JPH0554192B2 - - Google Patents

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JPH0554192B2
JPH0554192B2 JP6991582A JP6991582A JPH0554192B2 JP H0554192 B2 JPH0554192 B2 JP H0554192B2 JP 6991582 A JP6991582 A JP 6991582A JP 6991582 A JP6991582 A JP 6991582A JP H0554192 B2 JPH0554192 B2 JP H0554192B2
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odd
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JP6991582A
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Shinichi Fukuda
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Sony Corp
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Publication of JPH0554192B2 publication Critical patent/JPH0554192B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10527Audio or video recording; Data buffering arrangements

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 情報信号、例えばオーデイオ信号を記録再生す
る場合、このオーデイオ信号をPCM化すれば高
品位の記録再生ができる。
情報信号をPCM化して磁気テープに記録再生
する方式としては、固定ヘツド方式と回転ヘツド
方式があるが、ヘツドのテープに対する相対速度
が速く、記録密度を容易に上げられる点で回転ヘ
ツド方式の方が有利である。この回転ヘツド方式
において、例えば、回転ヘツドを複数個、例えば
2個用いる場合には、通常な回転ヘツドをほぼ
360°/2=180°の角間隔で取り付けると共に、磁気 テープを案内ドラムに対して同じ角範囲(180°)
に巻き付け、2個の回転ヘツドによつて交互にそ
れぞれ1本づつのトラツクを形成してPCMデー
タを記録するようにしている。
ところで、このPCMデータの記録にあたつて
は、従来通常の各1トラツク分として記録される
単位時間分のデータ(1セグメントのデータ)を
そのままテープ上に1トラツク分として記録する
ようにしているため、その1トラツク分の再生デ
ータがドロツツプアウト等によつて欠落すると、
この1トラツク分相当の時間の間、データが全く
存在しない状態が生じてしまう。このようになつ
ても、いわゆる誤り修整回路において、例えばそ
の前の1トラツク分のデータを用いて補間するい
わゆる前置ホールド等の誤り修整手法により修整
することはできるが、全く欠落してしまつたデー
タを前のデータ等で補間するようになるため、信
号の劣化は免れないという欠点がある。
この発明は以上の点に鑑み、1トラツク分のデ
ータが再生時に欠落したとしても、再生時、元の
時系列のデータに戻したとき、データはほぼ欠落
することなく連続的に得られるようにして、バー
ストエラーに対する強化を図ると共に誤り修整と
して高度手法を容易に用いることができ、修整後
においては信号の劣化も殆んど目立たないように
することができるようにしたものを提供しようと
するものである。
以下、この発明の一例をオーデイオ信号を
PCM化して記録する場合を例にとつて図を参照
しながら説明しよう。
ところで、回転ヘツド装置によつてPCM信号
を記録する時、回転ヘツド装置が従来の通常の場
合のように、例えば回転ヘツドが2個でその角間
隔が180°であり、テープの案内ドラムに対する巻
き付け角も同じ180°であるようなものである場
合、2個のヘツドがテープ上を交互に連続的に走
査して時間的に間隙なく連続的にトラツクが形成
されるようになるため、オーデイオPCM信号に
誤り訂正用のパリテイ等の冗長データを付加する
ための時間的余裕がそのままではなくなつてしま
う。このため、信号遅延用のバツフアメモリを多
量に用いる等をしなければならず、また、信号処
理が複雑になり易いという欠点がある。
そこで、この例では特にこの回転ヘツド方式の
記録装置及び再生装置として上記のような欠点を
生じないように考慮した新規な装置を用いるよう
にしている。
第1図はこの新規な装置に用いる回転ヘツド装
置の一例で、これは回転磁気ヘツドが2個の場合
である。この場合、この2個の回転ヘツド1A及
び1Bは360°/2=180°の角間隔を保つて配置され る。一方、磁気テープ2がテープ案内ドラム3の
周面に沿つて、その180°角範囲よりも小さい例え
ば90°の角範囲区間に巻き付けられるようにされ
る。そして、回転ヘツド1A及び1Bが1秒間に
30回転の割合で図中矢印5Hで示す方向に回転さ
れると共に、テープ2が矢印5Tで示す方向に所
定の速度で走行されて、回転ヘツド1A及び1B
