JPH0423870Y2 - - Google Patents

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JPH0423870Y2
JPH0423870Y2 JP1985085310U JP8531085U JPH0423870Y2 JP H0423870 Y2 JPH0423870 Y2 JP H0423870Y2 JP 1985085310 U JP1985085310 U JP 1985085310U JP 8531085 U JP8531085 U JP 8531085U JP H0423870 Y2 JPH0423870 Y2 JP H0423870Y2
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JP
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workpiece
cup
suction cup
shaped
shaped suction
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Description

【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は、ワークハンドリング装置、特に支持
体のワーク載置面上に載置した薄板状ワークの上
面を、支持体の上方で昇降可能なワーク保持部材
に設けた吸盤により吸着して、該ワークを支持体
上より持ち上げるようにした形式のものに関す
る。
(2) 従来の技術 従来、斯かるワークハンドリング装置は、例え
ばプレス機においてワークを搬送するのに用いら
れており、その際に吸盤としては、比較的大きな
吸着力を発揮し得るカツプ状吸盤が採用されてい
る。また上記従来装置において、ワークの下面
は、その一部だけを支持体のワーク載置面に載置
させており、その下面の残余の部分は空間に臨ま
せている。
従つてワークを安定良く支持し得るよう決めら
れるべき、上記ワークのカツプ状吸盤による被吸
着部位が、上記空間に対応した位置となることが
あつた。
(3) 考案が解決しようとする課題 上記カツプ状吸盤でワークを吸着する際には、
その吸盤をワークに上方より強く押し付ける必要
がある。その際にワーク上面の、前記ワーク載置
面に対応した部分が押し付けられる場合には、該
部分がその直下のワーク載置面に安定よく支承さ
れて、変形する虞れは無いが、上記空間に対応し
た部分が押し付けられる場合には、その押し付け
力を直下で直接受け止めるものがない上、ワーク
の、ワーク載置面との対応部分の一部が該載置面
より浮き上がつたり位置ずれを起こし易いから、
その押し付け部分が下方に大きく変形してワーク
損傷の原因となることがあつた。
本考案は、斯かる従来装置の問題を解決するこ
とができ、しかもワーク吸着完了後はワークを安
定良く支持できるようにしたワークハンドリング
装置を提供することを目的とする。
B 考案の構成 (1) 課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本考案は、下面の一
部を支持体のワーク載置面に載置し且つその下面
の残余の部分を空間に臨ませた薄板状ワークの、
前記空間に対応した所定部分の上面を吸着し得る
カツプ状吸盤と、同ワークの、前記ワーク載置面
に対応した所定部分の上面を吸着し得る蛇腹状多
段吸盤とを、該支持体の上方で昇降可能なワーク
保持部材に相互に間隔を存して設け、それら多段
吸盤及びカツプ状吸盤を互いに独立して減圧源に
接続し、前記多段吸盤は、前記カツプ状吸盤より
も伸縮量が大であると共に、自由状態での下端位
置がカツプ状吸盤の自由状態での下端位置よりも
下方となるように構成されたことを特徴とする。
(2) 作用 ワーク吸着の際には、先ず蛇腹状多段吸盤によ
つてワーク上面の、ワーク載置面に対応した所定
部分を比較的小さな押し付け力で的確に吸着する
ことができ、その際には上記押し付け力が比較的
小さくて済むことと、押し付け部分直下をワーク
載置面によつて安定よく支承できることが相俟つ
て、ワークの変形が確実に回避される。
しかもこのように多段吸盤が先行してワークを
吸着することにより、ワークの、上記空間に対応
した所定部分を、その下面がワーク載置面で支承
されていなくてもカツプ状吸盤に的確に当接させ
て強力に吸着させることができる。
またワークの吸着完了後においては、従来普通
に行われるカツプ状吸盤によるワーク吸着作用に
加えて、その作用部位とは異なる部位での上記多
段吸盤によるワーク吸着作用が得られることにな
るから、ワーク保持部材によるワーク支持の安定
性が高められる。
(3) 実施例 以下、図面により本考案の一実施例について説
明すると、先ず第1図において、板状のワークW
は、支持体としての固定の下型1と、図示しない
上型とによつてプレス加工され、下型1上に載置
されたプレス加工後のワークWが搬送装置2に備
えられた吸着保持手段3によつて吸着・保持され
た後、搬出される。
搬送装置2は、鉛直面内でその長手方向及び上
下方向に作動するトランスフアーバー4に、ワー
ク保持部材としてのハンドリングアーム5を設け
て構成され、このハンドリングアーム5に吸着保
持手段3が備えられる。
第2図において、ハンドリングアーム5の端部
には支持板6が支承されており、この支持板6の
一端にカツプ状吸盤7を、またその他端に多段吸
盤8をそれぞれ設けることにより、吸着保持手段
3が構成される。
薄板状の前記ワークWは、図面からも明らかな
ように、その下面の一部だけが下型1の上面すな
わちワーク載置面1aに載置され、そのワーク下
面の残余の部分は、下型1の上面を一部窪ませた
ことにより生じる空間Sに臨ませている。而して
各多段吸盤8はワークWの、前記載置面1aに対
応した部分の上方に、また各カツプ状吸盤7は同
ワークWの、前記空間Sに対応した部分の上方に
それぞれ位置するように、前記ハンドリングアー
ム5に配設されている。
前記多段吸盤8は蛇腹状に形成されており、カ
ツプ状吸盤7よりも伸縮量が大である。しかも、
多段吸盤8の自由状態(即ち伸長状態)での下端
位置は、第2図で示すようにカツプ状吸盤7の自
