JPH061220Y2 - エアクリーナ用フィルタエレメント - Google Patents
エアクリーナ用フィルタエレメントInfo
- Publication number
- JPH061220Y2 JPH061220Y2 JP1988143480U JP14348088U JPH061220Y2 JP H061220 Y2 JPH061220 Y2 JP H061220Y2 JP 1988143480 U JP1988143480 U JP 1988143480U JP 14348088 U JP14348088 U JP 14348088U JP H061220 Y2 JPH061220 Y2 JP H061220Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter element
- filter medium
- air cleaner
- filter
- outer cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、内燃機関等のエアクリーナに用いられるフィ
ルタエレメントに関する。
ルタエレメントに関する。
[従来の技術] 従来、断面が略菊花状となるようにひだ折り形成された
中空筒状の濾材のその内周部に多孔内筒を、外周部には
多孔外筒(プロテクター)を夫々濾材に当接するように
配置し、上下の各端面を端板により密閉したエアクリー
ナ用フィルタエレメントは知られている。
中空筒状の濾材のその内周部に多孔内筒を、外周部には
多孔外筒(プロテクター)を夫々濾材に当接するように
配置し、上下の各端面を端板により密閉したエアクリー
ナ用フィルタエレメントは知られている。
[考案が解決しようとする課題] 上記のようなフィルタエレメントは、省スペース化の要
請に伴って、フィルタサイズが小型化される傾向があ
る。
請に伴って、フィルタサイズが小型化される傾向があ
る。
しかし、フィルタサイズを小型化すると、ダストによる
フィルタの目づまりも早くなり、一定の通気抵抗値に達
するまでの経過時間が短かくなる。すなわち、商品寿命
が短かくなってしまう。
フィルタの目づまりも早くなり、一定の通気抵抗値に達
するまでの経過時間が短かくなる。すなわち、商品寿命
が短かくなってしまう。
本考案者らは、フィルタエレメントの商品寿命の短期化
を防止すべく鋭意研究の結果、前記した従来のフィルタ
エレメントの濾材外周部(空気の流入側)の構造に改良
を加えることにより、商品寿命が長くなることを見出
し、本考案の完成に至ったものである。
を防止すべく鋭意研究の結果、前記した従来のフィルタ
エレメントの濾材外周部(空気の流入側)の構造に改良
を加えることにより、商品寿命が長くなることを見出
し、本考案の完成に至ったものである。
[課題を解決するための手段] すなわち、本考案は、断面略菊花状にひだ折り形成され
た中空筒状の濾材(1)の内周部に多孔内筒(2)を、
外周部に多孔外筒(3)を同軸的に配置し、上下端面を
端板(4,5)により密閉したエアクリーナ用フィルタ
エレメントにおいて、前記多孔外筒(3)の内周面に、
濾材外周部に当接する膨出部(3a)を周方向に連続的
又は断続的に形成して、濾材外周部と多孔外筒の間に空
隙(6)を設けたエアクリーナ用フィルタエレメントで
ある。
た中空筒状の濾材(1)の内周部に多孔内筒(2)を、
外周部に多孔外筒(3)を同軸的に配置し、上下端面を
端板(4,5)により密閉したエアクリーナ用フィルタ
エレメントにおいて、前記多孔外筒(3)の内周面に、
濾材外周部に当接する膨出部(3a)を周方向に連続的
又は断続的に形成して、濾材外周部と多孔外筒の間に空
隙(6)を設けたエアクリーナ用フィルタエレメントで
ある。
[実施例] 以下、本考案に係るエアクリーナ用フィルタエレメント
の一実施例を図面に基いて説明する。
の一実施例を図面に基いて説明する。
濾材は、濾紙や不織布等からなり、断面が略菊花状とな
るようにひだ折り形成されており、全体として中空筒状
体に構成されている。
るようにひだ折り形成されており、全体として中空筒状
体に構成されている。
濾材1の内周部には、その内周線に沿うように、円筒状
の多孔内筒2が設けられている。濾材1の外周部には、
多孔外筒3が、前記多孔内筒3と同軸的に配置するよう
に設けられている。そして、濾材1、多孔内筒2、多孔
外筒3によって形成される上下端面は、端板4、5によ
り密閉されて、フィルタエレメントを構成し、ケース
(図示せず)内に収容され、内燃機関等に装着される。
の多孔内筒2が設けられている。濾材1の外周部には、
多孔外筒3が、前記多孔内筒3と同軸的に配置するよう
に設けられている。そして、濾材1、多孔内筒2、多孔
外筒3によって形成される上下端面は、端板4、5によ
り密閉されて、フィルタエレメントを構成し、ケース
(図示せず)内に収容され、内燃機関等に装着される。
流体は、矢印に示すように濾材外周側から内周側に向か
って濾過され、端板4の中央孔4a(端板5にも中央孔
を形成してもよい)を通って内燃機関等へ供給される。
って濾過され、端板4の中央孔4a(端板5にも中央孔
を形成してもよい)を通って内燃機関等へ供給される。
そして前記多孔外筒3には、その内方に向かって膨出部
3aが円周方向に形成されており、該膨出部3aが濾材
1の外周部に当接して、濾材1の外周部と多孔外筒3の
間に空隙6が形成されている。膨出部3aは、全周にわ
たり連続的に形成せずに断続的に形成してもよく、ま
た、その数は特に制限されるものではない。
3aが円周方向に形成されており、該膨出部3aが濾材
1の外周部に当接して、濾材1の外周部と多孔外筒3の
間に空隙6が形成されている。膨出部3aは、全周にわ
たり連続的に形成せずに断続的に形成してもよく、ま
た、その数は特に制限されるものではない。
濾材1と多孔外筒3の間の空隙6は、濾材1の大きさ等
により適宜変更し得るが、自動車の内燃機関に装着され
るフィルタエレメントの場合、通常4〜12mm程度が
好ましく、直径20〜30cmのフィルタエレメントに
