JPH02180607A - 洗浄液用濾過装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は主に超音波洗浄機や高圧洗浄機等の配管途中に
て洗浄液中の粗粒子等の不純物を濾過捕集する洗浄液用
濾過装置に関する。

（従来の技術） 一般に、超音波洗浄機や高圧洗浄機等における洗浄槽と
貯溜タンクとの間の洗浄液循環回路の配管途中には、ポ
ンプの手前に配して洗浄液中の粗粒子等の不純物を濾過
捕集する洗浄液用濾過装置が設けられる。こうした洗浄
液用濾過装置の従来例としては、第３図に示す如くＹ型
ケース１内にストレーナ２を差込んでねじ式に締付は装
着したものが多い。そのストレーナ２は第４図に示す如
く多数の孔３ａを開けた金属板３を筒状に加工し、これ
に六角頭部４ａ付きヘッダ４を固着した構成である。ま
た第５図に示す如くＴ型ケース５内に前記同様のストレ
ーナを装着した構成のものもある。

（発明が解決しようとする課題） ところで、前述した従来の洗浄液濾過装置では、いずれ
においても、ストレーナ２の孔３ａが直径３１程度と大
きく、ｙ１粒子不純物の透過が避けられない。一方糸状
の不純物の捕獲はある程度容易であるが、全体的に孔３
ａの開口率が低く濾過面積が小さいので目詰りを起こし
易い。この為にストレーナ２の洗浄等のメンテナンスの
頻度が高い問題があった。

また、そのメンテナンスの際のストレーナ２のケース１
に対する脱着がスパナ等の工具を必要として面倒であっ
た。第５図のＴ型ケース５内のストレーナの脱着におい
ても同様である。

本発明は前記事情に鑑みなされ、粗粒子不純物の捕獲性
能のアップと共に、ストレーナ使用期間の延長並びにメ
ンテナンスの容易化が図れる洗浄液用濾過装置を提供す
ることを目的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 本発明の洗浄液用濾過装置では、前記目的を達成するた
めに、ストレーナは、多数の通液孔を有した内筒コアの
外周に金属網をプリーツ状に多数折曲して囲設し、且つ
その軸方向一端に閉塞形エンドキャップを、他端に液流
通口付きエンドキャップを被着した構成とし、前記ケー
スは、内部に前記ストレーナを収納し両端接続口が前記
配管と接続される直管形で且つ周壁の半周部が締結錠に
よりワンタッチ的に開閉可能な蓋とされた構成であると
共に、内部一端側に前記ストレーナの一端側の閉塞形エ
ンドキャップを接続口から離間する状態に他端側に押圧
保持する弾性支持具を有し、内部他端側に前記ストレー
ナの他端側の液流通口付きエンドキャップを該液流通口
が接続口と液密に接続する状態に受けるシール材を有し
たことを特徴とする。

（作用） 前記構成により、本発明の洗浄液用濾過装置では、スト
レーナに金属網を使用するので、その金属網の市販品か
らの選択により孔径を自由に選定できて、洗浄液中の１
１ｔｉ子不純物の捕獲性能のアップが可能となると共に
、その開口率が高い金属網を内筒コアの外周にプリーツ
状に多数折曲して囲設したので、濾過面積を大幅に拡大
することができて、不純物の捕獲効率のアップが図れ、
且つ長期間目詰りを起こさず使用できて、ストレーナの
洗浄等のメンテナンスの頻度を下げることができるよう
になる。しかもケースが直管形であるので圧力損失が低
く、且つそのケースの周壁の半周部が締結錠によりワン
タッチ的に開閉可能な蓋とされているので、該ケース内
に対するストレーナの脱着が工具を使わず簡便にできて
、メンテナンスが非常に容易となると共に、ケース内に
収納したストレーナを弾性支持具とシール材とで両端側
から支持してリーク発生などの不都合をも無くせるよう
になる。

（実施例） 以下本発明の一実施例を第１図及び第２図により説明す
る。先ず図中１０はストレーナ、２０はそのストレーナ
１０を収納する直管形のケースで、超音波洗浄機や高圧
洗浄機等における洗浄槽と貯溜タンクとの間の洗浄液循
環回路の配管途中にインライン状に介在する状態に接続
して設置される。

ここで前記ストレーナ１０は、多数の通液孔１１ａを有
した内筒コア１１の外周に金属網１２をプリーツ状に多
数折曲して囲設し、且つその軸方向一端に閉塞形エンド
キャップ１３を、他端に液流通口１４ａ付きエンドキャ
ップ１４を被着した構成である。なお前記ストレーナ１
０の金属網１２は市販品の中から適当な孔径のものを選
択し、これを複数枚重ねた状態でプリーツ状（波状）に
多数折曲して円筒状とした構成で、非常に開口率が高い
と共に濾過面積が非常に大きいものである。

またこのストレーナ１０の両端の閉塞形エンドキャップ
１３と液流通口１４ａ付きエンドキャップ１４とはそれ
ぞれ熱可塑性樹脂成形品で、これらキャップ１３．１４
を一部熱溶融して前記内筒１１及び金属網１２の両端に
圧接することで一切接着剤を使用せずに溶着されている
。

