JP2900730B2 - 包装装置 - Google Patents

包装装置

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JP2900730B2
JP2900730B2 JP30110692A JP30110692A JP2900730B2 JP 2900730 B2 JP2900730 B2 JP 2900730B2 JP 30110692 A JP30110692 A JP 30110692A JP 30110692 A JP30110692 A JP 30110692A JP 2900730 B2 JP2900730 B2 JP 2900730B2
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paper
packaged
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cardboard
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勉 吉村
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/80Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging

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  • Buffer Packaging (AREA)
  • Packages (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えば換気装置や送風
機等、比較的大型で重量のある物品の輸送や保管に供さ
れる包装装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記この種の包装装置の従来例として
は、例えば実公平2ー31407号公報に示されている
ようなものがある。即ち、図9に示すように、被包装物
を収容した外箱20の長手方向稜線部を覆う木質材料よ
りなるL字状横部材21と、垂直方向稜線部を覆う木質
材料よりなるL字状縦部材22とを結合して構成した井
桁状補強枠23を、外箱20の両側に一つずつ装着し、
全体を樹脂バンド24で結束したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような包装装置
は比較的広く適用されているが、大型で重量のある物品
の包装装置としては強度に不満が残るうえ、木質材料や
これらを結合させる釘等の鉄系材料及び外箱20の紙材
料といったように、構成材料が複数にわたり廃却時の取
扱が煩わしく、材料のリサイクルを図ることもできにく
いものである。また、包装組み立て作業も、特に被包装
物が大型であったり重量があったりする物の場合、簡単
には行なえないなどの解決すべき課題を含んでいる。
【0004】この発明はかかる従来の課題を解決するた
めになされたもので、廃却及び材料のリサイクルが図り
やすく、被包装物がたとえ大型で重量のある場合でも包
装組み立て作業が容易であり、コスト面でも強度面でも
有為な包装装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項1に係る発明は、被包装物を前後方向と左右方
向への移動を積層材よりなる固定片により拘束して上載
し、下面に設けられた積層材よりなる桁により保持され
る全体が段ボールより構成された紙製パレットと、
この紙製パレットに上載された被包装物を被蓋状態に包
む段ボール紙製の底の無い蓋付きの箱と、この箱と紙製
パレットを被包装物を内包したまま結束する結束部材と
から構成し、その紙製パレットの前後方向の移動を拘束
する固定片は、段ボール紙の目の方向を前後にして装着
し、左右方向の移動を拘束する固定片は、段ボール紙の
目の方向を左右にして装着し、桁は段ボール紙の目の方
向を上下方向にして装着する手段を採用する。
【0006】前記目的を達成するために請求項2に係る
発明は、被包装物を前後方向と左右方向への移動を積層
材よりなる固定片により拘束して上載し、下面に設けら
れた積層材よりなる桁により保持される全体が段ボール
より構成された紙製パレットを、被包装物の上部と
下部とに、この上下の紙製パレットを被包装物と
ともに結束する結束部材とから構成し、その各紙製パレ
ットの前後方向の移動を拘束する固定片は、段ボール紙
の目の方向を前後にして装着し、左右方向の移動を拘束
する固定片は、段ボール紙の目の方向を左右にして装着
し、桁は段ボール紙の目の方向を上下方向にして装着す
る手段を採用する。
【0007】前記目的を達成するために請求項3に係る
発明は、被包装物を前後方向と左右方向への移動を積層
材よりなる固定片により拘束して上載する載置面を有
し、下面には積層材よりなる桁を複数本固定するととも
に、前後方向の移動を拘束する前記固定片は、段ボール
紙の目の方向を前後にして装着し、左右方向の移動を拘
束する固定片は、段ボール紙の目の方向を左右にして装
着し、桁は段ボール紙の目の方向を上下方向にして装着
する手段を採用する。
【0008】前記目的を達成するために請求項4に係る
発明は、請求項3に係る前記手段における桁を、積層材
に紙製の筒体を巻着して構成するとともに、その小口の
立ち寸法より小口の幅寸法の方を大きくする手段を採用
する。
【0009】
【作用】請求項1にかかる前記手段によれば、結束部材
を除く主要構成部材が全て段ボール紙製であるので、廃
却時の取扱が簡単であり、材料のリサイクルが図り易
くなる。また紙製パレット上に被包装物を拘束状態に載
置できるので、紙製パレットを治具としてその上で被包
装物を組み立てながら、包装組み立て作業ができるよう
