JPS6235883Y2 - - Google Patents

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JPS6235883Y2
JPS6235883Y2 JP1982150086U JP15008682U JPS6235883Y2 JP S6235883 Y2 JPS6235883 Y2 JP S6235883Y2 JP 1982150086 U JP1982150086 U JP 1982150086U JP 15008682 U JP15008682 U JP 15008682U JP S6235883 Y2 JPS6235883 Y2 JP S6235883Y2
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adsorption
adsorption element
casing
internal combustion
air cleaner
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JP1982150086U
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【考案の詳細な説明】 本考案は内燃機関用蒸発燃料吸着型エアクリー
ナに関するものであり、詳細には吸気多岐管内及
び気化器浮子室の空隙室等に充満し大気中へ散逸
しようとする蒸発燃料を防止する吸着エレメント
の改良に関するものである。
従来公知のものとして実開昭55−158268号公報
に記載されたものがあり、これを第1図に示す。
インレツト3はキヤツプ2に設けられており、キ
ヤツプ2とアウトレツト15とを有するケース4
はシールリング5を介してクランプ等により外周
部数箇所で締めつけて内外のシール性を確保して
いる。空気中に含まれる塵埃、砂塵等を除去する
過エレメント7はキヤツプ2とケース4との間
にシールリング6を介して設置されている。その
内部に他のエレメント9が蒸発燃料吸着エレメン
ト用として設置されている。この吸着エレメント
9は、キヤツプ2とケース4との間において数個
の金具14、この金具14と対になつているシー
ル13−及びシールリング8とを介して締めつけ
られている。エアクリーナ1はポルト10、シー
ルワツシヤ12、ナツト11にて内燃機関側に取
り付けられる。
以上の構成のエアクリーナの機能を以下に示
す。内燃機関が運転状態に在る場合には、インレ
ツト3より吸引された空気は上流側の過エレメ
ント7を通過した後に通路16または下流側の吸
着エレメント9を通りアウトレツト15を介して
内燃機関側に供給される。この際、吸入空気中に
含まれる塵埃・砂塵等は上流側の過エレメント
7にて過除去される。
又、今まで運転状態にあつた内燃機関が停止状
態に入ると、その機関熱により、燃料が蒸発し、
ひいては空気溜た室17内に流入して充満し、2
つのエレメント7,9を介してインレツト3より
大気中へ散逸しようとするが、吸着エレメント9
は例えば活性炭素繊維をひだ折りした構造である
ため、蒸発燃料はこのエレメント9で吸着回収さ
れることになる。よつて、大気中へ散逸するのは
膨張した空気のみであり、大気汚染、異臭等種々
の弊害を防止することができる。なお、再び内燃
機関が運転状態に入ると、機関吸着負圧により吸
入される機関要求量の空気によつて、機関の停止
状態時吸着エレメント9により吸着した蒸発燃料
は強制的に脱離され機関に供給されるために、燃
料の浪費を防止することが可能であり、この際吸
着エレメント9の吸着能力は再び復活する。
しかしながら上記の従来の構成の場合には以下
の欠点がある。
蒸発燃料は重力の影響を受けて概略円注状の吸
着エレメント9の下層部を通過しようとするた
め、蒸発燃料の大部分は下層部に集中する結果と
なり、上層部の材は未使用となり吸着エレメン
トの脱着能力を充分に発揮することができない。
本考案は上記の欠点を解消するために、空気清
浄用過エレメントおよび蒸発燃料吸着用エレメ
ントをエアクリーナケーシング内に収容した内燃
機関用蒸発燃料吸着型エアクリーナにおいて、前
記吸着エレメントは、外方に向かつて伸びる多数
の環状波部分を有し、該波部分が外方に向かうに
従つて軸線に対し下方へ傾斜した構成であり、か
つ前記吸着エレメントはその中心部および外周部
に取付部を備えており、該吸着エレメントは前記
中心部および外周部を介して前記ケーシング内に
支持され、これによつて前記吸着エレメントと、
