JPH0551581U - 吸着移送具 - Google Patents

吸着移送具

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JPH0551581U
JPH0551581U JP11081991U JP11081991U JPH0551581U JP H0551581 U JPH0551581 U JP H0551581U JP 11081991 U JP11081991 U JP 11081991U JP 11081991 U JP11081991 U JP 11081991U JP H0551581 U JPH0551581 U JP H0551581U
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JP
Japan
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bellows
suction pad
connecting pipe
suction
article
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Pending
Application number
JP11081991U
Other languages
English (en)
Inventor
秀雄 千島
Original Assignee
有限会社東奈工業
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Abstract

(57)【要約】 【目 的】 シリンダ−を必要とせず吸着した物品を手
軽に移送することができる,吸着移送具を提供する。 【構 成】 ベロ−ズの一側端先端部に吸着パッドを,
吸着パッド内とベロ−ズ内とを連通する状態にて連結せ
しめたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、紙,フイルム,板材等の物品を吸着して持ち運び移動させる際に用 いる吸着移送具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来において紙,フイルム,板材等の物品を吸着移送する場合には、シリンダ −のピストンロッド先端部に取り付けた吸盤にて物品を吸着し,ピストンロッド のシリンダ−に対する往復摺動動作により移送を行っていた。
【0003】 しかしこの場合には、物品の移送操作をシリンダ−にて行うため装置の全体構 造が大掛かりとなり,圧縮空気の切替回路の構造も複雑化する等使用上必ずしも 好適ではなかった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案は、シリンダ−の使用を必要とすることなく紙,フイルム,板材 等の物品を容易、確実に吸着移送することができる吸着移送具の提供を目的とす る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記目的を達成するために、ベロ−ズの一側端先端部に,吸着パッド を吸着パッド内とベロ−ズ内とが連通する状態にて連結せしめた、ことを特徴と する。 ベロ−ズと吸着パッドとの連結は、連結管を介して行う場合もあり、更にこの 連結管の移動方向を規制するために連結管の外部にガイド部材を配設する場合も ある。
【0006】
【作 用】 吸着パッドを紙,フイルム,板材等の物品表面に当接し,ベロ−ズ内と連通す る吸着パッド内の空気を排気すると、吸着パッドは物品表面に吸着する。 更に ベロ−ズ内の空気を吸引して真空状態にすると,ベロ−ズが縮小し,それに伴い 吸着パッドに吸着されていた物品がベロ−ズの縮小方向に適宜距離移送される。 ベロ−ズ内の空気の吸引排気を停止すれば,吸着パッドから物品が離れ,ベロ −ズの伸長復元に伴い吸着パッドは元位置に復帰する。
【0007】 吸着パッドとベロ−ズを連結管を介して接続し連結管の外部にその移動方向規 制用のガイド部材を配設した場合には、連結管の移動方向がガイド部材の案内に より一定し、ベロ−ズの伸縮動作が偏位することなく,したがって物品の移送が 安定して行われる。
【0008】
【実施例】
別紙図面,図1〜図2に基づき本考案の一実施例を説明する。図1において, 1はベロ−ズで、その一側端先端部には吸盤等の吸着パッド2が,吸着パッド2 内とベロ−ズ1内とが連通する状態で取り付けられている。 ベロ−ズ1の他側端部は、適当な個所に固定されている取付管3の外面にそれ を覆う状態で固定されている。 取付管3は、ホ−ス等を介して真空ポンプ(図示せず)等の排気装置に接続され る。 Aは、紙,フイルム,板材等の吸着移送される物品である。
【0009】 図1(a)で,吸着パッド2を物品Aの表面に当接し真空ポンプ等により吸着 パッド2内の空気を排気すると,物品Aは吸着パッド2に吸着される。そして更 に連続して排気操作しベロ−ズ1内が真空状態となると,図(b)の如くベロ− ズ1が所定距離縮小し、それに伴い吸着パッド2に吸着されている物品Aがベロ −ジ1の縮小方向に同距離移送される。
【0010】 図1(b)の状態で,ベロ−ズ1内の排気を停止させると、吸着パッド2から 物品Aが離れ,ベロ−ズ1が伸長復元してそれに伴い吸着パッド2は元位置に復 帰し図1(a)の状態となる。
【0011】 図2は他の実施例を示すもので、ベロ−ズ1と吸着パッド2は連結管4を介し て接続されている。 連結管4の外部には、その移動方向規制用のガイド部材としての筒体5が配設 されている。筒体5の一側端部は閉塞面となっており、その閉塞面中央部には挿 通孔6が設けられていて,この挿通孔6内に連結管4が摺動可能に挿通嵌合され ている。7は、筒体5の閉塞面およびお取付管3のフランジ部3aに設けられた 排気孔である。 連結管4のベロ−ズ1側端部には鍔部8が形成されており、この鍔部8は筒体 5の内周面に摺動可能に嵌合している。 ベロ−ズ1の他側端部を固着する取付管3のフランジ3aは、筒体5の他側端 部内周面に固定される。
【0012】 図2(a)は図1(a)と同様に物品を吸着しようとする場合であり、この状 態からベロ−ズ1内の空気を吸引して排気し真空状態にすると、図2(b)の状 態となる。その際連結管4の移動方向は、連結管4に対する挿通孔6の案内およ び鍔部8に対する筒体5内周面の案内によって常に一定であり、そのためベロ− ズ1の伸縮動作が偏位することなく,物品の移送を常に安定して行うことができ る。
【0013】 上記実施例において,筒体5の取付管3側端部内にストッパ−片もしくはスプ リングをその一端を固定して配設しておき、連結管4の鍔部8との当接により連 結管4の移動距離(ストロ−ク)を制御する場合もある。押圧スプリングをスト ッパ−として用いた場合には連結管4したがって吸着パッドの元位置復帰動作が 一層円滑になされる。 なお、連結管4の移動方向規制用のガイド部材は、上記筒体5に限定する必要 はなく、適宜のものを用いてさしつかえない。
【0014】
【考案の効果】
本考案は以上の構成となしたので、次の効果を有する。
【0015】 (1)吸着パッドに吸着した物品の移送を,内部空気の真空とその解除により 自動的に伸縮するベロ−ズを用いて行うので、シリンダ−による場合に比して全 体構造が簡潔となり、誤動作,故障もなく使用上好適である。
【0016】 (2)ベロ−ズの伸縮動作を利用して物品の移送を図るので、物品の移送を床 面,卓上面に対し垂直,水平,斜め上方等いずれの方向でも行うことができ、物 品の移送方向に制約がない。
【0017】 (3)多数枚に積層された大型の紙やフイルムを多数個の吸着パッドを用いて 一枚ずつ分離して吊り上げようとする場合に、一部のコ−ナ−に本考案に係る吸 着移送具を用いると、一枚の紙やフイルムの一部のコ−ナ−部のみがめくれ上り 該部に空気が侵入して下に位置する紙やフイルムと分離されるので、この分離操 作のためのエアブロ−や爪等の格別な部材を配設する必要がなく、前記一枚取り を迅速,容易,確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る吸着移送具の縦断面図
で、(a)はベロ−ズ内の空気の排気操作前の状態、
(b)は排気操作時の状態を示すものである。
【図2】本考案の他の実施例に係る吸着移送具の縦断面
図で、(a)はベロ−ズ内の空気の排気操作前の状態、
(b)は排気操作時の状態を示すものである。
【符号の説明】
1 ベロ−ズ 2 吸着パッド 3 取付管 4 連結管 5 ガイド部材 6 挿通孔 7 排気孔 8 鍔部 A 物品

