JPH0558411B2 - - Google Patents

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JPH0558411B2
JPH0558411B2 JP60267021A JP26702185A JPH0558411B2 JP H0558411 B2 JPH0558411 B2 JP H0558411B2 JP 60267021 A JP60267021 A JP 60267021A JP 26702185 A JP26702185 A JP 26702185A JP H0558411 B2 JPH0558411 B2 JP H0558411B2
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JP
Japan
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ibuprofen
granules
water
stirring
present
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JP60267021A
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Yoshiaki Kawashima
Tetsuo Handa
Hirofumi Takeuchi
Toshuki Niwa
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Showa Yakuhin Kako Co Ltd
Original Assignee
Showa Yakuhin Kako Co Ltd
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/48Preparations in capsules, e.g. of gelatin, of chocolate
    • A61K9/50Microcapsules having a gas, liquid or semi-solid filling; Solid microparticles or pellets surrounded by a distinct coating layer, e.g. coated microspheres, coated drug crystals
    • A61K9/5005Wall or coating material
    • A61K9/5021Organic macromolecular compounds
    • A61K9/5026Organic macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. polyvinyl pyrrolidone, poly(meth)acrylates
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61K31/185Acids; Anhydrides, halides or salts thereof, e.g. sulfur acids, imidic, hydrazonic or hydroximic acids
    • A61K31/19Carboxylic acids, e.g. valproic acid
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    • A61K9/16Agglomerates; Granulates; Microbeadlets ; Microspheres; Pellets; Solid products obtained by spray drying, spray freeze drying, spray congealing,(multiple) emulsion solvent evaporation or extraction
    • A61K9/1605Excipients; Inactive ingredients
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Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は表面コーテイングされたイブプロフエ
ン顆粒の製法に関するものである。 [先行技術] イブプロフエンは下記構造式 で表わされる化合物であり、例えば抗炎症、鎮
痛、解熱等の作用のある非ステロイド系の医薬と
して広く利用されている。イブプロフエンは水に
不溶で、しかも常態では白色の結晶性粉末(融点
75〜77℃)であり、通常、粉末状の経口投与薬と
して用いられているが、特異な味と刺激臭を有
し、舌先に対する刺激が強いので、特に幼児への
投与は難しかつた。 そこで、イブプロフエンを顆粒状に造粒し、そ
の表面をコーテイングすることにより、経口投与
した場合の舌先への刺激を緩げる方法が考えられ
るが、従来法では造粒、コーテイングと工程が複
雑である上、イブプロフエンの場合は、水不溶性
なので、その加工法とし簡単な方法がなかつた。 [発明の課題と解決手段] 本発明者は上記実情に鑑み、イブプロフエンを
コーテイング剤によりコーテイングし、顆粒状の
ものとする方法につき種々検討した結果、イブプ
