JPH0828055B2 - Pcmデータの記録方法 - Google Patents

Pcmデータの記録方法

Info

Publication number
JPH0828055B2
JPH0828055B2 JP59029330A JP2933084A JPH0828055B2 JP H0828055 B2 JPH0828055 B2 JP H0828055B2 JP 59029330 A JP59029330 A JP 59029330A JP 2933084 A JP2933084 A JP 2933084A JP H0828055 B2 JPH0828055 B2 JP H0828055B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
signal
period
recorded
track
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59029330A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60173774A (ja
Inventor
健太郎 小高
真也 尾崎
正 深見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP59029330A priority Critical patent/JPH0828055B2/ja
Publication of JPS60173774A publication Critical patent/JPS60173774A/ja
Publication of JPH0828055B2 publication Critical patent/JPH0828055B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/18Error detection or correction; Testing, e.g. of drop-outs
    • G11B20/1806Pulse code modulation systems for audio signals
    • G11B20/1809Pulse code modulation systems for audio signals by interleaving

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明はPCMデータを回転ヘッドによって記録媒体
上に単位時間分毎に1本ずつの斜めトラックとして記録
する方法に関する。
背景技術とその問題点 情報信号、例えばオーディオ信号を記録再生する場
合、このオーディオ信号をPCM化すれば高品位の記録再
生ができる。
情報信号をPCM化して磁気テープに記録再生する方式
としては、固定ヘッド方式と回転ヘッド方式があるが、
ヘッドのテープに対する相対速度が速く、記録密度を容
易に上げられる点で回転ヘッド方式の方が有利である。
この回転ヘッド方式においては、放送局用等の特殊用
途を除き、通常、回転ヘッドは複数個例えば2個用い、
これら回転ヘッドをほぼ360°/2=180°の角間隔で取り
付けると共に、磁気テープを案内ドラムに対して同じ角
範囲(180°)に巻き付け、2個の回転ヘッドによって
交互にそれぞれ1本ずつのトラックを形成して信号を記
録するようにしている。
ところで、この回転ヘッド方式によってPCMオーディ
オデータを記録するにあたっては、通常は1トラック分
相当を単位時間として、アナログオーディオ信号を単位
時間毎に区切り、この単位時間内でインターリーブ及び
訂正符号も完結する処理をして、PCMデータとし、この
1単位時間分のPCMデータ毎に1本のトラック(1セグ
メント)として記録するようにする。
ところがこのようにデータが1セグメント単位で完結
している場合には、再生時の編集やいわゆる可変速再生
が容易になるという利点がある反面、一方の回転ヘッド
からの再生が良好に行なわれなくなったとき、信号の再
生が充分にできないという欠点がある。
すなわち、2個の回転ヘッドの一方が目づまりを起こ
して、かなり長いバーストエラーが発生したり、また、
2個の回転ヘッドの特性にばらつきがあったり、さらに
は2個の回転ヘッドの回転軸方向の高さが異なっている
ため、トラック幅が不揃いになった場合には、再生信号
としては一方のトラックからの信号が全く再生できなく
なったり、エラー訂正能力を越えてエラー訂正ができな
くなったりする。
このようになっても、いわゆる誤り修整回路におい
て、例えばその前の1トラック分のデータを用いて補間
するいわゆる前置ホールド等の誤り修整手法により修整
することはできるが、1セグメント分のデータのすべて
を前のデータで補間するようになるため、信号の劣化は
免れないという欠点がある。
情報信号が映像信号であれば1トラックとして1フィ
ールドの信号を記録するようにすれば、隣接フィールド
