JPH055623U - ワイパースタンド - Google Patents
ワイパースタンドInfo
- Publication number
- JPH055623U JPH055623U JP1372291U JP1372291U JPH055623U JP H055623 U JPH055623 U JP H055623U JP 1372291 U JP1372291 U JP 1372291U JP 1372291 U JP1372291 U JP 1372291U JP H055623 U JPH055623 U JP H055623U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wiper
- windshield
- blade
- stand
- garnish
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】フロントガラス上の水を払拭し、格納時にフロ
ントガーニッシュとフロントガラスの接合部をブレード
が超えて格納されるワイパにおけるブレードの耐久性の
向上。 【構成】フロントガーニッシュ2上に格納されるワイパ
ー4の格納部位に前記フロントガーニッシュ2とフロン
トガラス1との境目に形成される段部3に、該ワイパー
4のブレードが擦らない程度に上記アーム部6と係合し
て該アーム部6を持ちあげる傾斜部を有するワイパース
タンドを配設する。
ントガーニッシュとフロントガラスの接合部をブレード
が超えて格納されるワイパにおけるブレードの耐久性の
向上。 【構成】フロントガーニッシュ2上に格納されるワイパ
ー4の格納部位に前記フロントガーニッシュ2とフロン
トガラス1との境目に形成される段部3に、該ワイパー
4のブレードが擦らない程度に上記アーム部6と係合し
て該アーム部6を持ちあげる傾斜部を有するワイパース
タンドを配設する。
Description
【0001】
本考案は、ワイパーの格納部位が、フロイトガラスとフロントガーニッシュに より形成される段部よりもフロントガーニッシュ側に位置するワイパーのブレー ドを保護するワイパースタンドに関するものである。
【0002】
周知のとおり、ワイパー不使用時の視界の向上や見栄え等などから、一部の車 にはワイパーの格納位置をボンネットとフロントガラスの間、つまりフロントガ ラス下位に位置しているフロントガーニッシュ上に格納し、ドライバーの視界か らワイパーをなくしたフルコンシールドワイパーが採用されている。このフルコ ンシールドワイパーは駆動部に固定されているピボット部にワイパーアームが起 伏自在に、かつフロントガラスに圧接する方向に弾性的に取り付けられている。 このワイパーアームの自由端にはフロントガラスを払拭する弾性体からなるワイ パーブレードがブレードホルダーを介して取り付けられている。そして、ワイパ ー作動スイッチを入れると、ワイパーが格納位置からフロントガラス上に飛びだ し、その後フロントガラズ上を揺動し、ガラス上の水を排除している。
【0003】
ところで、上記フロントガラスとガーニッシュの接合部にはエッジモールなど の気密部材が設けられているので段差が生じている。上記ワイパーアームはガラ ス面に圧接する向きに弾性的に取り付けられているので、格納位置とガラスとの 間を移動する際ワイパーブレードのエッジ、即ち払拭部は常時フロントガラス面 方向に常時押されていて、払拭部がその段差で擦れてしまいブレードの耐久性に 問題があった。また、夏の炎天下の下ではブレードの払拭部が溶け、フロントガ ーニッシュに付着するという問題点も生じている。
【0004】
【課題を解決するための手段】 そこで、本考案では、フロントガラス上の除水を行い、不使用時にフロントガ ーニッシュ上に格納されるワイパーが、上記フロントガラスとフロントガーニッ シュの境目に形成される段部を通過するとき、該ワイパーのアーム部と係合し該 ワイパーのブレードが擦らない程度に上記ワイパーのアーム部を持ちあげる傾斜 部を有するワイパースタンドを上記ワイパーの格納部位に配設した。
【0005】
ワイパースイッチを入れると、ワイパーが格納位置から移動し、ワイパースタ ンドとワイパーアームの係合がなくなり、ワイパーブレードが弾性的にフロント ガラスに押されつけられ揺動する。ワイパースイッチを切ると、ワイパーアーム 部はガラス面から格納位置に戻る途中でワイパースタンドと係合して、格納位置 ではワイパーブレードがフロントガーニッシュから浮上する。
【0006】