前記ケーシングの底部内壁との間に、周りが閉鎖
された空気溜り室を形成したことにより、蒸発燃
料が前記吸着エレメントに吸着される際に、重力
の影響を受けても該吸着エレメントの能力を充分
に発揮することができる吸着効率の優れた内燃機
関用蒸発燃料吸着型エアクリーナを提供すること
を目的とする。
以下本考案を実施例にて説明する。第2図は本
考案の一実施例を示すものであり、エアクリーナ
18はボルト19とウイングナツト20とシール
ワツシヤ21にて内燃機関の気化器(図は省略)
に固定される。インレツト22はキヤツプ23に
古設されている。このキヤツプ23とケース24
とはリング状ガスケツト25を挟持して内外の気
密性を保つ構造になつている。
蒸発燃料吸着用軸流型エレメント30の中央部
のフランジ部30a、リング状ガスケツト31、
およびキヤツプ23は前述のボルト19、ウイン
グナツト20、及びシールワツシヤ21により支
柱26の間で挟持される構造となつている。な
お、支柱26は円筒状で周囲に数個の開口26a
を備えている。一方、概略リング状の過エレメ
ント27はキヤツプ23とケース24との間にガ
スケツト28,29を介して挟持される。なお、
ガスケツト29は吸着エレメント30の端板30
bの周りに嵌着してある。図中、33は気化器に
通ずる空気溜り室であり、吸着エレメント30の
吸着部分fとケース24の底部内壁との間に形成
してある。
上記吸着エレメント30の具体的構造例を説明
する。即ち、エレメント30の吸着部30cは次
の構造になつている。第3図のごとく、全体とし
て扇形形状の、活性炭素繊維を含む材301を
有し、この材301に円弧状の折り線が筋付け
してある。これは、各折り線の間隔をl−m,n
−o,p−q,r−s,t−rは同じ長さとし、
一方m−n,o−p,q−r,s−t,u−vは
同じ長さとしてかつ上記l−m,n−o,p−
q,r−s,t−uより長くしてある。
この材301を各折り線で屈曲し樹脂302
で両端を接合すると第4図のごとく、吸着部30
cの外方に向つて伸びる多数の環状波部分30g
の頂部列と底部列とが互いに平行で、しかも吸着
部30cの軸線に対し下方に傾斜することにな
る。
かかる構造を有した吸着部30cは、第5図の
ごとく、その内周側は中央に取付孔30dを設け
た円板状の端板30eが接着固定され、外周側は
上記したリング状端板30bが接着固定されてい
る。従つて、吸着エレメント30はその端板30
b,30eを介してキヤツプ23およびケース2
4内に支持され、このエレメント30とケース2
4の内壁との間に周りが閉鎖された前記空気溜り
室が形成されているのである。
上記構成において次に作動を説明する。非清浄
空気はインレツト22より入り、過エレメント
27を通過し清浄にされる。この清浄になつた空
気は吸着エレメント30を通過し、円筒状支柱2
6の開口26a、アウトレツト32を経て気化器
に至る。
一方、内燃機関の運転停止後、その熱により気
化器の浮子室に充満した蒸発燃料はアウトレツト
32、支柱26の開口26aを経て吸着エレメン
ト30の下方の空気溜り室33内に入る。この溜
り室33内の蒸発燃料は吸着エレメント30の吸
着部30cにおける蒸発燃料の吸着部分30fは
吸着部30cの平面リング状部であり、その表面
積は非常に大きく、またその吸着部分30fは全
体が上記溜り室33に面しているため、従つて蒸
発燃料を確実に吸着部30cに吸着させることが
できる。
第6図は過エレメント27を前記実施例にお
ける吸着エレメント30と同様の構造(第4図)
とした本考案の他の実施例を示すものである。こ
の実施例によれば、過エレメント27を第4図
と同構造の軸流構造としたため、この過エレメ
ント27の下流の吸着エレメント30の径寸法を
拡大でき(第2図と第6図との比較)、従つて吸
着エレメント30の吸着面積をより増大できる。
なお、過エレメント27の内側端板27aは、
吸着エレメント30の内側端板30eとともに支
柱26に固定され、また過エレメント27の外
側端板27bおよび吸着エレメント30の外側端
板30bはガスケツト34,35を介してキヤツ
プ23とケース24との間に挟持される。
なお、本考案は上述の実施例に限定されず、次
のごとく種々の変形が可能である。
(1) 吸着エレメント30は、一般の紙に粒状活
性炭を接着剤で付着させた吸着部材で構成する
こともできる。
(2) 過エレメント27、吸着エレメント30の
構造は、平板と波板とを交互に積層し、これを
巻芯の周りに渦巻状に巻回した従来公知の構造
のものでもよい。なお、平板と波板とは接着剤