一方、前記ケース２０は、内部に前記ストレーナ１０を
収納し得る直管形で、両端板２１．２２とこの相互間に
嵌着した円筒体２３とからなる。

その両端板２１．２２には前記洗浄液循環回路の配管に
接続する接続口２１ａ、２２ａが突出形成されている。

また前記円筒体２３の周壁の上半周部が下半部と分割さ
れて開閉可能なＩｆ　２３　ａとされている。つまりこ
の蓋２３ａは周方向一端縁側が図示しない蝶番等の複数
のヒンジにより下半部に開閉可能に枢着されていると共
に、他端縁側が各種用途に広く利用されている公知の雌
雄一対ずつの締結錠２４ａ、２４ｂによりワンタッチ的
に開いたり閉じたりできるようにされている。なおこの
蓋２３ａが閉成時に接合する両端板２１゜２２の段状面
と円筒体２３の下半部上端面にはそれぞれガスケットの
如きシール材２５が設けられて液洩れを防げるようにな
っている。

また前記ケース２０の内部には、この一端側の端板２１
内面にビス２６により止め付けて弾性支持具板２７が取
付けられている。この弾性支持具２７は略Ｃ字形状に折
曲された板ばねであって、先端面でもって前記ストレー
ナ１０の一端側の閉塞形エンドキャップ１３を接続口２
１ａから離間する状態に他端側に押圧保持すると共に、
同先端面中央部に位置決め用丸孔２７ａを有し、これに
前記ストレナ１０の一端側エンドキャップ１３の中央か
ら突出した凸部１３ａが嵌合することで、該ストレーナ
１０の一端側がセンター合せされるようになっている。

また前記ケース２０の内部他端側には前記ストレーナ１
０の他端側の液流通口１４ａ付きエンドキャップ１４を
受止めるパツキンの如き環状シール材２８が取付けられ
、これにエンドキャップ１４の外側環状四部１４ｂが嵌
るようにして当接することで、ストレーナ１０の他端側
がセンター合せさられると同時に液流通口１４ａが接続
口２２ａと液密に接続する状態となる構成である。

而して、前述した構成の洗浄液用濾過装置では、一方の
配管よりケース２０の一端側接続口２１ｇを介し流入し
て来た洗浄液は、該ケース２０内全周に回り、そこから
ストレーナ１０のプリーツ状の金属網１３の孔を外周か
ら内周に向は通り、その際に液中の不純物が該金属網１
３に濾過捕集される。これで清浄化された洗浄液は内筒
コアト２内より液流通口１４ａからケース２０他端側の
接続口２２ａを介して他方の配管に流出して行くように
なる。

こうした濾過捕集の際、ストレーナ１０に金属網１３を
使用しているので、その金属網の孔径が自由に選定でき
て、洗浄液中の粗粒子不純物の捕獲性能のアップが図れ
ると共に、その金属網１３は非常に開口率が高く、しか
も内筒コア１２の外周にプリーツ状に多数折曲して囲設
しているので、濾過面積が大幅に拡大でき、従来のスト
レーナより不純物の捕獲効率のアップが図れると共に、
長期間目詰りを起こさず使用できて、ストレーナの洗浄
等のメンテナンスの頻度を下げることができるようにな
る。しかもケース２０が直管形であるので圧力損失が低
く、且つそのケース２０の周壁の上半周部が蓋２３ａと
されて、締結錠２４ａ。

２４ｂによりワンタッチ的に開閉できるので、該ケース
２０内に対するストレーナ１０の脱着が工具を使わず簡
便にできて、メンテナンスが非常に容易となる。また当
然であるが、ケース２０内に収納したストレーナ１０は
弾性支持具２７とシール材２８とで両端側から支持され
て、リーク発生などの不都合を生じることがないと共に
、その弾性支持具２７とシール材２８とでストレーナ１
０が位置決めされてケース２０内に対するセンター合せ
（中心出し）が同時に行ない得て非常に簡便となる。

〔発明の効果〕

本発明は前述の如く構成したため、洗浄液中の粗粒子不
純物の捕獲性能のアップと共に、ストレーナ使用期間の
延長並びにメンテナンスの容品化が図れる非常に簡便且
つ高性能な洗浄液用濾過装置を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す濾過装置の蓋開放状態
の斜視図、第２図は同蓋閉じ状態の断面図、第３図は従
来例を示すＹ形・ケースの斜視図、第４図は同じ〈従来
例を示すストレーナの斜視図、第５図は他の従来例を示
すＴ形ケースの斜視図である。 １０・・・ストレーナ、１１・・・内筒コア、１１ａ・
・・通液孔、１２・・・金属網、１３・・・閉塞形エン
ドキャップ、１４・・・エンドキャップ、１４　ａ　−
１゜液流通口、２０・・・ケース、２１．２２・・・両
端板、２１ａ、２２ａ・・・接続口、２３・・・円筒体
、２３　ａ−・・蓋、２４ａ、２４ｂ−・・締結錠、２
７　、、。 弾性支持具、２８・・・シール材。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 超音波洗浄機や高圧洗浄機等の配管途中にストレーナを
   ケースに収納した状態で設置して洗浄液中の粗粒子等の
   不純物を濾過捕集する洗浄液用濾過装置において、前記
   ストレーナは、多数の通液孔を有した内筒コアの外周に
   金属網をプリーツ状に多数折曲して囲設し、且つその軸
   方向一端に閉塞形エンドキャップを、他端に液流通口付
   きエンドキャップを被着した構成とし、前記ケースは、
   内部に前記ストレーナを収納し両端接続口が前記配管と
   接続される直管形で且つ周壁の半周部が締結錠によりワ
   ンタッチ的に開閉可能な蓋とされた構成であると共に、
   内部一端側に前記ストレーナの一端側の閉塞形エンドキ
   ャップを接続口から離間する状態に他端側に押圧保持す
   る弾性支持具を有し、内部他端側に前記ストレーナの他
   端側の液流通口付きエンドキャップを該液流通口が接続
   口と液密に接続する状態に受けるシール材を有したこと
   を特徴とする洗浄液用濾過装置。