JPH0552172U - 出入口の下枠構造 - Google Patents

出入口の下枠構造

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JPH0552172U
JPH0552172U JP1491191U JP1491191U JPH0552172U JP H0552172 U JPH0552172 U JP H0552172U JP 1491191 U JP1491191 U JP 1491191U JP 1491191 U JP1491191 U JP 1491191U JP H0552172 U JPH0552172 U JP H0552172U
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JP1491191U
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憲二 岩瀬
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株式会社日本アルミ
日本アルミニウム建材株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 下枠本体12にたとえば扉4を閉じた状態に
おいて水返し片13を突出させ、かつ出没および/また
は着脱可能に設ける。 【効果】 下枠本体12に溜まった毛髪あるいはゴミな
どを水返し片13を外して容易に除去することができ、
またたとえば扉4が閉じられた状態で水返し片13を突
出させ、扉4が開けられた状態では水返し片13を没入
させ、人が通過するときには下枠上面はほぼ同一平面状
にして、安全性を向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、たとえば浴室と脱衣室との間の出入口に設けられる建具の下枠など に好適に実施することができる出入口の下枠構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、たとえば浴室と脱衣室とを仕切るためにその出入口には建具が設け られており、その建具の開く側であるたとえば浴室の床面が更衣室の床面に比べ て低く形成され、そのため下枠は浴室の床面から脱衣室の床面にわたって上方と なるように段差状に形成されている。このような下枠には、浴室からの水が脱衣 室側へ侵入してしまうことを防止するために、上方に立上がる水返し片が設けら れており、特に病院や療養所などにおける老人あるいは身体障害者などが通行す る際に、その水返し片につまずいてしまい、また車椅子などの走行がしにくく、 安全性の向上が望まれている。
【0003】 この問題を解決するための他の先行技術は、たとえば実開昭63−16758 5に示されている。この先行技術では、下枠の上部がその下枠に形成される溝内 から出没自在である構成が示されているけれども、前記溝内に流れ込んだ水を排 水するための機能が備えられけておらず、また前記上部を下枠から容易に取外す ことができず、前記溝内に入り込んだ毛髪およびゴミなどを容易に取出して排出 することができないという問題を有する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
したがって本考案の目的は、床面とほぼ同一平面内に下枠の上面を設けるのに 排水機能を有するとともに、下枠内に入り込んだ毛髪およびゴミなどを容易に除 去することができる安全性の向上された出入口の下枠構造を提供することである 。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、出入口に床面とほぼ同一平面内にある上面を有する下枠本体を設け 、この出入口に開閉自在に設けられる建具を閉じた状態で、下枠本体の前記上面 から上方に突出する水返し片を、この下枠本体に出没および/または着脱可能に 設けることを特徴とする出入口の下枠構造である。
【0006】
【作用】
本考案に従えば、出入口に床面とほぼ同一平面内にある上面を有する下枠本体 が設けられる。この下枠本体には建具を閉じた状態のみ前記上面から上方に突出 する水返し片が設けられる。この水返し片によって、下枠本体上を通過しようと する水を遮断して下枠本体から排水することができる。また前記水返し片は下枠 本体に着脱可能に設けられるので、下枠本体内に流れ込んだ毛髪およびゴミなど を、水返し片を下枠本体から外した状態で容易に除去することができる。
【0007】 また、建具を開けた状態では、自重で水返し片は下枠内に没入するので、下枠 上面がほぼ同一平面状になるので、下枠上面の走行に支障なく、つまずきの発生 もない。
【0008】
【実施例】
図1は、本考案の一実施例の断面図である。浴室1と脱衣室2とは出入口3に よって連通し、この出入口3には浴室1側へ矢符A1,A2方向に開閉自在な扉 4が設けられ、この扉4の下方にはたとえばアルミニウム製の下枠5が配置され る。
【0009】 前記浴室1にはFRP製の防水パン6が設けられ、この防水パン6上に簀子7 が載置される。簀子7の上方に延びる表面8は、脱衣室2の床面9とほぼ同一平 面上に形成され、前記下枠5の上面10は床面9とほぼ同一平面内にある。した がって浴室1の床面11は、前記脱衣室2の床面9よりも簀子7の高さだけ下方 にある。
【0010】 前記下枠5は、下枠本体12と、下枠本体12に着脱可能に取付けられる水返 し片13とを有する。下枠本体12の底板14は、水平面に対して浴室1側にな るにつれて下方に傾斜して形成されており、底板14から上方に立上る立上り片 15,16に形成される排水孔17,18を介して、前記水返し片13の下方に 形成される溝19内に流れ込んだ水を排水することができるように構成される。 前記水返し片13には係止爪21が形成され、係止爪21は下枠本体12の前記 溝19内に突出する係止片22に係止される。水返し片13にはまた、前記溝1 9内に突出する大略的にL字状に屈曲された抜止め片23が一体的に形成され、 この抜止め片23の先端部は水返し片13が上方に突出した状態において、下枠 本体12に着脱可能に装着される補助部材24の突部25に当接して、抜止めさ れる。前記抜止め片23には水抜き孔26が形成され、水返し片13が浴室1側 に臨んで開いた状態において水を矢符B1方向に溝19内に導くことができ、こ の溝19内の水は前記排水孔17,18を矢符B2,B3で示されるように通過 して、浴室1内に流れ落ちる。
