JP2514396Y2 - プラスチック製エアクリ―ナ - Google Patents
プラスチック製エアクリ―ナInfo
- Publication number
- JP2514396Y2 JP2514396Y2 JP1988072928U JP7292888U JP2514396Y2 JP 2514396 Y2 JP2514396 Y2 JP 2514396Y2 JP 1988072928 U JP1988072928 U JP 1988072928U JP 7292888 U JP7292888 U JP 7292888U JP 2514396 Y2 JP2514396 Y2 JP 2514396Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plastic
- plate
- filter element
- annular
- air cleaner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本願は、内燃機関などの吸気系に用いられるエアクリ
ーナ、特にプラスチック製エアクリーナに関する。
ーナ、特にプラスチック製エアクリーナに関する。
［従来の技術］ 一般に、エアクリーナは、吸入出口を設けたケース内
に、濾過体を気密に配設して成るものである。従来、ケ
ースは、金属製のものが用いられていたが、軽量化を図
るためにプラスチック製のものも用いられるに至ってい
る。その例を示すと、たとえば実開昭55-163463号公報
のように、合成樹脂製のケースと同じくキャップとの間
にガスケットを介してエレメント（濾過体）を配設し、
ケースとキャップの中央部に金属製のシャフトを挿設
し、ウィングナットにより、これらを一体的に締着した
構造のものである（上記公報の第５図）。
に、濾過体を気密に配設して成るものである。従来、ケ
ースは、金属製のものが用いられていたが、軽量化を図
るためにプラスチック製のものも用いられるに至ってい
る。その例を示すと、たとえば実開昭55-163463号公報
のように、合成樹脂製のケースと同じくキャップとの間
にガスケットを介してエレメント（濾過体）を配設し、
ケースとキャップの中央部に金属製のシャフトを挿設
し、ウィングナットにより、これらを一体的に締着した
構造のものである（上記公報の第５図）。
［考案が解決しようとする課題］ エレメントの上端は、ガスケットを介してキャップ内
周に当接し、エレメントの下端は、ガスケットを介して
ケース内周に当接しており、それらの間のシールは、シ
ャフトとウィングナットにより締付けられることによ
り、確保されている。しかしながら、キャップとケース
は、合成樹脂製であるから、経時変化が大であり、永久
歪を生起し易い。これは、キャップとケースとを上記の
ように、ウイングナットにより締付ける構造のものの場
合、顕著となる。永久歪が生じると、前記ガスケットと
エレメントとの間に隙間を形成させ、シール効果を損う
結果となる。
周に当接し、エレメントの下端は、ガスケットを介して
ケース内周に当接しており、それらの間のシールは、シ
ャフトとウィングナットにより締付けられることによ
り、確保されている。しかしながら、キャップとケース
は、合成樹脂製であるから、経時変化が大であり、永久
歪を生起し易い。これは、キャップとケースとを上記の
ように、ウイングナットにより締付ける構造のものの場
合、顕著となる。永久歪が生じると、前記ガスケットと
エレメントとの間に隙間を形成させ、シール効果を損う
結果となる。
［課題を解決するための手段］ 中央部に立下がり環状フランジを設けたプラスチック
製上蓋板と円筒状のプラスチック製ボディの上開放端と
を連結し、該ボディの下開放端と、外周に複数の取付け
フランジを有しておりさらに環状のエレメントガイド壁
を有するとともにその内側にエレメント受座を設けたプ
ラスチック製下蓋板とを、取付けフランジにボルトを設
けて連結し、ボディ内に、上下端板間に濾紙を配設して
成り上端板の内周壁面に環状パッキングを保持したフィ
ルタエレメントを配設し、フィルタエレメントの下端板
を上記エレメント受座上に載置し、環状パッキングを上
蓋板の立下り環状フランジの外周に当接させ、フィルタ
エレメントの下端外周をエレメントガイド壁の内方に位
置させた構成としたものである。
製上蓋板と円筒状のプラスチック製ボディの上開放端と
を連結し、該ボディの下開放端と、外周に複数の取付け
フランジを有しておりさらに環状のエレメントガイド壁
を有するとともにその内側にエレメント受座を設けたプ
ラスチック製下蓋板とを、取付けフランジにボルトを設
けて連結し、ボディ内に、上下端板間に濾紙を配設して
成り上端板の内周壁面に環状パッキングを保持したフィ
ルタエレメントを配設し、フィルタエレメントの下端板
を上記エレメント受座上に載置し、環状パッキングを上
蓋板の立下り環状フランジの外周に当接させ、フィルタ
エレメントの下端外周をエレメントガイド壁の内方に位
置させた構成としたものである。
［作用］ フィルタエレメントの上下端板を押圧するような締付
力は、生ぜず、プラスチック製上下蓋板を変形させな
い。フィルタエレメントのシールは、該エレメント内周
と上蓋板の立下り環状フランジとの間および下蓋板のエ
レメント受座とこの上に載置するフィルタエレメントの
下端板との間でなされる。フィルタエレメントは、下蓋