によりその1/4回転区間において、磁気テープ2
上に第2図に示すようなそれぞれ斜めの1本づつ
の磁気トラツク4A及び4Bが交互に形成されて
信号が記録されるようにされる。この場合、ヘツ
ド1A及び1Bのギヤツプの幅方向は、その走査
方向に直交する方向に対して互いに異なる方向と
なるようにされる。つまりいわゆるアジマス角が
異なるようにされている。
以上の回転ヘツド装置によれば、2個の回転ヘ
ツド1A及び1Bが磁気テープ2に対して共に対
接しない期間(これはこの例では90°の角範囲分
の期間である。)が生じ、この期間を利用して
PCMデータに対するパリテイ等の冗長データの
付加処理をすれば記録装置におけるバツフア回路
の減少が図れると共に構成の簡略化が図れるもの
である。
次に、この回転ヘツド装置を用いたこの発明に
よる記録装置及びその再生装置の一実施例を説明
しよう。
第3図はその一例の記録系である。
第3図の例はオーデイオ信号を、右チヤンネル
と左チヤンネルの2チヤンネル信号として記録す
る場合の例である。
この場合、回転磁気ヘツド1A及び1Bは前述
のように30Hzで回転されるのであるが、その回転
位相は次のように制御されている。
すなわち、コントロール信号発生回路10にお
いて、マスタークロツク発生回路9からのマスタ
ークロツク信号に基づいて形成されて得られる30
Hzの基準信号CTが位相比較回路8に供給される。
また、回転ヘツド1A及び1Bの1回転につき1
個のパルスを発生するパルス発生器6からの信号
PGがこの位相比較回路8に供給され、これより
信号CTと信号PGとの位相誤差に応じた電圧が回
転ヘツド駆動用ドラムモータ7に供給されて、信
号CTの位相と回転ヘツド1A及び1Bの回転位
相とが所定の関係となるように制御される。
コントロール信号発生回路10は、また、この
マスタークロツク信号に基づいて信号CTの他、
後述のような各種のコントロール信号を発生す
る。したがつて、その各種コントロール信号の位
相は信号CTの位相、すなわちヘツド1A及び1
Bの回転位相に同期する。
左チヤンネル及び右チヤンネルのオーデイオ信
号SL及びSRは入力端子21及び22を通じてスイ
ツチ回路23の一方及び他方の入力端に供給され
る。このスイツチ回路23はコントロール信号発
生回路10からの、例えば44.1kHzの切り換え信
号SW(第4図A)によつてその一方及び他方の
入力端に交互に切り換えられる。したがつて、こ
のスイツチ回路23からは第4図A及びBに示す
ように、この切り換え信号SWがハイレベルの期
間には左チヤンネルの信号が、信号SWがローレ
ベルの期間には右チヤンネルの信号が、それぞれ
取り出されるようにされ、これがA/Dコンバー
タ24に供給される。このA/Dコンバータ24
においては、1チヤンネル当たりサンプリンク周
波数44.1kHzでサンプリングされる。コントロー
ル信号発生回路10からの信号SPはこのサンプ
リング信号であつて、この信号SPによつて左及
び右チヤンネルのオーデイオ信号が夫々サンプリ
ングされると共にこのサンプリングされたデータ
が1サンプル当たり例えば16ビツトのPCM信号
SOに変換される。第4図BはこのA/Dコンバー
タの出力信号SOを示し、L0,L1,L2…は左チヤ
ンネルのオーデイオPCM信号の1データワード
をそれぞれ示しており、R0,R1,R2…は右チヤ
ンネルのオーデイオPCM信号の1データワード
をそれぞれ示している。
A/Dコンバータ24の出力信号SOはスイツチ
回路25を通じて3個のRAM31,32,33
に書き込まれるが、後述するように3個のうち2
個のRAMは書き込み状態とはなつておらず、こ
の書き込み状態にない2個のRAMにおいては冗
長データの付加あるいはその冗長データの付加さ
れたデータの読み出しがなされるようにされてい
る。
コントロール信号発生回路10から3個の
RAM31,32,33の書き込みを制御するた
めの制御信号RWがスイツチ回路26を介して3
個のRAM31,32,33の制御端子に供給さ
れている。そして、スイツチ回路25と26がコ
ントロール信号発生回路10からの切換信号
SWWによつて、第4図Fに示すような切換順序
で3個のRAM31,32,33に対して1/60秒
毎に順次切換えられる。つまり1/20秒周期で3個
のRAM31〜33は切り換えられる。
したがつて、3個のRAM31,32,33に
は1/60秒期間分の単位時間分のPCMオーデイオ
データが順次第4図C,D,Eに示すように書き
込まれることになる。すなわち、RAM31に単
位時間分のデータ群〔1〕が、RAM32に次の
単位時間分のデータ群〔2〕が、RAM33にさ
らにその次の単位時間分のデータ群〔3〕が、と
いうようにして1/60秒の時間分のデータ群が3個
のRAM31,32,33に順次書き込まれる。
ここで、1/60秒の期間内に含まれるサンプル数
は1470個であり、これは第4図Bに示すように左
チヤンネルのオーデイオ信号のワードL0〜L734
735ワードと、右チヤンネルのオーデイオ信号の
ワードR0〜R734の735ワードとの合計1470ワード
に相当する。この例ではこの1/60秒の期間分相当
のデータを単位期間分のデータとし、RAM31
〜33はそれぞれ1470個分のワードを記憶できる
容量とされている。
こうして1/60秒毎の単位期間分毎に3個の
RAM31,32,33に書き込まれたデータは
その全てのデータに対して誤り訂正用のパリテイ