【0011】 図2は、図1の補助部材24付近の分解斜視図である。前記補助部材24は、 大略的にC字状に形成され、前記下枠本体12の立上り片15,16の先端部に 形成される内向き突部26,27に係合する係合片28,29を有し、下枠本体 12の長手方向に沿って着脱可能に嵌着される。一方の係合片29が形成される 側板30には、前記水返し片13を上方に向けて付勢するための付勢手段31が 取付けられる。この付勢手段31は、大略的にL字状に屈曲された揺動片32を 有し、揺動片32の一端部には永久磁石33が固着される。揺動片32の他端部 には当接片34が設けられ、軸棒35を挿通して抜止めされる。軸棒35の軸線 方向両端部は、取付け部材36の透孔37,38を挿通して支持される。取付け 部材36は、前記側板30にビス39によって固定される。
【0012】 再び図1をも参照して、前記当接片34の先端部34aは前記抜止め片23の 屈曲部40に当接する。前記扉4には、補助部材24に臨んで永久磁石41が設 けられる。この永久磁石41と前記永久磁石33とは、対向する磁極が同一に選 ばれている。したがって扉4を閉じた状態(図1の状態)では、扉4に設けられ る永久磁石41に対して揺動片32に設けられる永久磁石33が磁気的に反発し て、揺動片32は前記軸棒35の軸線まわりに矢符C1方向に角変位する。これ によって前記当接片34はその先端部34aが揺動片32と逆方向へ角変位し、 その結果、先端部34aが上昇して前記屈曲部40を上方に押し上げ、水返し片 13は係止爪21と係止片22との当接位置付近を回転中心として矢符D方向に 角変位し、浴室1に臨んで開いた状態となる。これによって浴室1側から脱衣室 2側へ流れる水を水返し片13によって遮断し、溝19内に導いて排水孔18, 17から排水することができる。
【0013】 また扉4を矢符A1方向に開いた状態では、水返し片13の自重によって当接 片34の先端部34aが下方に押圧され、これによって永久磁石33は上昇して 初期位置に復帰する。このように水返し片13が前記溝19を塞いだ状態では、 下枠5の上面10が前記床面9および表面8ととほぼ同一平面内にある。また前 記立上り片15,16間に形成される溝43あるいは前記溝19内に毛髪および ゴミなどが溜まっても、補助部材24および水返し片13を取外して容易に除去 作業を行うことができる。なお、本実施例は磁石の反発力を利用しているが、図 3に示されるように、磁石の吸引力を利用できるのは明白である。
【0014】 図4は、本考案の他の実施例の断面図である。なお、本実施例は図1に類似し ており、対応する部分には同一の参照符を付す。本実施例では、前記永久磁石3 3,41に代えて扉4に揺動片32を押圧するための操作棒44が設けられる。 この操作棒44は、操作レバー45を操作することによって上下に変位させるこ とができ、老人あるいは身体障害者などが脱衣室2から浴室1側へ向かうときに 、扉4を開けるために操作レバー45を操作することによって、水返し片13は 溝19を塞いだ状態に角変位して上面10が床面9および表面8とほぼ同一平面 内になる。この状態で出入口3を安全に通過することができる。
【0015】 図5は、本考案のさらに他の実施例の断面図である。本実施例では、引違い戸 48が設けられる。この引違い戸48は竪框などに固定される外障子49と、図 5の紙面に垂直方向に開閉動作される内障子50とを有する。このような内障子 50にもまた、前述したような永久磁石41を設けておき、この永久磁石41が 近接したときに、図6に示される永久磁石33を有する揺動片51を上下変位さ せて当接片52によって水返し片13を内障子50を閉じたときに上昇させるよ うにしてもよい。
【0016】
【考案の効果】
本考案によれば、排水機能を有する下枠本体に、その上面から扉を閉じた状態 で突出する水返し片を設けるようにしたので、扉が閉じられている人の出入りの ない状態では水返し片が突出しており、したがって安全である。また扉が開いた 状態では水返し片は自重で下枠上面より没しているので、車椅子の通過あるいは 人の足によって踏まれたときに下枠は略平面状になっているので、これによって もまた安全性が向上することができる。しかも前記水返し片は下枠本体に着脱可 能に設けられるので、下枠本体内に係着した毛髪あるいはゴミなどを容易に除去 することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の断面図である。
【図2】補助部材および付勢手段31を示す分解斜視図
である。
【図3】本考案の他の実施例の断面図である。
【図4】本考案の他の実施例の断面図である。
【図5】本考案のさらに他の実施例の断面図である。
【図6】図5に示される実施例に関連して設けられる揺
動片46の斜視図である。
【符号の説明】
3 出入口 4 扉 5 下枠 10 上面 11 床面 12 下枠本体 13 水返し片 17,18 排水孔 24 補助部材 31 付勢手段 32 揺動片 33,41 永久磁石

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出入口に床面とほぼ同一平面内にある上
    面を有する下枠本体を設け、この出入口に開閉自在に設
    けられる建具を閉じた状態で、下枠本体の前記上面から
    上方に突出する水返し片を、この下枠本体に出没および
    /または着脱可能に設けることを特徴とする出入口の下
    枠構造。
JP1491191U 1991-03-14 1991-03-14 出入口の下枠構造 Expired - Lifetime JP2566356Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0813926A (ja) * 1994-07-04 1996-01-16 Nippon Alum Co Ltd 開き扉の下枠構造
JP2007023562A (ja) * 2005-07-14 2007-02-01 Nakanishi Metal Works Co Ltd 折戸装置

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JP2566356Y2 (ja) 1998-03-25

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