JPH0556132A - 拡声電話装置回路 - Google Patents

拡声電話装置回路

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JPH0556132A
JPH0556132A JP21573391A JP21573391A JPH0556132A JP H0556132 A JPH0556132 A JP H0556132A JP 21573391 A JP21573391 A JP 21573391A JP 21573391 A JP21573391 A JP 21573391A JP H0556132 A JPH0556132 A JP H0556132A
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JP
Japan
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circuit
time constant
output
transmission
microphone
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Withdrawn
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JP21573391A
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English (en)
Inventor
Masaya Iguchi
政也 井口
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Fujitsu Ltd
Fujitsu ACS Co Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Fujitsu ACS Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マイクロホンとスピーカによって通話を行う
拡声電話装置に関し、音声スイッチの動作遅れ時間によ
る話頭切断時間の改善を図ることを目的とする。 【構成】 第1の送話検出回路10と第1の送話側時定数
回路11と受話側時定数回路12と受話検出回路13と比較器
9よりなるボイススイッチ回路に、第2の送話検出回路
14と第2の送話側時定数回路15と基準値との比較回路16
と立ち下がり時定数変更回路17とを設け、該基準値との
比較回路16への検出電圧が予め設定された基準値より高
くなった場合、該立ち下がり時定数変更回路17のトラン
ジスタのオンにより該第1の送話側時定数回路11の時定
数の立ち下がりを早くするように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマイクロホンとスピーカ
によって通話を行う拡声電話装置(スピーカホン、ハン
ズフリー電話機)の音声スイッチ回路に関する。電話装
置においては音声スイッチ回路を使用したスピーカホン
(又はハンズフリー電話機)が古くから商用化されてい
る。スピーカホンは通常の電話機と異なり、送受話器
(ハンドセット)とは別に又は代わりにマイクロホンと
スピーカとを備え、使用者がハンズフリー(手を使用せ
ずに)に相手側と通話をすることが出来る拡声電話装置
である。
【0002】しかしこれら拡声電話装置は何れもボイス
スイッチ回路を使用し、受信側のスピーカを使用してい
る時は送信側のマイクロホンは使用出来ず、逆に送信側
のマイクロホンを使用している時は受信側のスピーカが
使用出来ないという不便があった。即ちボイススイッチ
回路を使用しているため半二重通話形式であったため、
通常の送受話器による全二重の通話に比べると同時通話
が出来なかったり、言葉が欠けて聞き取りにくいといっ
た不満があった。
【0003】
【従来の技術】従来例の拡声電話装置の回路構成図を図
4に示す。図において、21はマイクロホン、22は送話ア
ンプ、23は送話アッテネータ、24は2線−4線変換回
路、25は受話アンプ、26は受話アッテネータ、27はスピ
ーカアンプ、28はスピーカ、29は比較器、30は送話検出
回路、31は時定数回路、32は時定数回路、33は受話検出
回路を示す。
【0004】2線−4線変換回路24により加入者回線を
経由して相手側電話機に接続され、マイクロホン21より
相手側に増幅された音声が送出されると共に、相手側か
らはスピーカ28に対して増幅された音声が受信される。
マイクロホン21とスピーカ28とはハウリング防止のた
め、互いに距離を離したり、遮蔽したり、指向性をマイ
クロホンに持たせたりして音響的防止を行っているが、
電気的防止方法としてボイススイッチ回路を使用してい
る。
【0005】ボイススイッチ回路は、送話アッテネータ
23、受話アッテネータ26、比較器29、送話検出回路30、
受話検出回路33、時定数回路31, 32からなり、送話側の
検出出力と受話側の検出出力とを比較して、比較結果に
応じて受話アッテネータ26と送話アッテネータ23の減衰
量を増減させ、減衰量を送話と受話と逆の増減動作によ
りボイススイッチ動作を行っている。
【0006】即ち、送話アンプ22で増幅された信号がロ
グアンプ+整流器で構成された送話検出回路30で直流レ
ベルに変換され、同様に受話アンプ25で増幅された信号
がログアンプ+整流器で構成された受話検出回路33で直
流レベルに変換される。これらの検出回路は音声のレス
ポンスに対応するため、通常立ち上がりが早く、立ち下