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベロ−ズの一側端先端部に,吸着パッドを
    吸着パッド内とベロ−ズ内とが連通する状態にて連結せ
    しめたことを特徴とする吸着移送具。
  2. 【請求項2】ベロ−ズの一側端先端部に,吸着パッドを
    連結管を介して吸着パッド内とベロ−ズ内とが連通する
    状態にて連結せしめ、連結管の外部に連結管の移動方向
    規制用のガイド部材を配設せしめたことを特徴とする吸
    着移送具。
JP11081991U 1991-12-19 1991-12-19 吸着移送具 Pending JPH0551581U (ja)

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JPH0551581U true JPH0551581U (ja) 1993-07-09

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08126983A (ja) * 1994-10-28 1996-05-21 Kobe Steel Ltd パーツ供給装置
JP2012086950A (ja) * 2010-10-20 2012-05-10 Ihi Corp シート取出装置
JP2014532844A (ja) * 2011-10-25 2014-12-08 セレス・アクチボラグ 真空動力式工具の非線形圧縮/拡張を有するベローズのための挿入体
JP2020100502A (ja) * 2018-12-20 2020-07-02 日本電気硝子株式会社 ガラスフィルムの製造方法及び製造装置、並びにガラスフィルムを含む電子デバイスの製造方法

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