間では画像の相関性が強いことから上記のように補間を
しても信号の劣化は目立たないが、情報信号がオーディ
オ信号のような相関性のない信号である場合には、上記
のような補間をすると、その信号劣化が比較的顕著にな
る。
発明の目的 この発明は以上の点に鑑み、1トラック分のデータが
再生時に欠落したとしても、再生時、元の時系列のデー
タに戻したとき、データはほぼ欠落することなく連続的
に得られるようにして、バーストエラーに対する強化を
図ると共に誤り修整後においては信号の劣化も目立たな
いようにすることができ、さらに編集や可変速再生も容
易であるものを提供しようとするものである。
発明の概要 この発明による記録方法は、回転ヘッドの所定回転に
より記録される1トラック分のPCMデータに相当する単
位時間分の連続したPCMデータを1ブロックとして、隣
接する2ブロックのデータを隣接する2本のトラックに
完結して記録すると共に、1ブロックのデータの偶数番
目のデータと奇数番目のデータとのそれぞれを別のトラ
ックの前半と後半に分けて記録し、さらに1本のトラッ
クとして記録されるデータに対して完結するエラー訂正
符号の冗長データを付加して記録するようにしたもので
ある。
実施例 回転ヘッド装置によってPCM信号を記録する時、回転
ヘッド装置が従来の通常の場合のように、例えば回転ヘ
ッドが2個でその角間隔が180°であり、テープの案内
ドラムに対する巻き付け角も同じ180°であるようなも
のである場合、2個のヘッドがテープ上を交互に連続的
に走査して時間的に間隙なく連続的にトラックが形成さ
れるようになるため、オーディオPCM信号を誤り訂正用
のパリティ等の冗長データを付加するための時間的余裕
がそのままではなくなってしまう。このため、信号遅延
用のバッファメモリを多量に用いる等をしなければなら
ず、また、信号処理が複雑になり易いという欠点があ
る。
以下に述べるこの発明の記録方法が適用される装置の
一例は特にこの回転ヘッド方式の記録装置として上記の
ような欠点を生じないように考慮した装置の場合の例で
ある。
第1図はこの例の場合の回転ヘッド装置の一例で、こ
れは回転磁気ヘッドが2個の場合である。この2個の回
転ヘッド(1A)及び(1B)は180°の角間隔を保って配
置される。一方、磁気テープ(2)がテープ案内ドラム
(3)の周面に沿って、その180°角範囲よりも小さい
例えば90°の角範囲区間に巻き付けられる。そして回転
ヘッド(1A)及び(1B)が例えば2000rpmで矢印(5H)
で示す方向に回転させられるとともにテープ(2)が矢
印(5T)で示す方向に所定の速度で移送されて、回転ヘ
ッド(1A)及び(1B)により磁気テープ(2)上に第2
図に示すような斜めの1本ずつの磁気トラック(4A)及
び(4B)が形成されて信号が記録される。この場合、1
本の磁気トラックには1/2回転の時間長分のPCMオーディ
オデータが記録される。つまり、時間的には1/2に圧縮
されて記録される。
なお、記録密度を高くするため、ヘッド(1A)及び
(1B)のギャップの幅方向はその走査方向に直交する方
向に対して互いに異なる方向となるようになされる。つ
まりいわゆるアジマス角が異なるようにされている。
以上の回転ヘッド装置によれば、2個の回転ヘッド
(1A)及び(1B)が磁気テープに対して共に対接しない
区間(これはこの例では90°の角範囲分の期間である)
が生じ、この期間を利用してPCMデータに対するパリテ
ィ等の冗長データの付加の処理をすれば、記録装置にお
けるバッファメモリの減少が図れるものである。
次にこの回転ヘッド装置を用いたこの発明による記録
装置及びその再生装置の一実施例を説明しよう。
第3図はその記録系で、オーディオ信号を右チャンネ
ルと左チャンネルの2チャンネル信号として記録する場
合の例である。
すなわち第3図において、左チャンネルのオーディオ
信号SLが入力端子(11)を通じてスイッチ回路(13)の
一方の入力端子に供給され、また右チャンネルのオーデ
ィオ信号SRが入力端子(12)を通じてスイッチ回路(1
3)の他方の入力端子に供給される。このスイッチ回路
(13)はコントロール信号発生回路(14)からの切換信
号SWにより交互に切り換えられ、その出力がA/Dコンバ
ータ(15)に供給される。
コントロール信号発生回路(14)はマスタークロック
発生回路(10)からのマスタークロック信号に基づい
て、この信号SWの他、後述のような各種のコントロール
信号を発生する。
スイッチ回路(13)の切換信号SWはA/Dコンバータに
おけるサンプリング周波数と同じ周波数例えば48kHzと
され、これは第4図Aに示すようにデューティファクタ
50%の矩形波信号で、例えば同図Bに示すように、この
信号SWがハイレベルのときは左チャンネルのオーディオ
信号を選択し、この信号SWがローレベルのときは右チャ
ンネルのオーディオ信号を選択するようにスイッチ回路
(13)は切り換えられる。
A/Dコンバータ(15)においては左又は右の1チャン