以下、本考案の一実施例を図面を用いて説明する。図1において符号1はフロ ントガラスを示していて、このフロントガラス1の下部はフロントガーニッシュ 2(以下、端に「ガーニッシュ2」と称す)の上縁にエッジモール3を介して取 り付けられており、このエッジモールによりフロントガラス1とガーニッシュ2 の取付け部には段部が生じている。ガーニッシュ2の前方(紙面に対して垂直方 向)には、図示しないエンジンルームのボンネットがあり、このボンネとフロン トガラス1の間には隙間が形成されている。そして、この隙間内のガーニッシュ 2上面には、フルコンシールドタイプのワイパー4が取り付けられている。
【0007】 このワイパー4は図示しないワイパーモーターと連結された楕円筒状のピボッ ト5に回動自在に断面コの字型のワイパーアーム6がスプリング7を介して連結 されており、ピボット5を中心にフロトンガラス1上面を往復揺動する。また、 このワイパーアーム6は連結箇所6aを中心に紙面垂直方向に起伏自在であり、 連結箇所6a側のワイパーアーム6の裏側には、図2a及び図3に示すように、 突起部8がピン9により取り付けられている。この突起部8は本体8aとローラ ー8bとで構成されている。本体8aは側面形状が略コの字型で、その長手方向 左右側面には取付孔8cが形成されており、長手方向縁部8dにはローラー8b を取り付ける腕部8eが下方に向かって突設されている。
【0008】 図1において、ワイパーアームの自由端6bにはブレードホルダー10を介し てゴム性のワイパーブレード11がフロントガラス1上面に対して左右に揺動可 能にピン12で取り付けられている。このワイパーブレード11は図4に示すよ うに、ブレードホルダー10のフロントガラス1に対面する面に、同ブレード1 1の払拭部11aが同ガラス1に当接するように嵌合されており、この払拭部1 1aによりフロントガラス1上面の水は払拭される。
【0009】 一方、図5において、ガーニッシュ2にはローラー8bと係合するカム部材と からなるワイパースタンド13が配設されている。このワイパースタンド13は ワイパーアーム6の往復運動におけるローラー8bの描く軌道上で、かつ、この ワイパアーム6に取り付けられているワイパーブレード11の払拭部11aがエ ッジモール3に当接する前にローラー8bと係合する部位に位置している。また 、このワイパースタンド13の形状は図6に示すように、側面形状が略L字型を しており、フロントガラス1側に位置する上部13aには、ローラー8bがワイ パースタンド13に係合する際、滑らかに係合し、且つ、払拭部11aがエッジ モール3に接触しないようにするための傾斜がつけられている。この傾斜はエッ ジモール3の高さとガーニッシュ2上のワイパースタンド13の取付け位置によ り変化するが、いずれにしても、ワイパーアームの移動に伴いブレードの払拭部 11aがエッジモール3に干渉しない角度とする。
【0010】 上記構造により、図示しないワイパースイッチを一段回入れると、ワイパーモ ーターが作動しワイパーアーム6が移動する。そして、図7(a)に示すように、 ローラー8bがワイパースタンド13の斜面を下りガーニッシュ2上面に移動す る。この移動に伴い図7(b)に示すように、ブレードホルダー10に取り付けら れたワイパーブレードの払拭部11aが一点鎖線に示す軌道をとり、フロントガ ラス1に当接し、一端停止する。つまり、ここまでの動作内でワイパー4は格納 位置からフロントガラス1上に現れる。さらに、ここでワイパースイッチをもう 一段回入れると、ワイパーアーム6がピボット5を中心に往復運動し、ワイパー ブレード11によりフロントガラス1上の水は払拭される。
【0011】 ワイパースイッチを一段回戻すと、ワイパーアーム6はの往復運動を止め、フ ロントガラス1の下部、つまりエッジモール3手前で一端止まる。ここでさらに ワイパースイッチを戻すと、ワイパーアーム6が再度動きだし、ローラー8bが ワイパースタンド13の傾斜を登り始め、それにつれてワイパーブレード11が 今度はワイパー始動時と逆に図7(b)の一点鎖線に示す軌道を描いてフロントガ ラス1上面から離れ、ワイパー4は格納位置に格納される。 なお、本実施例においては、突起部としてローラー8bを使用しているが、こ れに限定するものではなく、ローラー8bに変えて球状部材をワイパーアーム6 に取付けることも可能であり、ワイパーアーム6とワイパースタンド13の係合 をよりスムーズに行うことができる。
【0012】
