JP3594041B2 - 箱 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、箱に関する。詳しくは、本発明は、箱の底の部分である底部と、箱の周囲の部分である側面部とからなる箱において、底部と側面部とを合体させて箱を構成したり、箱を底部と側面部とに分割したりすることが極めて容易に行い得る箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
物品、例えば自動車のミッション (重量が30〜100kg)やエンジン (重量が 100〜200kg)などの物品を、部品の発送センターと全国各地の自動車販売店との間で交互に輸送するためのいわゆる通い箱として、従来は図8のごとき箱 (以下、この箱を「従来箱」ともいう) が使われている。
【0003】
図8の従来箱は、ミッション輸送用の箱であって、この箱は底部101 と側面部102 と蓋部103 とから形成されている。詳しくは、この箱は45mm角の木製の角材から作られた滑材104 と厚さ20mmの木板から作られた底板105 とを釘で接合してなる底部101 ;厚さ15mmの木板から作られたツマ板106 と厚さ15mmの木板から作られたツマ桟107 とを釘で接合してなる2個のツマ部108 、および厚さ15mmの木板から作られた側板109 と厚さ15mmの木板から作られた側桟110 とを釘で接合してなる2個の側部111 から構成された側面部102 ;厚さ15mmの木板で作られた蓋板112 と厚さ15mmの木板で作られた蓋桟113 とからなる蓋部103 から形成されている。
【0004】
ここで、この箱の底部101 と2個のツマ部108 との接合、底部101 と2個の側部111 との接合、およびツマ部108 と側部111 との接合は、それぞれ釘でなされている。したがって、従来箱は底部101 、2個のツマ部108 及び2個の側部111 を釘で接合してなる一体物と、蓋部103 なる一体物とからなる箱である。
図8の従来箱のサイズは、縦 (ツマの長さ) が約 660mm、横 (側の長さ) が約 510mm、高さが約 535mmである。
【0005】
従来箱の使用手順は以下の通りである。
手順−1 蓋部103 を箱から外し、梱包すべき物品を人力またはホイストなどの機械力によって持ち上げ、箱の側面部102 を超えて箱の中に入れる。ここで、物品が水分、湿気、埃を嫌うものである場合、底板105 の上に防水性のシートなどをあらかじめ敷き、かつ物品をビニール袋などの袋で包む。物品を袋で包む方法として2つの方法があり、その1つは、袋をその開口部を開口した状態で底部101 の上に置き、該袋の中に物品を入れる方法であり、他の1つは、箱の中に物品を入れた後、物品の上から袋を被せる方法である。
【0006】
手順−2 蓋部103 を箱の上部に載せる。
手順−3 蓋部103 が輸送中の振動などによって外れないように、蓋部103 の両端の2個の蓋板112 と最上部のツマ板106 とを紐などで接合することにより蓋部103 を固定する。
手順−4 物品を梱包した箱を保管し、適宜目的地へ輸送する。
【0007】
手順−5 目的地において、上記手順−3、2、1の逆操作をこの順に行い、人力またはホイストなどの機械力によって箱の中の物品を持ち上げ、箱の側面部102 を超えて外に取り出す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来箱は以下 (1)〜(6) の問題点を持っている。
問題点(1) 手順−1において物品を持ち上げ箱の側面部102 を超えて箱の中に入れる時、物品が箱の側面部102 と接触して物品に傷が付かないよう注意を払わなければならないところ、物品の重量が大の時、人力によって物品を箱の中に入れるに際しては腰を傷める (腰痛) 可能性が高く、またホイストなどによって入れるに際しては物品が箱の中に入る状況を監視する人とホイストなどを操作する人との間の意気投合に格別の注意を払わなければならない。このことは、手順−5についても当てはまる (物品の充填、取出時の問題) 。
