2ジメトキシプロパン等で処理して得られる
ジアセトニドを、四酢酸鉛又は過ヨー素酸ナトリ
ウムと反応させて一般式〔〕で表わされる化合
物の1つである2,3−O−イソプロピリデン−
D−グリセルアルデヒドを得、一般式〔〕で表
わされる有機金属化合物又はR2MgXと反応さ
せ、必要に応じ通常行なわれる水酸基の保護を行
なうことにより本発明化合物を得ることが出来
る。水酸基の保護基としてはベンジル基、アルキ
ル基、トリアルキルシリル基、テトラヒドロピラ
ニル基、等を挙げることができる。 一般式〔〕で表わされる化合物と一般式
〔〕で表わされる有機金属化合物又はR2MgX
との反応においては、不活性ガス雰囲気下、無水
状態で行なうのが好ましく、反応温度は−78℃か
ら−10℃の範囲で実施可能であるが、好ましくは
−78℃から−30℃の範囲で一度反応させた後、室
温において反応を完結させる方が収率も高く好ま
しい。 一般式〔〕で表わされる本発明化合物の1つ
であるグリセロール誘導体〔X〕を用いて糖誘導
体を合成する方法を例示すれば次のとおりであ
る。 更にグリセロール誘導体〔X〕を用いる昆虫フ
エロモン等の合成中間体の1つの合成例を挙げる
と、次式のようになる。 (5) 発明の効果 一般式〔〕で表わされる本発明化合物を用い
ることにより種々の生理活性を有する光学活性化
合物及び糖誘導体を従来法に比べ立体選択的に、
かつ経済的に合成出来るようになり、大量合成が
困難であつた農薬、医薬、食品等の化合物群の工
業的製造を可能にした。 以下に実施例を掲げて本発明方法を詳細に説明
する。 実施例 1 アルゴン雰囲気下0℃に冷やした臭化イソブチ
ルマグネシウム(23.4ml、1.39M、32.5mmol)
エーテル溶液にチタノセンジクロリド(400mg、
1.6mmol)つづいて1−トリメチルシリル−ヘ
キシン−11〜(5.00g、32.5mmol)を加えた。
溶液は26〜30℃に保ちながら一夜かきまぜた。次
にこの溶液を、ドライアイス−アセトンバスで−
70℃に冷やした沃化第一銅(7.14g、37.5mmol)
ならびにジメチルサルフアイド(9.2ml)の均一
テトラヒドロフラン(70ml)溶液の中に滴下し
た。15分後、この溶液の中にグリセルアルデヒド
3〜(3.25g、25mmol)のTHF(12ml)溶液を加
えた。ドライアイスアセトンバスをはずし、室温
(約20℃)下2時間かきまぜたのち、飽和塩化ア
ンモニウム水溶液(30ml)ならびに濃アンモニア
水(30ml)を加えた。ヘキサンを加え生じた沈殿
をセライトを使用して、ろかし、ろ液を減圧下濃
縮した。得られた残査をもう一度、ヘキサンを用
いてセライトを使用してろかした。ろ液を減圧下
再び濃縮し、生じた油状物質にヘキサンを加え
た。このヘキサン溶液は飽和塩化アンモニウム水
溶液で洗浄、乾燥(硫酸マグネシウム)した。溶
媒を減圧下留去し、得られた油状物質をシリカゲ
ルカラムクロマトにより精製すると4〜が4.58g
(64.1%)得られた。シン型4〜とアンチ型の比率
(モル比)は40:1であつた。 〔α〕25 D−6.07°(C1.12、CHCl31 H NMR(CCl4)δ0.14(s、9H、3CH3)、0.88
(t、J=7Hz、3H、CH3)、1.26and1.32(2s、
6H、2CH3)、1.1−1.6(m、4H、(CH22)、
1.93−2.25(m、2H、CH2C=C)、2.36(br s、
1H、OH)、3.38−4.14(m、4H、CH2(o)CH(o)
CH(OH))、6.10(t、J=7.5Hz、1H、CH=
C)。 実施例 2 アルゴン雰囲気下、沃化第1銅(0.97g、5.1
mmol)のテトラヒドロフラン(10ml)懸濁液に
ジメチルサルフアイド(2ml、27mmol)を加え
沃化第1銅を溶かした(約5分)。この溶液を−
78℃に冷やしい、臭化ビニルトリメチルシリルマ
グネシウムのTHF溶液(10ml、5.1mmol)を滴
下したところ、滴下終了時点でこげ茶色になつ
た。10分間かきまぜたのち、グリセルアルデヒド
3〜(298mg、2.29mmol)のTHF溶液(1ml)を
加えた。−78℃〜−70℃で1時間かきまぜた後室
温に戻した。実施例1の場合と同様な後処理を行
い5〜を451mg(86%)得た。尚アンチ型は検出さ
れなつた。 アルコール5〜 〔α〕25 D−10.4°(C1.07、CHCl31 HNMR(CCl4)δ0.14(s、9H、3CH3)、
1.18and1.36(2s、6H、2CH3)、2.69(br S、
1H、OH)、3.52−4.18(m、4H、(O)CH2(o)
CHCHO)、5.41and5.68(2d、J=2.4Hz、2H、
CH2=C).13 CNMR(CDCl3)δ−0.4、25.4、26.8、66.2、
