JP2000140468A - ミシンの縫製物保持構造 - Google Patents
ミシンの縫製物保持構造Info
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ミシンの稼動中における刺繍枠の取外し/再取
付け作業を容易に行うことができるミシンの縫製物保持
構造を提供する。 【解決手段】 針棒13を備えたミシンヘッド1に、釜
8を備えたシリンダーベッド10を対設したミシンにお
ける縫製物保持構造であって、枠駆動体6に取付けられ
て水平なX−Y座標面上を移動自在に駆動される保持体
20と、前記保持体20に対して脱着可能に取付けられ
る刺繍枠21と、前記刺繍枠21に取付けられる支承体
22とから構成したことを特徴とする。
付け作業を容易に行うことができるミシンの縫製物保持
構造を提供する。 【解決手段】 針棒13を備えたミシンヘッド1に、釜
8を備えたシリンダーベッド10を対設したミシンにお
ける縫製物保持構造であって、枠駆動体6に取付けられ
て水平なX−Y座標面上を移動自在に駆動される保持体
20と、前記保持体20に対して脱着可能に取付けられ
る刺繍枠21と、前記刺繍枠21に取付けられる支承体
22とから構成したことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、筒物に刺繍する
ためのミシンの縫製物保持構造に関するものである。
ためのミシンの縫製物保持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】刺繍効率を向上させるために刺繍枠を例
えば2連式とし、一方の刺繍枠に保持された縫製物に刺
繍を施している間に他方の刺繍枠を枠駆動体から取外
し、この他方の刺繍枠から刺繍完了後の縫製物を取外し
た後に、新たな縫製物を該刺繍枠に保持させて、この刺
繍枠を枠駆動体に再びセットする刺繍作業方法が知られ
ている。この作業方法によれば、ミシンを殆ど停止させ
ることなく刺繍作業を続行させることができるので、ミ
シンの稼動率が大幅に向上する利点がある。
えば2連式とし、一方の刺繍枠に保持された縫製物に刺
繍を施している間に他方の刺繍枠を枠駆動体から取外
し、この他方の刺繍枠から刺繍完了後の縫製物を取外し
た後に、新たな縫製物を該刺繍枠に保持させて、この刺
繍枠を枠駆動体に再びセットする刺繍作業方法が知られ
ている。この作業方法によれば、ミシンを殆ど停止させ
ることなく刺繍作業を続行させることができるので、ミ
シンの稼動率が大幅に向上する利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば完成
したTシャツのように筒状をなす縫製物に刺繍をなし得
る型式のミシンは、針棒を備えたミシンヘッドの下方
に、釜を備えたシリンダーベッドを対設させている。そ
して、例えばTシャツの前面に刺繍を施す際には、Tシ
ャツを筒物専用の刺繍枠に保持させた後に、該刺繍枠を
ミシンの枠駆動体にセットすることになる。このとき
は、Tシャツが前記シリンダーベッドに被さるようにし
てセットする。このタイプのミシンにおいても、前述し
た2連式の刺繍枠を採用することでミシンの稼動率を向
上させ得ることが考えられるが、これには以下の如き不
具合が指摘される。
したTシャツのように筒状をなす縫製物に刺繍をなし得
る型式のミシンは、針棒を備えたミシンヘッドの下方
に、釜を備えたシリンダーベッドを対設させている。そ
して、例えばTシャツの前面に刺繍を施す際には、Tシ
ャツを筒物専用の刺繍枠に保持させた後に、該刺繍枠を
ミシンの枠駆動体にセットすることになる。このとき
は、Tシャツが前記シリンダーベッドに被さるようにし
てセットする。このタイプのミシンにおいても、前述し
た2連式の刺繍枠を採用することでミシンの稼動率を向
上させ得ることが考えられるが、これには以下の如き不
具合が指摘される。
【0004】すなわち、先に述べた2連式の刺繍枠を採
用してミシンを連続的に稼動させるには、一方の刺繍枠
側への刺繍作業が終了した時点で、枠駆動体の制御によ
り他方の刺繍枠が自動的に刺繍位置に切り換えられる必
要がある。しかしこの切り換え動作を可能とするには、
縫製物がシリンダーベッドの周りを覆った状態であって
はならず、各刺繍枠に保持された縫製物の該刺繍枠から