で接着する(例えば、米国特許第2599604号明
細書、実公昭57−27535号公報のごとき構造の
もの)。
(3) 更に両エレメント27,30としてプレス成
形などによる同心円状の複数のヒダ山を有する
構造(例えば特公昭45−6234参照)のものでも
よい。
以上述べたように、本考案によれば、空気清浄
用過エレメントおよび蒸発燃料吸着用エレメン
トをエアクリーナケーシング内に収容した内燃機
関用蒸発燃料吸着型エアクリーナにおいて、前記
吸着エレメントは、外方に向かつて伸びる多数の
環状波部分を有し、該波部分が外方に向かうに従
つて軸線に対し下方へ傾斜した構成であり、かつ
前記吸着エレメントはその中心部および外周部に
取付部を備えており、該吸着エレメントは前記中
心部および外周部を介して前記ケーシング内に支
持され、これによつて前記吸着エレメントと、前
記ケーシングの底部内壁との間に、周りが閉鎖さ
れた空気溜り室を形成したから、次に列挙する効
果を奏する。
(1) 吸着エレメントは外方に向かつて伸びる多数
の環状波部分を有しているために吸着表面積が
大きく、かつ吸着エレメントはその前記多数の
環状波部分が吸着エレメントの軸線に対し外方
に向かつて下方へ傾斜した構成であり、蒸発燃
料がその比重によりケーシング下方に溜つても
吸着エレメントの下方に傾斜した部分で蒸発燃
料との接触を図ることができる。従つて吸着エ
レメントの蒸発燃料に対する接触面積が増大
し、吸着エレメントの表面積を有効に利用して
蒸発燃料を確実に吸着できる。
(2) 吸着エレメントはその中心部および外周部に
取付部を有していて、この取付部を介してケー
シング内に支持され、吸着エレメントとケーシ
ングの底部内壁との間に周りが閉鎖された空気
溜り室を形成したから、従来のリング状の吸着
エレメントのように該吸着エレメントの上方が
開放されておらず、蒸発燃料の量が増大して吸
着エレメントの上方の空間を経て吸着エレメン
トをバイパスして流出することがなく、蒸発燃
料を空気溜り室に閉じ込めることができる。従
つて、該空気溜り室に閉じ込められた蒸発燃料
は確実に吸着エレメントに吸着され、該吸着エ
レメントをバイパスしての流出を防ぐことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す断面図、第2図は本考案
の一実施例を示す断面図、第3図は第2図の吸着
エレメントを構成する材を示す展開図、第4図
は第3図の材により構成した吸着部を示す部分
破断斜視図、第5図は吸着エレメントを示す斜視
図、第6図は本考案の他の実施例を示す断面図で
ある。 23……キヤツプ、24……ケース、27……
過エレメント、30……吸着エレメント。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空気清浄用過エレメントおよび蒸発燃料吸着
    用エレメントをエアクリーナケーシング内に収容
    した内燃機関用蒸発燃料吸着型エアクリーナにお
    いて、前記吸着エレメントは、外方に向かつて伸
    びる多数の環状波部分を有し、該波部分が外方に
    向かうに従つて軸線に対し下方へ傾斜した構成で
    あり、かつ前記吸着エレメントはその中心部およ
    び外周部に取付部を備えており、該吸着エレメン
    トは前記中心部および外周部を介して前記ケーシ
    ング内に支持され、これによつて前記吸着エレメ
    ントと、前記ケーシングの底部内壁との間に、周
    りが閉鎖された空気溜り室を形成したことを特徴
    とする内燃機関用蒸発燃料吸着型エアクリーナ。
JP15008682U 1982-10-01 1982-10-01 内燃機関用蒸発燃料吸着型エアクリ−ナ Granted JPS5954740U (ja)

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US6699310B2 (en) 2001-12-26 2004-03-02 Toyoda Boshoku Corporation Evaporative fuel adsorbing member and air cleaner

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JP6760023B2 (ja) 2016-11-30 2020-09-23 トヨタ紡織株式会社 内燃機関の筒形エアクリーナ
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