JPH0557046U - パワーショベル用キャブの窓構造 - Google Patents

パワーショベル用キャブの窓構造

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JPH0557046U
JPH0557046U JP11301791U JP11301791U JPH0557046U JP H0557046 U JPH0557046 U JP H0557046U JP 11301791 U JP11301791 U JP 11301791U JP 11301791 U JP11301791 U JP 11301791U JP H0557046 U JPH0557046 U JP H0557046U
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window glass
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 旋回時に外部障害物と接触する恐れがなく、
かつ視界性を良くしたもの。 【構成】 キャブ1の一側の窓ガラス面2の一部を隣合
う他側に屈曲により延設して他側の窓ガラス面3と近接
させ、両窓ガラス面2,3を一致させたもの。 【効果】 従来のようにガラス面に枠がなくなって視界
が十分に取れ、また、表面に突起物がないため旋回時に
外部障害物と接触する恐れもなくなる。さらに一側の窓
ガラス面と他側のガラス面が連続するように接近した状
態に置かれていることによりデザイン上一体感が表現さ
れ、外観上も極めて斬新なものとなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は建設機械のキャブに係り、特にパワ−ショベル用キャブの窓構造に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来から建設機械、特にパワ−ショベルのキャブ21の構造は、例えば、図6 に斜視で示すような形状になっており、窓についても他面へのつながりがなく、 それぞれの面で独立した窓を形成している。つまり左側面22や後面23の窓2 4,25はそれぞれ独立して適宜サイズのものが使用されているから、左側面2 2と後面23の窓同士は離間状態となって一体感がないようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述のような構造では、図7に断面を示すように壁面26の縁とガラス27の 縁の枠部にHゴム28を使用して結合しているが、Hゴム28は大きく横幅も広 いため、突起部分28aが狭隘場所における旋回時に外部障害物と接触する恐れ あり、また、視界を広くできず、その上、Hゴム28を使用を使用することでデ ザイン的にも新規性に乏しいものとなっていた。
【0004】 本考案はこれに鑑み、旋回時に外部障害物と接触する恐れがなく、かつ視界性 を良くしたパワ−ショベル用キャブの窓構造を提供して従来技術の持つ欠点の解 消を図ることを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術の問題点を解決する手段として本考案の請求項1はキャブの一側 の窓ガラス面の一部を隣合う他側に屈曲により延設して他側の窓ガラス面と近接 させ、両窓ガラス面を一致させたことを特徴とし、請求項2は請求項1において 前記他側の窓ガラス面を開閉自在としたことを特徴とする。
【0006】
【作用】
上記構成によれば、従来のHゴムのようなガラス枠がないから、旋回時に外部 障害物に接触する恐れがなくなり、かつ視界性は向上する。
【0007】
【実施例】
図1は本考案にかかるパワ−ショベル用キャブの窓構造の一実施例を示す斜視 図、図2は図1のA−A断面、図3は図1のB−B断面、図4は図3のP部詳細 図である。
【0008】 以下、本考案を図1乃至図4に示す一実施例を参照して説明する。本考案の請 求項1はキャブ1の一側の窓ガラス面2の一部を隣合う他側に屈曲により延設し て他側の窓ガラス面3,4と近接させ、両窓ガラス面2,3,4を一致させたも ので構成され、請求項2は前記他側の窓ガラス面3を開閉自在としたもので構成 されている。
【0009】 図1に示した実施例はキャブ1の左側および後側の場合で、左側の窓ガラス面 2は、図2に示すように後側の一部が屈曲して後側の窓ガラス面3,4に近接し た状態に前部はセンタピラ−5により、後部はリヤピラ−6により支持されてい る。そして左側の前部に設けた窓ガラス面7はセンタピラ−5にヒンジ8を介し て支持されている。また、後側の窓ガラス面3,4は図3に示す実施例では上下 に設けられており、下部の窓ガラス面4は下端がキャブ1の下部取付面1a側に 接触するように屈曲して接着材等を介して固定されている。これに対して上部の 窓ガラス面3は開閉ができるように図4に示した構造が取られている。すなわち 、キャブ1の上部取付面1bに設けたヒンジ9の一側9aに、窓ガラス面3の上 部に沿って貫通した複数個のピン孔にピン10をパッキン11を介して取付け、 その内側よりピン10に設けられたねじ孔にビス12を締めつけてパッキン11 と窓ガラス面3を締付け固定する。したがって窓ガラス面3はキャブ1に対して ヒンジ9の回りに開閉可能となる。一方、ヒンジ9の他側9bはキャブ1に固定 され、端部にはシ−ル13が、窓ガラス面3を閉じた時に全周が接触できるよう に設けられている。ここで窓ガラス面3の固定ロックについては説明を省略する が、公知のガスダンパ等により行える。又、図5に示す様にヒンジ9の代りにU 字形のバネ鋼15を用いても良い。
【0010】 つぎに作用を説明する。本考案ではキャブの外周に従来のHゴムのような突起 物を設けてないから旋回しても外部障害物に接触する恐れがなくなり、破損し難 くなる。また、窓ガラス面を大きくしたために視界性もよくなる。
【0011】 なお、本考案は実施例において後側の窓ガラス面を上が開閉式とし、下を固定 式とした場合を説明したが、上下を一体の上下の開閉式としても良く、また、ヒ ンジを横に設けて左右の開閉式とすることもできる。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、請求項1においてキャブの一側の窓ガラス面の 一部を隣合う他側に屈曲により延設して他側の窓ガラス面と近接させ、両窓ガラ ス面を一致させると共に、請求項2において前記他側の窓ガラス面を開閉自在と したから、従来のようにガラス面に枠がなくなって視界が十分に取れ、また、表 面に突起物がないため旋回時に外部障害物と接触する恐れもなくなり、開閉も構 造が簡単でスム−ズに行える。さらに一側の窓ガラス面と他側のガラス面が連続 するように接近した状態に置かれていることによりデザイン上一体感が表現され 、外観上も極めて斬新なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるパワ−ショベル用キャブの窓構
造の一実施例を示す斜視による説明図である。
【図2】図1のA−A断面を示す平面の説明図である。
【図3】図1のB−B断面を示す側面の説明図である。
【図4】図3のP部詳細を示す説明図である。
【図5】図4の他の実施例を示す説明図である。
【図6】従来のキャブの窓の一例を示す斜視による説明
図である。
【図7】従来のキャブの窓枠を示す断面による説明図で
ある。
【符号の説明】
1 キャブ 2 左側の窓ガラス面 3 後側上の 〃 4 後側下の 〃

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャブの一側の窓ガラス面の一部を隣合
    う他側に屈曲により延設して他側の窓ガラス面と近接さ
    せ、両窓ガラス面を一致させたことを特徴とするパワ−
    ショベル用のキャブ窓構造。
  2. 【請求項2】 前記他側の窓ガラス面を開閉自在とした
    ことを特徴とする請求項1記載のパワ−ショベル用のキ
    ャブ窓構造。
JP11301791U 1991-12-27 1991-12-27 ガラス壁体構成のパワーショベル用キヤブ Expired - Lifetime JP2544743Y2 (ja)

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