JPH0551992U - 刺繍枠取付け装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【構成】 ベッド２８の上部に設けた主枠１９よりほぼ
平行に腕枠２１が突出され、この腕枠２１の先端部にそ
れぞれ透孔２５、２６を設けた枠取付け板２４が固着さ
れ、又、刺繍枠１６の内枠１６ａの腕枠２１の取付け板
２４の透孔２５、２６に対応した位置にボルト１７を突
出し、この内枠１６ａのボルトを取付け板２４の透孔２
５、２６に通してナット１８ａで締め付けて前記刺繍枠
１６を腕枠２１に取付け、又、被刺繍物２７は刺繍枠１
６の内枠１６ａと外枠１６ｂの間に挟まれて支持され
る。 【効果】 構成が簡単で、コストが安い。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、簡単な構成で、刺繍枠を腕枠に簡単に取付けることができる刺繍枠 取付け装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、筒形被刺繍物用の刺繍枠としては、図７及び図８に示されたものが提案 されている（実公平１−１１５８３２号公報参照）。

【０００３】 図５及び図６において、前後の主枠１、２に腕枠３、４をねじ５で固定し、こ れらの腕枠３、４の間の後主枠１に片持腕枠６の一端がねじ７で固定され、この 片持腕枠６の他端に下枠８が取付けられ、この下枠８の下部にベッド９が設けら れ、このベッド９の上に針１４が装着されている。

【０００４】 又、下枠８の両側の腕枠３、４にそれぞれピン１０及び押え部材１１が装着さ れ、下枠８の上に被刺繍物を置き、そのうえに上枠１２を置き、上枠１２の両側 の透孔１３にピン１０を通して押え部材１１で押えることにより、上枠１２と下 枠６の間に被刺繍物１５をセットすることができる。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

このように構成された従来の刺繍枠取付け装置では、被刺繍物１５をセットす るために、下枠８の上に上枠１２を押え付けるだけであり、被刺繍物１５がずれ て張りが緩むという問題があった。

【０００６】 又、下枠８に片持腕枠６を設けなければならないので、下枠８の構成が複雑で あり、さらに、上枠１２との構成が異なるため、上枠１２を下枠８に合わせるピ ン１０の位置決めを精密にしなければならず、又、押え部材１１を設けなければ ならないなど、構成が非常に複雑であり、又、コストが高くなるという問題があ る。

【課題を解決するための手段】

本考案は、ミシンヘッドに設けた針とベッドに設けた釜が同期運転を行い、予 め設定された信号により刺繍枠をＸＹ方向に移動して、該刺繍枠の内枠と外枠の 間に張った被刺繍物に刺繍を行う刺繍ミシンにおいて、前記ベッドの上部に設け た主枠よりほぼ平行に腕枠が突出され、該腕枠の先端部にそれぞれ透孔を設けた 枠取付け板が固着され、前記刺繍枠の内枠の前記腕枠の取付け板の透孔に対応し た位置にボルトを突出してなり、前記内枠のボルトを前記枠取付け板の透孔に通 してナットで締め付けて前記刺繍枠を腕枠に取付けるものである。

【０００７】

【作用】

本考案によれば、刺繍枠の内枠と外枠との間に被刺繍物を挟んで張り、主枠に 取付けた腕枠の先端部に設けた枠取付け板の透孔に内枠に固着したボルトを通し 、枠取付け板より突出しているボルトにナットを嵌合固定する。

【０００８】

【実施例】

図１及び図２は、本考案の１実施例の刺繍枠取付け装置の刺繍枠の平面図及び 側面断面図で、１６は刺繍枠であり、この刺繍枠１６は内枠１６ａと外枠１６ｂ とからなり、内枠１６ａにボルト１７が所定の間隔を開けて装着され、これらの ボルト１７をナット１８で内枠にする固着している。

【０００９】 又、図３に示すように、取付け枠は主枠１９に平行に支持枠２０が設けられ、 主枠１９に複数の腕枠２１の一端がねじ２２で固着され、これらの腕枠２１の中 央近傍はねじ２３で支持枠２０に固着されて腕枠２１はそれぞれ平行に固着され 、さらに、腕枠２１の他端に主枠と平行に取付け板２４が固着され、この取付け 板２４の両端に２つの透孔２５、２６が設けられている。

【００１０】 そして、図４及び図５に示すように、刺繍枠１６の内枠１６ａと外枠１６ｂの 間に被刺繍物２７が挟まれ、内枠１６ａのボルト１７を取付け板２４の透孔２５ 、２６に通してナット１８ａにより固定すると、刺繍枠１６は主枠１９の腕枠２ １の取付け板２４に装着され、被刺繍物２７の縫製部がベッド２８の上になるよ うに装着される。

【００１１】 なお、刺繍枠１６を主枠１９及び支持枠２０に複数個設けるには、図６に示す ように、主枠１９及び支持枠２０に複数の腕枠２１が取付けられ、これらの腕枠 ２１から両側に突出された取付け板２４に複数の刺繍枠１６がそれぞれ装着され る。

【００１２】 本実施例では、このように主枠１９取付け支持枠２０に複数の腕枠２１を一端 と中央近傍が固着され、腕枠２１の他端に取付け板２４がそれぞれ固着され、こ れらの取付け板２４の両端に設けた透孔２５、２６に刺繍枠の内枠１６ａに設け たボルトを挿入して固定するようにしたので、構成が簡単で、コストが安いとい う利点がある。

【００１３】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案の刺繍枠取付け装置では、主枠と支持枠に複数の 腕枠が固着され、これらの腕枠の間に取付け板で刺繍枠が固着されるようにした ので、構成が簡単であり、コストが安いという利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の１実施例の刺繍枠の平面図である。

【図２】図１の刺繍枠の側面断面図である。

【図３】取付け枠の構成図である。

【図４】取付け枠に刺繍枠を取付けた平面図である。

【図５】取付け枠に刺繍枠を取付けた側面断面図であ
る。

【図６】取付け枠に複数の刺繍枠を取付け平面図であ
る。

【図７】従来の刺繍枠取付け装置の斜視図である。

【図８】図７の刺繍枠取付け装置のＡ−Ａ断面図であ
る。

【符号の説明】

１６ 刺繍枠 １６ａ 内枠 １６ｂ 外枠 １７ ボルト １８、１８ａ ナット １９ 主枠 ２０ 支持枠 ２１ 腕枠 ２２、２３ ねじ ２４ 取付け板 ２５、２６ 透孔 ２７ 被刺繍物 ２８ ベッド

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ミシンヘッドに設けた針とベッドに設け
   た釜が同期運転を行い、予め設定された信号により刺繍
   枠をＸＹ方向に移動して、該刺繍枠の内枠と外枠の間に
   張った被刺繍物に刺繍を行う刺繍ミシンにおいて、前記
   ベッドの上部に設けた主枠よりほぼ平行に腕枠が突出さ
   れ、該腕枠の先端部にそれぞれ透孔を設けた枠取付け板
   が固着され、前記刺繍枠の内枠の前記腕枠の取付け板の
   透孔に対応した位置にボルトを突出してなり、前記内枠
   のボルトを前記取付け板の透孔に通してナットで締め付
   けて前記刺繍枠を腕枠に取付けることを特徴とする刺繍
   枠取付け装置。