がりが遅い時定数の時定数回路31,32を持つ。そして送
話の検出出力と受話の検出出力を比較する比較器29によ
り、この比較結果に応じてアッテネータの減衰量を増減
させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では送話ま
たは受話のレベル検出回路は音声のレスポンスに対応す
るため、時定数については立ち上がりが早く立ち下がり
が遅くなるように設定していた。又この時定数は通話時
の話頭切断時間、あるいは話中切断時間に大きく関係し
ており、時定数を早くすると頻繁に切り替わる場合は都
合が良いが、一つのセンテンスが安定に聞こえない。ま
たは一つのセンテンスを安定に聞かせると切り替わりが
鈍くなる (時間遅れがある) 。このように従来のボイス
スイッチ回路では両方の特性を両立させることは困難で
あった。
【0008】本発明は、拡声電話装置の音声スイッチの
動作遅れ時間による話頭切断時間の改善を図るため、送
話又は受話の信号検出回路の時定数を送話又は受話の入
力信号のレベルに応じて自動的に変える事で話頭切断時
間の改善を行うことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の原理構成図を図
1に示す。図において、1はマイクロホン、2は送話ア
ンプ、3は送話側アッテネータ、4は2線−4線変換回
路、5は受話アンプ、6は受話側アッテネータ、7はス
ピーカアンプ、8はスピーカ、9は比較器、10は第1の
送話検出回路、11は第1の送話側時定数回路、12は受話
側時定数回路、13は受話検出回路、14は第2の送話検出
回路、15は第2の送話側時定数回路、16は基準値との比
較回路、17は立ち下がり時定数変更回路を示す。
【0010】本発明でボイススイッチ回路に付加された
部分は、第2の送話検出回路14と第2の送話側時定数回
路15と基準値との比較回路16と立ち下がり時定数変更回
路17とからなる送話側時定数変更回路部である。図で第
1の送話側時定数回路11の出力をA、第2の送話側時定
数回路15の出力をB、受話側時定数回路12の出力をC、
基準値との比較回路16の出力をDとする。
【0011】第1の送話検出回路10と第2の送話検出回
路14と受話検出回路13は、それぞれログアンプ+整流器
で構成され、増幅された信号を直流レベルに変換する回
路である。第1の送話側時定数回路11と受話側時定数回
路12は、立ち上がりが早く立ち下がりが遅い時定数回路
から構成され、第2の送話側時定数回路15は立ち上がり
と立ち下がりが早い時定数回路から構成されている。立
ち下がり時定数変更回路17はトランジスタと抵抗とから
構成され、トランジスタのオンにより第1の送話側時定
数回路11の時定数の立ち下がりを早くする機能を有す
る。
【0012】
【作用】本発明を送話側に適用した場合の動作を説明す
る。 (1) 送話アンプ2で増幅された音声信号の一つは、第1
の送話検出回路10で直流に変換され、基本となる第1の
送話側時定数回路11により立ち上がり(充電)は早く、
立ち下がり(放電)は遅い時定数により出力Aを送出す
る。 (2) 送話アンプ2で増幅された音声信号の他方は、第2
の送話検出回路14で直流に変換され、第2の送話側時定
数回路15により立ち下がり時定数は十分早く設定されて
いる(例えば10倍) 。この時定数回路により出力Bを送
出する。 (3) 送話側と同様に受話アンプ5で増幅された音声信号
の一つは、受話検出回路13で直流に変換され、基本とな
る受話側時定数回路12により第1の送話側時定数11と同
一の時定数に設定され、出力Cを送出する。 (4) 比較器9は出力Aと出力Cとを比較し、その比較結
果によって送話側アッテネータ3と受話側アッテネータ
6の損失量を互いに逆に同量の増減を行う。つまり比較
器9は送受話の制御のための比較器である。 (5) 次に基準値との比較回路16は出力Bと予め設定され
た基準電圧を比較し、出力Bが基準電圧を超えると比較
回路16が立ち下がり時定数変更回路17のトランジスタを
オンさせる。すると立下がり時定数変更回路17の抵抗が
第1の時定数回路11と並列に挿入されるため、基本時定
数回路11の立ち下がり時定数(放電時定数)が減少す
る。 (6) この結果出力Aの立ち下がり時間が早くなるため、
出力Aと出力Cとのレベル差が小さくなるまでの時間を
短縮させることが出来る。また出力Bの立ち下がり時定
数は出力Aの立ち下がり時定数より十分早いため、出力
Aが完全に立ち下がる以前に出力Bが基準電圧以下とな
るため、時定数変更回路17のトランジスタはオフして、
その結果第1の基本時定数回路11の長い時定数に戻る。
従って出力Cが非常に小さい時(例えば回線ノイズ)で
も出力Aが早い立ち下がりを続け、出力C以下になって
しまう誤動作を防止する。
【0013】
【実施例】本発明の実施例の回路構成図を図2に示す。
図において、図1の原理構成図と同一番号のものは同一
名称を示す。又、出力A,B,Cはそれぞれ時定数回路
11, 15, 12の出力、出力Dは時定数変更回路17の出力を
示す。また時定数回路11の立ち下がり時定数を制御する
抵抗はR0、時定数変更回路17のトランジスタはTr、抵抗
はR1で示す。尚立ち下がり時定数を制御する抵抗は抵抗
値が小さい程立ち下がり時間が早くなる。
【0014】出力Bと基準電圧Eとを比較し、出力Bが
基準電圧Eより小さい場合は出力Dが“L”であるが、
出力Bが基準電圧Eより大きい場合は出力Dが“H”に
なりトランジスタTrはオンになる。トランジスタTrがオ
ンになると抵抗R1が抵抗R0に並列に接続され、抵抗値が