垂下した部分を、その縫製時には刺繍枠の移動範囲と干
渉しない位置に存在させる処置を行なう必要がある。こ
の処置を行ない得る刺繍枠の構造については、米国特許
第5413057号公報に開示がなされている。
用してミシンを連続的に稼動させるには、一方の刺繍枠
側への刺繍作業が終了した時点で、枠駆動体の制御によ
り他方の刺繍枠が自動的に刺繍位置に切り換えられる必
要がある。しかしこの切り換え動作を可能とするには、
縫製物がシリンダーベッドの周りを覆った状態であって
はならず、各刺繍枠に保持された縫製物の該刺繍枠から
垂下した部分を、その縫製時には刺繍枠の移動範囲と干
渉しない位置に存在させる処置を行なう必要がある。こ
の処置を行ない得る刺繍枠の構造については、米国特許
第5413057号公報に開示がなされている。
【0005】この米国特許公報に開示された構造には、
各刺繍枠に保持した縫製物における刺繍部以外の部分
が、ミシンのシリンダーベッドから垂下しないよう支承
する部材が備えられているため、前述した切り換え動作
は支障なく行われる。しかし上記したように、枠駆動体
からの刺繍枠の取外し作業および再取付け作業はミシン
の稼動中に行わなければならないが、この構造には前記
刺繍枠の取外し/再取付け作業が極めて困難となる欠点
がある。すなわち、縫製物における刺繍部以外の部分を
支承する部材は、刺繍枠を固定する枠駆動体側に取付け
られているので、該刺繍枠を枠駆動体から取外す作業
と、縫製物における刺繍部以外の部分を取外す作業と
は、枠駆動体が動いている状態において行わなければな
らず、このため特に再取付け時に困難極まりない作業と
なっていた。
各刺繍枠に保持した縫製物における刺繍部以外の部分
が、ミシンのシリンダーベッドから垂下しないよう支承
する部材が備えられているため、前述した切り換え動作
は支障なく行われる。しかし上記したように、枠駆動体
からの刺繍枠の取外し作業および再取付け作業はミシン
の稼動中に行わなければならないが、この構造には前記
刺繍枠の取外し/再取付け作業が極めて困難となる欠点
がある。すなわち、縫製物における刺繍部以外の部分を
支承する部材は、刺繍枠を固定する枠駆動体側に取付け
られているので、該刺繍枠を枠駆動体から取外す作業
と、縫製物における刺繍部以外の部分を取外す作業と
は、枠駆動体が動いている状態において行わなければな
らず、このため特に再取付け時に困難極まりない作業と
なっていた。
【0006】
【発明の目的】本発明は、前述した従来技術に内在して
いる欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案された
ものであって、ミシンの稼動中における刺繍枠の取外し
/再取付け作業を容易に行うことができるミシンの縫製
物保持構造を提供することを目的とする。
いる欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案された
ものであって、ミシンの稼動中における刺繍枠の取外し
/再取付け作業を容易に行うことができるミシンの縫製
物保持構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を達成するため本発明は、針棒を備えたミシンヘ
ッドに、釜を備えたシリンダーベッドを対設したミシン
における縫製物保持構造であって、枠駆動体に取付けら
れて水平なX−Y座標面上を移動自在に駆動される保持
体と、前記保持体に対して脱着可能に取付けられる刺繍
枠と、前記刺繍枠に取付けられる支承体とから構成した
ことを特徴とする。
の目的を達成するため本発明は、針棒を備えたミシンヘ
ッドに、釜を備えたシリンダーベッドを対設したミシン
における縫製物保持構造であって、枠駆動体に取付けら
れて水平なX−Y座標面上を移動自在に駆動される保持
体と、前記保持体に対して脱着可能に取付けられる刺繍
枠と、前記刺繍枠に取付けられる支承体とから構成した
ことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明に係るミシンの縫製物保持構造によれ
ば、縫製物を刺繍枠に保持させると共に、該縫製物の刺
繍域以外の部分を支承部に支承させるようになってい
る。これにより刺繍枠、支承体および縫製物が一体的構
