JPH0556724A - 匍匐植物保護材 - Google Patents

匍匐植物保護材

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JPH0556724A
JPH0556724A JP24670591A JP24670591A JPH0556724A JP H0556724 A JPH0556724 A JP H0556724A JP 24670591 A JP24670591 A JP 24670591A JP 24670591 A JP24670591 A JP 24670591A JP H0556724 A JPH0556724 A JP H0556724A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 植生面を自動車等の踏圧で固められず、歩行
感を良好にし、かつランナーの延び出し領域を確保し、
加えて雑草の延びを鈍化させること。 【構成】 下部主枠を、基枠と、その上面に縦横に並べ
て立設した複数の保護柱1と、保護柱1に囲まれた保護
空間で基枠の表裏を貫通させた開口部と、基枠の隣接す
る二辺に構成した結合雄部7と、他の隣接する二辺の保
護柱1であって、結合雌部を兼ねさせた保護柱1とで構
成する。上記下部主枠上に載置する上部補助枠を、上記
保護柱1と対応する位置関係の複数の筒柱4であって、
前記保護柱1とそれぞれ昇降自在に嵌合し得る筒柱4
と、上記筒柱4の上部を相互に結合する上フレーム及び
下部を相互に結合する下フレームとで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊園地、公園、病院、
運動用施設又はその他の種々の施設に於いて芝生等の匍
匐植物を植生する領域で、それらの匍匐植物を人や自動
車等の踏圧から保護する匍匐植物保護材に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】匍匐植物保護材は、本発明者の提案に係
るもので、大きく分けて二つのタイプがあり、一つのタ
イプは、格子状フレームの各交点に筒状部を構成したも
のであり、芝生等の匍匐植物を植生した領域に、それら
の上から敷設して、人の踏圧から芝生等の匍匐植物を保
護するものである。もう一つのタイプは、格子状の基板
部材の全交点にそれぞれ円筒状の踏圧突起を立設し、か
つそれらの各隣接する踏圧突起間には上記基板部材から
立ち上げたリブを構成してなるものであり、所定の領域
を掘り下げ又は掘り下げないで、これらをその領域に連
設配置し、配置した匍匐植物保護材の踏圧突起の間に土
壌を客土し、かつ敷き均し、次いでその上部から芝生等
の匍匐植物の植付厚み分約1cm程度の土壌をすき取り、
若干の化成肥料を投入後、芝生等の匍匐植物をその上に
載せ、ローラー等により転圧して前記踏圧突起間に押し
込んで植え付けるものである。踏圧突起の間に植え付け
られた芝生等の匍匐植物は、踏圧突起により、自動車や
人の踏圧から保護されることとなる訳である。即ち、前
者は、歩行者のように比較的軽い踏圧から保護するタイ
プのものであり、後者は自動車のように重量の大きなも
のの踏圧から保護するタイプのものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来例
のうちの後者の問題点を解決しようとするものである。
後者の匍匐植物保護材は、これによって、初めて自動車
等の重量物の踏圧から匍匐植物を保護し得るようになっ
たもので、それ故、初めて芝生等の匍匐植物を植生した
駐車場等を提供し得ることとなったものでもある。その
意味で、極めて画期的なものであると云うことができ
る。しかしこの匍匐植物保護材では、匍匐植物の植生さ
れる土壌面が踏圧突起の上面と同一高さ又は若干下方程
度とならざるを得ず、その結果、自動車等の踏圧は主と
して踏圧突起が受けているものではあるが、同時に匍匐
植物の植生面もある程度までは押し固められざるを得な
い。本発明は、上記の問題点を解決することを主たる目
的とし、加えて、匍匐植物の植生領域で、雑草類の成長
を防止し、かつランナーの四方への延び出しを容易にす
ることを目的とするものでもある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の構成の要旨とす
