JP2600822Y2 - ミシンの刺繍枠取付装置 - Google Patents
ミシンの刺繍枠取付装置Info
- Publication number
- JP2600822Y2 JP2600822Y2 JP1993063993U JP6399393U JP2600822Y2 JP 2600822 Y2 JP2600822 Y2 JP 2600822Y2 JP 1993063993 U JP1993063993 U JP 1993063993U JP 6399393 U JP6399393 U JP 6399393U JP 2600822 Y2 JP2600822 Y2 JP 2600822Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- embroidery frame
- mounting plate
- embroidery
- frame holder
- pins
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、ミシンの刺繍枠取付装
置に関するものである。
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、ミシンの刺繍枠取付装置の一例と
して、実開平１ー１１３３５２号公報に示された装置が
提供されている。
して、実開平１ー１１３３５２号公報に示された装置が
提供されている。
【０００３】この装置においては、刺繍枠の一部にスラ
イド溝５６が形成され、該スライド溝５６に、小判状の
取付板５７に一体的に設けられた２本の小軸５８が嵌装
せしめられている。該２本の小軸５８の間には、締めネ
ジ５９の為の嵌装穴６０が設けられ、前記小軸５８には
小判状の板バネ６１がＥリング６２により止着されてい
る。
イド溝５６が形成され、該スライド溝５６に、小判状の
取付板５７に一体的に設けられた２本の小軸５８が嵌装
せしめられている。該２本の小軸５８の間には、締めネ
ジ５９の為の嵌装穴６０が設けられ、前記小軸５８には
小判状の板バネ６１がＥリング６２により止着されてい
る。
【０００４】この様な刺繍枠２４を中央のネジ穴４９と
該ネジ４９穴を挟んで両側に２つの長穴５０を持った刺
繍枠ホルダー５１に、前記２本の小軸５８を前記２つの
長穴５０に嵌挿せしめ止めネジ５９を前記中央のネジ穴
４９に締め付ける事により固定される。このように前記
止めネジ５９の着脱により刺繍枠２４の着脱を行うと共
に止めネジ５９を緩め前記刺繍枠２４をスライドさせ再
度縫うことにより刺繍面積が大きくなる。
該ネジ４９穴を挟んで両側に２つの長穴５０を持った刺
繍枠ホルダー５１に、前記２本の小軸５８を前記２つの
長穴５０に嵌挿せしめ止めネジ５９を前記中央のネジ穴
４９に締め付ける事により固定される。このように前記
止めネジ５９の着脱により刺繍枠２４の着脱を行うと共
に止めネジ５９を緩め前記刺繍枠２４をスライドさせ再
度縫うことにより刺繍面積が大きくなる。
【０００５】また、刺繍枠の着脱を容易にする他の例と
して、実公平４ー４４６３８号公報に示されてたワーク
ホルダー保持装置が提供されている。この装置において
は、刺繍枠ホルダー１３と、刺繍枠１８とを係合させて
連結可能とし、前記係合面の上方から直角方向に刺繍枠
１８を付勢接合する弾性作用部材１７を刺繍枠ホルダー
１３に設け、その弾性作用部材１７の弾性作用に抗して
刺繍枠１８を刺繍枠ホルダー１３より着脱させている。
して、実公平４ー４４６３８号公報に示されてたワーク
ホルダー保持装置が提供されている。この装置において
は、刺繍枠ホルダー１３と、刺繍枠１８とを係合させて
連結可能とし、前記係合面の上方から直角方向に刺繍枠
１８を付勢接合する弾性作用部材１７を刺繍枠ホルダー
１３に設け、その弾性作用部材１７の弾性作用に抗して
刺繍枠１８を刺繍枠ホルダー１３より着脱させている。
【０００６】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
様な従来の方法では、刺繍枠の着脱及び移動に締めネジ
の着脱及び緩め、固定に手数が必要である。また、長溝
のため動かした距離が分らず、続きの刺繍を行うとき開
始点の位置決めが難しく下手すればズレた刺繍を行うこ
とになる。
様な従来の方法では、刺繍枠の着脱及び移動に締めネジ
の着脱及び緩め、固定に手数が必要である。また、長溝
のため動かした距離が分らず、続きの刺繍を行うとき開
始点の位置決めが難しく下手すればズレた刺繍を行うこ
とになる。
【０００７】本考案は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、その目的は刺繍枠の着脱及び移
動が簡単に行えると共に移動した距離が予め分っている
