JPS5910380Y2 - エヤクリ−ナのフイルタ保持装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、小型エンジン等に用いるエヤク１−ナのフ
ィルタ保持装置の改良に関する。

一般に、エヤクリーナに筒状のフィルタを用いる場合に
は、筒状のフィルタの両端に添板を接着剤等を用いて添
着し、一方の添板をクリーナ外筐内の所定位置に当て、
他方の添板をビス止めする等によって固定している。

フィルタは、交換、又は清掃を要し、添板を設けるので
は、高価につき、製造コストも高い。

この考案は、かかる点に鑑み改善したもので、以下図面
に示す本考案の実施例について説明する。

クリーナ外筐１は、合戒樹脂で或形し、出口２に連なる
円筒状の保持筒３を一体に設けるとともに、その基端外
周部に保持筒の軸線方向先端側に開口する環状溝１ａを
一体的に形或する。

保持筒３には、両端を残して多数のスリット４を設ける
。

クリーナ外筐１の外端には、入口５及び吸入通路６を設
けたクリーナ蓋体７を被着する。

クリーナ蓋体７も合或樹脂で戊形するもので、内側に内
板８を設けてビス９で涸定する。

内板８の中央は、保持筒３の先端に嵌合する形状にして
あり、さらにその外周部にはクリーナ外筐１の環状溝１
ａと対向する環状溝８ａが形或してある。

そこで、上記保持筒３に円筒状でスポンジ等の多孔体で
作ったフィルタ１０を外嵌し、その一端を環状溝１ａに
嵌合せしめた後、クリーナ蓋体７をクリーナ外筐に被着
し、フィルタ１０の他端を内板８の環状溝８ａに嵌合せ
しめ、上記クリーナ蓋体７をクリーナ外筐１にナット１
１で涸定する。

しかして、空気は、人口５から吸入通路６を通って、ク
リーナ外筐１内に入り、フィルタ１０で枦過された清浄
空気は、スリット４を通って保持筒３の内側に入って出
口２に流れる。

フィルタ１０は、両端部分で、保持筒３の基部とクリー
ナ外筐１の底及び、内板８に押し当てて、シールされる
と共に抜止めできる。

以上説明したように、この考案は、クリーナ外筐の内方
に、出口に連なり、周面にスリットを有する円筒状の保
持筒を一体的に形或し、クリーナ蓋体の内側に内板を設
け、円筒状のフィルタを保持筒に挿入し、フィルタの両
端を保持筒の基端外周に形或され保持筒の軸線方向先端
側に開口する環状溝および内板に形或された環状溝にそ
れぞれ嵌挿して、上記フィルタを挾持して保持するよう
にしたので、フィルタの両端に添板を設ける必要がなく
安価にできる。

又、フィルタの両端は挾持されてシールが保てると共に
抜け外れることもない。

そして、クリーナ外筐、クリーナ蓋体、内板は、何れも
合或樹飛で戒形できると形状で、安価にでき、部品点数
も少くて、大巾なコスＩ・ダウンができる。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示し、第１図は縦断面図、第２
図は第１図Ａ−Ａ矢視横断面図である。 １・・・クリーナ外筐、２・・・出口、３・・・保持筒
、４・・・スリツ１・、７・・・クリーナ蓋体、８・・
・内板、１０・・・フィルタ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. クリーナ外筐の内方に、出口に連なり周面にスノットを
   有する円筒状の保持筒を一体的に形戒するとともにクリ
   ーナ蓋体の内側に内板を設け、円筒状のフィルタを保持
   筒に外嵌し、フィルタの両端を、保持筒の基端外周に形
   威され保持筒の軸線方向先端側に開口する環状溝および
   内板に形或された環状溝にそれぞれ嵌挿して、上記フィ
   ルタの両端を挾持して保持するようにしたことを特徴と
   するエヤクリーナのフィルタ保持装置。