JPH055233A - 回転羽根車のブレードの清掃方法 - Google Patents

回転羽根車のブレードの清掃方法

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JPH055233A
JPH055233A JP15038291A JP15038291A JPH055233A JP H055233 A JPH055233 A JP H055233A JP 15038291 A JP15038291 A JP 15038291A JP 15038291 A JP15038291 A JP 15038291A JP H055233 A JPH055233 A JP H055233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotary impeller
blade
suction
rotary
duct
Prior art date
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Pending
Application number
JP15038291A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsumi Fukuda
建美 福田
Toshiaki Suganuma
敏明 菅沼
Kenji Kinoshita
賢二 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication of JPH055233A publication Critical patent/JPH055233A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 紡機の機台に組み込まれた風綿清掃装置等に
使用される回転羽根車のブレード自体に付着した汚れの
清掃に関し、ブレードの定期掃除の周期を延長すること
のできる方法を提案することを目的とする。 【構成】 吸着ネット(9)で覆われた吸気開口部
(5)を具えたダクト(4)内にその長手方向に沿って
複数の回転羽根車(18)を配列し、該回転羽根車(1
8)によって前記吸気開口部(59を通じてダクト内部
に向かう吸引気流(F1 )を発生させ、該吸引気流に含
まれている風綿等を前記吸着ネット(9)上に付着させ
て除去するタイプの清掃装置において、所定の周期で前
記回転羽根車(18)を逆転させてそのブレード(2
0)に付着堆積した塵埃を脱落させて除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紡機等の機台に組み込
まれた風綿清掃装置等に使用される気流発生用の回転羽
根車のブレード自体に付着した汚れを清掃する簡易な方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、粗紡機や精紡機等の紡機におい
てはドラフト装置のローラパートで風綿が発生する。そ
して、これを放置しておくとドラフト装置の各部材上に
風綿が堆積し、紡出中のロービングや糸に連れ込まれて
その品質を悪化させるので、これを回収する清掃装置が
必要となる。
【0003】この種の清掃装置としては、例えば特開昭
63-28923号公報や63-282322 号公報等に、吸気用開口部
を具えたダクト内にその全長に沿って多数の回転羽根車
を配列し、前記開口を覆う吸着ネットを設けると共に、
該吸着ネット上に付着した風綿等を除去する回収装置を
設けたものが提案されている。又、冷房装置等において
も、気流発生用に回転羽根車が使用されているものがあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】こうした装置において
は、吸気用開口からダクト内に吸い込まれる吸引気流に
乗って運ばれる風綿等を該開口に張られたネットで受け
てその表面に吸着し、ダクトの内部に風綿等が侵入しな
いようにしているが、微細な繊維屑等はネットのメッシ
ュを通り抜けてしまう。こうしてダクト内部に侵入した
繊維屑等は、回転羽根車の回転方向に応じてブレードや
リングプレートの特定の側の表面に付着し、空気流によ
って押し付けられて時間経過と共に次第に堆積量を増す
る共に固着する傾向が見られる。又、冷房装置のよう
に、単に気流発生用に回転羽根車を使用している装置に
おいても、ブレードに塵埃等が固着する傾向がある。
【0005】こうしてブレードに固着した繊維屑や塵埃
は回転羽根車の吸引効率を低下させるので、従来は一定
の周期で機械を停止し、回転羽根車を清掃を行う定期掃
除によってこの付着物を除去している。しかし、この作
業は煩雑であり、機台の稼働効率を低下させるので対策
が求められていた。本発明は、こうした従来技術の問題
点を解決し、回転羽根車のブレードの定期掃除の周期を
延長することのできる方法を提案することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的は、長手方向に