【0009】
問題点(2) 水分、湿気、埃を嫌う物品の場合、箱の底部101 から侵入してくるこれらのものに対しては、底部101 の上にシートを敷くことにより容易にこれらの侵入を防ぎ得るが、箱のツマ部108 、側部111 および蓋部103 から侵入してくるこれらのものに対しては、上記のとおり物品を袋で包まなければならず、そのための手間がかかる (防水、防湿、防塵の問題) 。
【0010】
問題点(3) 箱の特にツマ部108 、側部111 および蓋部103 は多量の木材を釘で接合することによって製作され、またツマ部108 や側部111 と底部101 との接合も釘でなされているので、箱の製作に多大の手間がかかる (製箱時間の問題) 。 問題点(4) 箱を構成する各部が全て比較的肉厚の木板でできているから、箱の重量が大である (箱重量の問題) 。
【0011】
問題点(5) 通い箱として用いる場合、特にその底部101 の損傷の程度は箱の使用回数と共に増加し、ついには底部101 のみを新しいものと交換しなければならないところ、底部101 と側面部102 とは釘で接合されているので、その交換に手間や時間がかかる(底部交換の問題)。
問題点(6) 木材の多量の使用は世界的な森林保護の方向に反する (森林保護の問題) 。
【0012】
本発明の目的は、これら (1)〜(6) の問題を解決した箱を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記 (1)〜(6) の問題点を持たない箱の開発について鋭意研究を続けてきた。その結果、箱の底の部分である底部と、箱の周囲部分である側面部とからなる箱において、底部と側面部とを接合せず、側面部を構成するツマ板および側板として特定の素材からなる板状物を用い、かつ、側面部の内側に位置する枠部とツマ板や側板との接合を特定の方法で行うことによって、上記 (1)〜(6) の問題点が解決されることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0014】
すなわち、本発明は、方形状の底部と底部の上に垂直方向に位置する四面である側面部とからなる箱において、底部は底板と底板の上に位置し側面部の水平移動を防止する周辺部材とからなり、側面部は枠部と枠部に接合されたツマ板および側板とからなり、枠部は周辺部材により形成された、周辺部材のない底部の四隅の凹部に起立する支柱と支柱の上部において支柱と接合されたツマ上カマチおよび側上カマチとからなり、ツマ板と側板とは熱可塑性樹脂から形成された厚さ1〜15mmの中空構造板からなり、底部と側面部とは接合されておらず、枠部とツマ板および側板とはステープラーで接合されていることを特徴とする箱である。
【0015】
本発明の箱について図1〜7により説明する。ここで、図に示した箱は本発明の箱の一例であり、本発明の箱は図に限定されるものではない。
図1の箱は、自動車用ミッション梱包用として好ましく用い得る箱であり、そのサイズは縦 (ツマの長さ) が約 788mm、横 (側の長さ) が約 548mm、高さが約507 mmである。
【0016】
図1において、箱の最下部に設けられた滑材1 (45mm角) は本発明の箱にとって必須ではない。しかし、滑材1を設けることは、箱をフォークリフトなどで移動し得るので好ましい。滑材1の素材は箱の製造のし易さなどの観点から、一般に木製の角材が好ましい。滑材1のサイズは箱のサイズや物品の重量などに応じて適宜決めればよく、切断面が長方形の木製の角材を使ってもよい。
【0017】
滑材1の上には底部2が位置する。底部2は底板3とその上に設けられた周辺部材4とからなる。周辺部材4は後記の側面部5の水平移動を防止するためのものである。滑材1と底板3との接合、および底板3と周辺部材4と接合は、例えば釘でなされる。
図1の底板3は厚さが20mmの木板からなる簀の子状のものであるが、底板3の厚さは適宜決めればよく、また底板3は必要に応じて一枚物の板状物であってもよい。底板3の素材は特に限定されないが、湿気を嫌う物品の場合、底板3として特に例えば防水加工された木製の板やプラスチック製の板が好ましい。なお、底板3が防水性に乏しいものであっても、その上に防水性のシートを敷けばよい。