ネル当たりサンプリング周波数48kHzでサンプリングさ
れる。コントロール信号発生回路(14)からの信号SPは
このサンプリング信号であって、この信号SPによって左
チャンネル及び右チャンネルのオーディオ信号がそれぞ
れサンプリングされるとともに、このサンプリングされ
たデータが1ワード当たり例えば16ビットのPCM信号SO
に変換される。第4図BはこのA/Dコンバータの出力信
号SOを示し、L0,L1,L2・・・・は左チャンネルのオー
ディオPCM信号のそれぞれ1ワードを示しており、R0,R
1,R2・・・・は右チャンネルのオーディオPCM信号のそ
れぞれ1ワードを示している。
A/Dコンバータ(15)の出力信号SOはスイッチ回路(1
6)を介して冗長データの付加及びインターリーブ処理
のためのRAM(17)及び(18)の入力端に供給される。
スイッチ回路(16)はコントロール信号発生回路(14)
からのヘッド(1A)及び(1B)の回転に同期する信号RS
W(第4図F)によって1回転毎に切り換えられる。
ここで、回転ヘッド(1A)(1B)には次のようにして
位相サーボがかかっている。
すなわち、コントロール信号発生回路(14)からヘッ
ドの回転周期に等しい周期の信号SSが得られ、これが位
相比較回路(19)に供給されるとともに、ヘッド(1A)
及び(1B)の1回転に1つのパルスを得るパルス発生器
(20)からの信号PGがこの位相比較回路(19)に供給さ
れて両者が位相比較され、その比較誤差出力がヘッド
(1A)及び(1B)を回転駆動するモータ(21)に供給さ
れて回転ヘッド(1A)及び(1B)は信号SSに位相同期し
て回転するように制御される。信号RSWは、この信号SS
と一定位相関係にあるので、ヘッド(1A)(1B)の回転
位相にこの信号RSWの位相は同期する。
この場合、信号RSWの立ち上がり及び立ち下がり時点
を位相0°としたとき、90°〜180°の期間HAでヘッド
(1A)がテープ(2)上を走査し、270°〜360°(=0
°)の期間HBでヘッド(1B)がテープ(2)上を走査す
るようにサーボがかかっている。
スイッチ回路(16)は信号RSWによって一方及び他方
の出力端に切り換えられるが、この信号RSWがローレベ
ルである1回転分の期間TBは、信号SOはRAM(18)のデ
ータ入力端に供給され、信号RSWがハイレベルである期
間TAは、信号SOはRAM(17)のデータ入力端に供給され
る。
一方、コントロール信号発生回路(14)からはRAM(1
7)及び(18)の書き込み制御信号RWと、読み出し制御
信号RRが得られ、これら信号RW及びRRがスイッチ回路
(22)及び(23)を通じてRAM(17)及び(18)の制御
端子に選択的に供給される。スイッチ回路(22)及び
(23)もまた信号RSWによって切り換えられるもので、
スイッチ回路(16)と同様に期間TAでは図の状態に、期
間TBでは図の状態とは逆の状態にそれぞれ切り換えられ
る。したがって期間TBにおいては、信号SOはRAM(18)
に、書き込み制御信号RWによって1回転の期間分書き込
まれ、期間TAでは信号SOは書き込み制御信号RWによっ
て、RAM(17)に同じ期間分書き込まれることになる。
こうしてRAM(17)及び(18)に1回転の期間分の右
チャンネル及び左チャンネルのオーディオ信号データが
交互に書き込まれることになる。ここでA/Dコンバータ
(15)の出力信号SOを1トラックに記録される単位時間
長毎に区切り、これを信号D1,D2・・・・(第4図C)
とすると、2個の単位時間の信号毎に、すなわち、信号
D1,D2,D5,D6・・・・がRAM(17)に、信号D3,D4,D
7,D8・・・・がRAM(18)に書き込まれる。ここで単位
時間の信号D1,D2・・・・のそれぞれに含まれるサンプ
ル数は1440個である。すなわち第4図Bに示すようにそ
れは左チャンネルのオーディオ信号のワードL0〜L719
での720ワードと、右チャンネルのオーディオ信号のワ
ードR0〜R719までの720ワードの、合計1440ワードであ
る。
こうしてRAM(17)及び(18)に書き込まれたPCMデー
タは、ヘッド(1A)及び(1B)がテープ(2)に対して
対接する期間HA及びHBの手前の90°分の期間PA及びPBに
おいてパリティの発生付加がなされ、それぞれ期間HA及
びHBにおいて、パリティの付加されたPCMデータがヘッ
ド(1A)及び(1B)にてテープ(2)に記録される。
この場合、期間TA及びTBで回転ヘッド(1A)(1B)に
よって形成される2本のトラック(4A)(4B)には、2
個の単位時間の信号〔D1,D2〕,〔D3,D4〕,〔D5
D6〕・・・・の、それぞれの偶数番目のデータと、奇数
番目のデータが、第2図に示すように、一方の単位時間
の信号の偶数番目のデータと、他方の単位時間の信号の
奇数番目のデータとが同一の1本のトラックに記録され
るようにされるとともに、この1本のトラックに記録さ
