JP2907611B2 - 防側音手段を備えた電話装置 - Google Patents

防側音手段を備えた電話装置

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JP2907611B2
JP2907611B2 JP3318546A JP31854691A JP2907611B2 JP 2907611 B2 JP2907611 B2 JP 2907611B2 JP 3318546 A JP3318546 A JP 3318546A JP 31854691 A JP31854691 A JP 31854691A JP 2907611 B2 JP2907611 B2 JP 2907611B2
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光俊 野澤
隆雄 岡本
正道 春名
健三郎 中島
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、側音を減衰させるため
の防側音手段を備えた電話装置に関し、特に、防側音手
段の動作を受話音量のレベルと連動させて制御するよう
にしたものである。
【0002】
【従来の技術】電話機の送話器から入った音声や室内騒
音は、自己の電話機内の回路を通り、その一部が、側音
として、自己の受話器からも聞こえてくる。
【0003】この側音を減衰するために、従来の電話装
置では、防側音手段を設けたものが考案されている。
【0004】防側音手段を備えた従来の電話装置につい
て、ボタン電話装置を例に挙げて説明する。
【0005】ボタン電話装置は、図2に示すように、電
話局からの局線C1,C2,Cmを収容するボタン電話主装置
Aと、それに接続する複数のボタン電話機Bとによって
構成されている。
【0006】ボタン電話機Bには、送話器Tおよび受話
器Rを有するハンドセット1と、ボタン電話主装置Aと
の間で単一の心線を通じて送受信する音声信号を受信経
路および送話経路の信号に分離する変換を可逆的に行な
う2線/4線変換回路2とを備えており、受話経路に
は、音量調節手段である受話音量ボリューム3と、側音
を抑えるための受話減衰回路4と、受話増幅器5とが挿
入され、また、送話経路には、側音を抑えるための送話
減衰回路6と、送話増幅器7とが挿入されており、ま
た、防側音動作を制御するため、送話レベルを検出する
送話レベル検出回路8と、この検出回路8の信号を受け
て防側音手段である受話減衰回路4及び送話減衰回路6
を制御する防側音動作制御回路9とが設けられている。
【0007】次に、この電話装置の動作について説明す
る。
【0008】送話器Tから入力された音声は、送話増幅
器7で増幅され、送話減衰回路6、2線/4線変換回路
2を通り、ボタン電話主装置Aに送られる。
【0009】一方、ボタン電話主装置Aから送られてく
る受話音声は、2線/4線変換回路2、受話音声ボリュ
ーム3、受話減衰回路4を通り、受話増幅器5により増
幅されて受話器Rから出力される。
【0010】また、通話相手の声が小さく聞き取り難い
ときは、受話音量ボリューム3を調節して受話音量を上
げ、逆に、通話相手の声が大き過ぎるときは、受話音量
を下げるように受話音量ボリューム3を調節する。
【0011】防側音動作は、次のように行なわれる。
【0012】送話レベル検出回路8が、送話音声のレベ
ルを検出して、検出結果を防側音動作制御回路9に送
る。防側音動作制御回路9は、送話音声のレベルを予め
設定した送話レベルと比較し、設定レベル以上のとき
は、受話減衰回路4を動作させて受話を減衰させ、ま
た、設定レベルに達しない場合は、送話減衰回路6を動
作させて送話を減衰させる。そのため、使用者が送話器
Tを通じて話しているときは、送話音声レベルが設定レ
ベルを超え、受話減衰回路4が動作して、受話経路を通
り受話器Rに達する自分の話し声を減衰する。また、使
用者が話していないときは、送話音声レベルが設定レベ
ル以下となり、送話減衰回路6が動作して、送話器Tに
入り込む室内騒音の送話経路による伝送を減衰する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の電話装
置では、常に防側音動作が働いており、そのため、公衆
電話回線からの大き過ぎる受話音量の調整のために受話
音量ボリュームを下げた状態のときは、側音量が小さく
なり過ぎて、通話に違和感が生じるという問題があっ
た。
【0014】本発明は、このような従来の問題点を解決
するものであり、受話音量ボリュームの設定状態に応じ
て防側音手段の動作を制御することにより、常に聞きや
すい通話を行なうことができる電話装置を提供すること
を目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、受
話音量レベルを設定する受話音量調節手段と、送話音声
レベルが設定レベル以上の時に受話経路の音声を減衰す
る受話減衰手段と、送話音声レベルが設定レベルに達し
ない時に送話経路の音声を減衰する送話減衰手段とを備
えた電話装置において、受話音量調節手段に設定した受
話音量レベルが所定レベル以下のときに受話減衰手段お
よび送話減衰手段の動作を停止する防側音動作制御手段
を設けている。