【0018】
図1の周辺部材4は38mm角の木製であるが、周辺部材4のサイズは適宜決めればよく、また周辺部材4の素材は特に制限されない。ここで、周辺部材4のない底部2の四隅の部分 (4個の角部) の上には、後記の枠部6を形成する4本の支柱7が垂直状に起立する。
底部2の上には側面部5が位置する (被さる) 。本発明の箱においては、底部2と側面部5とは釘などで分割不可能な様に固定的に接合されたものではなく、側面部5は底部2の上に単に載っかっているのみである。この点は、後述するように本発明の特徴の一つである。
【0019】
側面部5は枠部6 (骨組)(図2参照) と相対する2個のツマ板8および相対する2個の側板9とからなる。ここで、枠部6とツマ板8および側板9とは接合されている。
図2(a) の枠部6は、38mm角の木製の角材からなる4本の支柱7と、38mm角の木製の角材からなる2本のツマ上カマチ10と、38mm角の木製の角材からなる2本の側上カマチ11から構成されている。ここで、支柱7とツマ上カマチ10との接合方法、および支柱7と側上カマチ11との接合方法は特に制限されず、例えば釘で接合し得る。また、ツマ上カマチ10と側上カマチ11との接合形態すなわち両者の噛み合わせの形態は特に制限されない。
【0020】
枠部6を構成する支柱7、ツマ上カマチ10および側上カマチ11のサイズは箱のサイズなどに応じて適宜決めればよい。切断面が長方形の木製の角材を使っても良く、その場合の噛み合わせの形態を図2(b) に例示する。またこれら部材の素材は特に制限されない。
図1のツマ板8および側板9は、熱可塑性樹脂から成形された中空構造板 (後記のサンプライ (登録商標))からなり、その厚さは4mmである。本発明の箱のツマ板8および側板9を構成する素材は、熱可塑性樹脂から成形された厚さ1〜15mmの中空構造板、厚さ 0.5〜7mmの耐水性の板紙、厚さ 0.1〜7mmのプラスチック製のフィルム、シートまたは発泡板または厚さ3〜15mmの耐水性ダンボールなる板状物であり、これらはよく知られた板状物である。これらのうち、厚さ1〜15mmの中空構造板が防水性、防湿性、防塵性、軽量性、加工性 (板状物の切断性、枠部6との接合性など) などの観点から好ましい。上記範囲未満の厚さの板状物は箱の強度不足という観点から好ましくなく、また上記範囲を超える厚さの板状物は、過剰品質の箱、重すぎる箱、後述するステープラー法による接合 (枠部6とツマ板や側板との接合) を適用し難いなどの観点から好ましくない。
【0021】
厚さが1〜15mmの熱可塑性樹脂から成形された中空構造板として、住友化学工業 (株) 製の中空構造板であるサンプライ (登録商標) およびスミパネル (登録商標) を例示し得る。これらは例えば熱可塑性ポリプロピレン系樹脂から成形された、図3に例示するような構造を有する中空構造板であって、種々の厚さのものを入手し得る。また、厚さ 0.5〜7mmの耐水性の板紙として例えば日本紙業 (株) 製のシクラボード (商品名) が例示され、厚さ 0.1〜7mmのプラスチック製のフィルム、シートまたは発泡板として、例えばポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニールなどから製造されたフィルム、シートまたは発泡板を使用し得る。
【0022】
枠部6とツマ板8および側板9とはステープラー (stapler 、ホッチキス) によって接合される。図1における−−−印はステープラーによる接合状態を示す。このステープラーによる接合方法 (以下、「ステープラー法」という) は、後述するように、本願発明の特徴の一つである。