れる信号、すなわち1セグメントのデータ内で訂正符号
は完結するようにされる。つまり、インターリーブは2
セグメント完結で訂正符号は1セグメント完結である。
すなわち、RAM(17)及び(18)の出力信号はスイッ
チ回路(24)を通じてパリティ発生付加回路(25)に選
択的に供給される。そしてこのパリティ発生付加回路
(25)の出力信号がスイッチ回路(26)を介してRAM(1
7)及び(18)の入力端に戻される。スイッチ回路(2
4)及び(26)もまた信号RSWによってスイッチ回路(1
6),(22)及び(23)と同期して切り換えられる。そ
してコントロール信号発生回路(14)よりパリティ発生
付加回路(25)に第4図Gに示すようなそれぞれ期間PA
及びPBでハイレベルとなる制御信号CPが供給され、この
信号CPがハイレベルとなっている期間、その入力RCMデ
ータに対してエラー訂正符号が発生され、付加されるよ
うにされるのである。つまり、期間TAにおいてRAM(1
7)に書き込まれたデータは期間TBになるとスイッチ回
路(23)(24)及び(26)が図の状態とは逆の状態にな
ることから、RAM(17)からデータがスイッチ回路(2
4)を通じてパリティ発生付加回路(25)に供給され
る。そして、この回路(25)においては、期間PA及びPB
で信号CPがハイレベルとなっているためこの期間、その
入力データに対してエラー訂正符号の発生付加がなさ
れ、付加されたデータがスイッチ回路(26)を介してRA
M(17)に再び書き込まれるようになる。この場合、RAM
(17)からは期間PAでは例えば信号D1の偶数番目のデー
タ(1E)と信号D2の奇数番目のデータ(20)とが読み出
されてエンコーダ(25)に供給され、このデータ(1E)
と(20)とからなる1セグメント分のデータに対してエ
ラー訂正符号の発生付加がされ、期間PBでは信号D1の奇
数番目のデータ(1O)と信号D2の偶数番目のデータ(2
E)とからなる1セグメント分のデータに対してエラー
訂正符号の発生付加がされる。
第5図は、1トラックとして記録される、即ち1セグ
メントのオーディオPCM信号例えばデータ(1E)と(2
O)及びエラー訂正符号等の冗長データの符号構成を示
すものである。
同図において、縦方向の1列が1ブロックであり、0
〜127のブロックアドレスが付された128個のブロックが
横方向に配列される。
エラー訂正の符号化は、8ビットを1シンボルとして
行われるので、1ワードが上位8ビットと下位8ビット
に分割されているが、これらはそれぞれにサフィックス
A及びBを付して示してある。
この2次元配列の縦方向に対して第1のエラー訂正符
号C1が施され、その横方向に対して第2のエラー訂正符
号C2が施されている。エラー訂正符号C1は、(32,30)
のGF(28)上のリードソロモン符号で、符号系列は、2
ブロック完結のインターリーブをとる。
例えば、ブロックアドレス0及び1のそれぞれの偶数
番目のブロック内アドレスに位置する32シンボル
(L0A,L0B,L2A,L2B,・・・・・・L290A,L290B,L
292A,L292B,・・・・・・L580A,L580B,P20,P21
によってエラー訂正符号C1の1符号系列が形成される。
また、ブロックアドレス0及び1の奇数番目のブロック
内アドレスに位置する32シンボル(R0A,R0B,・・・・
・・R290A,R290B,・・・・・・R580A,R580B,P10,P
11)によってエラー訂正符号C1の1符号系列が形成され
る。このとき得られる4個のパリティシンボルP10
P11,P20,P21は、ブロックアドレスの奇数番目のブロ
ックのブロック内アドレス29〜32に配される。
また、128個のブロックが4ブロックごとに32個に分
割され、各4ブロックから取り出された32個のシンボル
によって第2のエラー訂正符号C2の符号系列が形成され
る。このエラー訂正符号C2は、(32,24)のGF(28)上
のリードソロモン符号であり、ブロックアドレスが(0
〜127)の128個のブロックの4ブロックごとのブロック
(例えば0,4,8,・・・・120,124のブロックアドレス)
の同じブロック内アドレスに位置する32個のシンボルに
よってエラー訂正符号C2の1符号系列が形成される。
つまり、エラー訂正符号C2について4ブロックのイン
ターリーブが施されており、ブロックアドレスが(48〜
79)の32ブロックには、エラー訂正符号C2のパリティシ
ンボルが位置する。
こうして、期間PAでエラー訂正符号C1,C2が発生付加
されたデータ(1E)と(2O)は、その直後のヘッド(1
A)がテープ(2)に対接する期間HAで読み出され、こ
れが記録プロセッサ(27)を通じてヘッド(1A)に供給
され、第2図に示すようにトラック(4A)として、その
前半の部分にデータ(1E)が、後半の部分にデータ(2
O)が、それぞれ記録される。
同様に期間PBでエラー訂正符号C1,C2の付加されたデ
