JPH0552344B2 - - Google Patents

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JPH0552344B2
JPH0552344B2 JP57202445A JP20244582A JPH0552344B2 JP H0552344 B2 JPH0552344 B2 JP H0552344B2 JP 57202445 A JP57202445 A JP 57202445A JP 20244582 A JP20244582 A JP 20244582A JP H0552344 B2 JPH0552344 B2 JP H0552344B2
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JP
Japan
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weight
parts
electron beam
foaming
coating composition
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP57202445A
Other languages
English (en)
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JPS5993703A (ja
Inventor
Hideo Fujimura
Masahiro Shimoyamada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5993703A publication Critical patent/JPS5993703A/ja
Publication of JPH0552344B2 publication Critical patent/JPH0552344B2/ja
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  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子線硬化型発泡性塗料組成物に関す
る。熱可塑樹脂の溶剤溶液に発泡剤を添加して得
られる発泡性塗料組成物は知られている。この発
泡性塗料組成物を基材に塗布して加熱すると、塗
布厚みにくらべ、通常数倍程度の発泡倍率が得ら
れるため、装飾用途や、点字の形成等に使用され
ている。しかし、通常の発泡性塗料組成物は、熱
可塑樹脂の加熱時の粘度と発泡剤の発泡温度がう
まく適合するよう熱可塑性樹脂と発泡剤が選択さ
れているため、塗布、発泡後の状態はもろかつた
り、基材との接着性が悪かつたり、圧縮に弱い等
の欠点を有している。熱可塑性樹脂を熱硬化性樹
脂に変更すると上記の欠点は解消される方向に向
かうが、発泡剤の発泡温度と樹脂の硬化温度が離
れていると、例えば発泡温度の方が高いと発泡が
充分行なわれないうちに硬化が進行してしまつた
り、硬化温度の方が高いと未硬化樹脂の熱軟化に
より発泡倍率が過大になつたり、気泡が外部に洩
れてしまう欠点がある。
本発明は上記従来技術の欠点を解消せんとして
なされたものであり、単官能性エチレン性不飽和
モノマー50〜95重量部、及び発泡剤50〜5重量部
からなる組成物であつて、該発泡剤は組成物に電
子線を照射してモノマーを重合させる際に発生す
る重合熱により発泡する発泡温度を有することを
特徴とする電子線硬化型発泡性塗料組成物をその
主旨とするものである。
単官能エチレン性不飽和モノマーとしては例え
ばスチレン、α−メチルスチレン等のスチレン系
モノマー類;アクリル酸メチル、アクリル酸2−
エチルヘキシル、アクリル酸メトキシエチル、ア
クリル酸ブトキシエチル、アクリル酸ブチル、ア
クリル酸メトキシブチル、アクリル酸フエニル等
のアクリル酸エステル類;メタクリル酸メチル、
メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メ
タクリル酸メトキシエチル、メタクリル酸エトキ
シエチル、メタクリル酸フエニル、メタクリル酸
ラウリル等のメタクリル酸エステル類;アクリル
アミド、メタクリルアミド等の不飽和カルボン酸
アミド;アクリル酸2−(N、N−ジメチルアミ
ノ)エチル、メタクリル酸2−(N、N−ジメチ
ルアミノ)エチル、アクリル酸2−(N、N−ジ
ベンジルアミノ)エチル、メタクリル酸(N、N
−ジメチルアミノ)メチル、アクリル酸2−(N、
N−ジエチルアミノ)プロピル等の不飽和酸の置
換アミノアルコールエルテル類を使用することが
でき、発泡剤としてはアゾビスイソブチロニトリ
ル、パラトルエンスルホニルヒドラジツド等の比
較的分解温度の低いものを用いるとよく、分解温
度の高いアゾジカルボンアミドはあまり適してい
ない。発泡温度の低い発泡剤として、低沸点の有
機溶剤をカプセル化した発泡剤も使用できる。カ
プセル化した発泡剤は例えば松本油脂製薬(株)製の
商品名「ミクロパール」として入手できる。
上記の単官能エチレン性不飽和モノマーと発泡
剤とは前記モノマー50〜95重量部、及び発泡剤50
〜5重量部の割合で配合するとよく、上記におい
てモノマーが50重量部未満であると基材への接着
力が不充分であり、かつ、発泡後の塗膜がもろく
なり、又、発泡剤が5重量部以下であると充分な
発泡状態が得られない。
本発明の電子線硬化型発泡性塗料組成物には更
に上記の組成物100重量部に対し単官能エチレン
性不飽和モノマーに可容な重合体を1〜40重量部
程度加えてもよく、このような重合体を加えると
塗膜の基材に対する接着性や可撓性を調節でき
る。このような重合体としては、例えば、ポリウ
レタン、ポリアクリル酸エステル、ポリエステ
ル、ポリ酢酸ビニル及び塩化ビニル等の樹脂を挙
げることができる。
上記電子線硬化型発泡性塗料組成物は所望によ
り塗料若しくは顔料を添加してもよく、未添加の
組成物100重量部に対し0.1〜20重量部程度を添加