るところは、下部主枠を、上下に貫通する複数の開口部
を平面から見て平均に配して構成した基枠と、上記基枠
上に立設した複数の保護柱であって、それらの間に各々
匍匐植物を保護する保護空間を形成すべく平面から見て
平均に配した保護柱とで構成し、上部補助枠を、少なく
とも前記保護柱の一部とは上下対応して位置する複数の
筒柱であって、それらの間に各々補助保護空間を形成す
べく配した筒柱と、上記筒柱の上部を相互に結合する上
フレームと、上記筒柱の下部を相互に結合する下フレー
ムとで構成し、前記下部主枠上に、前記上部補助枠を、
前者の保護柱に対応する後者の筒柱を昇降自在に外装さ
せつつ載置した匍匐植物保護材である。
【0005】前記基枠は、例えば、格子状又はハニカム
状等の枠体として構成し、それらの枠体中の方形又はハ
ニカム状の隙間を前記開口部とすることができる。また
は前記基枠は、板材で構成し、上記板材に前記開口部と
して、複数の円形又は方形等の孔を、前記のように、平
面から見て平均に穿設する構成とすることもできる。即
ち、必要な前記構成要素を有する限り自由な構成とする
ことができる。また前記保護柱は、その形状を問わな
い。円柱状、角柱状、円筒状、角筒状、あるいは横断面
十字状の柱その他を自由に採用することができる。当然
その配置は、平面から見て平均に、例えば、基枠として
格子状の部材を採用した場合には、格子の交点相当位置
とする。ハニカム状の部材を採用した場合には、その六
角形の各屈曲部に立設配置する、等である。なお上記保
護柱の形状に対応させて、後述するように、前記筒柱の
形状も定める。前記保護空間は、例えば、前記したよう
に、格子状の基枠の交点に保護柱を立設する構成を採用
した場合は、各格子に於ける四隅の四本の保護柱に囲ま
れて構成される。ハニカム状の部材であれば、各ハニカ
ム空間の周囲の六角形の各屈曲部の六本の保護柱に囲ま
れて構成される。
【0006】前記筒柱は、前記保護柱と同数のそれを平
面から見た位置関係で対応させて配置するのが適当であ
るが、保護柱より少数であっても差し支えない。少数の
場合は、各位置から平均に間引し、残った筒柱を平面か
ら見た位置関係で保護柱と対応させる。この筒柱は、前
記保護柱に外装可能な筒状に構成する。保護柱が円柱状
であれば、これを昇降自在に外装できる円筒状に構成す
る。保護柱の上端外周及び筒柱の下端内周にはそれぞれ
ストッパを構成し、筒柱の最上昇状態でこれが保護柱か
ら離脱しないようにして置くのが適当である。なお上記
筒柱の上端から下端までの高さ寸法は概ね10mm程度が
適当である。前記上フレームと下フレームとは、植物の
延び出しを妨げない隙間を充分に有する構成とする。上
フレームには、平面から見た前記筒柱の間に、リング状
踏圧部を構成しても良い。
【0007】なお前記下部主枠には、必要に応じて、そ
の外周に、隣接する相互を連結する結合雄部及び結合雌
部をそれぞれ対応関係を持たせて構成する。前記上部補
助枠も、同様で、必要に応じて、その外周に結合雄部及
び結合雌部をそれぞれ対応関係を持たせて構成すること
ができる。
【0008】
【作用】本発明は、以上のように構成したので、次のよ
うに使用することができる。例えば、対象領域を掘り下
げ、又は掘り下げないで、その領域中に先ず砕石を敷き
詰めて最下部に砕石層を造成する。その上に必要に応じ
て山砂を入れ、上面が平坦な山砂層を造成する。上記山
砂層上に、多数の前記下部主枠を連設配置する。隣接す
る相互は、それを構成した場合には、それぞれの結合雄
部と結合雌部とにより結合する。そうした上で、敷設し
た下部主枠の保護柱間に黒土又は真砂土等を客土し、そ
れらを敷き均し、次いで保護柱の上端から10mm程度の
客土をすき取り、若干の化学肥料等を施す。その後、そ
れらの全面に匍匐植物、例えば、芝生を載せ、ローラー
で転圧して保護柱の間に圧入する。更に若干の目砂を施
す。
【0009】この後、前記敷設済の下部主枠の上に各々
上部補助枠をセットする。下部主枠の各保護柱に上部補
助枠の各筒柱を昇降自在に外装することでセットするも
のである。しかして上記上部補助枠は、下部主枠中に植
え付けられた芝生等の匍匐植物の上又は植付面に載る状
態となる。こうして前記芝生等の匍匐植物は、前記匍匐
植物保護材の下部主枠及び上部補助枠により、その上方
を歩行する歩行者、駐車し又は走行する自動車等の踏圧
から保護されることとなる。
