JPH0557348U - エアクリーナのカバーの取付装置 - Google Patents
エアクリーナのカバーの取付装置Info
- Publication number
- JPH0557348U JPH0557348U JP2567491U JP2567491U JPH0557348U JP H0557348 U JPH0557348 U JP H0557348U JP 2567491 U JP2567491 U JP 2567491U JP 2567491 U JP2567491 U JP 2567491U JP H0557348 U JPH0557348 U JP H0557348U
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- diameter portion
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- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
[目的] 余分なクランプ金具を用いずに円筒型ボデー
の開放端にカバーを容易,確実にしかも取付け不良を起
さずに装着することを目的とする。 [構成] 内部に筒状のろ過エレメントを収容した円筒
型のボデー11の開放端にカバー12のフランジ部12
aを嵌合できる拡径部16を形成し、この拡径部16に
は複数の突出みぞ部16aを円周方向に当間隔に設け、
これらの突出みぞ部16a開放端側から見て回転方向同
じ側の側壁から拡径部16の周壁にかけてみぞ部16a
の幅にほぼ等しい長さのスリット16bを設け、各スリ
ット16bの奥部には小突子16cを設け、一方カバー
12のフランジ部12aにはボデー側突出みぞ部16a
に対向させて凹所12cを有する突出つば12bをそれ
ぞれ設け、これらの突出つば12bを拡径部16のスリ
ット16bに係合させて、カバー12をボデー11に装
着させたことを特徴とする。
の開放端にカバーを容易,確実にしかも取付け不良を起
さずに装着することを目的とする。 [構成] 内部に筒状のろ過エレメントを収容した円筒
型のボデー11の開放端にカバー12のフランジ部12
aを嵌合できる拡径部16を形成し、この拡径部16に
は複数の突出みぞ部16aを円周方向に当間隔に設け、
これらの突出みぞ部16a開放端側から見て回転方向同
じ側の側壁から拡径部16の周壁にかけてみぞ部16a
の幅にほぼ等しい長さのスリット16bを設け、各スリ
ット16bの奥部には小突子16cを設け、一方カバー
12のフランジ部12aにはボデー側突出みぞ部16a
に対向させて凹所12cを有する突出つば12bをそれ
ぞれ設け、これらの突出つば12bを拡径部16のスリ
ット16bに係合させて、カバー12をボデー11に装
着させたことを特徴とする。
Description
【0001】
この考案は内燃機関用の円筒型エアクリーナにおけるカバーを簡単に着脱でき るようにした取付装置に関する。
【0002】
産業車両やトラクタ等の大型車両の内燃機関に用いられるエアクリーナの一例 を示せば図6,7のとおりであり、一端開放の円筒型ボデー1は、他端部周壁に 接線状態に取付けられた入口パイプ1aと端壁中心部に開口し機関の吸気管に接 続される出口パイプ1bを備え、出口パイプ1bには枠状をなすブリッジ5がボ デー1内に張出して取付けられ、ボデー1内にはろ紙又は不織布等のろ材を円筒 状に形成し内側又は外側に多孔筒を施したろ過エレメントeがブリツジ5を囲む ように配設され、エレメントeを定位置に保つように先端の盲状の端板4とブリ ッジ5はボルトで結合されている。
【0003】 また、ろ過エレメントeの入口パイプ側の外周には案内筒3が同心状に配設さ れ、ボデー1の開放端には、使用状態において底部に当たる位置にダスト出口2 dを備えそこに吸気管側の脈動作用で開閉するゴム製の排出弁8を取付けた深皿 状のカバー2が互いのつばを接して突き合せられ、ボデー1の開放側端部の周面 三方に設けられた耳片1cに回動自在に枢支されたクランプ金具6により密閉状 態に掛止められている。
【0004】
上記円筒型のエアクリーナはブラケットBを介して車体に横置きして使用され るが、時間の経過によりろ過エレメントeが目詰まりしたときには、ボデー1か らろ過エレメントeを取出してこれを清掃したり、新しいものと交換するように している。その際には、図示鎖線のようにカバー2を片手で押さえながら他方の 手で一つ一つのクランプ金具6の係止解除と掛止めを行わなければならず、作業 がやりにくく、そして、再組付け時にはクランプ金具6が往々にして点線のよう にボデー1の開放端にぶら下がってカバー2の取付けに邪魔になり、これをいち いちボデー1上に反転させてからでないとカバー2が取付けることができず、作 業が手間取つてしまい、また、三方又は四方のクランプ金具6を同時に操作しな いで、一箇所ずつ締めていくと片寄りを生じ、カバーが取付け不良になってしま う。