になる。そして、被包装物を拘束する固定片及び荷重を
担う桁の全てが、荷重を受ける方向に段ボール紙の目が
向けられているので、強度が高く重量の大きい被包装物
にも対応することができる。
【0010】請求項2にかかる前記手段によれば、結束
部材を除く主要構成部材が全て段ボール紙製であるの
で、廃却時の取扱が簡単であり、材料のリサイクルが
図り易くなる。また紙製パレット上に被包装物を拘束状
態に載置できるので、紙製パレットを治具としてその上
で被包装物を組み立てながら、包装組み立て作業ができ
るようになる。そして、被包装物を拘束する固定片及び
荷重を担う桁の全てが、荷重を受ける方向に段ボール紙
の目が向けられているので、強度が高く重量の大きい被
包装物にも対応することができ、被包装物を天地いずれ
の向きでも荷役できる。
【0011】請求項3にかかる前記手段によれば、主要
構成部材が全て段ボール紙製であるので、廃却時の取扱
が簡単であり、材料のリサイクルが図り易くなる。ま
た紙製パレット上に被包装物を拘束状態に載置できるの
で、紙製パレットを治具としてその上で被包装物を組み
立てながら包装組み立て作業ができるようになる。そし
て、被包装物を拘束する固定片及び荷重を担う桁の全て
が、荷重を受ける方向に段ボール紙の目が向けられてい
るので、強度が高く重量の大きい被包装物にも対応する
ことができる。
【0012】請求項4にかかる前記手段によれば、請求
項3に係る前記作用とともに載置面を支える桁の強度及
び安定度が高くなる。
【0013】
【実施例】実施例1.図1はこの発明の実施例を示す包
装装置の包装状態における縦断正面図、図2と図3は同
じくその紙製パレットについての平面図と正面図、図4
は紙製パレットの構成を示す斜視図である。
【0014】この実施例の包装装置は、被包装物1を前
後方向と左右方向への移動を拘束して上載する紙製パレ
ット2と、紙製パレット2に上載された被包装物1を被
蓋状態に包む段ボール紙製の半開A式箱3と、全体を結
束する結束バンド4とからなり、結束バンド4を除く構
成部品は全て段ボール紙等の紙製である。
【0015】紙製パレット2は、被包装物1を上載する
載置面を形成する基板16の前後の端縁と左右の端縁と
にそれぞれ紙製の固定片5,6を固定し、これらの固定
片5,6に囲まれる載置面を被包装物1を前後方向と左
右方向への移動を拘束して嵌め込み載置する嵌合部7と
して構成されたものである。載置面の下面には、紙製の
積層材8を紙製の筒体9で巻着した小口についての幅寸
法Wが立ち寸法Hより大きく形成された桁10が左右に
間隔をおいて二本ずつ固定されている。図示のものは、
被包装物1の底側四隅部に取付金具が突き出しているの
で、この取付金具の逃げ部11として、長辺方向の固定
片5に対して短辺方向の固定片6が隙間を作るように固
定されている。
【0016】なお、紙製パレット2の桁10について
は、図3のように紙製の積層材8を紙製の筒体9で巻着
したものを個別に固定しても良いし、図6のように積層
材8だけで構成しても良い。さらには、図7に示すよう
に複列のチャンネルを形成した紙製のホルダ12のチャ
ンネルに積層材8を嵌合し、ホルダ12の固定により数
本の桁10を一括に構成するようにしても良い。また、
固定片5、6は紙製パレットの基板16を切り起しても
形成することができる。
【0017】半開A式箱3は底が開放し、内外の蓋フラ
ップ13の曲げ重ねにより蓋が形成される箱で、紙製パ
レット2に上載された被包装物1を被蓋状態に包む。蓋
フラップ13は被包装物1を包んでからテープ14等で
封緘される。ここで、紙製パレット2の前後方向の移動
を拘束する固定片5は、図4に示すように段ボール紙の
目の方向を前後にして装着され、左右方向の移動を拘束
する固定片6は、段ボール紙の目の方向を左右にして装
着され、桁10は段ボール紙の目の方向を上下方向にし
て装着される。従って、被包装物1を拘束する固定片
5,6及び荷重を担う桁10の全てが、それぞれ荷重を
受ける方向に段ボール紙の目が向けられているので、強
度が高く重量の大きい被包装物にも対応することができ
る。
【0018】なお、図例の被包装物1は上面に吹出口等
の突出した換気装置であるので、突出部の左右には半開
A式箱3の蓋内面との間に図に示すような紙製緩衝部材
15が介在される。この包装装置は、紙製パレット2に
上載された被包装物1を半開A式箱3で包み、開式A式
箱3と紙製パレット2を被包装物1を内包したまま結束
バンド4で結束することにより包装形態が完成する。従
って、紙製パレット2を治具として使い、被包装物1を
紙製パレット2上で組み立てて行きながら、組み立ての
完了とともに包装の組み立て作業を行なうこともでき、
被包装物1がたとえ大型で重量のある場合でも包装組み
立て作業を容易に行なうことができる。そして、構成部
品の殆どが紙であり、他の材料との複合ないしは結合に
よるものがないので廃却及び材料のリサイクルが図りや
すく、コスト面でも強度面でも有為なものとなってい
る。
【0019】実施例2.図8はこの発明の他の実施例を
示す包装装置の正面図である。この実施例は前記した構
成の紙製パレット2を被包装物1の上部側と下部側とに
それぞれ装着し、被包装物1と二つの紙製パレット2と
を結束バンド4で結束した構成である。この実施例の場
合、特に天地がかえっても問題のない被包装物1の場合
には、上下いずれの紙製パレット2によっても荷役を行
なうことができ包装装置の取扱が簡易になる。他の特徴
は、前例と基本的に同じである。
【0020】
【発明の効果】以上実施例による説明からも明らかなよ
うに、請求項1及び請求項2の発明によれば、主要構成
部材が全て段ボール紙製であるので、廃却時の取扱
簡単であり、低コストで構成でき材料のリサイクル
り易くなる。また紙製パレット上に被包装物を拘束状態