ついては8mm程度のものが特に好ましい。試験(JI
S自動車用エアクリーナ試験方法D1612による)を
行ったところ、濾材高さ253mm、ひだ山の数115
個、濾過面積25603cm2の濾材(濾紙)に471
gの粘性油を塗布した湿式タイプのフィルタを、多孔内
筒及び外筒間に内装(多孔内筒径125mm、多孔外筒
径229mm)し、空隙6を8mmとしたフィルタエレ
メントにあっては、通気抵抗増加量ΔP=100mmA
pにおける経過時間は115分であり、従来例によるも
のが55分であったのに対し、2倍強のライフ延長が認
められた。また、乾式タイプのフィルタについても略同
等の効果を奏することが認められた。
により適宜変更し得るが、自動車の内燃機関に装着され
るフィルタエレメントの場合、通常4〜12mm程度が
好ましく、直径20〜30cmのフィルタエレメントに
ついては8mm程度のものが特に好ましい。試験(JI
S自動車用エアクリーナ試験方法D1612による)を
行ったところ、濾材高さ253mm、ひだ山の数115
個、濾過面積25603cm2の濾材(濾紙)に471
gの粘性油を塗布した湿式タイプのフィルタを、多孔内
筒及び外筒間に内装(多孔内筒径125mm、多孔外筒
径229mm)し、空隙6を8mmとしたフィルタエレ
メントにあっては、通気抵抗増加量ΔP=100mmA
pにおける経過時間は115分であり、従来例によるも
のが55分であったのに対し、2倍強のライフ延長が認
められた。また、乾式タイプのフィルタについても略同
等の効果を奏することが認められた。
なお、このように、通気抵抗増加量ΔPに対する経過時
間の大幅な延長が実現されるのは、多孔外筒3を通過し
たダストを含む流体が、空隙6中をある程度自由に流通
することができるので、従来のものと異なり、濾材1と
多孔外筒3との接触部におけるダストの堆積や濾材の目
づまりなどが生じにくいためであると推定される。
間の大幅な延長が実現されるのは、多孔外筒3を通過し
たダストを含む流体が、空隙6中をある程度自由に流通
することができるので、従来のものと異なり、濾材1と
多孔外筒3との接触部におけるダストの堆積や濾材の目
づまりなどが生じにくいためであると推定される。
[考案の効果] 本考案に係るエアクリーナ用フィルタエレメントは、多
孔外筒内周面に、濾材外周部に当接する膨出部を形成し
て濾材外周部と多孔外筒の間に空隙を設けるだけで、商
品寿命を飛躍的に向上させることができるので、その効
果は極めて大きい。
孔外筒内周面に、濾材外周部に当接する膨出部を形成し
て濾材外周部と多孔外筒の間に空隙を設けるだけで、商
品寿命を飛躍的に向上させることができるので、その効
果は極めて大きい。
しかも、濾材外周部と多孔外筒の間の空隙を形成するの
に治具を用いる必要がないので、製造組立も頗る容易で
ある。さらに多孔外筒の膨出部によって濾材が確実に支
持されるので、保形性にも優れるという利点を有する。
に治具を用いる必要がないので、製造組立も頗る容易で
ある。さらに多孔外筒の膨出部によって濾材が確実に支
持されるので、保形性にも優れるという利点を有する。
図面は本考案に係るエアクリーナ用フィルタエレメント
の実施例の縦断面図である。 1…濾材、2…多孔内筒、3…多孔外筒、3a…膨出
部、4…上端板、5…下端板
の実施例の縦断面図である。 1…濾材、2…多孔内筒、3…多孔外筒、3a…膨出
部、4…上端板、5…下端板
Claims (1)
- 【請求項1】断面略菊花状にひだ折り形成された中空筒
状の濾材(1)の内周部に多孔内筒(2)を、外周部に
多孔外筒(3)を同軸的に配置し、上下端面を端板
(4、5)により密閉したエアクリーナ用フィルタエレ
メントにおいて、前記多孔外筒(3)の内周面に、濾材
外周部に当接する膨出部(3a)を周方向に連続的又は
断続的に形成して、濾材外周部と多孔外筒の間に空隙
(6)を設けたことを特徴とするエアクリーナ用フィル
タエレメント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988143480U JPH061220Y2 (ja) | 1988-11-04 | 1988-11-04 | エアクリーナ用フィルタエレメント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988143480U JPH061220Y2 (ja) | 1988-11-04 | 1988-11-04 | エアクリーナ用フィルタエレメント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0266214U JPH0266214U (ja) | 1990-05-18 |
JPH061220Y2 true JPH061220Y2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=31410345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988143480U Expired - Lifetime JPH061220Y2 (ja) | 1988-11-04 | 1988-11-04 | エアクリーナ用フィルタエレメント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH061220Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0213065Y2 (ja) * | 1981-03-26 | 1990-04-11 |
-
1988
- 1988-11-04 JP JP1988143480U patent/JPH061220Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0266214U (ja) | 1990-05-18 |
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