ータ(1O)と(2E)とはその直後のヘッド(1B)がテー
プ(2)に対接する期間HBで読み出され、これが記録プ
ロセッサ(27)を通じてヘッド(1B)に供給され、第2
図に示すようにトラック(4B)として、その前半の部分
に今度はデータ(2E)が、後半の部分にデータ(IO)が
それぞれ記録される。なお、32ブロック分のパリティシ
ンボルはデータ(1E)と(2O)との間の第2図中斜線を
付して示す領域に記録されることになる。
RAM(18)についても同様で、期間TBにおいてこのRAM
(18)に記憶されたデータは次の期間TAの期間PA及びPB
においてパリティ発生付加回路(25)においてエラー訂
正符号が発生され、データに付加されてRAM(18)の所
定のアドレスに再び戻り記憶される。そして、期間TAの
期間HA及びHBにおいてヘッド(1A)及び(1B)によって
トラック(4A)及び(4B)として、データD3及びD4の偶
数番目のデータ(3E)及び(4E)と奇数番目のデータ
(3O)及び(4O)が前述と同様にしてトラック(4A)
(4B)の前半と後半に割り当てられて記録される(第4
図H参照)。
この場合、データはRMA(17)及び(18)の書き込み
と読み出しの過程において1/2に時間圧縮される。
記録プロセッサ(27)においては、1ブロックのデー
タに対してブロック同期信号及びブロックアドレスデー
タ等の付加がなされるとともにPCMデータが記録再生に
適当となるような信号、例えば直流分ができるだけ少な
くなるような信号に変調される処理も行なわれる。第4
図Iに1ブロックのデータの構成を示す。CRCCはブロッ
クアドレスとセグメントアドレスのCRCコードである。
以上のRAM(17)及び(18)における動作をそれぞれ
第4図D及びEに示す。
次に、このようにして記録されたPCMドーディオ信号
の再生について説明しよう。
第6図はその再生系の一例を示す。また第7図A〜G
はその再生系の説明に用いるためのタイムチャートであ
る。
この再生時においても記録時と同様に、ヘッド(1A)
及び(1B)はコントロール信号発生回路(30)からの1
回転周期の信号SSPに同期して回転するように制御され
る。すなわち、モータ(21)の1回転に1個のパルスを
発生するパルス発生器(20)からの出力信号PGが位相比
較回路(32)に供給され、この信号とコントロール信号
発生回路(30)からの信号SSPが位相比較され、その位
相比較出力によってモータ(21)が位相制御される。こ
の場合、再生時のデータ処理のためRAM(40)及び(4
1)の切換信号RSWP(第7図C)(これはコントロール
信号発生回路(30)から得られる)がハイレベルである
1回転分の期間TC及びローレベルである1回転分の期間
TD内のそれぞれ図に示す90°の回転角期間HC及びHDにお
いてそれぞれヘッド(1A)及び(1B)がテープ(2)に
対接するように制御される。
すなわち、ヘッド(1A)からは第7図Aに示すように
期間HCにおいて再生信号が得られ、ヘッド(1B)からは
同図Aに示すように期間HDにおいて再生信号が得られ
る。こうして得られた再生ヘッド出力はそれぞれアンプ
(33A)及び(33B)を通じてスイッチ回路(34)の一方
及び他方の入力端に供給される。このスイッチ回路(3
4)はヘッド切換信号SH(第7図B)によって切り換え
られ、そのハイレベルの期間では図の状態に、つまりア
ンプ(33A)の出力信号を選択する状態に、そのローレ
ベルの期間ではアンプ(33B)の出力を選択する状態に
交互に切り換えられる。このヘッド出力の切換信号SHの
切換時点である立ち上がり及び立ち下がりの時点は、図
の例に限らず、ヘッド(1A)及び(1B)がテープ(2)
にともに対接しない期間内であれば、いずれの時点でも
よい。
こうしてスイッチ回路(34)からはヘッド(1A)及び
(1B)の出力が交互に連続して並ぶようになされた第7
図Aに示すような信号が得られ、これがデジタル信号復
元回路(35)に供給されて「0」「1」のデジタル信号
に戻され、RAM書き込み制御信号発生回路(36)に供給
される。
この回路(36)においてはブロック毎のアドレスデー
タ等により2個のRAM(40)(41)の書き込みアドレス
及び書き込みタイミング信号RWPが発生される。
スイッチ回路(38)はRAM(40)(41)の書き込み期
間と誤り訂正の期間を切り換えるためのもので、これは
コントロール信号発生回路(30)からの期間HC及びHDで
ハイレベルとなり、期間HCの後の90°回転角分の期間PC
及び期間HDの後の90°回転角分の期間PDでローレベルと
なる信号WC(第7図D)によって切り換えられる。つま
り、スイッチ回路(38)は信号WCのハイレベルの期間H
C,HDでは回路(36)側に、ローレベルの期間PC,PDでは
誤り訂正回路(37)の出力端側に、それぞれ切り換えら
れる。そして、このスイッチ回路(38)の出力はスイッ
チ回路(39)を介してRAM(40)及び(41)に選択的に
入力される。