沿って延びる回転羽根車に向かう気流を発生させる装置
において、所定の周期で前記回転羽根車を逆転させてそ
のブレードに付着した塵埃を脱落させて除去することを
特徴とする回転羽根車のブレードの清掃方法、及び、吸
着ネットで覆われた吸気開口部を具えたダクト内にその
長手方向に沿って複数の回転羽根車を配列し、該回転羽
根車によって前記吸気開口部を通じてダクト内部に向か
う吸引気流を発生させ、該吸引気流に含まれている風綿
等を前記吸着ネット上に付着させて除去するタイプの清
掃装置において、所定の周期で前記回転羽根車を逆転さ
せてそのブレードに付着堆積した塵埃を脱落させて除去
することを特徴とする回転羽根車のブレードの清掃方法
によって達成される。
【0007】
【作用】通常は正転して吸引気流を発生している回転羽
根車のブレードには、常に空気を押圧する進行方向側の
表面に、塵埃粒子が付着し、時間の経過と共に次第に堆
積する。そこで、これが或る量に到達する時点を見計ら
って、一定時間だけ回転羽根車を逆転させる。すると、
ブレードに堆積した塵埃は気流の作用によって付着力を
弱められて脱落し、清掃される。これによって回転羽根
車の定期掃除の周期を延長することが可能になる。
【0008】以下、図面に示す好適実施例に基づいて、
本発明を更に詳細に説明する。
【0009】
【実施例】図1〜図3は、本発明の適用される精紡機に
おける清掃装置の一例を示す。精紡機フレーム1の左右
両側に配置されたローラビーム2上にはドラフト装置3
が設けられ、その後方の下部フレームの中央には長手方
向に沿ってダクト4が設置されている。
【0010】このダクト4には左右両側に、ローラパー
トRの下部及びスピンドルパートSに対して吸引気流を
形成する吸気用開口部5が機台の長手方向の全長にわた
って設けられている。フレーム1の両端のヘッド部6に
は、前記ダクト4の高さより若干長い回転軸7が、図2
に示すように、それぞれ2か所に垂直に設けられ(片側
のみ図示)、各回転軸7の上下両端にはピン付きプーリ
8が一体回転可能に固定されている。
【0011】各プーリ8の間には、前記吸気用開口部5
を覆うように、無端状の吸着ネット9が巻き掛けられて
いる。そして、回転軸7の一つに固定されたプーリ10
と、ネット移動用モータ11の出力軸に固定されたプー
リ12との間に巻き掛けられたベルト13を介して、ネ
ット移動用モータ11の駆動に伴って吸着ネット9が駆
動されるように構成されている。
【0012】ダクト4内にはフレームの長手方向に沿っ
て2本のラインシャフト14が回転可能に延在し、フレ
ーム端に設置された駆動モータMからベルト伝動機構1
5を介して駆動される。図3に示すように、ラインシャ
フト14はカプリング16によって一体的に結合された
複数の部分からなり、軸受17によって回転自在に支持
されている。
【0013】このラインシャフト14には前記開口部5
を通じて吸引気流を発生させるための回転羽根車18が
取付けられている。各回転羽根車18は一対の取付け円
板19がその中心を貫通された状態でラインシャフト1
4に固定され、図4に示すように、両円板19間に一方
向に湾曲した多数のブレード20が放射状に固定されて
いる。
【0014】ダクト4内には回転羽根車18の回転に伴
う吹き出し気流F2 を下方に吹き出すために、出口4b
が下を向いた案内板4aが設けられている。吸着ネット
9の周回端部であるフレームヘッド6上には吸着ネット
9に付着した風綿等を除去して回収する回収装置22が
設けられ、その吸引マウス23がネット9に近接して配
置されている。
【0015】このように構成された清掃装置において
は、紡機の運転と共に駆動モータM及びネット移動用モ
ータ11も駆動される。これによって、回転羽根車18
が図1の矢印方向に回転し、吸着ネット9は図3の矢印
方向に移動し、ドラフト装置3のローラパートR及びス
ピンドルパートSから吸着ネット9に向かう吸引気流F
1 が発生する。
【0016】ローラパートから発生する風綿や糸切れ時
にフロントローラから連続的に出てくるフリース等はこ
の吸引気流F1 によって吸着ネット9上に付着する。更
に、回転羽根車18の回転によりダクト4の下部から下
方に向かって吹き出し気流F2 が発生する。これによ
り、フレーム中央部への風綿の堆積が防止される。ネッ
ト9上の風綿は吸引マウス23によって吸引除去されて
回収される。一方、吹き出し気流F2 と共に下方に吹き
出された風綿は、公知のトラベリングクリーナ等で清掃
される。
【0017】このように、比較的繊維長の長い風綿等は
吸着ネット9上に付着して除去され、ダクト4内には侵
入しないが、短い繊維屑等はネット9のメッシュを通過
するのでその侵入を完全に防ぐことはできない。こうし
た繊維屑は塵埃粒子と混合して、高速回転している回転
羽根車18のブレード20と衝突してその表面に付着す
る機会が多い。こうした繊維屑は回転羽根車18の回転