することができる。
又、上記電子線硬化型発泡性塗料組成物には印
刷、塗装時の流動性、粘弾性を改善するために炭
酸カルシウム、ケイソウ土、ステアリン酸カルシ
ウム若しくはステアリン酸バリウムを添加しても
よく、未添加の組成物100重量部に対し0.1〜20重
量部程度を添加してもよい。
以上の本発明の電子硬化型発泡性塗料組成物は
適宜な印刷若しくは塗布方法により、紙、布、プ
ラスチツク、金属、木等の任意の厚みの基材上に
塗布若しくは印刷後、全面に電子線を照射して上
記組成物中のモノマーを重合させ、発生する重合
熱により発泡を行なわせることにより硬化及び発
泡を同時に行うことによつて、迅速に意匠性若し
くは指触性(タツク)に優れた凹凸形状を有する
発泡性の塗膜を得ることができる。又、本発明の
電子線硬化型発泡性塗料組成物を用いると発泡性
接着剤としても使用可能である。
本発明の電子線硬化型発泡性塗料組成物は無溶
剤型であり、塗布若しくは印刷後電子線を照射す
るだけで硬化と同時に発泡が行なわれ、基材との
接着性がすぐれ、発泡層を薄くすることができ、
印刷によるパターン化が容易であり、又、可撓性
や指触性(タツク)の調製が容易である等の効果
を有している。
実施例 1 2−ヒドロキシエチル−3−プロピオキシフエ
ニルアクリレート80重量部、マイクロカプセル型
発泡剤(ミクロパールF−30、松本油脂製薬(株)
製)20重量部、フタロシアニンブルー0.5重量部
をよく混合、混練して発泡性組成物とした。得ら
れた発泡性組成物を用いて坪量30g/m2の上質紙
の片面に線数50線/inch、版深100μmのブラビア
版によつて唐草模様の輪郭を印刷し直ちに印刷模
様側から窒素気流中で加速エネルギー175KeV、
照射線量7Mradの電子線を照射し、印刷模様層
を硬化せしめると同時に重合反応熱で発泡を行な
わしめた。かくして得られた発泡模様を有する紙
は、発泡は均一で、発泡倍率は厚み換算で3.5倍
であり、指触性、接着性とも良好であつた。
実施例 2 単官能アクリレート(QM−672、ローム・ア
ンド・ハース社製)40重量部、2−ヒドロキシ−
3−プロピオキシフエニルアクリレート30重量
部、線状ポリウレタン樹脂(デスモコール130、
バイエル社製)10重量部、およびマイクロカプセ
ル型発泡剤(ミクロパールF−30、松本油脂製薬
(株)製)20重量部、セイカフアーストエローM0.5
重量%をよく混合、混練し、フアウンテンコータ
ーにより塗布量が120g/m2になるように、コロ
ナ処理済の厚み25μmの2軸延伸ポリエチレンフ
タレートフイルムに塗布した。しかる後、30m/
minの速度で巻き取りながら、加速エネルギー
175KeV、照射線量5Mradで塗布面側から電子線
照射を行なつた。かくして得られたフイルムは均
一発泡で可撓性、指触性も良好であつた。
実施例 3 実施例1と同様の発泡性組成物をフアウンテン
コーターにより塗布量が80g/m2になるように、
コロナ処理を行なつた厚み25μmのポリエチレン
フタレートフイルムに塗布し、その上から同じフ
イルムを貼り合わせた。しかる後、30m/minの
速度で巻き取りながら加速エネルギー175KeV、
照射線量7Mradの条件で電子線を照射した。か
くして得られた積層フイルムは、発泡層が200μ
mで均一発泡ありフイルムとの接着も良好であつ
た。
実施例 4 実施例1の発泡性組成物に炭酸カルシウム(ホ
モカルD、白石カルシウム社製)をフイラーとし
て10重量部添加した発泡性組成物を調製した。こ
の発泡性組成物を塗布厚みが50μmになるように
シルクスクリーン印刷により、厚み9μmのアル
ミ箔に印刷し、直ちに印刷面側から窒素気流中で
加速エネルギー175KeV、照射線量10Mradの電
子線を照射し、硬化・発泡を行なわしめた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 単官能性エチレン性不飽和モノマー50〜95重
    量部、及び発泡剤50〜5重量部からなる組成物で
    あつて、該発泡剤は組成物に電子線を照射してモ
    ノマーを重合させる際に発生する重合熱により発
    泡する発泡温度を有することを特徴とする電子線
    硬化型発泡性塗料組成物。 2 上記組成物100重量部に対して前記モノマー
    に可溶な重合体1〜40重量部を含む特許請求の範
    囲第1項記載の電子線硬化型発泡性塗料組成物。 3 塗料若しくは顔料を更に0.1〜20重量部を含
    む特許請求の範囲第1項または第2項の電子線硬
    化型発泡性塗料組成物。 4 炭酸カルシウム、ケイソウ土、ステアリン酸
    カルシウム、若しくはステアリン酸バリウムを
    0.1〜20重量部を含む特許請求の範囲第1項ない
    し第3項いずれかの電子線硬化型発泡性塗料組成
    物。
JP20244582A 1982-11-18 1982-11-18 電子線硬化型発泡性塗料組成物 Granted JPS5993703A (ja)

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JPS5993703A JPS5993703A (ja) 1984-05-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Citations (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50109226A (ja) * 1974-02-05 1975-08-28
JPS5481394A (en) * 1977-12-13 1979-06-28 Toagosei Chem Ind Co Ltd Curable composition
JPS57141417A (en) * 1980-12-30 1982-09-01 Rohm & Haas Radiation curable blend

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