ロフエンを特定のコーテイング剤とともに、特定
の溶媒に溶かし、これを水溶媒と混合処理するこ
とにより、イブプロフエンの造粒及びコーテイン
グが同時にでき、表面コーテイングされたイブプ
ロフエン顆粒が簡単に得られることを見い出し、
本発明を完成するに到つた。 [発明の要旨] すなわち、本発明の要旨は、イブプロフエンを
アクリル酸系樹脂と共に脂肪族低級アルコール中
に溶解し、次いで、この溶液を水と混合し撹拌処
理することにより顆粒状のイブプロフエンを析出
させることを特徴とする表面コーテイングされた
イブプロフエン顆粒の製法に存する。 [発明の構成] 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明ではイブプロフエンの粉末をアクリル酸
系樹脂と共に脂肪族低級アルコール中に溶解する
が、ここで用いられる脂肪族低級アルコールとし
ては通常、エタノール、メタノール、プロパノー
ル、イソプロパノール、ブタノール等の炭素数1
〜4のものが挙げられ、なかでも特にエタノール
が好適である。 一方、アクリル酸系樹脂としては、通常腸溶性
フイルムコーテイング剤として用いられているよ
うな水溶性のものであれば、特に限定されない
が、例えば、下記構造式[]又は[] などで示される(メタ)アクリル酸エステルの共
重合体が挙げられ、この場合、酸:エステルのモ
ル比が1:1〜1:2のものが好ましい。また、
これらのポリマーは部分的に変性されたもの、又
は少量のその他のモノマーとの共重合物でもよ
く、例えば下記構造式[] (式中、R1は−H、−CH3、R2は−CH3、−C2H5
を表わす)で示される4級アンモニウム基含有ポ
リマーが挙げられる。これらのポリマーの分子量
は通常135000〜200000程度である。これら樹脂の
使用量は通常イブプロフエンに対して、2〜100
重量%、好ましくは7〜50重量%であり、この使
用量があまり少ないと得られる顆粒のコーテイン
グが良好に行なわれず、一方あまり多いと良好な
造粒ができず、品質のよい顆粒が得られない。脂
肪族低級アルコール中へのイブプロフエンとアク
リル酸系樹脂の溶解処理は通常、室温付近におい
て5〜60分間、撹拌することにより実施される。
この溶解処理は前記アルコール中に両者を同時に
加えて実施してもよく、また順次に加えて実施し
てもよいが、最終的に調整される溶液中のイブプ
ロフエン濃度が10〜40重量%、好ましくは30〜35
重量%となるように調節するのが望ましい。 上述のようにして調製されたアルコール溶液は
次いで、水と混合し撹拌処理することにより、ア
クリル酸系樹脂でコーテイングされたイブプロフ
エンの顆粒を析出させるが、ここで用いる水の使
用量は通常、前記アルコールに対して300重量%
以上、好ましくは1000重量%以上である。この水
の使用割合があまり少な過ぎると、撹拌処理によ
り良好な顆粒を得ることができない。 撹拌処理は通常、予め水と前記アルコール溶液
を混合した後、撹拌処理を行なう方法、又は水を
敷液とし攪拌下、これに前記アルコール溶液を供
給する方法が挙げられる。この撹拌処理における
温度は通常、10〜40℃であり、また処理時間は通
常、5〜60分程度である。なお、本発明における
撹拌処理は例えば振とう、マグネチツクタラー又
は撹拌翼による撹拌であるが、振とうによるもの
が望ましい。 更に、本発明ではこの撹拌処理に際して、系内
に界面活性剤を存在させると、イブプロフエンの
造粒及びコーテイングがより一層、良好に行なわ
れ、高品質の顆粒が得られるので望ましい。この
界面活性剤としては通常、例えばラウリル硫酸ナ
トリウム、ベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウ
リルベンゼンスルホン酸ナトリウム、オレイン酸
ナトリウムなどのアニオン性界面活性剤、例えば
臭化セチルトリメチルアンモニウムなどのカチオ
ン性界面活性剤、分子量300〜8000のポリエチレ
ングリコール、ポリオキシエチレンソルビタン脂
肪酸エステル、オレイン酸モノエステル、オレイ
ン酸トリエステル、ソルビタン脂肪酸エステルな
どのノニオン性界面活性剤が挙げられる。これら
界面活性剤の中で、特にHLBが8〜11のノニオ
ン性界面活性剤を用いた場合に、得られる顆粒の
粒径が揃つたものとなるので望ましい。 この界面活性剤の使用量は通常、イブプロフエ
ンに対して0.4〜4重量%、好ましくは1〜2重
量%であり、この使用量があまり少ないと界面活
性剤の添加による効果が十分に発揮されず、逆に
あまり多くても効果に変りはないので経済的でな
い。 以上のような撹拌処理により、溶媒中にイブプ
ロフエンの顆粒が析出し、しかもこの顆粒はアク
リル酸系樹脂にてコーテイングされたものであ
る。これはイブプロフエンのアルコール溶液と水
を混合した当初はO/W型エマルジヨンとなり、
エタノール溶液の液滴が形成され、次第にエタノ
ールが水相に移行し、液滴のままイブプロフエン
の結晶が析出し、そしてその表面がアクリル酸系
樹脂でコーテイングされるものと考えられる。こ
こで回収される顆粒の大きさとしては、通常、10
〜2000μm程度のものである。 撹拌処理後の混合物は通常、固液分離により顆
粒を回収し、必要に応じて水洗及び乾燥を行な
い、製品として回収される。 [効果] 本発明によれば、イブプロフエンの粉末を簡単
な手法により、造粒とコーテイングを同時に行な