に載置できるので、紙製パレットを治具としてその上で
被包装物を組み立てながら、包装組み立て作業ができる
ようになる。そして、被包装物を拘束する固定片及び荷
重を担う桁の全てが、荷重を受ける方向に段ボール紙の
目が向けられているので、強度が高く重量の大きい被包
装物にも対応することができる。
【0021】請求項3及び請求項4の発明によれば、主
要構成部材が全て段ボール紙製であるので、廃却時の取
が簡単であり、低コストですみ材料のリサイクル
図り易くなる。また紙製パレット上に被包装物を拘束状
態に載置できるので、紙製パレットを治具としてその上
で被包装物を組み立てながら包装組み立て作業ができる
ようになる。そして、被包装物を拘束する固定片及び荷
重を担う桁の全てが、荷重を受ける方向に段ボール紙の
目が向けられているので、強度が高く重量の大きい被包
装物にも対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す包装装置の包装状態の
縦断正面図である。
【図2】この発明の実施例の包装装置の紙製パレットを
示す平面図である。
【図3】この発明の実施例の包装装置の紙製パレットを
示す正面図である。
【図4】この発明の実施例の包装装置の紙製パレットを
示す斜視図である。
【図5】この発明の実施例の包装装置の緩衝部材の斜視
図である。
【図6】この発明の実施例を示す紙製パレットの正面図
である。
【図7】この発明の他の実施例を示す紙製パレットの正
面図である。
【図8】この発明の他の実施例を示す包装装置の正面図
である。
【図9】従来の包装装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 被包装物 2 紙製パレット 3 半開A式箱 4 結束バンド 5 固定片 6 固定片 7 嵌合部 8 積層材 9 筒体 10 桁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭56−26674(JP,U) 実開 昭61−105659(JP,U) 実開 平3−8135(JP,U) 実開 昭61−172025(JP,U) 実開 平4−56636(JP,U) 実開 平5−75133(JP,U) 実開 昭56−12084(JP,U) 実公 昭37−12297(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 57/00 - 59/08 B65D 81/00 - 81/16 B65D 61/00 - 63/18 B65D 67/00 - 79/02 B65D 81/18 - 81/30 B65D 81/38 B65D 85/00 - 85/84 B65D 19/00 - 19/44

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被包装物を前後方向と左右方向への移動
    積層材よりなる固定片により拘束して上載し、下面に
    設けられた積層材よりなる桁により保持される全体が
    ボールより構成された紙製パレットと、この紙製パ
    レットに上載された被包装物を被蓋状態に包む段ボール
    紙製の底の無い蓋付きの箱と、この箱と前記紙製パレッ
    トを被包装物を内包したまま結束する結束部材とからな
    り、前記紙製パレットの前後方向の移動を拘束する固定
    片は、段ボール紙の目の方向を前後にして装着し、左右
    方向の移動を拘束する固定片は、段ボール紙の目の方向
    を左右にして装着し、前記桁は段ボール紙の目の方向を
    上下方向にして装着したことを特徴とする包装装置。
  2. 【請求項2】 被包装物を前後方向と左右方向への移動
    積層材よりなる固定片により拘束して上載し、下面に
    設けられた積層材よりなる桁により保持される全体が
    ボールより構成された紙製パレットを、被包装物の
    上部と下部とにし、この上下の紙製パレットを前記
    被包装物とともに結束する結束部材とからなり、前記各
    紙製パレットの前後方向の移動を拘束する固定片は、段
    ボール紙の目の方向を前後にして装着し、左右方向の移
    動を拘束する固定片は、段ボール紙の目の方向を左右に
    して装着し、前記桁は段ボール紙の目の方向を上下方向
    にして装着したことを特徴とする包装装置。
  3. 【請求項3】 被包装物を前後方向と左右方向への移動
    を積層材よりなる固定片により拘束して上載する載置面
    を有し、下面には積層材よりなる桁を複数本固定すると
    ともに、前後方向の移動を拘束する前記固定片は、段ボ
    ール紙の目の方向を前後にして装着し、左右方向の移動
    を拘束する前記固定片は、段ボール紙の目の方向を左右
    にして装着し、前記桁は段ボール紙の目の方向を上下方
    向にして装着したことを特徴とする包装装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の包装装置であって、桁
    を積層材に紙製の筒体を巻着して構成するとともに、そ
    の小口の立ち寸法より小口の幅寸法の方を大きくしたこ
    とを特徴とする包装装置。
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JPH06156532A JPH06156532A (ja) 1994-06-03
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JP4778131B2 (ja) * 1999-08-25 2011-09-21 株式会社日栄紙工社 梱包装置
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