【0005】 そこで、この考案はカバーの取付けにクランプ金具を必要としないで、作業が やり易く、手間取らず、しかも取付け不良を起こさないようにすることを目的と する。
【0006】
この考案は上記目的達成のために、一端が開放され、他端部に入口パイプと出 口パイプを有する円筒型のボデーの内部に筒状のろ過エレメントを収容し、ボデ ーの開放端にカバーを取付けるエアクリーナとして、円筒型ボデーの開放端に拡 径部を形成すると共に拡径部には複数の突出みぞ部を円周方向に間隔をおいて設 け、各突出みぞ部の開放端側から見て回転方向同じ側の側壁から拡径部の周壁に かけて奥部に小突子を有するスリットをそれぞれ設け、カバーの周辺部にはボデ ーの各突出みぞに対向させて凹所を有する突出つばをそれぞれ設け、これらの突 出つばを拡径部のスリットにそれぞれ係合させてカバーをボデーに着脱可能に装 着したことを特徴としている。
【0007】
図1ないし図3はこの考案の一実施例を示すものであり、一端開放の円筒型の ボデー11は他端部周壁に接線状態に設けられた入口パイプ11aと他端壁の中 心部に開口し機関の吸気管に接続される出口パイプ11bを備え、出口パイプ1 1bには枠状をなしたブリッジ15がボデー11内に開放端に向って張出して取 付けられ、ボデー11内にはろ紙又は不織布等のろ材を円筒状に形成しその内側 又は外側に多孔筒を嵌挿したろ過エレメントeがブリツジ15を囲むように配設 され、先端の盲状の端板14がブリッジ15にねじ止めされて一定位置に保持さ れており、また、ろ過エレメントeの入口パイプ側の外周には案内筒13が同心 的に配設されている。
【0008】 そして、ボデー11の開放端は図2に示すようにカバーフランジ部12aを嵌 合できるように若干外方に段付けて広げられた拡径部16をなし、その拡径部1 6には更に外方に伸びた所要の円周方向幅の突出みぞ部16aが複数(図示の例 では3個)、円周方向に当間隔に設けられ、それらの突出みぞ部16aの開放端 側から見て回転方向同じ側(図では時計方向周りの側)の側壁から突出みぞ部1 6aの方向の周壁にかけて、突出みぞ部16aの幅にほぼ等しい長さでカバーフ ランジ部の肉厚より若干大きめのスリット16bがそれぞれ穿設されており、各 スリット16bの奥部には小突子16cがそれぞれ設けられ、また、拡径部16 の内側フランジ部にはシールパッキング17が取付けられている。
【0009】 一方、カバー12は周囲にフランジ12aを有する深皿状のもので、使用時に 底部となる位置にダスト出口12dを有すると共にそこにはゴム製の排出弁18 が取付けられており、そして、フランジ部12aにはボデー11の突出みぞ部1 6aに対向する位置に、そのみぞ部16aに嵌合できる大きさの突出つば12b がそれぞれ設けられ、また、各突出つば12bにはボデー拡径部16のスリット 16bの小突子16cが係止する凹所12cがそれぞれ形成されている。
【0010】 このようなカバー12はフランジ部12a上の各突出つば12bをボデー側の 突出みぞ部16aに合わせながらボデー11の拡径部16に嵌め合せられ、次い で、カバー12は拡径部内のシールパッキング17を圧迫しつつ矢印の時計方向 に回動させられ、図3のように各突出つば12bが拡径部16に設けられた各ス リット16b内に入り込み、かつ各スリツト16bに設けられた小突子16cが 各つば12bに設けられた凹所12cにそれぞれ係合して、カバー12はボデー 11に緊密に取付けられている。
【0011】 かくて、ボデー11とカバー12を一体にしたエアクリーナは前記のようにブ ラケットを介して車体に横置きして使用されが、時間の経過により、ろ過エレメ ントeが目詰まりした際には、ボデー11に対しカバー12を反時計方向に力を 入れて回転すれば、カバー12のフランジ部上の各突出つば12bの凹所12c とボデー側拡径部16の各スリツト16bの小突子16cとの係合が解けると共 に各突出つば12bがスリット16bから抜け出してそれぞれ突出みぞ部16a 内に出ることになり、その状態でカバー12を引き戻せばボデー11から容易に 分離される。
【0012】 そこで、ろ過エレメントeをブリッジ15との結合を解いてボデー11から取 出し、これを清掃するかまたは新しいものと交換し、その収容後に、ボデー11 の拡径部16に対しカバー12は上記のような手順により再び緊密に組付けられ る。この結合、分離はカバー12を片手でつかんでの回動操作だけで簡単に行わ れる。