P、Qが付加されると共に、それが奇数データと
偶数データに分けられ、それぞれその奇数デー
タ、偶数データに対してパリテイEP及びEQ、パ
リテイOP及びOQ、更に誤り検出用のCRCコー
ドが付加され、それぞれその付加された奇数デー
タ毎、及び偶数データ毎に、時間軸圧縮されて各
RAMより読み出しがなされる。
ここで、奇数データというのはこの1/60秒の単
位期間分の複数データワードのうち左チヤンネル
及び右チヤンネルそれぞれの奇数番目のデータワ
ードであり、第4図Bに示すように左チヤンネル
のデータワードL1、右チヤンネルのデータワー
ドR1、左チヤンネルのデータワードL3、右チヤ
ンネルのデータワードR3というようにサフイツ
クスが1、3、5…733である左右チヤンネルの
ワード対の合計734個のデータワードである。一
方、偶数データというのは、この単位期間分の複
数のデータワードのうち左チヤンネル及び右チヤ
ンネルそれぞれの偶数番目のデータワードであ
り、第4図Bに示すように左及び右チヤンネルの
ワードL0,R0,L2,R2、…というようにサフイ
ツクスが0、2、4、6…734である左右チヤン
ネルのワード対の合計736個のデータワードであ
る。
各RAMに書き込まれたデータに対するパリテ
イの付加及び読み出しは次のようにしてなされ
る。
すなわち、コントロール信号発生回路10よ
り、単位期間分全てのデータに対するパリテイを
発生させこれを付加させるか、あるいはそのうち
の奇数データのみに対するパリテイを発生させそ
れをその奇数データに付加させるかを制御するた
めの制御信号RAOが得られ、これがスイツチ回
路27を通じて3個のRAM31,32,33の
制御端子に供給される。また、単位区間分のデー
タのうちの偶数データに対するパリテイを発生さ
せそれを付加させるかと、3個のRAM31〜3
3からのデータの掃き出しをするかとを制御する
ための信号RERが発生回路10より得られ、こ
れがスイツチ回路28を通じて3個のRAM3
1,32,33の制御端子に供給される。一方こ
れら3個のRAM31,32,33の出力データ
はスイツチ回路29を通じて単位期間分全データ
に対するパリテイの付加回路37に供給されると
共に、単位期間分のデータのうちの奇数データに
対するパリテイ及びCRCコードの付加回路38
に供給され、また3個のRAM31,32,33
の出力データはスイツチ回路30を介して偶数デ
ータに対するパリテイ及びCRCコードの付加回
路39に供給される。そして付加回路37及び3
8の出力データがスイツチ回路34及び35を介
して3個のRAM31,32,33の入力端に供
給されると共に、付加回路39の出力データがス
イツチ回路36を介して3個のRAM31,3
2,33の入力端に供給される。
そして、スイツチ回路27,29及び35がコ
ントロール信号発生回路10からの切換信号
SWPOによつて第4図Gに示すような順序で3
個のRAM31,32,33に対する切り換えが
なされ、また、スイツチ回路28,30及び36
がコントロール信号発生回路10からの切換信号
SWERによつて第4図Hに示すような順序で3
個のRAM31,32,33に対する切り換えが
なされる。
この場合3個のRAM31,32,33はこれ
が書き込み状態でない時は読み出し可能状態とさ
れており、データは出力されている。
また、付加回路37の制御信号AP(第4図)
がコントロール信号発生回路10より得られ、こ
れが付加回路37に供給されてそのハイレベルで
ある1/120秒の期間にこの付加回路37が動作状
態となるようにされている。また、この信号AP
と逆極性の信号OPCがコントロール信号発生回
路10より得られ、この信号OPCが付加回路3
8に供給され、そのハイレベルである期間すなわ
ち信号APがローレベルである1/120秒の期間、こ
の付加回路38が動作状態となるようにされる。
さらに信号APに対して90°位相のずれた状態の信
号EPC(第4図J)がコントロール信号発生回路
10より得られ、これが付加回路39に供給さ
れ、そのハイレベルの期間この付加回路39が動
作可能状態になる。
信号APは3個のRAM31,32,33の切
り換えタイミングとその一周期分が丁度一致する
信号となつており、この信号APは、それぞれ
RAM31,32,33に書き込みがなされる1/
60秒づつの期間T1,T2,T3の前半の1/120秒の
期間、ハイレベルとなり後半の1/120秒の期間ロ
ーレベルとなるようなものとなつている。
信号EPCは信号APに対して90°位相が遅れた信
号であつて、各1/60秒の期間T1,T2,T3のほぼ
中央部の1/120秒の期間ハイレベルとなり、各期
間T1,T2,T3の終わりの1/240秒の期間の始め
の1/240秒の期間の合計1/120秒の期間ローレベル
となるような信号である。
そして、この信号EPCの位相は、位相サーボ
によつて制御されているヘツド1A及び1Bの回
転位相に同期し、この信号EPのハイレベルであ
る期間にヘツド1A及び1Bのいずれかがテープ
2上を走査し、そのローレベルである期間におい
ては、ヘツど1A及び1Bは共にテープ2に対接
しないようになつている。
以上のことから、例えば期間T1でRAM31に
書き込まれた単位期間分のデータは、期間T2
びT3において、全データに対するパリテイの発
生付加及び読み出し、奇数及び偶数データそれぞ
れに対するパリテイの発生付加等及び読み出しが