【0010】先ず歩行者等の比較的軽い踏圧は上記上部
補助枠によって受け止められる。上部補助枠は、その下
フレームが、前記のように、芝生等の匍匐植物の上又は
その植付面に載っている状態になっており、歩行者がこ
の上を歩行すると、その踏圧は、先ず上フレームで受け
止められ、これが筒柱を通じて前記下フレームに伝達さ
れる。上記芝生等の匍匐植物及びその植付面には、上記
のように、下フレームが当接しており、上記踏圧に見合
う分だけ、これが上記匍匐植物の植付面を押し下げつつ
降下することとなる。しかして前記上部補助枠は、この
匍匐植物保護材上を歩く歩行者の踏圧を、それ全体に分
散し、下フレームの部分でだけ匍匐植物の植付面に伝達
し、他の部分の植付面に伝えないことにより、全体とし
て植付面の固化を避け、匍匐植物の保護を図るものであ
る。また上記上部補助枠は、匍匐植物の植付面の弾力性
により、若干の昇降動作が生じ、このことにより柔らか
な歩行感を得ることができるものである。なお上記上部
補助枠は、前記したように、その筒柱が下部主枠の保護
柱に昇降自在に外装しているので、昇降自在であること
は言うまでもない。
【0011】自動車等の重量車両が、この匍匐植物保護
材上を走行し、または駐車する場合は、前記上部補助枠
は、その重量により、その下部の下フレームが匍匐植物
の植付面に沈み込むことで、下部主枠中に収容状態とな
り、前者の筒柱の上端及び上フレームの上端が後者の保
護柱の上端とほぼ同一高さになる。こうして上記自動車
等の重量車両の踏圧は、上記保護柱で受け止められるこ
ととなり、上部補助枠に代わって下部主枠が受けること
となる訳である。下部主枠は、前記したように、その保
護柱間の保護空間内に匍匐植物を植え付けるものである
ので、上記自動車等の踏圧を保護柱が受け止めることが
できれば、植付面に固化等の問題が生じる虞は存在しな
い。踏圧は、更に下部主枠を通じてその下部の砕石層等
で受け止められる。自動車等が通過し、または駐車位置
から移動すれば、前記上部補助枠は、植付面の弾力性に
より上昇し、概ね、元の位置まで復帰する。
【0012】しかして匍匐植物は、成長した葉又は茎
が、前記保護柱の上方、更には上部補助枠の上方に延び
出る結果として、それらが自動車又は歩行者の踏圧を受
ける可能性はあるが、それらの植付面が踏み固められる
ことがないので、長期間に渡って良好な成育状態を保持
することができるものである。更に別な面からは、匍匐
植物は、そのランナー等が上部補助枠の上フレームと下
フレームとの間の補助保護空間を自由に延びて進行する
ことができるし、匍匐植物の植付面では上部補助枠によ
り太陽光が入りにくくなるので、雑草の成長が鈍化する
利点もある。
【0013】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の一実施例を説明
する。特に図5及び図6に示したように、下部主枠を構
成する。平面から見てほぼ正方形の基枠に、縦横に並べ
て円筒状の保護柱1、1…を立設構成する。縦横に五列
五行に並べる訳である。またこのように立設した保護柱
1、1…間を平面から見て格子状になるように基枠上に
立ち上げたリブ2、2…で結合する。基枠には、更に、
上記のようにして上記リブ2、2…と前記保護柱1、1
…とによって囲まれた各々正方形の保護空間の内側に於
いて、表裏を貫通する開口部3を穿設構成する。また前
記保護柱1、1…には、その上端外周に後述する上部補
助枠の筒柱4の抜け止め用の返り5を形成する。
【0014】更に前記基枠の隣接する二辺には、両辺に
位置する一列の保護柱1、1…の各々からその辺に直交
する方向にアーム6を延長し、その先端に結合雄部7を
構成する。結合雄部7、7…は、図5及び図6に示した
ように、保護柱1、1…に内装可能な径の円筒状に構成
する。その先端側で上下端に至る溝を有する構成とす
る。また前記アーム6、6…は、これが延び出した保護
柱1と結合雄部7との中心間の距離が、隣接する保護柱
1、1の中心間の距離と同一になるように、その長さを
定める。更にまた前記基枠の隣接する他の二辺には、前
記結合雄部7、7…に対応する結合雌部を構成する。各
該当する辺に並ぶ保護柱1、1…を、その辺に直交する
側の下部に各々前記アーム6の通過用の切欠8を構成し
て、結合雌部を兼ねさせる構成とする。
【0015】また他方、特に図3及び図4に示したよう