ので、続きの刺繍を行うときは、開始点を距離分移動し
て行う又は自動的にプログラム修正が出来るので刺繍の
仕上がりが違和感なく綺麗に出来ることにある。
になされたものであり、その目的は刺繍枠の着脱及び移
動が簡単に行えると共に移動した距離が予め分っている
ので、続きの刺繍を行うときは、開始点を距離分移動し
て行う又は自動的にプログラム修正が出来るので刺繍の
仕上がりが違和感なく綺麗に出来ることにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本考案は、刺繍枠ホルダー上に間隔をおいて設置さ
れた一対の位置決めピンと、刺繍枠を支持する取付板に
形成され前記刺繍枠ホルダーの一対のピンの一方に嵌合
し得、且つそれら一対のピンの列設方向に延び一端が開
放された長溝と、その長溝の延長線上の前記取付板上に
間隔をもって形成され且つ刺繍枠ホルダーの他方のピン
に嵌合し得る複数の穴と、前記取付板が前記刺繍枠ホル
ダーの位置決めピンに連結された時、取付板が刺繍枠ホ
ルダーより浮上がるのを防止するため刺繍枠ホルダーに
設けられた板バネとを有する。
に、本考案は、刺繍枠ホルダー上に間隔をおいて設置さ
れた一対の位置決めピンと、刺繍枠を支持する取付板に
形成され前記刺繍枠ホルダーの一対のピンの一方に嵌合
し得、且つそれら一対のピンの列設方向に延び一端が開
放された長溝と、その長溝の延長線上の前記取付板上に
間隔をもって形成され且つ刺繍枠ホルダーの他方のピン
に嵌合し得る複数の穴と、前記取付板が前記刺繍枠ホル
ダーの位置決めピンに連結された時、取付板が刺繍枠ホ
ルダーより浮上がるのを防止するため刺繍枠ホルダーに
設けられた板バネとを有する。
【０００９】
【作用】本考案は、刺繍枠ホルダーに設けられた一対の
位置決めピンに、板バネの弾性作用に抗して取付板長溝
と一方の位置決め穴に嵌合させ一定範囲刺繍する。次に
取付板を位置決めピン上に浮かせ他方の位置決め穴まで
スライドさせ取付板を嵌合させ縫えば続きの刺繍が行え
る。
位置決めピンに、板バネの弾性作用に抗して取付板長溝
と一方の位置決め穴に嵌合させ一定範囲刺繍する。次に
取付板を位置決めピン上に浮かせ他方の位置決め穴まで
スライドさせ取付板を嵌合させ縫えば続きの刺繍が行え
る。
【００１０】
【実施例】以下、この本考案を具体化した一実施例を図
面を参照しながら説明する。
面を参照しながら説明する。
【００１１】ミシン主軸の回転により上下往復運動され
下端に針を有する針棒と、該針棒と協働して縫目形成を
行う糸輪捕捉装置とを有する電子刺繍ミシンには、公知
の電子的制御装置からの指令に基き、前記針棒の上下往
復運動に同期して駆動されるＸ軸パルスモータ及びＹ軸
パルスモータにより、Ｘ−Ｙ方向に移動されるキャリッ
ジ（図示せず）が設けられている。
下端に針を有する針棒と、該針棒と協働して縫目形成を
行う糸輪捕捉装置とを有する電子刺繍ミシンには、公知
の電子的制御装置からの指令に基き、前記針棒の上下往
復運動に同期して駆動されるＸ軸パルスモータ及びＹ軸
パルスモータにより、Ｘ−Ｙ方向に移動されるキャリッ
ジ（図示せず）が設けられている。
【００１２】そのキャリッジには、前記電子刺繍ミシン
の加工布支持面上には、刺繍枠ホルダー１が取り付けら
れている。その刺繍枠ホルダー１上には一対の位置決め
ピン２，３が間隔をおいて突設されている。
の加工布支持面上には、刺繍枠ホルダー１が取り付けら
れている。その刺繍枠ホルダー１上には一対の位置決め
ピン２，３が間隔をおいて突設されている。
【００１３】加工布（図示せず）を保持する刺繍枠４
は、外枠５と、内枠６とからなり、その外枠５には、取
付板７が固定されている。その取付板７には、前記一対
の位置決めピンの一方３に嵌合し得る長溝８が形成さ
れ、その長溝８は、前記一対の位置決めピン２，３の列
設方向に延び一端が開放されている。前記長溝８の延長
線上の前記取付板７上には、複数の穴９，１０が間隔を
もって形成されており、前記刺繍枠ホルダー１の他方の
ピン２と嵌合し得る。また、前記長溝８の長さは、前記
穴９，１０の何れが前記位置決めピン２と嵌合された場
合にも前記位置決めピン３との係合が外れないように前
記穴９，１０間の距離よりも長く形成されている。
は、外枠５と、内枠６とからなり、その外枠５には、取
付板７が固定されている。その取付板７には、前記一対
の位置決めピンの一方３に嵌合し得る長溝８が形成さ
れ、その長溝８は、前記一対の位置決めピン２，３の列
設方向に延び一端が開放されている。前記長溝８の延長
線上の前記取付板７上には、複数の穴９，１０が間隔を
もって形成されており、前記刺繍枠ホルダー１の他方の
ピン２と嵌合し得る。また、前記長溝８の長さは、前記