なされる。
すなわち、期間T2になると、切換信号SWPO
によつてスイツチ回路27,29,35がRAM
31を選択するように切り換えられ、このRAM
31において全データに対するパリテイP、Qの
発生付加及び奇数データに対するパリテイOP、
OQの発生付加、CRCコードの発生付加のモード
となるようにされる。すなわち、この期間T2
前半において、信号APがハイレベルとなると付
加回路37が動作状態となり、RAM31の単位
期間分のすべてのデータに対するパリテイP及び
Qが付加回路37において発生せられ、その全デ
ータに付加される。このパリテイP、Qがそのデ
ータに付加されたものがスイツチ回路34及び3
5を通じてRAM31の所のアドレスに戻されて
書き込まれる。スイツチ回路34は信号APと同
様の信号によつてそのハイレベルである期間、図
の状態に、そのローレベルである期間、図の状態
とは逆の状態に切り換えられるようになつてい
る。
次に、期間T2の後半になると、信号APがロー
レベル、従つて、信号OPCがハイレベルとなつ
て、奇数データのパリテイ及びCRCコードの発
生付加回路38が動作可能状態となるとともにス
イツチ回路34が図の状態とは逆の状態に切り換
えられ、RAM31に書き込まれている単位時間
分のデータのうち奇数データのみに対してパリテ
イOP及びOQ、さらにCRCコードが発生せられ
るとともにそのデータに付加され、その付加され
た状態のデータがスイツチ回路34及び35を通
じてRAM31の所定のアドレスに書き込まれる
ことになる。
次に、期間T3になると切り換え信号SWERに
よつてスイツチ回路28,30,36がRAM3
1側に切り換えられ、RAM31は読み出しある
いは偶数データに対するパリテイ及びCRCコー
ドの発生付加のモードとされる。そして、信号
EPCがこの期間T3の始めの1/240の期間、ローレ
ベルとなつているため付加回路39は非動作状態
であり、制御信号RERによつてRAM31からは
全データに対するパリテイP、Q、奇数データに
対するパリテイOP、OQ及びCRCコードの付加
された奇数データがこの1/240秒の期間に読み出
される。
その後、信号EPCがハイレベルとなると付加
回路39が動作可能状態となりRAM31からの
偶数データが読み出され、これに対するパリテイ
EP及びEQさらにCRCコードが付加回路39で発
生せられ、これらがその偶数データに対して付加
され、その付加されたデータがスイツチ回路36
を介してRAM31の所定のアドレスに再び書き
込まれる。そしてこの偶数データはこの期間T3
の終わりの1/240秒の期間で信号EPがローレベル
となることから読み出されることになる。
同様に、期間T2において、RAM32に書き込
まれた単位時間分のデータは、期間T3の前半に
おいて全データについてのパリテイP、Qの発生
付加がなされ、後半においてそのうちの奇数デー
タについてのパリテイOP、OQ及びCRCコード
の発生付加がなされる。そして、その次の期間
T1の始めの1/240秒の期間において、そのパリテ
イP、Q、OP、OQ及びCRCコードの付加され
た奇数データの読み出しがなされ、この期間T1
の中程の期間において偶数データに対するパリテ
イEP、EQ及びCRCコードの発生付加がなされ、
パリテイP、Q、EP、EQ及びCRCコードの付加
された偶数データがこの期間T1の終わりの1/240
秒の期間において読み出されるようになされる。
期間T3においてRAM33に読み出されたデー
タも、同様にして、パリテイ及びCRCコードの
発生付加がなされ、期間T2の始めの1/240秒の期
間において全データに対するパリテイP、Q、奇
数データに対するパリテイOP、OQ及びCRCコ
ードの付加された奇数データの読み出しがなさ
れ、その終わりの1/240秒の期間にパリテイP、
Q、EP、EQ及びCRCコードの付加された偶数デ
ータの読み出しがなされる。
以上のRAM31,32,33のモードは第4
図C,D,Eに示す通りである。また、読み出さ
れたデータのタイミングは同図Kに示す通りであ
る。この図からもわかるように、単位時間分のデ
ータ群例えばデータ群〔1〕の奇数データ1は
期間T3の始めの1/240秒の期間に、偶数データ1
Eは期間T3の終わりの1/240秒の期間に、それぞ
れ読み出され、データ群〔1〕の次のデータ群
〔2〕の奇数データ2は期間T3の次の期間T1
始めの1/240秒の期間に、偶数データ2Eはその
終わりの1/240秒の期間に、それぞれ読み出され
る。以下同様にして、データ群〔3〕、〔4〕、
〔5〕…の奇数データ3,4,5…と奇数
データ3E,4E,5E…とがそれぞれ1/60秒の
期間T1,T2,T3のいずれかの始めと終わりの1/
240秒の期間に分けられて読み出されることにな
る。そして、連続するデータの流れとしてみる
と、各期間T1,T2,T3の終わりの1/240秒期間
から次の期間T2,T3,T1の始めの1/240秒期間
までが一連のデータとなる。したがつて、この一
連のデータの前半は偶数データ、後半は奇数デー
タとなり、しかも、その偶数データと奇数データ
とは異なる単位期間分のデータ群からのデータと
なつている。
ここで、この読み出された奇数データ及び偶数
データは次のような構成となつている。すなわ
ち、パリテイ及びCRCコードの発生付加処理に
あたつては、第6図Aに示すようにPCMオーデ
イオデータは8データワード単位でブロツク化さ