一方、回路(36)からの書き込みアドレス及び書き込
みタイミング信号RWPはこれらRAM(40)及び(41)にス
イッチ回路(42)を介して選択的に供給される。またコ
ントロール信号発生回路(30)からRAM(40)及び(4
1)の読み出し制御信号RRPが得られ、この読み出し制御
信号RRPはスイッチ回路(43)によって選択的にRAM(4
0)及び(41)の供給される。そしてRAM(40)及び(4
1)の出力信号はスイッチ回路(44)によって選択的に
訂正回路(37)の入力端に供給されるとともに、スイッ
チ回路(45)によって選択的に修整回路(46)に供給さ
れる。そしてこれらスイッチ回路(39)(42)(43)
(44)及び(45)が前述の切換信号RSWPによって切り換
えられる。
すなわち、この場合、スイッチ回路(39)(42)(4
3)(44)(45)は、信号RSWPがハイレベルである期間T
Cにおいては図の状態に、信号RSWPがローレベルである
期間TDにおいては図の状態とは逆の状態に、それぞれ切
り換えられる。
したがってヘッド(1A)の出力信号は期間TCのうちの
期間HC及びHDにおいてRAM(40)の所定のアドレスに、
回路(36)からの書き込みアドレス及び書き込みタイミ
ング信号によって書き込まれる。そして、それぞれ期間
HC及びHDの後の期間PC及びPDになると、信号WCによって
スイッチ回路(38)が訂正回路(37)の出力をRAM(4
0)に書き込む状態になる。このときRAM(40)の出力が
訂正回路(37)に供給される状態にスイッチ回路(44)
になっており、訂正回路(37)においてパリティC1,C2
が用いられて誤り検出及び訂正され、その訂正されたデ
ータがRAM(40)に再び書き込まれるようになる。RAM
(41)においても同様にして、期間TDの期間HC及びHDで
データが書き込まれ、期間PC及びPDでそのデータが訂正
されるとともに訂正されたデータが再びRAM(41)に書
き込まれる。
こうしてRAM(40)(41)に書き込まれた訂正のなさ
れた再生データはコントロール信号発生回路(30)から
の読み出し制御信号によって2倍に伸長されて読み出さ
れる。すなわち、スイッチ回路(43)が信号RSWPによっ
て期間TCではRAM(41)側、期間TDではRAM(40)側に切
り換えられており、このため書き込み状態でないRAMが
常に読み出し状態になるようにされ、期間TCでRAM(4
1)より、期間TDでRAM(40)よりデータが読み出され
る。
なお、記録時、インターリーブ処理によって1セグメ
ント内で分散されていたデータワードは、アドレスが制
御されることにより、この再生時のRAM(40)及び(4
1)から、読み出されたときはもとの配列のデータワー
ドに戻されている。しかも、左チャンネルのワードと右
チャンネルのワードが交互に連続する状態となってい
る。
読み出されたデータはスイッチ回路(45)によって選
択的に切り換えられて第7図Gに示すような連続的な信
号とされ、これが修整回路(46)に供給され、誤り訂正
のしきれなかったデータがこの修整回路(46)において
誤り修整される。この修整は、例えば平均値補間や前置
ホールドの手法が用いられる。
この修整回路(46)の出力は1ワード毎に左右チャン
ネルのデータが交互に現れるものであり、これがD/Aコ
ンバータ(47)においてアナログ信号に戻される。この
アナログ信号に戻された信号はスイッチ回路(48)に供
給され、このスイッチ回路(48)が記録時の切換信号SW
と同様の切換信号SWPによって交互に一方及び他方の出
力端を切り換えられ、アンプ(49A)及び(49B)をそれ
ぞれ介して出力端(50A)及び(50B)にそれぞれ左チャ
ンネルのオーディオ信号SL′及び右チャンネルのオーデ
ィオ信号SR′が再生されて得られるものである。
以上の再生時におけるRAM(40)及び(41)の動作状
態のタイムチャートを第7図E及びFに示す。
以上のようにして左右2チャンネル分のオーディオ信
号をRCM化してそれぞれ1本のトラックに左右チャンネ
ルが混在した状態で記録再生がなされるものである。
なお、上記の例においてRAM(17)及び(18)に書き
込まれる2セグメント分のデータの時間的に後の方の1
セグメント分のデータの偶数番目のデータと奇数番目の
データの記録位置を逆にしてもよい。例えばデータ(2
O)をトラック(4B)の前半に、データ(2E)をトラッ
ク(4A)の後半に、それぞれ記録する如くである。
また、この発明はオーディオ信号をRCM記録する場合
に限らず、他のアナログ信号をPCM記録する場合に適用
できることは言うまでもない。
さらに、2セグメント以上のNセグメントにわたっ
て、Nセグメント分のデータを各1セグメント分のデー
タの偶数番目のデータと奇数番目のデータを別々のセグ
メント(トラック)に割り振るようにしてもよい。すな
わち、インターリーブをN(Nは2以上の整数)セグメ
ント完結の状態でPCM信号を記録するようにしてもよ