に、上部補助枠を構成する。前記保護柱1、1…と平面
から見て同一の配置で、複数の筒柱4、4…を位置さ
せ、それらの上端を対角線方向のフレーム部材9、9…
からなる上フレーム10で相互に結合する。それぞれ、
一のフレーム部材9とこれと直交するフレーム部材9の
交点には踏圧リング11を構成する。前記各筒柱4、4
…の下端は、相互に縦横に配置したフレーム部材12、
12…からなる下フレーム13で相互に結合する。なお
上記各筒柱4、4…は、その内径を、前記保護柱1、1
…に昇降自在に外装すべく後者の外径より僅かに大とす
る。またその内周下端に、返り14を構成する。この返
り14は、上記筒柱4を前記保護柱1に上端から外装す
るには不都合ないようにその方向を、図4に示したよう
に定める。
【0016】なおこの実施例では、以上の下部主枠及び
上部補助枠の各々の全構成要素をポリプロピレンを主材
とするプラスチックにより一体に成形した。
【0017】この実施例では、以上のように構成したの
で、次のように使用する。芝生17の駐車場の構成例で
ある。対象領域を掘り下げ、その領域中に、図7に示し
たように、砕石を敷き詰めて最下部に砕石層15を造成
する。その上に山砂を入れ、上面が平坦な山砂層16を
造成する。上記山砂層16上に、多数の前記下部主枠を
連設配置する。隣接する相互は、図7に示したように、
前記結合雄部7、7…を結合雌部を兼ねる該当する辺の
保護柱1、1…に嵌合させることで結合する。そうした
上で、敷設した下部主枠の保護柱1、1…間の保護空間
に黒土を客土し、それらを敷き均し、次いで保護柱1、
1…の上端から10mm程度の客土をすき取り、若干の化
学肥料等を施す。その後、それらの全面に芝生17を載
せ、ローラーで転圧して保護柱1、1…の間の保護空間
に圧入する。更に上記芝生17には若干の目砂を施す。
【0018】この後、上記のようにして敷設した前記下
部主枠の上に各々上部補助枠をセットする。下部主枠の
各保護柱1、1…に上部補助枠の各筒柱4、4…を昇降
自在に外装することでセットする。各筒柱4、4…を各
保護柱1、1…に対応させて上方の上部補助枠を押し下
げることで、それらは相互に嵌合することとなる。最上
昇状態で相互の返り5、14が当接して抜け止めとな
る。それぞれ装入の際は、前者は外周に倒れ、後者は内
周に倒れて装入に差し支えを生じない。図1及び図2
は、図7とともに、下部主枠に上部補助枠をセットした
状態を示している。しかして上記上部補助枠は、下部主
枠中に植え付けられた芝生17の上に載る状態となる。
こうして前記芝生17は、前記匍匐植物保護材の下部主
枠及び上部補助枠により、その上方を歩行する歩行者及
び駐車し又は走行する自動車等の踏圧から保護されるこ
ととなる。
【0019】先ず歩行者の歩行による比較的軽い踏圧は
前記上部補助枠によって受け止められる。即ち、上部補
助枠は、その下フレーム13が、前記のように、芝生1
7の植付面18上に載っている状態になっており、歩行
者がこの上を歩行すると、その踏圧は、先ず上フレーム
10で受け止められ、これが筒柱4、4…を通じて前記
下フレーム13に伝達される。上記芝生17及びその植
付面18には、上記のように、下フレーム13が当接し
て、上記踏圧に見合う分だけ、これが上記芝生17の植
付面18を押し下げつつ降下することとなる。しかして
前記上部補助枠は、この匍匐植物保護材上を歩く歩行者
の踏圧を、それ全体に分散し、下フレーム13の部分で
だけ芝生17の植付面18に伝達し、他の部分の植付面
18に伝えないことにより、全体として植付面18の固
化を避け、芝生17の保護を図るものである。また上記
上部補助枠は、芝生17の植付面18の弾力性により、
若干の昇降動作が生じ、このことにより柔らかな歩行感
を得ることができるものである。なお上記上部補助枠
は、前記したように、その筒柱4、4…が下部主枠の保
護柱1、1…に昇降自在に外装しているので、昇降自在
であることは言うまでもない。
【0020】自動車等の重量車両が、この匍匐植物保護
材上を走行し、または駐車する場合は、前記上部補助枠
は、その重量により、その下部の下フレーム13が芝生
17の植付面18に沈み込むことで、下部主枠中に収容
状態となり、前者の筒柱4、4…の上端及び上フレーム
10の上端が後者の保護柱1、1…の上端とほぼ同一高
さになる。こうして上記自動車等の重量車両の踏圧は、