れると共に、この8データワードに対して、全デ
ータに対するパリテイワードP、Qが付加され、
データワードが偶数データであるときはさらにパ
リテイワードEP、EQ及びCRCコードが付加さ
れ、一方、データワードが奇数データであるとき
はパリテイワードOP、OQ及びCRCコードが付
加されている。
この場合に1ブロツクとされる8個のデータワ
ードはRAM31〜33の読み出しアドレスが制
御されて、データワードが分散されるようにイン
ターリーブ処理されている。なおこの場合1ブロ
ツクは8データワードからなるものであるから、
図に示すように偶数データ及び奇数データブロツ
クB0〜B91で構成される92個のブロツクからなつ
ている。
こうして、各RAM31〜33から読み出され
た奇数データ及び偶数データは記録プロセツサ4
0を通じて2個の回転ヘツド1A及び1Bに供給
される。回転ヘツド1A及び1Bは、前述のよう
にコントロール信号発生回路10からの信号CT
によつて位相サーボされて、それぞれ信号EPC
のローレベルである期間でテープ2上を走査する
ようにされている。したがつて、第4図Kに示す
ようなタイミングで読み出されたそれぞれ1/120
秒の期間のデータは、ヘツド1A及び1Bによつ
てこれが丁度テープ2上を走査する区間におい
て、それぞれ1本ずつのトラツク4A及び4Bを
交互に形成してテープ2上に記録される。すなわ
ち、第2図に示すようにトラツク4A及び4Bに
は、その前半に、ある単位区間分のデータの偶数
データ0E,1E,2E,3E…が記録され、そ
のトラツクの後半には、その単位区間分の次の端
息区間分のデータのうちの奇数データ1,2
O,3,4…が記録されることになる。した
がつて、1本のトラツクに記録されるデータは時
間的には2単位区間分にわたるものである。しか
し、1トラツクに記録されるデータ量はそれぞれ
奇数データと偶数データとからなつているからこ
れは丁度単位区間分のデータ量に等しいものとな
つている。
この場合、1/60秒の期間に各RAMに書き込ま
れたPCMデータの奇数データ、偶数データがそ
れぞれ1/240秒の期間において記録されることに
なり、データはほぼ1/4に時間軸圧縮されている。
なお、記録プロセツサ40においては第6図A
に示すように1ブロツクのデータに対してブロツ
ク同期信号SYNC及びブロツクアドレスデータ
ADSの付加がなされる。また偶数データ及び奇
数データとしてそれぞれ記録されるブロツクB0
からB91に対してプリアンブル信号及びポストア
ンブル信号の付加がなされる。プリアンプル信号
は、再生時、データを抽出するためのクロツクを
発生させるための信号であり、ポストアンブル信
号は偶数データあるいは奇数データの終わりを示
す信号である。
記録プロセツサ40においては、さらに、
PCMデータが記録に適当な信号、例えば直流分
ができるたけ少なくなるような信号に変調される
処理も行なわれる。
次にこのように記録されたオーデイオPCMデ
ータの再生について説明しよう。
第5図はその再生系の一例であり、第6図はそ
のタイミングチヤートを示している。
第5図の再生系においては、マスタークロツク
発生回路9の出力に基づいてコントロール信号発
生回路11において形成される30Hzの信号SH(第
6図B)によつて回転ヘツド1A,1Bに対して
位相サーボがかけられている。そして、このコン
トロール信号発生回路11から得られる再生時の
コントロール信号、すなわちヘツドの再生出力の
切換信号、この再生出力に対する書き込み及び読
み出し信号等のコントロール信号がこの基準の30
Hzの信号SHと一定の位相関係にあるようにされ
ている。
ヘツド1A及び1Bからの再生出力はアンプ4
1A及び41Bを通じてスイツチ回路42に供給
される。このスイツチ回路42は位相サーボ用の
30Hzの信号SHによつてアンプ41A側とアンプ
41B側に交互に切り換えられる。したがつて、
このスイツチ回路42からは第6図Cに示すよう
な、ヘツド1Aの出力とヘツド1Bの出力が交互
に連続するようなデータ列が得られる。
このスイツチ回路42により得られるデータは
デジタル信号復元回路43に供給されてデジタル
信号に復元され、誤まり検出及びRAM書き込み
制御信号発生回路44に供給される。この誤まり
検出及びRAM書き込み制御信号発生回路44か
らは誤まり検出のなされたデータSDが得られると
共に、3個のRAM51,52,53への書き込
みアドレス及び書き込みタイミング信号RWP
得られる。
スイツチ回路45は、RAM51,52,53
に回路44からの誤まり検出のなされたデータSD
を書き込むか、または誤まり訂正回路46からの
奇数データに対する誤まり訂正のなされたデータ
を書き込むかを制御するためのスイツチである。
先ずデータSDの取り込みについて説明する。
スイツチ回路45はコントロール信号発生回路
11からのRAM51〜53における書き込み及
び訂正モードを切り換えるための切り換え信号
WOによつて切り換えられる。すなわち、この切
り換え信号WOは第6図Jに示すように60Hzの信
号であるが、その1周期の前半のハイレベルであ
る1/120秒の期間PWはヘツド1Aあるいは1Bか
ら再生出力が得られる期間であり、後半のローレ
ベルである1/120秒の期間PCはヘツド1A,1B
から共に再生出力が得られない。つまり、2つの
ヘツド1A及び1Bが共にテープ2に対接しない