い、アクリル酸系樹脂で保護された顆粒とするこ
とができる。したがつて、本発明で得られる顆粒
は経口投与薬として取扱性が良いばかりか、投与
時の舌先に対する刺激もなく好ましいものであ
る。 また、当然のことながら本発明の顆粒製造時に
おいて、イブプロフエンが変質することはないの
で、医薬としての薬効及び安全性は変るところは
なく、しかも投与後においては、コーテイング剤
が適度の時間で崩壊するので血液中への吸収速度
に関しても何ら変るところはない。 本発明方法と類似する造粒法として、球形晶析
造粒法が一般的に知られているが、この場合には
通常、液体架橋剤が必要であるが、本発明ではこ
のような架橋剤は不要であり、しかもコーテイン
グもできるので従来法からは全く予期できぬ効果
が得られるものである。 [実施例] 次に本発明を実施例により更に具体的に説明す
るが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の
実施例の記述に限定されるものではない。 実施例 1〜8 50mlガラス製容器にエタノール10mlを仕込み、
これにイブプロフエン粉末5.0g及び第1表に示
す水溶性アクリル酸系樹脂のコーテイング剤0.5
gを加え、良好な混合状態にした上で室温下、マ
グネチツクスタラーで60分間、撹拌することによ
り完全に溶解した。 一方、撹拌翼を有する500mlガラス製容器に水
200ml及び第1表に示す界面活性剤を仕込み、室
温で撹拌下、これに上記で調整したエタノール溶
液を混合し、30分間、撹拌処理を継続した。(こ
の処理によりイブプロフエンの顆粒が析出した。) 次いで、処理後の混合物を吸引濾過し、顆粒を
回収した後、これを水洗しデシケータ中で乾燥す
ることにより、表面コーテイングされたイブプロ
フエン顆粒を回収した。 このようにして得た顆粒につき、平均粒径、顆
粒歩留、コーテイングテスト結果、経口投与時の
舌先への刺激の有無及びイブプロフエンの変質の
有無などを測定したところ、第1表に示す通りの
結果を得た。
【表】
【表】 (注1)コーテイング剤の種類 A→ メタクリル酸−メタクリル酸メチルエステ
ル共重合体、分子量135000、(レームフアーマ
社製、商標EudragitS100) B→ メタクリル酸−アクリル酸メチルエステル
共重合体、分子量200000、(レームフアーマ社
製、商標EudragitL100−55) C→ 4級アンモニウム基含有のアクリル酸エス
テル−メタクリル酸エステル共重合体、分子量
150000(レームフアーマ社製、商標
EudragitRL100) D→ 4級アンモニウム基含有のアクリル酸エス
テル−メタクリル酸エステル共重合体、分子量
150000(レームフアーマ社製、商標
EudragitRS100) (注2)界面活性剤の種類 → シヨ糖脂肪酸エステル型(第一工業株式会
社製、商標DK−エステルF−110) → シヨ糖脂肪酸エステル型(第一工業株式会
社製、商標DK−エステルF−90) → シヨ糖脂肪酸エステル型(第一工業株式会
社製、商標DK−エステルF−70) (注3)界面活性剤の添加量 イブプロフエンに対する重量%を示す。 (注4)コーテイングテスト(溶出速度) ng/ml・min

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 イブプロフエンをアクリル酸系樹脂と共に脂
    肪族低級アルコール中に溶解し、次いでこの溶液
    を水と混合し撹拌処理することにより顆粒状のイ
    ブプロフエンを析出させることを特徴とする表面
    コーテイングされたイブプロフエン顆粒の製法。 2 撹拌処理の際に、界面活性剤を存在させるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方
    法。
JP60267021A 1985-11-27 1985-11-27 表面コ−テイングされたイブプロフエン顆粒の製法 Granted JPS62126122A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60267021A JPS62126122A (ja) 1985-11-27 1985-11-27 表面コ−テイングされたイブプロフエン顆粒の製法
US06/934,566 US4726966A (en) 1985-11-27 1986-11-25 Preparation of coated granular ibuprofen microsphere

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JP60267021A JPS62126122A (ja) 1985-11-27 1985-11-27 表面コ−テイングされたイブプロフエン顆粒の製法

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JPS62126122A JPS62126122A (ja) 1987-06-08
JPH0558411B2 true JPH0558411B2 (ja) 1993-08-26

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ID=17438952

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