穴９，１０の何れが前記位置決めピン２と嵌合された場
合にも前記位置決めピン３との係合が外れないように前
記穴９，１０間の距離よりも長く形成されている。
【００１４】板バネ１１は、前記取付板７が前記刺繍枠
ホルダー４の位置決めピン２，３に連結された時、取付
板７が刺繍枠ホルダー１より浮き上がるのを防止するも
のであり、基端がスペーサ１２を介し３個のネジ１３に
より固定され、自由端に前記取付板７の上面と係合する
折り曲げ部１１ａが形成されている。
ホルダー４の位置決めピン２，３に連結された時、取付
板７が刺繍枠ホルダー１より浮き上がるのを防止するも
のであり、基端がスペーサ１２を介し３個のネジ１３に
より固定され、自由端に前記取付板７の上面と係合する
折り曲げ部１１ａが形成されている。
【００１５】このような構成の刺繍枠４を刺繍枠ホルダ
ー１に装着するには、位置決めピン３と取付板７の長溝
８を嵌合し、板バネ１１の弾性作用に抗して同バネ１１
の先端の折り曲げ部１１ａと刺繍枠ホルダー１との間に
その取付板７を押し込む。更に、板バネ１１に抗して取
付枠７を持ち上げると共に位置決めピン２上に取付板７
の穴９，１０を載せ、その後、適宜スライドさせ左端の
穴９に嵌合させれば、刺繍枠４は刺繍枠ホルダー１に保
持される。
ー１に装着するには、位置決めピン３と取付板７の長溝
８を嵌合し、板バネ１１の弾性作用に抗して同バネ１１
の先端の折り曲げ部１１ａと刺繍枠ホルダー１との間に
その取付板７を押し込む。更に、板バネ１１に抗して取
付枠７を持ち上げると共に位置決めピン２上に取付板７
の穴９，１０を載せ、その後、適宜スライドさせ左端の
穴９に嵌合させれば、刺繍枠４は刺繍枠ホルダー１に保
持される。
【００１６】このような状態で針とキャリッジの運動に
より刺繍枠４に張設された加工布に刺繍が施される。次
に、取付板７の左端を持ち上げ、図２の二点鎖線で示す
ように、位置決めピン２上をスライドさせ右の穴１０を
位置決めピン２と嵌合させる。その後、予め分っている
移動距離分、キャリッジの原位置をずらし再刺繍を行え
ば、スライド前の状態より続きを刺繍出来る。
より刺繍枠４に張設された加工布に刺繍が施される。次
に、取付板７の左端を持ち上げ、図２の二点鎖線で示す
ように、位置決めピン２上をスライドさせ右の穴１０を
位置決めピン２と嵌合させる。その後、予め分っている
移動距離分、キャリッジの原位置をずらし再刺繍を行え
ば、スライド前の状態より続きを刺繍出来る。
【００１７】
【考案の効果】以上説明したことから明らかなように、
本考案によれば、刺繍枠の着脱が容易であり、刺繍枠取
付板の位置を簡単な操作により変えることにより刺繍範
囲が一定位置で取り付けられた場合より大きくできる。
また、その大きくできる距離が分っているので、位置を
変えた後の原位置出しが簡単であり、更に自動的にプロ
グラム修正が出来るので再刺繍を行っても位置ズレがな
く綺麗に仕上がる。
本考案によれば、刺繍枠の着脱が容易であり、刺繍枠取
付板の位置を簡単な操作により変えることにより刺繍範
囲が一定位置で取り付けられた場合より大きくできる。
また、その大きくできる距離が分っているので、位置を
変えた後の原位置出しが簡単であり、更に自動的にプロ
グラム修正が出来るので再刺繍を行っても位置ズレがな
く綺麗に仕上がる。
【図１】本考案の刺繍枠取付装置の分解斜視図である。
【図２】同装置の平面図である。
【図３】図２のＡ−Ａ線における断面図である。
１ 刺繍枠ホルダー ２，３ 位置決めピン ４ 刺繍枠 ７ 取付板 ８ 長溝 ９，１０ 穴 １１ 板バネ
Claims (1)
- 【請求項１】 所定の平面内を針の往復動に同期して移
動される刺繍枠ホルダーと、 その刺繍枠ホルダー上に間隔をおいて設置された一対の
位置決めピンと、 布等を保持した刺繍枠を支持する取付板と、 その取付板に形成され前記刺繍枠ホルダーの一対のピン
の一方に嵌合し得、且つそれら一対のピンの列設方向に
延び一端が開放された長溝と、 その長溝の延長線上の前記取付板上に間隔をもって形成
され且つ前記刺繍枠ホルダーの他方のピンに嵌合し得る
複数の穴と、 前記取付板が前記刺繍枠ホルダーの位置決めピンに連結
された時、取付板が刺繍枠ホルダーより浮き上がるのを
防止するため刺繍枠ホルダーに設けられた板バネとを有
することを特徴とするミシンの刺繍枠取付装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993063993U JP2600822Y2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | ミシンの刺繍枠取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993063993U JP2600822Y2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | ミシンの刺繍枠取付装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0733991U JPH0733991U (ja) | 1995-06-23 |