期間となつている。そして、この信号WOがハイ
レベルとなる期間PWではスイツチ回路45が図
の状態に信号WOがローレベルである期間PCでは
スイツチ回路45は図の状態とは逆の状態にそれ
ぞれ切り換えられるようにされている。
また、回路44からの書き込みアドレス及び書
き込みタイミング信号RWPはスイツチ回路49
及び50を介してRAM51,52,53の制御
端子に供給される。また、スイツチ回路45を通
じた回路44からの誤まり検出が出されたデータ
SDは、スイツチ回路54を通じて3個のRAM5
1,52,53の入力端子にそれぞれ供給される
ようになされている。そして、RAM51,5
2,53から読み出されたデータがスイツチ回路
55を介して奇数データの誤まり訂正回路46の
入力端に供給されている。この奇数データの誤ま
り訂正回路46の出力信号はスイツチ回路45の
他方の入力端に供給されている。
そしてスイツチ回路50,54,55がコント
ロール信号発生回路11からの制御信号SWWO
によつて第6図Gに示すような順序で1/60秒毎に
3個のRAM51,52,53に対して順次切り
換えられる。
この場合、信号SWWOによ3個のRAM51,
52,53の切り換えタイミングは、信号WOの
ハイレベルである期間PWのほぼ中央の時点とな
つている。
また、コントロール信号発生回路11からの奇
数データについての訂正モードを制御するための
信号COが得られ、これがスイツチ回路49の他
方の入力端に供給され、スイツチ回路50を介し
て3個のRAM51,52,53の制御端子に供
給される。そして、スイツチ回路49は信号WO
によつてスイツチ回路45と同期して知り換えら
れる。
したがつて、信号WOがハイレベルである期間
PWは、3個のRAM51〜53は書き込みモード
となるが、この期間PWは、切換信号SWWOによ
つてスイツチ回路50,54及び55がそれぞれ
RAM51,RAM52,RAM53を選択するよ
うに切ら換えらえる1/60秒の期間TA,TB,TC
始めの1/240秒の期間POと終わりの1/240秒の期
間PEに相当する。
各期間TA,TB,TCの始めの1/240秒の期間PO
は、期間PWの後半の期間(ヘツドのテープ2上
の走査期間の後半に相当)であつて、この期間
POにおいては、第6図C及びJからも明らかな
ように、再生ヘツド出力は奇数データ1,2
O,3…が得られる。したがつて、ここ期間
POにおいて、各RAM51,52,53に奇数デ
ータ1,2,3…が、回路44からの書き
込みアドレス及びタイミング信号RWPによつて
所定のアドレスに書き込まれる。
一方、各期間TA,TB,TCの終わりの1/240秒
の期間PEは、期間PWの前半の期間(ヘツドのテ
ープ2上の走査時間の前半に相当)であつて、こ
の期間PEには第6図C及びJからも明らかなよ
うに再生ヘツド出力としては偶数データ1E,2
E,3E…が得られる。したがつて、この期間
PEにおいて、各RAM51,52,53に偶数デ
ータ1E,2E,3E…が回路44からの信号
RWPに制御されて書き込まれる。
信号WOがローレベルである各期間TA,TB
TCの中央の1/120秒の期間PCにおいては、スイツ
チ回路45及び49は図の状態とは逆の状態に切
り換えられるため、訂正回路46からの訂正され
たデータが各RAM51,52,53に書き込ま
れる状態になる。つまり奇数データの訂正モード
となる。なおコントロール信号発生回路11から
はこの奇数データの訂正回路46にその制御信号
OCが供給されている。この信号OCは信号WOと
は逆極性の信号であつて、そのハイレベルの期間
(これは期間PCである)に訂正回路46が動作可
能状態となるようにされる。
したがつて、信号SWWOによつてスイツチ回
路50,54,55が切り換えられて、各RAM
51,52,53がそれぞれ選択されている期間
TA,TB,TCのうちの期間PCにおいて、制御信号
COによつて、各RAM51,52,53から読み
出された奇数データが訂正回路46でパリテイ
OP、OQが用いられて、誤り検出のなされたデー
タに対する訂正がなされ、その訂正後のデータが
スイツチ回路45及び54を介して元のRAM5
1,52,53に戻される。
そして次に各期間TA,TB,TCの終わりの1/24
0秒の期間に書き込まれた偶数番目のデータに対
する誤り訂正と全データに対する誤り訂正が次の
ようにしてなされる。
すなわち、そのための制御信号CEAがコントロ
ール信号発生回路11からのスイツチ回路56を
通じて3個のRAM51,52,53の制御端子
に供給される。また3個のRAM51,52,5
3からの出力データがスイツチ回路57を通じて
偶数データの訂正回路47に供給されるとともに
単位区間分全データの訂正回路48に供給され
る。そしてこの偶数データの訂正回路47の出力
と全データの訂正回路48の出力信号がスイツチ
回路58によつて切り換えられ、その出力がスイ
ツチ回路59を通じて3個のRAM51,52,
53の入力端に供給される。そして、スイツチ回
路56,57及び59がコントロール信号発生回
路11からの切り換え信号SWEAによつて第6
図Hに示すような順序で3個のRAM51,5
2,53に対して切り換えられる。
また、偶数データの訂正回路47にはコントロ
ール信号発生回路11からその制御信号EC(第6
図K)が供給されて、そのハイレベルである期
間、この訂正回路47が動作するようにされる。
また訂正回路48にはこの信号ECに対して逆極
