JPH0554262U - 物品運搬用トレー - Google Patents

物品運搬用トレー

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JPH0554262U
JPH0554262U JP11170391U JP11170391U JPH0554262U JP H0554262 U JPH0554262 U JP H0554262U JP 11170391 U JP11170391 U JP 11170391U JP 11170391 U JP11170391 U JP 11170391U JP H0554262 U JPH0554262 U JP H0554262U
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JP
Japan
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tray
article
layer
elastic foam
foam layer
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Pending
Application number
JP11170391U
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English (en)
Inventor
太郎 村瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoac Corp
Original Assignee
Inoac Corp
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Publication date
Application filed by Inoac Corp filed Critical Inoac Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 物品が移動しにくく、しかも物品をシート状
発泡体で包む必要のない物品運搬用トレーを提供する。 【構成】 物品運搬用トレー23を、両面間に形成した
隔壁により両面間を中空とした段ボール状プラスチック
基材24の外側片面に弾性発泡体層26を積層し、その
弾性発泡体層26の表面にラテックス層28を積層した
構成にした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、部品、製品等の物品を運搬するのに用いられる物品運搬用トレーに 関する。
【0002】
【従来の技術】
製品組立時に部品を供給する際、または検査時に製品を移動する等の際には、 部品または製品等を運搬用トレー表面に乗せて、コンベアまたは人によりトレー ごと所定位置まで運搬することがなされている。
【0003】 従来、そのような物品運搬用トレーとして、図3または図4に示すようなトレ ーが軽量な点から多用されている。図3に示すトレー10は、両面12,14間 に形成された隔壁16により両面12,14間が中空とされた段ボール状プラス チック基材単体からなるものである。一方、図4に示すトレー18は、その段ボ ール状プラスチック基材20の外側片面に、軟質ポリウレタンフォーム等からな る弾性発泡体層22が積層されたものである。なお、21は運搬用の物品である 。
【0004】 しかし、従来のトレー10,18にあっては、物品運搬中の振動等により物品 がトレー表面を移動し易く、物品同志の衝突あるいはトレーからの物品の落下を 生じて物品に傷または破損を生じることがあった。また、部品を乗せたトレーを 手に持って、そのトレーから直接部品を取りながら製品の組立を行うことがあり 、しかも作業性の点からトレーを傾斜させることもあるため、その際にも部品が トレーから滑り落ちることがあった。
【0005】 また、段ボール状基材単体からなる前者のトレー10にあっては、前記トレー 表面での物品の移動時にトレー表面と物品表面間の擦れによって物品表面に擦り 傷を生じる。そのため、物品をシート状発泡体で包んでからトレー表面に乗せる 必要があった。したがって、その包む作業および包を解く作業が必要になり、さ らにはその包むのに使用したシート状発泡体がその後廃棄物になるという問題も あった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案は、前記の点に鑑み、物品が移動しにくく、しかも物品をシート 状発泡体で包む必要のない物品運搬用トレーを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため本考案は、物品運搬用トレーを、両面間に形成され た隔壁により両面間が中空とされた段ボール状プラスチック基材の外側片面に弾 性発泡体層が積層され、その弾性発泡体層の表面にラテックス層が積層された構 成にしたのである。
【0008】
【作用】
本考案の物品運搬用トレーは、物品運搬時にトレー表面のラテックス層上に物 品が載置される。そのラテックス層は、ポリウレタンフォーム等の弾性発泡体に 比べてきわめて摩擦係数が大きいため、そのラテックス層上に載置された物品が トレーの振動等により移動する虞がない。また、そのラテックス層下面にある弾 性発泡体層により、トレーに加わる衝撃が吸収緩和され、トレー表面の物品が保 護される。
【0009】
【実施例】
以下本考案の実施例について説明する。図1は本考案の一実施例にかかる物品 運搬用トレーの斜視図、図2はそのA−A断面図である。
【0010】 物品運搬用トレー23は、プラスチック基材24と、その外側片面に積層され た弾性発泡体層26と、その弾性発泡体層26表面に積層されたラテックス層2 8とからなる。
【0011】 プラスチック基材24は、物品を保持するのに必要なもので、隔壁30により 両面32,34間が中空とされた軽量かつ適度な剛性を有する段ボール状のもの からなる。プラスチック基材24の材質は、ポリエチレン、ポリプロピレン等の 汎用プラスチックからなる。隔壁30は、平行な平面からなるものの他に、ハニ カム(蜂の巣)状のもの、断面が波状のものもある。プラスチック基材24の大 きさは、運搬する物品の大きさ、数等によって定まるが、例として厚み1mmの面 及び隔壁からなる、250×400×6mmの大きさのものを挙げることができる 。
【0012】 弾性発泡体層26は、物品に衝撃を与えないようにするためのもので、軟質ポ リウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム、ポリプロピレンフォーム等からな る。特に、発泡倍率が30倍〜100倍の独立気泡構造からなるポリプロピレン フォームが耐久性、緩衝性の点で好ましい。弾性発泡体層26の厚みは、通常1 〜10mm程度とされる。弾性発泡体層26とプラスチック基材24との一体化は 、接着剤によりなされている。その接着剤は、弾性発泡体層26およびプラスチ ック基材24の材質に応じて、反応型接着剤、ホットメルト接着剤、溶剤型接着 剤等から適宜選択される。また、弾性発泡体層26は、表面にクラフト紙等の面 材が積層されたものであってもよい。