下がるので立ち下がり時定数を制御して立ち下がり時間
が早くなる。出力Bが基準電圧E以下に下がると出力D
が“L”になり、トランジスタTrがオフになり抵抗R1が
除かれて、立ち下がり時定数は元に戻る。
【0015】出力と時定数との関連の出力波形図を図3
に示す。図において、はマイクロホン1からの音声入
力、は送話側の基本時定数回路11からの出力A、は
第2の時定数回路15からの出力Bと基準電圧E、は受
話側の基本時定数回路12からの出力C(側音電圧)、
は比較回路16の出力信号Dを示す。尚出力Aの点線は従
来の波形を示す。
【0016】マイク入力は音声信号が直流化され、マ
イク入力の出力電圧に応じて出力Aと出力Bと出力Cと
が送出される。出力Aと側音出力Cは立ち下がりが遅い
が、出力Bは立ち下がりが早い。出力Bは基準電圧Eと
比較され、基準電圧Eを超えると出力Dが“H”にな
る。出力Dが“H”になっているとトランジスタがオン
して出力Aの立ち下がりは早くなっている。出力Bが基
準電圧Eより下がると、出力Dが“L”になり、出力A
は再び立ち下がりが緩やかになる。
【0017】従って、マイクロホンからの送話が終われ
ば直ぐ相手の受話を受付ることが出来、相手の電話音声
の話頭が切断されることなくスムーズに通話が可能とな
る。特に、大きい音声がマイクロホンに与えられている
時は放電回路の時定数が並列抵抗により早く切り替わ
り、相手側からの割り込みが容易に行われる。以上は送
話側に時定数変更回路を挿入した場合であるが、受話側
に挿入することによっても送話側の話頭切断時間を短縮
することが出来る。
【0018】
【発明の効果】本発明により、送話と受話の入力レベル
が非常にアンバランスな場合(受話が過大で送話が小ま
たは送話が過大で受話が小)、レベル大側が話終わった
直後にレベル小側が割り込む際に割り込みが容易にな
る。つまり、話頭切断時間が短縮される改善効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理構成図
【図2】 実施例の回路構成図
【図3】 実施例の出力波形図
【図4】 従来例の回路構成図
【符号の説明】
1,21 マイクロホン 2,22 送話アンプ 3,23 送話側アッテネータ 4,24 2線−4線変換回路 5,25 受話アンプ 6,26 受話側アッテネータ 7,27 スピーカアンプ 8,28 スピーカ 9,29 比較器 10,30 第1の送話検出回路 11,31 第1の送話側時定数回路 12,32 受話側時定数回路 13,33 受話検出回路 14 第2の送話検出回路 15 第2の送話側時定数回路 16 基準値との比較回路 17 立ち下がり時定数変更回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロホンとスピーカによって通話を
    行う拡声電話装置において、マイクロホン(1)の音量
    を制御する送話側アッテネータ(3)と、スピーカ
    (8)の音量を制御する受話側アッテネータ(6)と、
    該送話側アッテネータ(3)と該受話側アッテネータ
    (6)を切り替え制御するボイススイッチ回路とを有
    し、 第1の送話検出回路(10)と第1の送話側時定数回路
    (11)と受話側時定数回路(12)と受話検出回路(13)
    と比較器(9)よりなるボイススイッチ回路に、第2の
    送話検出回路(14)と第2の送話側時定数回路(15)と
    基準値との比較回路(16)と立ち下がり時定数変更回路
    (17)とを設け、 該基準値との比較回路(16) への検出電圧が予め設定さ
    れた基準値より高くなった場合、該立ち下がり時定数変
    更回路(17)のトランジスタのオンにより該第1の送話
    側時定数回路(11)の時定数の立ち下がりを早くするこ
    とを特徴とする拡声電話装置回路。
JP21573391A 1991-08-28 1991-08-28 拡声電話装置回路 Withdrawn JPH0556132A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011525082A (ja) * 2008-06-19 2011-09-08 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 個人用緊急対応システムにおいて使用するためのスピーカフォン及び増設スピーカフォン
WO2015111415A1 (ja) * 2014-01-27 2015-07-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 音声スイッチ及びそれを用いる通話装置、通話システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011525082A (ja) * 2008-06-19 2011-09-08 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 個人用緊急対応システムにおいて使用するためのスピーカフォン及び増設スピーカフォン
WO2015111415A1 (ja) * 2014-01-27 2015-07-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 音声スイッチ及びそれを用いる通話装置、通話システム
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Effective date: 19981112