性の信号ACが供給され、やはりそのハイレベル
である期間、この訂正回路48が動作可能状態と
なるようにされている。この信号ECは期間TA
TB,TCの前半においてハイレベル、後半におい
てローレベルとなるような信号である。したがつ
て訂正回路47は期間TA,TB,TCの前半の1/12
0秒の期間において動作可能状態となり、一方訂
正回路48は期間TA,TB,TCの後半の1/120秒
の期間動作可能状態となる。スイツチ回路58は
信号ECと同相の信号によつて切り換えられ、そ
のハイレベルである期間は図の状態に、ローレベ
ルである期間は図の状態とは逆の状態に切り換え
られる。
したがつて、第6図から明らかなように、信号
SWEAによつてRAM51が選択される期間TB
おいては、この期間TBの前半の期間において、
回路11からの制御信号CEAによつてRAM51
から読み出された偶数データがスイツチ回路57
を通じて偶数データの訂正回路47及び全データ
の訂正回路48に供給されている。そしてこの前
半の期間においては偶数データの訂正回路47が
動作可能状態となることから、偶数データに対す
るパリテイEP及びEQが用いられてその偶数デー
タに対する誤り訂正がなされ、訂正のなされたデ
ータがスイツチ回路58及び59を通じてRAM
51,52,53の元の所定のアドレスに書き込
まれる。そしてこの期間TBの後半になると全デ
ータの訂正回路48が動作可能状態となることか
ら、パリテイP、Qが用いられて単位期間分相当
の全データに対するデータ誤りの訂正がなされ
る。そして、その誤り訂正がなされたデータがス
イツチ回路58及び59を通じてRAM51の所
定のアドレスに書き込まれる。
同様にして、期間TCにおいてはRAM52に書
き込まれているデータのうちの偶数データについ
て、パリテイEP及びEQを用いた訂正がなされる
とともにパリテイP、Qを用いたその全データの
訂正がそれぞれ回路47及び48においてなされ
てRAM52の元のアドレスに書き込まれる。さ
らに期間TAにおいてはRAM53に書き込まれて
いたデータの偶数データに対するパリテイEP及
びEQによる訂正及び全データに対するパリテイ
P、Qによる訂正がそれぞれ回路47及び48に
おいてなされて、その訂正がなされたデータが
RAM53に書き込まれている。
以上のことから期間TA,TB,TCにおいて
RAM51,52,53にそれぞれ書き込まれた
データは、それぞれその書き込み期間の後1/30秒
の時間が経過した後は、RAM51,52,53
に書き込まれているデータは誤り訂正能力の範囲
内で訂正可能なデータが全て訂正された状態の
PCMデータが書き込まれていることになる。
こうして書き込み及び訂正のなされたデータ
は、それぞれ書き込み終了から1/60秒経過した後
の1/60秒の期間においてそれぞれ読み出される。
すなわちコントロール信号発生回路11から読み
出し制御信号RRがスイツチ回路60を通じて
RAM51,52,53の制御端子に供給され
る。またRAM51,52,53の出力信号はス
イツチ回路61を通じて修整回路62に供給され
る。そしてこれらスイツチ回路60及び61はコ
ントロール信号発生回路11からの切換信号
SWRによつて第6図に示すような順序で3個
のRAMに対して切り換えられる。すなわち、期
間TAでRAM51に書き込まれた偶数データ及び
奇数データは期間TCにおいて読み出され、また
期間TBにおいてRAM52に書き込まれたデータ
は期間TAにおいて読み出され、期間TCにおいて
RAM53に書き込まれたデータは期間TBにおい
て読み出されるようになる。この場合、それぞれ
単位区間分のデータの偶数番目と奇数番目が交互
にアドレス処理によつて読み出されて元の時系列
とされたその単位時間分のデータが1/60秒の元の
時間軸に伸張されて第6図Lに示すように読み出
されるものである。こうして読み出された信号は
スイツチ回路61を通じて修整回路62に供給さ
れ、訂正しきれなかつたデータに対して誤り修整
がなされる。誤り修整回路62の出力はD/Aコ
ンバータ63に供給される。D/Aコンバータ6
3においてアナログ信号に戻されたPCM信号の
各サンプルは、スイツチ回路64が記録時の信号
SWと同じ周波数の信号(44.1kHz)によつて切り
換えられることにより、アンプ65Lを通じて左
チヤンネルのオーデイオ信号SLが、アンプ65R
を通じて右チヤンネルのオーテイオ信号SRがそれ
ぞれ出力端子66L及び66Rに取り出されるも
のである。
以上述べたようなこの発明装置によれば1トラ
ツク分相当の単位時間分のオーデイオデータは、
偶数番目のデータと奇数番目のデータに分けられ
2本のトラツクにまたがつて記録されるようにな
る。したがつてPCM信号の単位時間分のデータ
が2トラツク分に亘つてばらまかれることにな
る。そして、この発明によれば、1トラツク分の
データが欠落して再生時得られなくなつた場合で
も、その前後のトラツクが再生されていればその
欠落した1セグメント分のデータの偶数番目ある
いは奇数番目のどちらかのデータは必ず前後のト
ラツクに記録されて残つていることから、データ
が情報的には1/2となつているものの全て欠落し
てしまうようなことがなくなる。したがつて例え
ば誤り修整回路62において、この1/2に欠落し
たデータを用いてその間のデータを補間する、す
なわち偶数番目あるいは奇数番目のデータを用い