本考案によれば、ワイパーアームの軌道上に該ワイパーアームが格納位置から 移動する際ないしは格納位置に戻る際に、該アームと係合し上記ワイパーアーム を持ち上げるカム部材からなるワイパースタンドを形成したので、フロントガラ スとフロントガーニッシュの接合部にワイパーブレードが擦ることなく移動でき 、同ブレードの耐久性が向上する。 また、ワイパー格納時、ワイパーアームはワイパースタンドによりフロントガ ーニッシュ上面から持ち上げられ保持されているので、炎天時のフロントガーニ ッシュへのワイパーブレードの溶着を防止することができる。
【図1】本考案の一実施例を示すワイパー構造の正面図
である。
である。
【図2】ワイパーに設けられる突起部の拡大斜視図であ
る。
る。
【図3】ワイパーアームと突起部の取付け状態を示す側
面図である。
面図である。
【図4】ワイパーゴムの取付け状態を示す断面図であ
る。
る。
【図5】ワイパースタンドの取付け状態を示す拡大図で
ある。
ある。
【図6】図5におけるA−A拡大断面図である。
【図7】(a)は突起部の移動状態を示す側面図で(b)は
ワイパーブレードの移動状態を示す側面図である。
ワイパーブレードの移動状態を示す側面図である。
1 フロントガラス 2 フロントガーニッシュ 3 段部 4 ワイパー 5 ピボット部 6 アーム部 11 ワイパーブレード 13 ワイパースタンド
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】フロントガラス上の除水を行い、不使用時
にフロントガーニッシュ上に格納されるワイパーの格納
位置に配設されるワイパースタンドであって、上記フロ
ントガラスとフロントガーニッシュとの境目に形成され
る段部を上記ワイパーが通過するとき、上記ワイパーの
アーム部と係合して該ワイパーのブレードが上記段部か
ら離れた移動軌跡を描く傾斜部を有するワイパースタン
ド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1372291U JPH055623U (ja) | 1991-02-19 | 1991-02-19 | ワイパースタンド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1372291U JPH055623U (ja) | 1991-02-19 | 1991-02-19 | ワイパースタンド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH055623U true JPH055623U (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=11841141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1372291U Withdrawn JPH055623U (ja) | 1991-02-19 | 1991-02-19 | ワイパースタンド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH055623U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0474802U (ja) * | 1990-11-08 | 1992-06-30 | ||
JP2004505852A (ja) * | 2000-08-17 | 2004-02-26 | ヴァレオ システム デシュヤージュ | 風防ガラス用ワイパ装置 |
KR100610960B1 (ko) * | 2004-03-31 | 2006-08-10 | 기아자동차주식회사 | 자동차의 윈드 쉴드 와이퍼 장치 |
-
1991
- 1991-02-19 JP JP1372291U patent/JPH055623U/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0474802U (ja) * | 1990-11-08 | 1992-06-30 | ||
JP2004505852A (ja) * | 2000-08-17 | 2004-02-26 | ヴァレオ システム デシュヤージュ | 風防ガラス用ワイパ装置 |
KR100610960B1 (ko) * | 2004-03-31 | 2006-08-10 | 기아자동차주식회사 | 자동차의 윈드 쉴드 와이퍼 장치 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19950518 |