JPS5852365Y2 - エアクリ−ナのアウトレツトチユ−ブ接続装置

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【考案の詳細な説明】本考案は、濾過されていない空気がアウトレットチュー
ブへ流れてし普うのを防止するようにした、エアクリー
ナのアウトレットチューブ接続装置に関する。

例えば、オートバイのエアクリーナにあっては。

そのアウタケース内にフィルタ素子を保持したフィルタ
ホルダを配設し、該フィルタ素子を通過した空気が、気
化器へ連なるアウトレットチューブへ導入されるように
なっている。

そして、従来は、とのエアクリーナとアウトレットチュ
ーブとを接続するのに、フィルタホルダの吐出口をアウ
タケースのチューブ接続口内周に比較的きつく嵌合させ
、該チューブ接続口外周は、アウトレットチューブを嵌
合させると共にこれをクランプ止めしたものとなってい
た。

しかしながら、この従来のものにあっては、上記吐出口
内周と接続口外周との気密が確実でないため、アウタケ
ースとフィルタホルダとの間に形成される空間内にある
空気がフィルタ素子を通過しないでその嵌合間隙よりア
ウトレットチューブ内に侵入してしまい、好ましくない
という問題があった。

本考案は上記問題点を解消した接続装置を提体すること
を目的とする。

以下に本考案の実施例を図面に基いて説明する。

第１図において、１はエアクリーナのアウタケース、２
はこの内部に配設されたフィルタホルダであり、該両者
１と２とは、例えばフィルタホルダ２に埋設した袋ナツ
ト３及び図示を略す取付ボルトを利用して、所定の位置
関係で一体化される。

そして、この所定の位置関係において、ケース１の壁面
に開口したチューブ接続口１ａに対して、外周がこれよ
りも若干小径とされたホルダ２の吐出口２ａが臨むよう
になっている。

４は弾性体からなるアウトレットチューブで、その一端
部（図中右端部）は後述するようにして両部材１と２と
に接続され、他端部は図示を略す気化器に接続されるよ
うになっている。

このチューブ４の一端部は他の部分よりも肉厚とされ、
その外周に形成した周回り方向に伸びる環状の溝４ａ内
に、ケース１のチューブ接続口１ａの内周縁が密に嵌合
している。

また、チューブ４の一端部内周は若干大径とさね、この
大径部内周に、ホルダ２の管状とされた吐出口２ａが密
に嵌合し。

該吐出口２ａの開口端面がチューブ４の内周端部４ｂに
圧接して、ケース１とホルダ２との間に形成される空間
Ａとチューブ４内との間がシールされる。

前記空間Ａとチューブ４内のシールを確実に行うため、
チューブ４の一端部側開目端縁には、第２図にも示すよ
うにその周回り方向に伸びる環状のリップ部４ｃが形成
され、該リップ部４ｃがホルダ２の外周壁に圧着されて
いる。

なお、図中５は、ホルダ２内に保持されたフィルタ素子
である。

上記構成にかいて、ケース１内に導入された空気は、ホ
ルダ２の流入口２ｂよりフィルタ素子５を通過し、ここ
で濾過され後、吐出口２ａを経てチューブ４内に導入さ
れる。

このとき、内周端部４ｂとリップ部４ｃとにより、チュ
ーブ４と吐出口２ａとの接続部分が確実にシールされて
いるので、濾過されていない空間Ａ内の空気がチューブ
４内にそのまま導入されをことはない。

なお、チューブ接続口１ａとチューブ４とのシール性は
格別高く要求されないので、リップ部なしで互いに嵌合
させるだけで十分である。

本考案は以上述べたことから明らかなように、アウメケ
ース内の空気が濾過されないままアウトレットチューブ
内に導入されるのを完全に防止できるので、濾過効率の
向上を図れる。

また、シールはアウトレットチューブに形成したリップ
部で行うので、別途シール部材を用いる必要がなく、コ
ストアップを伴うことな〈実施できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案装置の断面図、第２図はアウトレットチ
ューブの外観図である。１・・・・・・アウメケース、１ａ・・・・・・チュー
ブ接続口、２・・・・・・フィルメホルダ、２ａ・・・
・・・吐出口、４・・・・・・アウトレットチューブ、
４ｃ・・・・・・リップ部。

【実用新案登録請求の範囲】