造をなすこととなる。この構造体は、枠駆動体に対して
刺繍枠を取付ける作業のみで済ませることができる。し
かも、この取付作業を行なうだけで、縫製物における刺
繍域以外の部分は既に支承部で支承されているため、ミ
シン稼動時に縫製の邪魔となることがない。
ば、縫製物を刺繍枠に保持させると共に、該縫製物の刺
繍域以外の部分を支承部に支承させるようになってい
る。これにより刺繍枠、支承体および縫製物が一体的構
造をなすこととなる。この構造体は、枠駆動体に対して
刺繍枠を取付ける作業のみで済ませることができる。し
かも、この取付作業を行なうだけで、縫製物における刺
繍域以外の部分は既に支承部で支承されているため、ミ
シン稼動時に縫製の邪魔となることがない。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るミシンの縫製
物保持構造について、好適な一実施例を挙げて添付図面
を参照しながら説明する。図1は、1基のミシンヘッド
1を備えた刺繍機におけるミシンテーブル11の周りの
平面図である。この図1において、ミシンテーブル11
における左右両端に位置するテーブル蓋4,4の上面に
は、その間にY方向へ移動可能な移動体5が差し渡され
ている。また両テーブル蓋4,4の下面に一対のY方向
駆動装置(図示せず)が夫々配設され、該テーブル蓋4,
4に形成した夫々のスリット3,3を介して、該Y方向
駆動装置の一部をなす連結部(図示せず)が上方へ突出し
ている。そして前記移動体5の両端部は、前記上方へ突
出する連結部に結合され、前記対をなすY方向駆動装置
の駆動作用下に該移動体5はY方向へ進退移動される。
また移動体5の内部には、枠駆動体6がX方向(図1に
おいては左右方向)への移動自在に配設され、この枠駆
動体6は該移動体5に取付けたモータ7の駆動作用下に
X方向へ進退移動される。従って枠駆動体6は、対をな
すY方向駆動装置による移動体5のY方向移動と相俟っ
て、水平なX−Y座標面上をX方向およびY方向へ自在
に移動されるものである。
物保持構造について、好適な一実施例を挙げて添付図面
を参照しながら説明する。図1は、1基のミシンヘッド
1を備えた刺繍機におけるミシンテーブル11の周りの
平面図である。この図1において、ミシンテーブル11
における左右両端に位置するテーブル蓋4,4の上面に
は、その間にY方向へ移動可能な移動体5が差し渡され
ている。また両テーブル蓋4,4の下面に一対のY方向
駆動装置(図示せず)が夫々配設され、該テーブル蓋4,
4に形成した夫々のスリット3,3を介して、該Y方向
駆動装置の一部をなす連結部(図示せず)が上方へ突出し
ている。そして前記移動体5の両端部は、前記上方へ突
出する連結部に結合され、前記対をなすY方向駆動装置
の駆動作用下に該移動体5はY方向へ進退移動される。
また移動体5の内部には、枠駆動体6がX方向(図1に
おいては左右方向)への移動自在に配設され、この枠駆
動体6は該移動体5に取付けたモータ7の駆動作用下に
X方向へ進退移動される。従って枠駆動体6は、対をな
すY方向駆動装置による移動体5のY方向移動と相俟っ
て、水平なX−Y座標面上をX方向およびY方向へ自在
に移動されるものである。
【0010】図3に示すように、ミシンヘツド1の下方
部にはシリンダーベッド10が水平に設置され、該シリ
ンダーベッド10の内部における自由端側に釜8が配設
されている。またシリンダーベッド10の上面は、後方
部に位置するミシンテーブル2(図1参照)の上面と略同
一の高さになっている。また前記釜8の上方部は針板1
2で覆われており、該針板12には縫い針14の挿通を
許容する針孔15(図1参照)が形成されている。なお縫
い針14は、前記ミシンヘッド1に設けた針棒13の下
端に支持されている。
部にはシリンダーベッド10が水平に設置され、該シリ
ンダーベッド10の内部における自由端側に釜8が配設
されている。またシリンダーベッド10の上面は、後方
部に位置するミシンテーブル2(図1参照)の上面と略同
一の高さになっている。また前記釜8の上方部は針板1
2で覆われており、該針板12には縫い針14の挿通を
許容する針孔15(図1参照)が形成されている。なお縫
い針14は、前記ミシンヘッド1に設けた針棒13の下
端に支持されている。