図1の箱においては、1個のツマ板8とそれと隣接する1個の側板9とが、図4に示すように一枚物の板状物からなる場合を示している。かかる一枚物の板状物を使用する場合は、所定のサイズに切断された一枚物の板状物の2個を所定の箇所 (点線部。右の折り曲げ線より端部は、隣の面との重なり部分である)で折り曲げた後、板状物と枠部6とをステープラー法で接合する。ここで、本発明の箱に係るツマ板8と側板9とを板状物から製造する方法は、図4に示したような一枚物の板状物を2個使用する方法に限定されず、2個のツマ板と2個の側板とを使用する方法、一枚物の板状物の1個のみを使用する方法 (この場合の一枚物の板状物の面積は、ツマ板2個分の面積と側板2個分の面積との合計に等しいかそれ以上であり、該板状物は少なくとも3箇所で折り曲げられる) 、ツマ板および側板のそれぞれ1個と一枚物の板状物の1個 (残りのツマ板1個と側板1個とを構成し、一枚物の板状物の折り曲げ箇所は少なくとも1箇所) とを使用する方法、ツマ板または側板の1個と一枚物の板状物の1個(残りのツマ板または側板1個と、2個の側板またはツマ板を構成し、一枚物の板状物の折り曲げ箇所は少なくとも2箇所)とを使用する方法、をも含む。
【0023】
箱の最上部に位置する蓋部12は本発明において必須ではないが、物品を水分、湿気、埃などから守るために好ましく用いられる。蓋部12の素材は制限されないが、特に防水性を必要とする場合、その素材として例えば防水性で軽量な素材である熱可塑性樹脂から成形された中空構造板が好ましい。図5の蓋部12の素材は、熱可塑性樹脂から成形された中空構造板の一種である厚さが4mmのサンプライ (登録商標) である。かかる素材からなる蓋部12を用いる場合、側面部5を底部2に載せるに先立って、蓋部12を側面部5に被せたあと蓋部12の折り曲げ部とツマ上カマチ10や側上カマチ11とをステープラー法によって接合する (この場合、ステープラーは蓋部12の折り曲げ部の上からカマチに向かって打つ) することにより、側面部5を底部2に載せる時の側面部5の変形 (ねじれ、歪み) を防止することができ、したがって、側面部5を底部2に載せる作業がし易くなる。なお、蓋部12はその形状が板状に固定されたものである必要はなく、箱を覆い得るもの例えばフレキシブルな布や紙やシートまたはそれらを防水加工したものであってもよい。
【0024】
図6に底部2の平面、正面および右側面の三面図を示す。
また、図7には、枠部6の支柱7、ツマ上カマチ10、側上カマチ11の各二面図を示す。 本発明の箱の使用手順を、従来の箱のそれと対応させて以下に述べる。
手順−1 箱の側面部5と底部2とを分割し、梱包すべき物品を、人力またはホイストなどの機械力によって底部2の上に置く。ここで、物品が水分、湿気、埃を嫌うものである場合、従来箱の手順−1のように物品をビニール袋などの袋で包むことは必須ではない。なぜなら、底板3を隙間のない (簀の子状でない) 防水性のものとするか、または底板3の上に防水性のシートを敷き、かつ蓋部12を例えば本発明にかかるツマ板8や側板9と同じ素材からなるものとすれば良いからである。
【0025】
手順−2 側面部5を底部2の上部に載せて両者を合体させる。この際、蓋部12は予め側面部5の上にセットしておいてもよいし、側面部5を載せた後この上に蓋部12をセットしてもよい。
手順−3 底部2と側面部5と蓋部12とが輸送中の振動などによって外れないように、これら全体を例えば紐で縛る。
【0026】
手順−4 物品を梱包した箱を保管し、適宜目的地へ輸送する。
手順−5 目的地において、上記手順−3、2、1の逆操作をこの順に行い、人力またはホイストなどの機械力によって箱の中の物品を底部2から移動させる。
【0027】
【発明の効果】
本発明の箱は、以下のとおり、上記問題点 (1)〜(6) を解決するものである。 問題点(1) について。本発明の箱を構成する底部2と側面部5とは釘などによって分解不可能なように固定的に接合されたものではなく、側面部5は底部2の上に単に載っかっているものである。すなわち、両者は必要に応じて容易に分割し得るものである。したがって、本発明の箱の使用手順−1においては、従来箱の使用手順−1におけるように物品を高い位置まで持ち上げ側面部5を超えて箱の中に入れる必要はなく、物品をほんの少し持ち上げて平坦な底部2の上に載せさえすればよい。本発明の箱のこの特徴 (底部2と側面部5とを容易に分割し得るという特徴) は、手順−1において、人力により物品を移動する時の腰痛の危険性をなくし、機械力により物品を移動する時に作業者が意気投合に格別の注意を払わなければならないという必要性を大幅に減らすものである。以上の理由により問題点(1) が解決される。