【0013】 なお、図4はカバー12を深皿状でなく板状とする一方、その突出つば12b 及びボデー拡径部16における突出みぞ部16aを四方に設け、かつダスト出口 と排出弁18をボデー11側に設けるようにした変更例を示すものであり、また 、図5は深皿状のカバー12に中央ボス部12eを形成すると共にろ過エレメン トeの先端に弾性材からなる環状の端板14′を取付け、ろ過エレメントeの先 端部をブリッジによることなく、カバー12の中央ボス部12eによって保持す るようにした変更例を示すものである。ボデー11とカバー12の結合部の構造 は上述のものと変りない。更に、この考案は縦向きのエアクリーナにも適用でき る。
【0014】
以上のようにこの考案は、内燃機関用の円筒型エアクリーナにおけるカバーの 取付装置として、円筒型のボデーの開放端に拡径部を形成すると共に拡径部には 複数の突出みぞ部を円周方向に間隔をおいて設け、各突出みぞ部の開放端側から 見て回転方向同じ側の側壁から拡径部の周壁にかけて奥部に小突子を有するスリ ットをそれぞれ設け、また、カバーの周辺部にはボデーの各突出みぞに対向させ て凹所を有する突出つばをそれぞれ設け、この突出つばを拡径部のスリットに係 合させて、カバーをボデーに着脱可能に装着するようにしたので、従来のように 余分なクランプ金具を必要とせず、カバーを単に回動させるだけの操作で簡単か つ容易にカバーをボデーに着脱させることができ、作業に手間取らず、しかも各 部の結合操作が同時に行われ、取付けが確実でこれまでのように取付け不良を起 す恐れなく、部品点数も少なく低廉である等の利点を有する。
【図1】この考案の一実施例の断面図。
【図2】そのボデーの開放端からカバーを分離した状態
の斜視図。
の斜視図。
【図3】ボデーの開放端にカバーを結合させた状態の一
部の斜視図。
部の斜視図。
【図4】変更例の一部の断面図。
【図5】他の変更例の断面図。
【図6】従来装置の断面図。
【図7】その左方から見た正面図。
11 ボデー 11a 入口パイプ 11b 出口パイプ 12 カバー 12a フランジ部 12b 突出つば 12c 凹所 16 拡径部 16a 突出みぞ部 16b スリット 16c 小突子 e ろ過エレメント
Claims (1)
- 【請求項1】 一端が開放され、他端部に入口パイプと
出口パイプを有する円筒型のボデーの内部に筒状のろ過
エレメントを収容し、ボデーの開放端にカバーを取付け
るエアクリーナにおいて、上記円筒型のボデーの開放端
に拡径部を形成すると共に拡径部には複数の突出みぞ部
を円周方向に間隔をおいて設け、各突出みぞ部の開放端
側から見て回転方向同じ側の側壁から拡径部の周壁にか
けて奥部に小突子を有するスリットをそれぞれ設け、ま
た、カバーの周辺部にはボデーの各突出みぞに対向させ
て凹所を有する突出つばをそれぞれ設け、該突出つばを
上記スリットに係合させてカバーをボデーに着脱可能に
装着するようにしたことを特徴とするエアクリーナのカ
バーの取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2567491U JP2541240Y2 (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | エアクリーナのカバーの取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2567491U JP2541240Y2 (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | エアクリーナのカバーの取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0557348U true JPH0557348U (ja) | 1993-07-30 |
JP2541240Y2 JP2541240Y2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=12172332
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2567491U Expired - Lifetime JP2541240Y2 (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | エアクリーナのカバーの取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2541240Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-03-26 JP JP2567491U patent/JP2541240Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2541240Y2 (ja) | 1997-07-16 |
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