て平均値補間法などによつて奇数番目あるいは偶
数番目のデータワードを補間するようにすること
ができるので、信号処理した後の再生データとし
て非常にS/Nのよいデータが得られる。しかも
そのための構成も非常に簡単にできるという効果
がある。
また、すでに記録済みの部分に続いて、その記
録済みの部分から連続して記録を始めたとき、そ
のつなぎ目においては新旧両データの偶数番目あ
るいは奇数番目のデータのみが残つていることに
なり、つなぎ目の信号処理も前述の誤り修整と同
様な手法によつて補間処理などを行うことがで
き、その信号のつなぎ目をスムーズにつなげるこ
とができる等、高度の効果的な方式が実現できる
可能性があるという利点もある。
さらに、この発明においては1トラツク分の前
半には偶数(奇数)データが記録され、後半には
奇数(偶数)データが記録されるようにしてある
のでインターリーブ長は従来の1/2で、それが2
つに分かれることになる。しかし第4図及び第6
図から明らかなように、エラー訂正にかけられる
時間が非常に長く取れ、偶数データあるいは奇数
データおのおの毎、そして全体のデータとで訂正
の処理をすることができ、訂正の能力を非常に上
げることができるという効果がある。
また上述したように、案内ドラムに対するテー
プの巻き付け角を、回転ヘツドの数をNとしたと
きヘツドの取り付け角間隔、すなわち360°/Nより も小さくしたことにより記録及び再生時、ヘツド
1A及び1Bがテープ2に対接しない期間が存在
し、その期間を利用することによつて、記録時は
各チヤンネルのデータに対するパリテイ及び
CRCコード等の冗長データの付加が容易にでき、
再生時は誤り訂正ができるので、従来のようにテ
ープの巻き付け角をヘツド取り付け角間隔に等し
く選定する場合のように、記録時の冗長データの
付加及び再生時の誤り訂正用の時間的余裕を作る
べく複雑な信号処理をしたり、多量の遅延用バツ
フアを用いたりする必要はないという効果があ
る。もつともこの発明によれば、誤り訂正は全デ
ータに対する訂正、偶数データに対する訂正、奇
数データに対する訂正と訂正時間を非常に長く取
ることができる。これは取りも直さず、このよう
なヘツド取り付け角間隔に対してテープ巻き付け
角を小さくした場合に限らず、ヘツド取り付け角
間隔とテープ巻き付け角間隔を同様にした場合に
おいても訂正時間として余裕のある訂正時間が得
られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に用いる回転ヘツド装置の一
例を説明するための図、第2図はその記録トラツ
クパターンを示す図、第3図はこの発明装置の一
例の系統図、第4図はその説明のためのタイミン
グチヤートを示す図、第5図は再生系の一例の系
統図、第6図はその説明のためのタイミングチヤ
ートを示す図である。 1A及び1Bは回転ヘツド、2は磁気テープ、
3は案内ドラム、31,32,33はRAM、3
7,38,39はパリテイあるいはCRC付加回
路である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 回転ヘツドによつてテープ状の記録媒体上に
    斜めのトラツクを形成してPCMデータを記録す
    るPCMデータの記録装置において、 上記PCMデータの単位時間分毎に該PCMデー
    タが書き込まれるメモリと、 書き込まれたデータが偶数番目のデータと奇数
    番目のデータに分けられ、上記偶数番目のデータ
    に誤り訂正用の冗長データ及び奇数番目のデータ
    に誤り訂正用の冗長データをそれぞれ付加するた
    めの手段とを備え、 上記誤り訂正用の冗長データがそれぞれ付加さ
    れた上記偶数番目及び奇数番目のデータが上記メ
    モリより読みだされ、上記テープ状記録媒体に形
    成した上記斜めトラツクに対し、上記単位時間分
    毎の該冗長データが付加された偶数番目及び奇数
    番目のデータが隣り合う別のトラツクに夫々分散
    して上記回転ヘツドにより記録されるように成さ
    れたPCMデータの記録装置。 2 回転ヘツドによつてテープ状の記録媒体上に
    斜めのトラツクが形成され、単位時間分毎に
    PCMデータが偶数番目のデータと奇数番目のデ
    ータに分けられ、該偶数番目のデータに誤り訂正
    用の冗長データ及び奇数番目のデータに誤り訂正
    用の冗長データがそれぞれ付加されて、テープ状
    記録媒体に形成した斜めトラツクに対して互いに
    隣り合つた別のトラツクに夫々分散して記録され
    たPCMデータを再生するPCMデータの再生装置
    において、 上記トラツクに記録されたPCMデータ及び誤
    り訂正用の冗長データを再生する回転ヘツドと、 再生されたPCMデータ及び誤り訂正用の冗長
    データを各トラツク毎に書き込むメモリと、偶数
    番目のデータと奇数番目のデータ毎に上記誤り訂
    正用の冗長データにより誤り訂正を行う手段と、 テープ状記録媒体に形成した斜めトラツクに対
    し互いに隣り合つた別のトラツクに夫々分散して
    記録された偶数番目のデータと奇数番目のデータ
    を上記メモリより交互に読み出し、PCMデータ
    を再生するようにしたPCMデータの再生装置。
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