【0028】
問題点(2) について。本発明の箱のツマ板8および側板9は特定の板状物から作られているので、水分、湿気、埃を嫌う物品を梱包するに際して、従来箱のように物品をビニール袋で包む必要がない。したがって、問題点(2) が解決される。なお、底部2と蓋部12との防水対策などについては上記した通りである。
問題点(3) について。本発明の箱の側面部5を形成するツマ板8および側板9は、それら各々の全面を一枚板でカバーし得る特定の板状物から作られており、かつツマ板8や側板9と枠部6との接合は接合速度の速いステープラー法によってなされるので、多量の木材を釘で接合して側面部5を形成する従来箱に比べて、製箱に要する時間が大幅に短い。したがって、問題点(3) が解決される。
【0029】
問題点(4) について。本発明の箱の特に側面部5は、軽量な素材である特定の板状物から形成されているので、肉厚の木板から形成された従来箱の側面部5に比べて、重量が大幅に小である。側面部5の重量が小であるから、底部2の上に側面部5を載せたり底部2の上に載せられた側面部5を外したりする作業 (本発明の箱の使用手順−2、6) が極めて楽である。したがって、問題点(4) が解決される。
【0030】
問題点(5) について。上記「問題点(1)について」において述べたとおり、本発明の箱の底部2と側面部5とは容易に分割し得るものであるから、通い箱として用いて底部2の損傷の程度が増加し、ついには底部2を新しいものと交換しなければならなくなった時、古い底部2と新しい底部2とを単に交換するだけでよく、その交換に手間や時間がほとんどかからない。したがって、問題点(5) が解決される。
【0031】
問題点(6) について。本発明の箱の特に側面部を形成するツマ板8および側板9は軽量な特定の板状物からなり、従来箱の側面部9の場合のように多量の木材を使用するものではない。したがって、問題点(6) が解決される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の箱の分解斜視図である。
【図2】本発明にかかる枠部の斜視図である。
【図3】本発明にかかる中空構造板の斜視図である。
【図4】本発明にかかる隣接する1個のツマ板と1個の側板とを形成する板状物の正面、底面、右側面の三面図である。
【図5】蓋部の平面、正面、右側面の三面図である。
【図6】本発明にかかる底部の平面、正面および右側面の三面図である。
【図7】本発明にかかる枠部の支柱、ツマ上カマチ、側上カマチの各二面図を示す。
【図8】従来の箱の分解斜視図である。
【図9】従来の箱の底部の平面、正面、右側面の三面図である。
【図10】従来の箱のツマ部の平面、正面、右側面の三面図である。
【図11】従来の箱の蓋部の平面、正面、右側面の三面図である。
【図12】従来の箱の側部の平面、正面、右側面の三面図である。
【符号の説明】
1…滑材
2…底部
3…底板
4…周辺部材
5…側面部
6…枠部
7…支柱
8…ツマ板
9…側板
10…ツマ上カマチ
11…側上カマチ
12…蓋部
Claims (1)
- 方形状の底部と底部の上に垂直方向に位置する四面である側面部とからなる箱において、底部は底板と底板の上に位置し側面部の水平移動を防止する周辺部材とからなり、側面部は枠部と枠部に接合されたツマ板および側板とからなり、枠部は周辺部材により形成された、周辺部材のない底部の四隅の凹部に起立する支柱と支柱の上部において支柱と接合されたツマ上カマチおよび側上カマチとからなり、ツマ板と側板とは熱可塑性樹脂から成形された厚さ1〜15mmの中空構造板からなり、底部と側面部とは接合されておらず、枠部とツマ板および側板とはステープラーで接合されていることを特徴とする箱。
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