【0011】なお前記移動体5は、図1および図3に示
す如く、その中央部がシリンダーベッド10により支承
されている。また前方部に位置するミシンテーブル11
は、後方部に位置する前記ミシンテーブル2より下方位
置まで下降させて支持されており、従って該ミシンテー
ブル11の上面とシリンダーベッド10の下面との問に
は充分な隙間が画成されている。
す如く、その中央部がシリンダーベッド10により支承
されている。また前方部に位置するミシンテーブル11
は、後方部に位置する前記ミシンテーブル2より下方位
置まで下降させて支持されており、従って該ミシンテー
ブル11の上面とシリンダーベッド10の下面との問に
は充分な隙間が画成されている。
【0012】図2に示すように、前記移動体5の前面か
ら突出する連結部6a(枠駆動体6の一部をなす)には保
持体20が取付けられている。この保持体20は、後述
する刺繍枠21および支承体22を保持するものであっ
て、前記移動体5に沿って配置した連結バー23に左右
で対をなす保持腕24が2組取付けられている。この保
持腕24は刺繍枠21を保持するためのものであって、
各保持腕24の自由端付近に、該刺繍枠21を保持する
押えバネ部材29が対応的に取付けられている。前記連
結バー23の両端部には結合部25が形成され、両結合
部25,25を枠駆動体6の連結部6aに嵌合させると
共に、該連結部6aに形成したネジ孔6bにネジ26を
締め付けることによって、前記保持体20が枠駆動体6
に固定されるものである。なお保持体20における連結
バー23の下面は、図3に示すように、シリンダーベッ
ド10の上面に接している。このため前記保持体20が
枠駆動体6と共に移動されるに際し、その連結バー23
はシリンダーベッド10上を摺動することになる。
ら突出する連結部6a(枠駆動体6の一部をなす)には保
持体20が取付けられている。この保持体20は、後述
する刺繍枠21および支承体22を保持するものであっ
て、前記移動体5に沿って配置した連結バー23に左右
で対をなす保持腕24が2組取付けられている。この保
持腕24は刺繍枠21を保持するためのものであって、
各保持腕24の自由端付近に、該刺繍枠21を保持する
押えバネ部材29が対応的に取付けられている。前記連
結バー23の両端部には結合部25が形成され、両結合
部25,25を枠駆動体6の連結部6aに嵌合させると
共に、該連結部6aに形成したネジ孔6bにネジ26を
締め付けることによって、前記保持体20が枠駆動体6
に固定されるものである。なお保持体20における連結
バー23の下面は、図3に示すように、シリンダーベッ
ド10の上面に接している。このため前記保持体20が
枠駆動体6と共に移動されるに際し、その連結バー23
はシリンダーベッド10上を摺動することになる。
【0013】前記刺繍枠21は、図4に示すように、内
枠27と外枠28とから基本的に構成されている。内枠
27は、中央に形成した円環状をなす保持部27aの両
側に延出する平板状の連結部27bを備え、各連結部2
7bの端部を前記保持体20における保持腕24の上面
で、手前側から前記押えバネ部材29の下に潜らせるよ
うにしてスライドさせることで、両保持腕24に挟持的
に取付け得るようになっている。また外枠28は、前記
内枠27における円環状の保持部27aに緊密に外嵌し
得る環状体として構成され、縫製物の一側に配した該外
枠27の保持部27aに対して該縫製物の他側から嵌合
することで、該縫製物を外枠28との間で挟み付けて保
持し得るものである。
枠27と外枠28とから基本的に構成されている。内枠
27は、中央に形成した円環状をなす保持部27aの両
側に延出する平板状の連結部27bを備え、各連結部2
7bの端部を前記保持体20における保持腕24の上面
で、手前側から前記押えバネ部材29の下に潜らせるよ
うにしてスライドさせることで、両保持腕24に挟持的
に取付け得るようになっている。また外枠28は、前記
内枠27における円環状の保持部27aに緊密に外嵌し
得る環状体として構成され、縫製物の一側に配した該外
枠27の保持部27aに対して該縫製物の他側から嵌合
することで、該縫製物を外枠28との間で挟み付けて保
持し得るものである。
【0014】図5に示すように、前記支承体22は、刺
繍枠21に取付けるための左右一対のブラケット30,