による気流のために益々ブレード表面に押し付けられ、
これに固着する。従って、この付着箇所は、図5に示す
ように、正転時にブレード20が空気と衝突する前面側
の表面領域や円板19の側面に限定されている。そして
時間の経過と共に次第に成長し、回転羽根車の吸引効率
を低下させるに至るので、定期的に掃除する必要があ
る。
【0018】本発明はこうした回転羽根車のブレード上
の繊維屑の堆積を、特別の掃除時間を割くことなしに、
精紡機で通常の紡出作業を行いながら、簡単な操作によ
って清掃除去するようにしている。即ち、ブレードに付
着・堆積した繊維屑の量が或る量に達する前に、所定の
周期で回転羽根車18の回転を逆転させるように駆動す
る。これによって、ブレード20が空気と衝突する領域
が正転時と変わるため、空気の流れが変化して堆積物が
剥がれやすくなり、清掃作用が行われる。
【0019】この逆転期間中は回転羽根車18の吸引効
率が若干低下する。従って、糸切れ時にフロントローラ
から食い出されるフリースをこの清掃装置の吸引力を利
用して吸引除去する機構を有する精紡機の場合には、安
全のために、精紡機が必然的に停止する玉揚げ作業等の
時に同期させてこの回転羽根車の逆転操作をおこなうこ
とが望ましい。しかし、篠切れに対するこうした処理機
構を持っていない粗紡機等の場合には、篠の紡出中に回
転羽根車の逆転を行っても特に問題はない。
【0020】なお、以上の説明は紡機に対して本発明を
適用した例について述べたが、本発明はこれに限定され
るものではなく、長手方向に沿って延びる回転羽根車を
利用して気流を発生させる冷房装置等の機台の分野に広
く適用可能である。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、機台の回転羽根車を適
宜に逆転させることによって、そのブレードに付着・堆
積した繊維屑等を清掃除去するようにしたので、機台の
運転中にもブレードの清掃を頻繁に行うことができる。
これにより、機台を停止して行う本格的な定期掃除の周
期を大幅に延長することが可能になり、機台の保守の工
数を削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用される清掃装置の一例を示す精紡
機の概略正断面図である。
【図2】同じくドラフト装置を省略した部分概略平面図
である。
【図3】同じく回転羽根車の取付けを示す部分断面図で
ある。
【図4】同じく回転羽根車の構造を示す斜視図である。
【図5】繊維屑等の付着・堆積の状態を示す回転羽根車
の部分側面図である。
【符号の説明】
1…機台フレーム 4…ダクト 5…吸気開口部 9…吸着ネット 14…ラインシャフト 18…回転羽根車 23…吸引マウス

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 長手方向に沿って延びる回転羽根車に向
    かう気流を発生させる装置において、所定の周期で前記
    回転羽根車を逆転させてそのブレードに付着した塵埃を
    脱落させて除去することを特徴とする回転羽根車のブレ
    ードの清掃方法。 【請求項2】 吸着ネットで覆われた吸気開口部を具え
    たダクト内にその長手方向に沿って複数の回転羽根車を
    配列し、該回転羽根車によって前記吸気開口部を通じて
    ダクト内部に向かう吸引気流を発生させ、該吸引気流に
    含まれている風綿等を前記吸着ネット上に付着させて除
    去するタイプの清掃装置において、所定の周期で前記回
    転羽根車を逆転させてそのブレードに付着堆積した塵埃
    を脱落させて除去することを特徴とする回転羽根車のブ
    レードの清掃方法。
JP15038291A 1991-06-21 1991-06-21 回転羽根車のブレードの清掃方法 Pending JPH055233A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9587642B2 (en) 2010-11-26 2017-03-07 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Centrifugal fan and fan with sound-muffling box having the centrifugal fan built-in

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9587642B2 (en) 2010-11-26 2017-03-07 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Centrifugal fan and fan with sound-muffling box having the centrifugal fan built-in

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