JP2541240Y2 - エアクリーナのカバーの取付装置 - Google Patents

エアクリーナのカバーの取付装置

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JP2541240Y2
JP2541240Y2 JP2567491U JP2567491U JP2541240Y2 JP 2541240 Y2 JP2541240 Y2 JP 2541240Y2 JP 2567491 U JP2567491 U JP 2567491U JP 2567491 U JP2567491 U JP 2567491U JP 2541240 Y2 JP2541240 Y2 JP 2541240Y2
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JP
Japan
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cover
diameter portion
enlarged diameter
open end
air cleaner
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JP2567491U
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JPH0557348U (ja
Inventor
貴志 大前
清治 藤川
Original Assignee
株式会社テネックス
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は内燃機関用の円筒型エ
アクリーナにおけるカバーを簡単に着脱できるようにし
た取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】産業車両やトラクタ等の大型車両の内燃
機関に用いられるエアクリーナの一例を示せば図6,7
のとおりであり、一端開放の円筒型ボデー1は、他端部
周壁に接線状態に取付けられた入口パイプ1aと端壁中
心部に開口し機関の吸気管に接続される出口パイプ1b
を備え、出口パイプ1bには枠状をなすブリッジ5がボ
デー1内に張出して取付けられ、ボデー1内にはろ紙又
は不織布等のろ材を円筒状に形成し内側又は外側に多孔
筒を施したろ過エレメントeがブリツジ5を囲むように
配設され、エレメントeを定位置に保つように先端の盲
状の端板4とブリッジ5はボルトで結合されている。
【0003】また、ろ過エレメントeの入口パイプ側の
外周には案内筒3が同心状に配設され、ボデー1の開放
端には、使用状態において底部に当たる位置にダスト出
口2dを備えそこに吸気管側の脈動作用で開閉するゴム
製の排出弁8を取付けた深皿状のカバー2が互いのつば
を接して突き合せられ、ボデー1の開放側端部の周面三
方に設けられた耳片1cに回動自在に枢支されたクラン
プ金具6により密閉状態に掛止められている。
【0004】
【考案が解決しようとする問題点】上記円筒型のエアク
リーナはブラケットBを介して車体に横置きして使用さ
れるが、時間の経過によりろ過エレメントeが目詰まり
したときには、ボデー1からろ過エレメントeを取出し
てこれを清掃したり、新しいものと交換するようにして
いる。その際には、図示鎖線のようにカバー2を片手で
押さえながら他方の手で一つ一つのクランプ金具6の係
止解除と掛止めを行わなければならず、作業がやりにく
く、そして、再組付け時にはクランプ金具6が往々にし
て点線のようにボデー1の開放端にぶら下がってカバー
2の取付けに邪魔になり、これをいちいちボデー1上に
反転させてからでないとカバー2が取付けることができ
ず、作業が手間取つてしまい、また、三方又は四方のク
ランプ金具6を同時に操作しないで、一箇所ずつ締めて
いくと片寄りを生じ、カバーが取付け不良になってしま
う。
【0005】そこで、この考案はカバーの取付けにクラ
ンプ金具を必要としないで、作業がやり易く、手間取ら
ず、しかも取付け不良を起こさないようにすることを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案は上記目的達成
のために、一端が開放され、他端部に入口パイプと出口
パイプを有する円筒型のボデーの内部に筒状のろ過エレ
メントを収容し、ボデーの開放端にカバーを取付けるエ
アクリーナとして、円筒型ボデーの開放端に拡径部を形
成すると共に拡径部には複数の突出みぞ部を円周方向に
間隔をおいて設け、各突出みぞ部の開放端側から見て回
転方向同じ側の側壁から拡径部の周壁にかけて奥部に小
突子を有するスリットをそれぞれ設け、カバーの周辺部
にはボデーの各突出みぞに対向させて凹所を有する突出
つばをそれぞれ設け、これらの突出つばを拡径部のスリ
ットにそれぞれ係合させてカバーをボデーに着脱可能に
装着したことを特徴としている。
【0007】
【実施例】図1ないし図3はこの考案の一実施例を示す
ものであり、一端開放の円筒型のボデー11は他端部周
壁に接線状態に設けられた入口パイプ11aと他端壁の
中心部に開口し機関の吸気管に接続される出口パイプ1
1bを備え、出口パイプ11bには枠状をなしたブリッ
ジ15がボデー11内に開放端に向って張出して取付け
られ、ボデー11内にはろ紙又は不織布等のろ材を円筒
状に形成しその内側又は外側に多孔筒を嵌挿したろ過エ
レメントeがブリツジ15を囲むように配設され、先端
の盲状の端板14がブリッジ15にねじ止めされて一定
位置に保持されており、また、ろ過エレメントeの入口
パイプ側の外周には案内筒13が同心的に配設されてい
る。
【0008】そして、ボデー11の開放端は図2に示す
ようにカバーフランジ部12aを嵌合できるように若干
外方に段付けて広げられた拡径部16をなし、その拡径
部16には更に外方に伸びた所要の円周方向幅の突出み
ぞ部16aが複数(図示の例では3個)、円周方向に当
間隔に設けられ、それらの突出みぞ部16aの開放端側
から見て回転方向同じ側(図では時計方向周りの側)の
側壁から突出みぞ部16aの方向の周壁にかけて、突出