い。ただし、この場合にも訂正符号は1セグメント完結
である。
発明の効果 この発明によれば1トラック分相当の単位時間分のオ
ーディオデータは、偶数番目のデータと奇数番目のデー
タの分けられ2本のトラックにまたがって記録されるよ
うになる。したがって、PCM信号の単位時間分のデータ
が2トラック分に亘ってばらまかれることになる。この
ため、この発明によれば、一方のヘッドの目づまり等に
より1トラック分のデータが欠落して再生時得られなく
なった場合でも、その前後のトラックが再生されていれ
ばその欠落した1セグメント分のデータの偶数番目ある
いは奇数番目のどちらかのデータは必ず前後のトラック
に記録されて残っていることから、データが情報的には
1/2となっているものの全て欠落してしまうようなこと
がなくなる。しかも、エラー訂正符号は1セグメントで
完結しているから、再生されたトラックからの信号は十
分にエラー訂正でき、その得られた1/2のデータは良好
なものである。したがって例えば誤り修整回路(46)に
おいて、この1/2に欠落したが良好に再生されたデータ
を用いてその間のデータを補間する、すなわち偶数番目
あるいは奇数番目のデータを用いて平均値補間法などに
よって奇数番目あるいは偶数番目のデータワードを補間
するようにすることができるので、信号処理した後の再
生データとして非常にS/Nのよいデータが得られる。し
かもそのための構成も非常に簡単にできるという効果が
ある。
また、すでに記録済みの部分に続いて、その記録済み
の部分から連続して記録を始めたとき、そのつなぎ目に
おいては新旧データの偶数番目あるいは奇数番目のデー
タが残っていることになり、つなぎ目の信号処理もクロ
スフェードの手法によって補間処理などを行うことがで
き、その信号のつなぎ目をスムーズにつなげることがで
きる等、高度の効果的な方式が実現できる可能性がある
という利点もある。
また、この発明は記録信号を2セグメント分以上を1
ブロックとして処理しているにもかかわらず、1セグメ
ント完結のエラー訂正符号を用いるようにしたので次の
ような効果がある。
一般的には上記のように2セグメント以上を1ブロッ
クとして処理する場合、その2セグメント以上で完結す
る訂正符号を用いる。しかし、高密度記録の回転ヘッド
式ヘリカルスキャン形の記録装置の場合、セグメント
(トラック)間は10μm前後しかなく、傷やゴミによる
ドロップアウトが生じるときはその2セグメントにわた
って同時に発生することが多く、その意味で相関が非常
に強く、インターリーブ長を長くする効果は少ない。一
方、一方の回転磁気ヘッドが目づまりを生じたり、2個
のヘッドの高さ位置のずれにより一方のトラックが幅狭
になったりして一方のトラックからの再生信号が殆んど
欠落した場合、2セグメント完結の訂正符号方式では残
った1セグメントのデータのみしか再生できず、訂正不
能となるが、この発明のように1セグメント完結の訂正
符号であれば、残った1セグメントは訂正可能であり、
再生能力が向上する。
さらに可変速再生や編集等を考えた場合にも訂正符号
が1セグメント完結方式の方が効果が大きいものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に用いる回転ヘッド装置の一例を説明
するための図、第2図はその記録トラックパターンを示
す図、第3図はこの発明装置の一例の系統図、第4図及
び第5図はその説明のためのタイムチャートを示す図、
第6図は再生系の一例の系統図、第7図はその説明のた
めのタイムチャートを示す図である。 (1A)及び(1B)は回転ヘッド、(2)は磁気テープ、
(3)は案内ドラム、(17)及び(18)はRAM、(25)
はパリティ発生付加回路である。
フロントページの続き (72)発明者 深見 正 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−188314(JP,A) 特開 昭58−185012(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転ヘッドによって記録媒体上に斜めのト
    ラックを順次形成してPCMデータを記録する方法であっ
    て、 上記回転ヘッドの所定回転により記録される1トラック
    分のPCMデータに相当する連続単位時間分の連続したPCM
    データを1ブロックとして、連続する2ブロックのデー
    タを隣接する2本のトラックに完結して記録すると共
    に、 上記1ブロックのデータの偶数番目のデータと奇数番目
    のデータとのそれぞれ別のトラックの前半と後半に分け
    て記録し、 上記1本のトラックとして記録されるデータに対して完
    結するエラー訂正符号の冗長データを付加して記録する
    ようにしたPCMデータの記録方法。