【0016】
【作用】そのため、受話音量調節手段により受話音量を
絞ったときには、受話減衰手段および送話減衰手段によ
防側音動作が停止され、側音量が小さくなり過ぎる事
態が避けられる。
【0017】
【実施例】本発明の一実施例であるボタン電話装置は、
図1に示すように、電話機Bに、受話音量ボリューム3
の設定位置を読み込む受話音量設定位置読込回路10と、
送話減衰回路6および受話減衰回路4の動作を開始する
受話音量ボリューム3の位置を設定する防側音動作開始
位置設定回路11とを備えている。その他の構成は、従来
の装置(図2)と変わりがない。
【0018】次に、この実施例のボタン電話装置の動作
について説明する。
【0019】受話音量設定位置読込回路10は、受話音量
ボリューム3の設定位置を読み込み、この設定位置のデ
ータを防側音動作制御回路9に送る。防側音動作制御回
路9は、このデータを防側音動作開始位置設定回路11に
予め設定された防側音動作の開始位置と比較し、これを
超えている場合は、防側音動作を指令する。この防側音
動作は、従来の装置における動作と同じであり、送話レ
ベル検出回路8の検出する送話音声レベルが予め設定し
たレベルを超えているときは受話減衰回路4を動作させ
て受話を減衰させ、また、設定レベルに達しない場合
は、送話減衰回路6を動作させて送話を減衰させる。
【0020】一方、受話音量ボリューム3の設定位置
が、防側音動作開始位置設定回路11に設定された防側音
動作の開始位置を超えていない場合は、防側音動作制御
回路9は、送話音声レベルの大小に関わらず、防側音動
作を停止させ、防側音手段である送話減衰回路6および
受話減衰回路4は、いずれも作動しない。
【0021】このように、電話機Bの受話音量ボリュー
ム3を絞ったときは、防側音動作が行なわれず、受話音
量ボリューム3が所定の設定位置以上の場合にだけ、防
側音手段が動作する。
【0022】なお、防側音動作開始位置設定回路11にお
ける動作開始位置データの設定には、ディップ・スイッ
チ等が使用できるが、受話音量ボリューム3としてソフ
ト・ウエアによる制御が可能な電子ボリュームを使用す
る場合には、この電子ボリュームのプログラム設定メモ
リの中に動作開始位置データを記憶・設定しておくこと
も可能である。
【0023】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、本発明の電話装置では、受話音量ボリュームを絞っ
た状態のときは、防側音動作が停止されるため、側音音
量レベルの低下し過ぎる事態を避けることができ、常に
聞きやすい通話が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である防側音手段を備えたボ
タン電話装置のブロック図、
【図2】従来の防側音手段を備えたボタン電話装置の一
例のブロック図である。
【符号の説明】 A ボタン電話主装置 B ボタン電話機 R 受話器 T 送話器 1 ハンドセット 2 2線/4銭変換回路 3 受話音量ボリューム 4 受話減衰回路 5 受話増幅器 6 送話減衰回路 7 送話増幅器 8 送話レベル検出回路 9 防側音動作制御回路 10 受話音量設定位置読込回路 11 防側音動作開始位置設定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 健三郎 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番 1号 松下通信工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−270435(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04M 1/58

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受話音量レベルを設定する受話音量調節
    手段と、送話音声レベルが設定レベル以上の時に受話経
    路の音声を減衰する受話減衰手段と、送話音声レベルが
    設定レベルに達しない時に送話経路の音声を減衰する送
    話減衰手段とを備えた電話装置において、前記受話音量
    調節手段に設定した受話音量レベルが所定レベル以下の
    ときに前記受話減衰手段および送話減衰手段の動作を停
    止する防側音動作制御手段を設けたことを特徴とする電
    話装置。
JP3318546A 1991-11-07 1991-11-07 防側音手段を備えた電話装置 Expired - Lifetime JP2907611B2 (ja)

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JPH05130205A JPH05130205A (ja) 1993-05-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01270435A (ja) * 1988-04-22 1989-10-27 Ricoh Co Ltd 受話音量切替電話機

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