【0013】 ラテックス層28は、物品がトレー表面を移動しないようにするためのもので 、天然または合成ゴムラテックスからなる。このラテックス層28は、表面に載 置される物品の大きさ等により異なるが、通常0.5〜1mm程度の厚みとされる 。ラテックス層28を弾性発泡体層26表面に設けるには、ラテックスを加熱溶 融して弾性発泡体層26の表面に所定厚みで層状に付着させ、その後硬化させれ ばよい。
【0014】 このようにしてなる物品運搬用トレー23は、ラテックス層28上に物品が載 置されて物品の運搬に使用される。
【0015】 なお前記実施例は、トレーが平坦なプレート状からなるものであるが、本考案 はその形状に限られず、たとえば縁が上方に折り曲げられた皿形状からなるトレ ー、あるいはその他の形状からなるトレーであってもよい。
【0016】
【考案の効果】
本考案の物品運搬用トレーは前記構成からなるため、物品運搬中、あるいは部 品の組み付け中に物品がトレー表面を移動しにくく、またトレーから落下しにく い効果がある。さらに、物品の移動によりトレー表面との間で生じる擦り傷も発 生しにくいいため、物品運搬時にシート状発泡体で物品を包んで物品表面を保護 する必要もない。
【提出日】平成3年12月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】 従来、そのような物品運搬用トレーとして、図3または図4に示すようなトレ ーが軽量な点から多用されている。図3に示すトレー10は、両面12,14間 に形成された隔壁16により両面12,14間が中空とされた段ボール状プラス チック基材単体からなるものである。一方、図4に示すトレー18は、その段ボ ール状プラスチック基材20の外側片面に、ポリエチレンフォーム、軟質ポリウ レタンフォーム等からなる弾性発泡体層22が積層されたものである。なお、2 1は運搬用の物品である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【作用】
本考案の物品運搬用トレーは、物品運搬時にトレー表面のラテックス層上に物 品が載置される。そのラテックス層は、ポリエチレンフォーム、ポリウレタンフ ォーム等の弾性発泡体に比べてきわめて摩擦係数が大きいため、そのラテックス 層上に載置された物品がトレーの振動等により移動する虞がない。また、そのラ テックス層下面にある弾性発泡体層により、トレーに加わる衝撃が吸収緩和され 、トレー表面の物品が保護される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】 プラスチック基材24は、物品を保持するのに必要なもので、隔壁30により 両面32,34間が中空とされた軽量かつ適度な剛性を有する段ボール状のもの からなる。プラスチック基材24の材質は、ポリエチレン、ポリプロピレン等の 汎用プラスチックからなる。隔壁30は、平行な平面からなるものの他に、ハニ カム(蜂の巣)状のもの、断面が波状のものもある。プラスチック基材24の大 きさは、運搬する物品の大きさ、数等によって定まるが、例として厚み0.2m mの面及び隔壁からなる、250×400×mmの大きさのものを挙げること ができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】 ラテックス層28は、物品がトレー表面を移動しないようにするためのもので 、天然または合成ゴムラテックスからなる。このラテックス層28は、表面に載 置される物品の大きさ等により異なるが、通常0.02〜0.1mm程度の厚み とされる。ラテックス層28を弾性発泡体層26表面に設けるには、ラテックス 弾性発泡体層26の表面に所定厚みで層状に付着させ、その後固化させればよ い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例にかかる物品運搬用トレーの
斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】従来の物品運搬用トレーの斜視図である。
【図4】従来の他の物品運搬用トレーの斜視図である。
【符号の説明】
23 本考案の一実施例の物品運搬用トレー 24 プラスチック基材 26 弾性発泡体層 28 ラテックス層

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両面間に形成された隔壁により両面間が
    中空とされた段ボール状プラスチック基材の外側片面に
    弾性発泡体層が積層され、その弾性発泡体層の表面にラ
    テックス層が積層されてなる物品運搬用トレー。
JP11170391U 1991-12-20 1991-12-20 物品運搬用トレー Pending JPH0554262U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11170391U JPH0554262U (ja) 1991-12-20 1991-12-20 物品運搬用トレー

Applications Claiming Priority (1)

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JP11170391U JPH0554262U (ja) 1991-12-20 1991-12-20 物品運搬用トレー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0554262U true JPH0554262U (ja) 1993-07-20

Family

ID=14568021

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11170391U Pending JPH0554262U (ja) 1991-12-20 1991-12-20 物品運搬用トレー

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07315358A (ja) * 1994-05-27 1995-12-05 Crown Package:Kk 食品容器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5926203A (ja) * 1982-08-05 1984-02-10 三菱油化株式会社 木材の表面処理方法

Patent Citations (1)

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