板のエレメントガイド壁と、エレメントガイド部の立下
り環状フランジとの間に保持される。
力は、生ぜず、プラスチック製上下蓋板を変形させな
い。フィルタエレメントのシールは、該エレメント内周
と上蓋板の立下り環状フランジとの間および下蓋板のエ
レメント受座とこの上に載置するフィルタエレメントの
下端板との間でなされる。フィルタエレメントは、下蓋
板のエレメントガイド壁と、エレメントガイド部の立下
り環状フランジとの間に保持される。
［実施例］ 第１図は、本考案のプラスチック製エアクリーナであ
り、プラスチック製のケーシング１内に、フィルタエレ
メント２を配設して成る。ケーシング１は、円筒状のボ
ディ３と該ボディの上下に設けられた上下蓋板４、５と
で形成される。ボディ３は、表面に入口管18および複数
の条溝６、６…が設けられており、上開放端に内方フラ
ンジ７が設けられる。上蓋板４は、外周フランジ８から
内方に伸びる出口管部９とエレメントガイド部10とを有
している。エレメントガイド部10は、中央部に、下方に
向け垂下する立下り環状フランジ10aを有し、さらにそ
の外周の環状板部10bに、下方に突出する環状突部10cを
有している。下蓋板５は、だいたいにおいてディスク状
のものであり、外周に複数の取付けフランジ5aを有し、
その内周側にエレメントガイド壁5bを有している。5c
は、パッキング5f受溝である。下蓋板５の外周面には、
リブ5dが設けられている。エレメントガイド壁5bの、す
ぐ内側には、環状のエレメント受座5eが形成される。フ
ィルタエレメント２は、多孔内筒11の周りにひだ折り濾
紙12を配設したものの上下端に上下端板13、14を取付け
た構造のものである。上端板13は、中央開口22の外周に
内外周壁15、16を有し、内周壁15の壁面に環状パッキン
グ17が保持される。
り、プラスチック製のケーシング１内に、フィルタエレ
メント２を配設して成る。ケーシング１は、円筒状のボ
ディ３と該ボディの上下に設けられた上下蓋板４、５と
で形成される。ボディ３は、表面に入口管18および複数
の条溝６、６…が設けられており、上開放端に内方フラ
ンジ７が設けられる。上蓋板４は、外周フランジ８から
内方に伸びる出口管部９とエレメントガイド部10とを有
している。エレメントガイド部10は、中央部に、下方に
向け垂下する立下り環状フランジ10aを有し、さらにそ
の外周の環状板部10bに、下方に突出する環状突部10cを
有している。下蓋板５は、だいたいにおいてディスク状
のものであり、外周に複数の取付けフランジ5aを有し、
その内周側にエレメントガイド壁5bを有している。5c
は、パッキング5f受溝である。下蓋板５の外周面には、
リブ5dが設けられている。エレメントガイド壁5bの、す
ぐ内側には、環状のエレメント受座5eが形成される。フ
ィルタエレメント２は、多孔内筒11の周りにひだ折り濾
紙12を配設したものの上下端に上下端板13、14を取付け
た構造のものである。上端板13は、中央開口22の外周に
内外周壁15、16を有し、内周壁15の壁面に環状パッキン
グ17が保持される。
上蓋板４の外周フランジ８とボディ３の内方フランジ
７とが、リベット止め18aされ、ボディ３の下開放端に
下蓋板５がボルト締めされ、ケーシング内にハウジング
を形成させる。下蓋板５とボディ３とは、連結板20を介
してボルト19とリベット21により連結される。フィルタ
エレメント２は、その上端板13が上蓋板４の環状突部10
cに当接し、上端板13の内周壁15に設けられた環状パッ
キング17が上蓋板４の立下り環状フランジ10aの外周に
当接し、さらに下端板14が下蓋板５のエレメント受座5e
上に載置し、フィルタエレメント２の下端外周は、エレ
メントガイド壁5bの内方のハウジング内に位置する。
７とが、リベット止め18aされ、ボディ３の下開放端に
下蓋板５がボルト締めされ、ケーシング内にハウジング
を形成させる。下蓋板５とボディ３とは、連結板20を介
してボルト19とリベット21により連結される。フィルタ
エレメント２は、その上端板13が上蓋板４の環状突部10
cに当接し、上端板13の内周壁15に設けられた環状パッ
キング17が上蓋板４の立下り環状フランジ10aの外周に
当接し、さらに下端板14が下蓋板５のエレメント受座5e
上に載置し、フィルタエレメント２の下端外周は、エレ
メントガイド壁5bの内方のハウジング内に位置する。
上下蓋板４、５およびボディ３は、たとえばポリプロ
ピレンのようなプラスチック材で形成される。
ピレンのようなプラスチック材で形成される。
エアは、ボディ３の入口管18から流入し、フィルタエ
レメント２を流通して、上蓋板４の出口管部９へ流出す
る。この間に、エア中のダストは、濾過される。
レメント２を流通して、上蓋板４の出口管部９へ流出す
る。この間に、エア中のダストは、濾過される。
上下蓋板４、５は、センタボルトにより締付けられて
いないから、変形する可能性は小さいが、仮りに上蓋板
４が変形し上端板13と環状突部10cとの間が離反して
も、環状パッキング17によりシールは保たれる。また、
下蓋板５とフィルタエレメント２の下端板14との間のシ
ールは、下蓋板５の変形によらず、確保される。すなわ
ち、フィルタエレメント２がエレメント受座5eに載置
し、フィルタエレメント２の自重により間隙は形成され
ず、またエレメントガイド壁により水平方向へ大きく移