JP59029330A 1984-02-17 1984-02-17 Pcmデータの記録方法 Expired - Lifetime JPH0828055B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59029330A JPH0828055B2 (ja) 1984-02-17 1984-02-17 Pcmデータの記録方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59029330A JPH0828055B2 (ja) 1984-02-17 1984-02-17 Pcmデータの記録方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60173774A JPS60173774A (ja) 1985-09-07
JPH0828055B2 true JPH0828055B2 (ja) 1996-03-21

Family

ID=12273216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59029330A Expired - Lifetime JPH0828055B2 (ja) 1984-02-17 1984-02-17 Pcmデータの記録方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0828055B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4675754A (en) * 1984-02-21 1987-06-23 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Magnetic recorder/reproducer
JP2666258B2 (ja) * 1986-09-27 1997-10-22 ソニー株式会社 信号記録方法
JP2738257B2 (ja) * 1993-02-26 1998-04-08 松下電器産業株式会社 ディジタル音声信号記録方法および記録装置
US5841794A (en) * 1993-05-28 1998-11-24 Sony Corporation Error correction processing method and apparatus for digital data

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60173774A (ja) 1985-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0209141B1 (en) Pcm signal recording and reproducing apparatus
US4523237A (en) Method and apparatus for recording and reproducing an analog signal
JP2776005B2 (ja) ディジタル信号記録再生装置
GB2117553A (en) Apparatus for recording an information signal comprising a video signal and an audio signal
US4544958A (en) High-speed recording and reproducing of signals
US6370324B1 (en) Digital information recorder/reproducer with ECC encoding of compressed signal and selective bypass of ECC encoding
JPH07101482B2 (ja) ディジタル信号記録装置
JPH0554192B2 (ja)
JPH0828055B2 (ja) Pcmデータの記録方法
JPS63184948A (ja) Pcm信号再生装置の速度制御回路
JPH0554191B2 (ja)
JPH0572002B2 (ja)
JPH09259403A (ja) 音声・映像データ記録・再生装置およびその方法
JPH0583983B2 (ja)
KR19980063552A (ko) 데이터 기록방법
JPH0697543B2 (ja) Pcmデ−タの記録装置
JPS60191471A (ja) Pcm信号の倍速再生方法
JPH0552589B2 (ja)
JPH0583984B2 (ja)
JPS6364604A (ja) 回転ヘツド式デイジタル信号再生装置
JPH043714B2 (ja)
JPH0242686A (ja) 回転ヘッド形磁気記録・再生装置
JPH0782713B2 (ja) Pcm信号記録再生装置及び再生装置
JPH08129860A (ja) 高速編集用vtr
JPH0555951B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term