上記保護柱1、1…で受け止められることとなり、上部
補助枠に代わって下部主枠が受け止めることとなる訳で
ある。下部主枠は、前記したように、その保護柱1、1
…間の保護空間内に芝生17を植え付けたもので、上記
自動車等の踏圧を保護柱1、1…が受け止めることがで
きれば、植付面18に固化等の問題が生じる虞は存在し
ない。踏圧は、更に下部主枠を通じてその下部の砕石層
15等で受け止められる。自動車等が通過し、または駐
車位置から移動すれば、前記上部補助枠は、植付面18
の弾力性により上昇し、概ね、元の高さ位置まで復帰す
る。
【0021】しかして芝生17は、それらの成長した葉
又は茎は、前記保護柱1、1…の上方、更には上部補助
枠の上方に延び出る結果として、それらが自動車又は歩
行者の踏圧を受ける可能性はあるが、それらの植付面1
8が踏み固められることがないので、長期間に渡って良
好な成育状態を保持することができるものである。更に
別な面からは、芝生17は、そのランナー等が上部補助
枠の上フレーム10と下フレーム13の間の空間を自由
に延びて進行することができるし、その植付面18では
上部補助枠により太陽光が入りにくくなるので、雑草の
成長が鈍化する利点もある。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、芝生等の匍匐植物は、
上部補助枠及び下部主枠によって、歩行者や自動車等の
踏圧から保護され、その植付面の固化が避けられるた
め、良好な成育状態を長期間に渡って保持することがで
きる。上部補助枠は、その筒柱が下部主枠の保護柱に昇
降自在に外装しており、その下フレームが匍匐植物の植
付面に載っているので、この匍匐植物保護材の上を歩行
者が歩行した場合には、その踏圧に応じて降下し、通過
すれば上昇する。かくして歩行者の歩行感を向上させる
ことができる。自動車等の重量車両が駐車し又は通過す
る場合は、前記上部補助枠は、自動車の重量によって降
下し、上フレームの上端が保護柱の上端と一致する程度
になってしまう。自動車の重量は、かくして下部主枠の
保護柱で受け止められ、これは更に山砂層16を介して
砕石層15等で受け止められることとなる。前記匍匐植
物は、保護柱間の保護空間に植え付けられているので、
前記踏圧を受けることはなく、その植付面の固化が避け
られ、長期間に渡る良好な成育状態を保持することがで
きる。匍匐植物のランナー等は上部補助枠の上フレーム
と下フレームの間の補助保護空間を延びて進行すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】匍匐植物保護材の概略平面図。
【図2】図1のA−A線概略断面図。
【図3】上部補助枠の概略平面図。
【図4】図3のB−B線概略断面図。
【図5】下部主枠の概略平面図。
【図6】図5のC−C線概略断面図。
【図7】芝生の駐車場を構成した場合の概略断面図。
【符号の説明】
1 保護柱 2 リブ 3 開口部 4 筒柱 5 返り 6 アーム 7 結合雄部 8 切欠 9 フレーム部材 10 上フレーム 11 踏圧リング 12 フレーム部材 13 下フレーム 14 返り 15 砕石層 16 山砂層 17 芝生 18 植付面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部主枠を、上下に貫通する複数の開口部
    を平面から見て平均に配して構成した基枠と、上記基枠
    上に立設した複数の保護柱であって、それらの間に各々
    匍匐植物を保護する保護空間を形成すべく平面から見て
    平均に配した保護柱とで構成し、 上部補助枠を、少なくとも前記保護柱の一部とは上下対
    応して位置する複数の筒柱であって、それらの間に各々
    補助保護空間を形成すべく配した筒柱と、上記筒柱の上
    部を相互に結合する上フレームと、上記筒柱の下部を相
    互に結合する下フレームとで構成し、 前記下部主枠上に、前記上部補助枠を、前者の保護柱に
    対応する後者の筒柱を昇降自在に外装させつつ載置した
    匍匐植物保護材。
JP3246705A 1991-08-30 1991-08-30 匍匐植物保護材 Expired - Lifetime JP3055979B2 (ja)

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