30を有している。夫々のブラケット30は細長いプレ
ート状の取付部30aからなり、この取付部30aは前
方側へ湾曲状に開口した湾入部31aを有する基板31
の左右両端部に固定されて、該基板31の上面から所定
の間隔を保持して前後に延在している。両取付部30
a,30aは互いに平行をなし、夫々の下面側へ弾圧さ
れた押さえバネ32が設けられている。そして前記刺繍
枠21の各連結部27bを、前記取付部30aおよび下
面の押さえバネ32の間に挿入して奥端部までスライド
させることで、連結部27bが押さえバネ32により取
付部30aの下面に押し付けられ、従って刺繍枠21と
支承体22との一体的な結合がなされる(図7参照)。な
お結合に際して両取付部30a同士の対向する内縁部
が、両連結部27bの基部に形成した段部27cに当接
して案内され、結合後はこれらの当接によって緩むこと
なく固定される。
繍枠21に取付けるための左右一対のブラケット30,
30を有している。夫々のブラケット30は細長いプレ
ート状の取付部30aからなり、この取付部30aは前
方側へ湾曲状に開口した湾入部31aを有する基板31
の左右両端部に固定されて、該基板31の上面から所定
の間隔を保持して前後に延在している。両取付部30
a,30aは互いに平行をなし、夫々の下面側へ弾圧さ
れた押さえバネ32が設けられている。そして前記刺繍
枠21の各連結部27bを、前記取付部30aおよび下
面の押さえバネ32の間に挿入して奥端部までスライド
させることで、連結部27bが押さえバネ32により取
付部30aの下面に押し付けられ、従って刺繍枠21と
支承体22との一体的な結合がなされる(図7参照)。な
お結合に際して両取付部30a同士の対向する内縁部
が、両連結部27bの基部に形成した段部27cに当接
して案内され、結合後はこれらの当接によって緩むこと
なく固定される。
【0015】また基板31には、図5に示すように、そ
の後端部の上面にプレート状の押え部材35がピン36
により起伏可能に支持され、また該基板31における左
右両側の垂下部31b,31bに第1支承部材37およ
び第2支承部材38が取付けられている。更に基板31
の後端には、前記保持体20における連結バー23の上
面に固定したブロック40の水平溝40a(図3参照)に
嵌入されることで、前記支承体22の触れ止めとなる係
合片41(図6参照)が固定されている。
の後端部の上面にプレート状の押え部材35がピン36
により起伏可能に支持され、また該基板31における左
右両側の垂下部31b,31bに第1支承部材37およ
び第2支承部材38が取付けられている。更に基板31
の後端には、前記保持体20における連結バー23の上
面に固定したブロック40の水平溝40a(図3参照)に
嵌入されることで、前記支承体22の触れ止めとなる係
合片41(図6参照)が固定されている。
【0016】次に、本実施例に係るミシンの縫製物保持
構造の作用を説明する。図8で符号50は一例として筒
物であるTシャツ50を指示し、このTシャツ50の前
面に刺繍が施されるようになっているものとする。先
ず、Tシャツ50における前面の刺繍を施したい部分に
刺繍枠21をセットする。そのときは、前記一方の内枠
27をTシャツ50の前面側に配置し、前記他方の外枠
28をTシャツ50の内側に挿入することで、該Tシャ
ツ50を介して内枠27に嵌合する。従って図8(a)
は、刺繍枠21へのTシャツ50のセットが完了した状
態を示している。
構造の作用を説明する。図8で符号50は一例として筒
物であるTシャツ50を指示し、このTシャツ50の前
面に刺繍が施されるようになっているものとする。先
ず、Tシャツ50における前面の刺繍を施したい部分に
刺繍枠21をセットする。そのときは、前記一方の内枠
27をTシャツ50の前面側に配置し、前記他方の外枠
28をTシャツ50の内側に挿入することで、該Tシャ
ツ50を介して内枠27に嵌合する。従って図8(a)
は、刺繍枠21へのTシャツ50のセットが完了した状
態を示している。
【0017】次に、前記刺繍枠27を支承体22に結合
する。このときは、図8(a)に示す如く、Tシャツ50
の前面側の裾を前記支承体22の基板31とブラケット
30との間の隙間を通して後方へずらしつつ、前記内枠