みぞ部16aの幅にほぼ等しい長さでカバーフランジ部
の肉厚より若干大きめのスリット16bがそれぞれ穿設
されており、各スリット16bの奥部には小突子16c
がそれぞれ設けられ、また、拡径部16の内側フランジ
部にはシールパッキング17が取付けられている。
【0009】一方、カバー12は周囲にフランジ12a
を有する深皿状のもので、使用時に底部となる位置にダ
スト出口12dを有すると共にそこにはゴム製の排出弁
18が取付けられており、そして、フランジ部12aに
はボデー11の突出みぞ部16aに対向する位置に、そ
のみぞ部16aに嵌合できる大きさの突出つば12bが
それぞれ設けられ、また、各突出つば12bにはボデー
拡径部16のスリット16bの小突子16cが係止する
凹所12cがそれぞれ形成されている。
【0010】このようなカバー12はフランジ部12a
上の各突出つば12bをボデー側の突出みぞ部16aに
合わせながらボデー11の拡径部16に嵌め合せられ、
次いで、カバー12は拡径部内のシールパッキング17
を圧迫しつつ矢印の時計方向に回動させられ、図3のよ
うに各突出つば12bが拡径部16に設けられた各スリ
ット16b内に入り込み、かつ各スリツト16bに設け
られた小突子16cが各つば12bに設けられた凹所1
2cにそれぞれ係合して、カバー12はボデー11に緊
密に取付けられている。
【0011】かくて、ボデー11とカバー12を一体に
したエアクリーナは前記のようにブラケットを介して車
体に横置きして使用されが、時間の経過により、ろ過エ
レメントeが目詰まりした際には、ボデー11に対しカ
バー12を反時計方向に力を入れて回転すれば、カバー
12のフランジ部上の各突出つば12bの凹所12cと
ボデー側拡径部16の各スリツト16bの小突子16c
との係合が解けると共に各突出つば12bがスリット1
6bから抜け出してそれぞれ突出みぞ部16a内に出る
ことになり、その状態でカバー12を引き戻せばボデー
11から容易に分離される。
【0012】そこで、ろ過エレメントeをブリッジ15
との結合を解いてボデー11から取出し、これを清掃す
るかまたは新しいものと交換し、その収容後に、ボデー
11の拡径部16に対しカバー12は上記のような手順
により再び緊密に組付けられる。この結合、分離はカバ
ー12を片手でつかんでの回動操作だけで簡単に行われ
る。
【0013】なお、図4はカバー12を深皿状でなく板
状とする一方、その突出つば12b及びボデー拡径部1
6における突出みぞ部16aを四方に設け、かつダスト
出口と排出弁18をボデー11側に設けるようにした変
更例を示すものであり、また、図5は深皿状のカバー1
2に中央ボス部12eを形成すると共にろ過エレメント
eの先端に弾性材からなる環状の端板14′を取付け、
ろ過エレメントeの先端部をブリッジによることなく、
カバー12の中央ボス部12eによって保持するように
した変更例を示すものである。ボデー11とカバー12
の結合部の構造は上述のものと変りない。更に、この考
案は縦向きのエアクリーナにも適用できる。
【0014】
【考案の効果】以上のようにこの考案は、内燃機関用の
円筒型エアクリーナにおけるカバーの取付装置として、
円筒型のボデーの開放端に拡径部を形成すると共に拡径
部には複数の突出みぞ部を円周方向に間隔をおいて設
け、各突出みぞ部の開放端側から見て回転方向同じ側の
側壁から拡径部の周壁にかけて奥部に小突子を有するス
リットをそれぞれ設け、また、カバーの周辺部にはボデ
ーの各突出みぞに対向させて凹所を有する突出つばをそ
れぞれ設け、この突出つばを拡径部のスリットに係合さ
せて、カバーをボデーに着脱可能に装着するようにした
ので、従来のように余分なクランプ金具を必要とせず、
カバーを単に回動させるだけの操作で簡単かつ容易にカ
バーをボデーに着脱させることができ、作業に手間取ら
ず、しかも各部の結合操作が同時に行われ、取付けが確
実でこれまでのように取付け不良を起す恐れなく、部品
点数も少なく低廉である等の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の断面図。
【図2】そのボデーの開放端からカバーを分離した状態
の斜視図。
【図3】ボデーの開放端にカバーを結合させた状態の一
部の斜視図。
【図4】変更例の一部の断面図。
【図5】他の変更例の断面図。
【図6】従来装置の断面図。
【図7】その左方から見た正面図。
【符号の説明】
11 ボデー 11a 入口パイプ 11b 出口パイプ 12 カバー 12a フランジ部 12b 突出つば 12c 凹所 16 拡径部 16a 突出みぞ部 16b スリット 16c 小突子 e ろ過エレメント

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が開放され、他端部に入口パイプと
    出口パイプを有する円筒型のボデーの内部に筒状のろ過
    エレメントを収容し、ボデーの開放端にカバーを取付け
    るエアクリーナにおいて、上記円筒型のボデーの開放端
    に拡径部を形成すると共に拡径部には複数の突出みぞ部
    を円周方向に間隔をおいて設け、各突出みぞ部の開放端
    側から見て回転方向同じ側の側壁から拡径部の周壁にか
    けて奥部に小突子を有するスリットをそれぞれ設け、ま
    た、カバーの周辺部にはボデーの各突出みぞに対向させ
    て凹所を有する突出つばをそれぞれ設け、該突出つばを
    上記スリットに係合させてカバーをボデーに着脱可能に
    装着するようにしたことを特徴とするエアクリーナのカ
    バーの取付装置。
JP2567491U 1991-03-26 1991-03-26 エアクリーナのカバーの取付装置 Expired - Lifetime JP2541240Y2 (ja)

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JPH0557348U JPH0557348U (ja) 1993-07-30
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