| JP2600822Y2 true JP2600822Y2 (ja) | 1999-10-25 |
Family
ID=13245316
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993063993U Expired - Lifetime JP2600822Y2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | ミシンの刺繍枠取付装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2600822Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6102569B2 (ja) * | 2013-06-27 | 2017-03-29 | ブラザー工業株式会社 | 刺繍枠及びミシン |
| CN113529299A (zh) * | 2021-07-16 | 2021-10-22 | 吴江市群艺纺织绣品有限公司 | 一种绣花悬浮生产工艺 |
-
1993
- 1993-11-30 JP JP1993063993U patent/JP2600822Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0733991U (ja) | 1995-06-23 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5291843A (en) | Attachment structure for detachably attaching workpiece holder to movable body | |
| US5865137A (en) | Dual clamping system | |
| JP2600822Y2 (ja) | ミシンの刺繍枠取付装置 | |
| JP3190513B2 (ja) | ミシン | |
| JP3219809B2 (ja) | 刺繍ミシン | |
| JP2005023487A (ja) | 刺繍用枠の取付け構造 | |
| US5094179A (en) | Attachable label sewing apparatus | |
| US10612173B2 (en) | Hopping foot for a maneuverable quilting machine | |
| KR200315363Y1 (ko) | 자수기용 모자 보유장치 | |
| JPH031516Y2 (ja) | ||
| JP2007061213A (ja) | ミシンの縫製用枠補助具 | |
| JPS6344476Y2 (ja) | ||
| JPH071114Y2 (ja) | 自動ミシン | |
| JP5231051B2 (ja) | 刺しゅう縫機能付きミシンの刺しゅう枠取付装置 | |
| JP2545369Y2 (ja) | ファスナー付け機のファスナー位置決め装置 | |
| JPS623109Y2 (ja) | ||
| US3871532A (en) | Workpieces moving apparatus | |
| JPS59211486A (ja) | ミシンのル−パ−装置 | |
| JP2564509Y2 (ja) | ミシンの刺繍枠取付装置の構造 | |
| JP2000140468A (ja) | ミシンの縫製物保持構造 | |
| JP2585388Y2 (ja) | ミシンの半回転釜 | |
| JP4609013B2 (ja) | 刺繍枠 | |
| JPH0740553Y2 (ja) | 刺繍枠の構造 | |
| JPS6330394Y2 (ja) | ||
| JP3391684B2 (ja) | ミシンの押え具 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080827 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090827 Year of fee payment: 10 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090827 Year of fee payment: 10 |