27の両連結部27bを前述したように該支承体22の
両取付部30aに取付ける。そして、図8(b)に示すよ
うに、支承体22の後方部に手繰り寄せたTシャツ50
の裾を、押え部材35の引き倒しによって押さえ付け
る。その後は、Tシャツ50の前面側(胸に対応する部
分)を前記支承体22における第1支承部材37の上に
載置すると共に、Tシャツ50の背面側については裾部
を前方へ引き出し、捲り上げるようにして該支承体22
における第2支承部材38の上に載置する。なお、両袖
部分も第2支承部材38の上に載置しておく。これによ
って、刺繍枠21に張設されたTシャツ50の刺繍部の
下方には何もない状態となる。
する。このときは、図8(a)に示す如く、Tシャツ50
の前面側の裾を前記支承体22の基板31とブラケット
30との間の隙間を通して後方へずらしつつ、前記内枠
27の両連結部27bを前述したように該支承体22の
両取付部30aに取付ける。そして、図8(b)に示すよ
うに、支承体22の後方部に手繰り寄せたTシャツ50
の裾を、押え部材35の引き倒しによって押さえ付け
る。その後は、Tシャツ50の前面側(胸に対応する部
分)を前記支承体22における第1支承部材37の上に
載置すると共に、Tシャツ50の背面側については裾部
を前方へ引き出し、捲り上げるようにして該支承体22
における第2支承部材38の上に載置する。なお、両袖
部分も第2支承部材38の上に載置しておく。これによ
って、刺繍枠21に張設されたTシャツ50の刺繍部の
下方には何もない状態となる。
【0018】このようにTシャツ50をセットしたセッ
ト体を、図7に示すように、保持体20の両側の保持腕
24に夫々装着する(図7ではTシャツは省略してあ
る)。ここで各セット体を装着する際は、内枠27の両
連結部27bの端部を前述したように、保持腕24の押
えバネ部材29の下面に滑り込ませるようにして行な
う。そして奥部までスライドさせることによって、前記
支承体22の係合片41が保持体20におけるブロック
40の溝40aに嵌合し、これにより触れ止めのなされ
た状態でセットされることになる。
ト体を、図7に示すように、保持体20の両側の保持腕
24に夫々装着する(図7ではTシャツは省略してあ
る)。ここで各セット体を装着する際は、内枠27の両
連結部27bの端部を前述したように、保持腕24の押
えバネ部材29の下面に滑り込ませるようにして行な
う。そして奥部までスライドさせることによって、前記
支承体22の係合片41が保持体20におけるブロック
40の溝40aに嵌合し、これにより触れ止めのなされ
た状態でセットされることになる。
【0019】前述したセット作業の終了後、刺繍ミシン
を起動させることで、例えば図7に示す右側の刺繍枠2
1側への刺繍動作が開始される。この右側の刺繍枠21
における刺繍が完了すると、今度は左側の刺繍枠21側
への刺繍が可能となるように枠の移動動作が行われ、こ
れにより左側の刺繍枠21側への刺繍動作が開始され
る。このときTシャツ50は前記シリンダーベッド10
に覆い被さった状態にはなっておらず、刺繍部以外の余
分な部分は第1支承部37および第2支承部38に支承
されて、シリンダベッド10の上面より上の位置に存在
している。このため枠の移動動作は、何の支障もなく円
滑に行なわれる。そして移動動作の後、左側の刺繍枠2
1側への刺繍動作が開始され、その後に右側の刺繍枠2
1および支承体22のセット体を保持体20から取外
す。この場合は、刺繍動作中であることから移動してい
るにも拘らず、セット体は前方へ引き抜くだけの作業に
より容易に取外すことができる。
を起動させることで、例えば図7に示す右側の刺繍枠2
1側への刺繍動作が開始される。この右側の刺繍枠21
における刺繍が完了すると、今度は左側の刺繍枠21側
への刺繍が可能となるように枠の移動動作が行われ、こ
れにより左側の刺繍枠21側への刺繍動作が開始され
る。このときTシャツ50は前記シリンダーベッド10
に覆い被さった状態にはなっておらず、刺繍部以外の余
分な部分は第1支承部37および第2支承部38に支承
されて、シリンダベッド10の上面より上の位置に存在
している。このため枠の移動動作は、何の支障もなく円
滑に行なわれる。そして移動動作の後、左側の刺繍枠2
1側への刺繍動作が開始され、その後に右側の刺繍枠2