7.83、78.5、109.7、127.3、151.6. 実施例 3 アルゴン雰囲気下沃化第1銅821mg(4.32m
mol)のテトラヒドロフラン25mlの懸濁液にジメ
チルサルフアイド3.2mlを加え、沃化第1銅を溶
解した。 この溶液−78℃に冷却しBrMg(SiMe3)C=
C−CH2OMgBrのエーテル溶液6.2ml(3.6m
mol)を滴下する。3分間撹拌した後グリセルア
ルデヒド3〜 328mg(2.52mmol)を加えた。−78
℃で5分間撹拌した後室温に戻した。抽出溶媒を
酢酸エチルに代えた以外は実施例1と同様な後処
理を行ない6〜が457mg(収率70%)得られた。な
おアンチ型6〜とシン型7〜の比率は、12:1(モル
比)であつた。1 H NMR(CDCl3)δ1.30、1.38(2s、6H、2CH3
2.56〜2.82(m、2H、CH2、OH、CHOH)3.80
−4.30(m、5H、CH2(O)、CH(O)、CH2 OH)
4.66(brS、1H、CHOH)6.10(t、J=7.5Hz、
1H、CH=C) 実施例 4 アルゴン雰囲気下沃化第1銅4.98g(26.1m
mol)のテトラヒドロフラン溶液(110ml)懸濁
液にジメチルサルフアイド19ml(26mmol)を加
え沃化第1銅を溶解させた。この溶液を−78℃に
冷却し臭化4−メトキシフエニルマグネシウムの
テトラヒドロフラン溶液25ml(23.1mmol)を滴
下しはじめると溶液はただちに黄変してきた。10
分間撹拌した後グリセルアルデヒド3〜2.0g
(15.4mmol)のテトラヒドロフラン溶液6mlを
加えた。−78℃〜−70℃で10分間撹拌した後室温
に戻した。1時間後飽和塩化アンモニウム水溶液
を加え反応を停止した。 実施例1と同様な後処理を行なうと、9〜が2.87
g(収率80%)得られた。アンチ型は1H NMR
で分析の結果殆ど検出されなかつた。1 H NMR(C Cl4)δ1.27and1.34(2s、6H、
2CH3)3.69(S、3H、CH3O)
3.20−3.80(m、2H、CH2)4.04
(dt.J=6Hz、7Hz、1H、CH)、
4.36(d.J=7Hz、1H、CH OH)
6.71and7.13(2d、J=9Hz、4H、
C6H4) 実施例 5 実施例4において臭化4−メトキシフエニルマ
グネシウムを臭化−4−クロロフエニルマグネシ
ウムに替えた他は同様に反応を行ない。10〜を
3.40g(収率93%)得た。アンチ型は1H NMR
で分析の結果殆ど検出されなかつた。1 H NMR(CCl4)δ1.26and1.34(2s、6H、2CH3
3.20−3.50(m、1H、OH)3.50−3.80(m、2H、
CH2)4.03)(dt、J=6Hz、7Hz、1H、CH)
4.40(dd J=3Hz、7Hz、1H CH OH)7.20
(s、4H、C6H4)mp51〜52℃ 実施例 6 アルゴン雰囲気下、1−トリメチルシリル−6
−ヘプテン−1イン11(4.52g、25.1mmol)の
ジエチルエーテル溶液(17.5ml)に0℃で臭化イ
ソブチルマグネシムウム(17.8ml、26.4mmol)
のジエチルエーテル溶液及びチタノセンジクロラ
イド(508mg、2.0mmol)を加え、28℃で12時間
撹拌した。 次に、この溶液を−72℃に冷却した沃化第一銅
(6.21g、32.6mmol)及びジメチルサウフアイド
(20ml)のテトラヒドロフラン(200ml)溶液にゆ
つくり滴下し1時間撹拌後、グリセルアルデヒド
3(7.21g、17.6mmol)のテトラヒドロフラン
溶液を加え−72℃で50分撹拌し、ゆつくり室温に
戻した。 次に、実施例−1と同様に処理を行い13を得
た。1 H NMR(CCl4、D2O) δ0.14(S、9H)、1.16と1.22
(2S、6H)、0.76〜2.30(m、9H)、
3.38〜4.27(m、4H)、5.12〜5.55
(m、2H)、5.12(t、J=7.0Hz)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記一般式[]で表わされるグリセロール
    誘導体。 [式中、R1は水素原子、R2は【式】で 表わされる置換ビニルトリメチルシリル基又は
    【式】で表わされる置換フエニル基、 R3は水素原子、アルキル基、アルケニル基又は
    −(CH2oOH基であり、Zは低級アルコキシ基又
    はハロゲン原子、nは1〜5の整数を示す。]
JP60045872A 1985-03-08 1985-03-08 新規なグリセロール誘導体 Granted JPS61205273A (ja)

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