動しないためである。
いないから、変形する可能性は小さいが、仮りに上蓋板
４が変形し上端板13と環状突部10cとの間が離反して
も、環状パッキング17によりシールは保たれる。また、
下蓋板５とフィルタエレメント２の下端板14との間のシ
ールは、下蓋板５の変形によらず、確保される。すなわ
ち、フィルタエレメント２がエレメント受座5eに載置
し、フィルタエレメント２の自重により間隙は形成され
ず、またエレメントガイド壁により水平方向へ大きく移
動しないためである。
［効果］ 以上のように、本考案のエアクリーナは、パッキング
のシール部に締付力が加わらない構造を有するものであ
るから、ケーシングがプラスチック製であるにもかかわ
らず、変形により生ずるシール不良をもたらさない。
のシール部に締付力が加わらない構造を有するものであ
るから、ケーシングがプラスチック製であるにもかかわ
らず、変形により生ずるシール不良をもたらさない。
第１図は、本考案のプラスチック製エアクリーナ断面図
である。 ２……フィルタエレメント、３……ボディ ４……上蓋板、５……下蓋板 10a……立下り環状フランジ 13……上端板、17……環状パッキング
である。 ２……フィルタエレメント、３……ボディ ４……上蓋板、５……下蓋板 10a……立下り環状フランジ 13……上端板、17……環状パッキング
Claims (1)
- 【請求項１】中央部に立下がり環状フランジを設けたプ
ラスチック製上蓋板と円筒状のプラスチック製ボディの
上開放端とを連結し、該ボディの下開放端と、外周に複
数の取付けフランジを有しておりさらに環状のエレメン
トガイド壁を有するとともにその内側にエレメント受座
を設けたプラスチック製下蓋板とを、取付けフランジに
ボルトを設けて連結し、ボディ内に、上下端板間に濾紙
を配設して成り上端板の内周壁面に環状パッキングを保
持したフィルタエレメントを配設し、フィルタエレメン
トの下端板を上記エレメント受座上に載置し、環状パッ
キングを上蓋板の立下り環状フランジの外周に当接さ
せ、フィルタエレメントの下端外周をエレメントガイド
壁の内方に位置させたプラスチック製エアクリーナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988072928U JP2514396Y2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | プラスチック製エアクリ―ナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988072928U JP2514396Y2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | プラスチック製エアクリ―ナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01176739U JPH01176739U (ja) | 1989-12-18 |
| JP2514396Y2 true JP2514396Y2 (ja) | 1996-10-16 |
Family
ID=31298081
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988072928U Expired - Lifetime JP2514396Y2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | プラスチック製エアクリ―ナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2514396Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE9011419U1 (de) * | 1990-08-06 | 1990-10-11 | Filterwerk Mann & Hummel Gmbh, 7140 Ludwigsburg | Ansaugluftfilter für die Verbrennungskraftmaschine eines Fahrzeugs |
| DE4024898A1 (de) * | 1990-08-06 | 1992-02-13 | Mann & Hummel Filter | Ansaugluftfilter fuer die verbrennungskraftmaschine eines fahrzeugs |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS597576U (ja) * | 1982-07-07 | 1984-01-18 | ソニー株式会社 | 端子接続装置 |
| JPS59141150U (ja) * | 1983-03-11 | 1984-09-20 | 株式会社土屋製作所 | 端板内部シ−ルのエアクリ−ナ |
-
1988
- 1988-05-31 JP JP1988072928U patent/JP2514396Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01176739U (ja) | 1989-12-18 |
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