1および支承体22のセット体を保持体20から取外
す。この場合は、刺繍動作中であることから移動してい
るにも拘らず、セット体は前方へ引き抜くだけの作業に
より容易に取外すことができる。
【0020】次に、取外したセット体の替わりに予め用
意しておいた別のセット体を、或いは今取外したセット
体から刺繍済みのTシャツ50を外して、刺繍がなされ
ていない新たなTシャツ50をセットし直し、これをミ
シンが稼動している最中に前記保持体20にセットして
おく。このセット作業も、前記保持体20に対してスラ
イド操作するだけであるから、枠移動しているにも拘ら
ず容易かつ迅速に行なうことができる。
意しておいた別のセット体を、或いは今取外したセット
体から刺繍済みのTシャツ50を外して、刺繍がなされ
ていない新たなTシャツ50をセットし直し、これをミ
シンが稼動している最中に前記保持体20にセットして
おく。このセット作業も、前記保持体20に対してスラ
イド操作するだけであるから、枠移動しているにも拘ら
ず容易かつ迅速に行なうことができる。
【0021】左側の刺繍枠21側への刺繍が完了する
と、今度は右側の刺繍枠21側への刺繍が可能となるよ
うに枠の移動動作が行われ、次いで右側の刺繍枠21側
への刺繍動作が開始される。従って左側の刺繍枠21、
支承体22のセット体を保持体20から取外し、前述し
たところと同様に新たなものに交換しておく。以後この
作業を続けることで、ミシンを停止させることなく刺繍
作業を連続して行なうことができ、極めて高いミシンの
稼動率が得られるものである。
と、今度は右側の刺繍枠21側への刺繍が可能となるよ
うに枠の移動動作が行われ、次いで右側の刺繍枠21側
への刺繍動作が開始される。従って左側の刺繍枠21、
支承体22のセット体を保持体20から取外し、前述し
たところと同様に新たなものに交換しておく。以後この
作業を続けることで、ミシンを停止させることなく刺繍
作業を連続して行なうことができ、極めて高いミシンの
稼動率が得られるものである。
【0022】
【他の実施態様】(1) 図示例の保持体20は着脱自在と
したが、これは必須要件ではなく、固定式であってもよ
い。 (2) 保持体20としては、刺繍枠21を2つ保持できる
タイプのものを例に挙げたが、3つ以上保持可能な構成
としてもよい。 (3) 刺繍枠21における刺繍部の保持部27aを円環状
としたが、この形状は角形や長円形等の如何なる形状と
してもよい。 (4) 支承体22における第1支承部37および第2支承
部38は別体としたが、これらを分離する必然性はなく
一体物としてもよい。 (5) 支承体22に設けた係合片41は、これを設けるこ
とが必須の要件となるものではない。 (6) ミシンヘッド1を1基だけ備えた刺繍機に適用した
例を挙げたが、ミシンヘッド1を多数基備えた多頭ミシ
ンにも勿論適用可能である。
したが、これは必須要件ではなく、固定式であってもよ
い。 (2) 保持体20としては、刺繍枠21を2つ保持できる
タイプのものを例に挙げたが、3つ以上保持可能な構成
としてもよい。 (3) 刺繍枠21における刺繍部の保持部27aを円環状
としたが、この形状は角形や長円形等の如何なる形状と
してもよい。 (4) 支承体22における第1支承部37および第2支承
部38は別体としたが、これらを分離する必然性はなく
一体物としてもよい。 (5) 支承体22に設けた係合片41は、これを設けるこ
とが必須の要件となるものではない。 (6) ミシンヘッド1を1基だけ備えた刺繍機に適用した
例を挙げたが、ミシンヘッド1を多数基備えた多頭ミシ
ンにも勿論適用可能である。
【0023】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係るミシ
ンの縫製物保持構造によれば、刺繍枠と、支承体と、縫
製物とを一体的な構造体とした状態で保持体への装着が
できるため、縫製中であって保持体が移動している最中
にあっても、その脱着作業を極めて容易かつ迅速に行な
うことができる。
ンの縫製物保持構造によれば、刺繍枠と、支承体と、縫
製物とを一体的な構造体とした状態で保持体への装着が
できるため、縫製中であって保持体が移動している最中
にあっても、その脱着作業を極めて容易かつ迅速に行な
うことができる。
【図1】本発明の好適な実施例に係る刺繍ミシンに関し
て、そのミシンテーブルの周りを示す平面図である。
て、そのミシンテーブルの周りを示す平面図である。
【図2】枠駆動体に対して保持体を取付ける関係を示す
拡大平面図である。
拡大平面図である。
【図3】枠駆動体に取付けた保持体の縦断面図である。
【図4】刺繍枠を分解状態で示す斜視図である。
【図5】支承体の斜視図である。
【図6】図5に示した支承体の縦断面図である。
【図7】保持体に刺繍枠を取付け、この刺繍枠に支承体
を取付けた状態を示す平面図である。
を取付けた状態を示す平面図である。
【図8】図8(a)は、縫製物をセットした刺繍枠を支承
体に取付ける直前の状態を示す説明斜視図であり、図8
(b)は、縫製物をセットした刺繍枠を支承体に取付けた
後の状態を示す説明斜視図である。
体に取付ける直前の状態を示す説明斜視図であり、図8
(b)は、縫製物をセットした刺繍枠を支承体に取付けた
後の状態を示す説明斜視図である。
1 ミシンヘッド 6 枠駆動体 6a 連結部 8 釜 10 シリンダーベッド 13 針棒 20 保持体 21 刺繍枠 22 支承体 24 保持腕 27 内枠 27a 保持部 27b 連結部 28 外枠 30a 取付部 31 基板 31a 湾入部 35 押え部材
Claims (2)
- 【請求項1】 針棒(13)を備えたミシンヘッド(1)に、釜
(8)を備えたシリンダーベッド(10)を対設したミシンに
おける縫製物保持構造であって、枠駆動体(6)に取付け
られて水平なX−Y座標面上を移動自在に駆動される保
持体(20)と、前記保持体(20)に対して脱着可能に取付け
られる刺繍枠(21)と、前記刺繍枠(21)に取付けられる支
承体(22)とから構成したことを特徴とするミシンにおけ
る縫製物保持構造。 - 【請求項2】 前記保持体(20)は前記枠駆動体(6)の一部
をなす連結部(6a)に取付けられ、該保持体(20)に配設さ
れて水平に延出する左右で対をなす2組の保持腕(24)に
よって刺繍枠(21)および支承体(22)を保持するようにな
っている請求項1記載のミシンの縫製物保持構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10314752A JP2000140468A (ja) | 1998-11-05 | 1998-11-05 | ミシンの縫製物保持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10314752A JP2000140468A (ja) | 1998-11-05 | 1998-11-05 | ミシンの縫製物保持構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000140468A true JP2000140468A (ja) | 2000-05-23 |
Family
ID=18057167
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10314752A Withdrawn JP2000140468A (ja) | 1998-11-05 | 1998-11-05 | ミシンの縫製物保持構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000140468A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7204194B2 (en) | 2002-11-01 | 2007-04-17 | Happy Industrial Corporation | Sewing machine |
-
1998
- 1998-11-05 JP JP10314752A patent/JP2000140468A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7204194B2 (en) | 2002-11-01 | 2007-04-17 | Happy Industrial Corporation | Sewing machine |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060110 |