由状態(即ち伸長状態)での下端位置よりも下方
に在り、また多段吸盤8の作動状態(収縮状態)
での下端位置は、カツプ状吸盤7の自由状態(即
ち伸長状態)での下端位置よりも上方に在るよう
に設定されている。
カツプ状吸盤7および多段吸盤8には、それら
の内部を減圧してワークWを吸着保持すべく、エ
アパイプ9,10が個別に接続されており、これ
らのエアパイプ9,10は、相互に独立して減圧
源(図示せず)にそれぞれ接続される。
次にこの実施例の作用について説明すると、下
型1及び上型によるプレス加工後に、ワークWを
下型1上から搬出するにあたつては、搬送装置2
のトランスフアーバー4を作動して、吸着保持手
段3をワークW上にもたらし、該吸着保持手段3
を降下させて、ワークWを吸着、保持する。
即ち、吸着保持手段3の降下により、先ず多段
吸盤8がワークWに押付けられ、この多段吸盤8
内を減圧することにより、ワークWが多段吸盤8
に吸着される。この際、多段吸盤8は伸縮量が大
であつて軟らかい上、ワークWの被押付け部分が
その直下のワーク載置面1aによつて安定よく支
承されるので、ワークWが変形することはない。
多段吸盤8が収縮してワークWを吸着すると、
ワークWの、前記空間Sに対応した部分を、その
直下に下型1のワーク載置面1aが存在しないに
も拘わらずカツプ状吸盤7に的確に当接させるこ
とができ、そこでそのカツプ状吸盤7内を減圧す
ると、該吸盤7によつてワークWを強力に吸着す
ることができる。
かくして、ワークWはカツプ状吸盤7及び多段
吸盤8に吸着保持され、トランスフアーバー4の
作動に応じてワークWが下型1上から搬出され
る。
以上の実施例では、プレス機に付設された搬送
装置に関連して説明したが、本考案装置は、板状
ワークを吸着、保持するためのワークハンドリン
グ装置として広く実施され得るものである。
C 考案の効果 以上のように本考案によれば、下面の一部を支
持体のワーク載置面に載置し且つその下面の残余
の部分を空間に臨ませた薄板状ワークの、前記空
間に対応した所定部分の上面を吸着し得るカツプ
状吸盤と、同ワークの、前記ワーク載置面に対応
した所定部分の上面を吸着し得る蛇腹状多段吸盤
とを、該支持体の上方で昇降可能なワーク保持部
材に相互に間隔を存して設け、それら多段吸盤及
びカツプ状吸盤を互いに独立して減圧源に接続
し、前記多段吸盤は、前記カツプ状吸盤よりも伸
縮量が大であると共に、自由状態での下端位置が
カツプ状吸盤の自由状態での下端位置よりも下方
となるように構成されるので、ワーク吸着の際に
は、先ず蛇腹状多段吸盤によつてワークの、ワー
ク載置面に対応した所定部分を比較的小さな押し
付け力で的確に吸着することができ、その際には
上記押し付け力が比較的小さくて済むことと、押
し付け部分を直下のワーク載置面によつて安定よ
く支承できることとが相俟つて、ワークの変形を
確実に回避することができる。しかもこのように
多段吸盤が先行してワークを吸着することによ
り、ワークの、上記空間に対応した所定部分を、
その直下にワーク載置面が無いにも拘わらずカツ
プ状吸盤に的確に当接させて強力に吸着させるこ
とができ、従つて、そのカツプ状吸盤との接触に
起因したワークの変形や損傷の発生を効果的に防
止することができる。
また上記多段吸盤とカツプ状吸盤とを互いに独
立して減圧源に接続したことにより、その両吸盤
によるワーク上面に対する、前述のような順次の
吸着作動を支障なく的確に行わせることができ
る。更にワークの吸着完了後においては、従来普
通に行われるカツプ状吸盤によるワーク吸着作用
に加えて、その作用部位とは異なる部位での上記
多段吸盤によるワーク吸着作用が得られることに
なるから、ワーク保持部材によるワーク支持の安
定性を高めることができ、ワークのガタつきや落
下の防止に効果的である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は縦断側面図、第2図は第1図の部拡大図であ
る。 1……支持体としての下型、5……ワーク保持
部材としてのハンドリングアーム、7……カツプ
状吸盤、8……蛇腹状多段吸盤、W……ワーク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下面の一部を支持体1のワーク載置面1aに載
    置し且つその下面の残余の部分を空間Sに臨ませ
    た薄板状ワークWの、前記空間Sに対応した所定
    部分の上面を吸着し得るカツプ状吸盤7と、同ワ
    ークWの、前記ワーク載置面1aに対応した所定
    部分の上面を吸着し得る蛇腹状多段吸盤8とを、
    該支持体1の上方で昇降可能なワーク保持部材5
    に相互に間隔を存して設け、それら多段吸盤8及
    びカツプ状吸盤7を互いに独立して減圧源に接続
    し、前記多段吸盤8は、前記カツプ状吸盤7より
    も伸縮量が大であると共に、自由状態での下端位
    置がカツプ状吸盤7の自由状態での下端位置より
    も下方となるように構成されたことを特徴とす
    る、ワークハンドリング装置。
JP1985085310U 1985-06-06 1985-06-06 Expired JPH0423870Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985085310U JPH0423870Y2 (ja) 1985-06-06 1985-06-06

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985085310U JPH0423870Y2 (ja) 1985-06-06 1985-06-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61200843U JPS61200843U (ja) 1986-12-16
JPH0423870Y2 true JPH0423870Y2 (ja) 1992-06-04

Family

ID=30635591

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985085310U Expired JPH0423870Y2 (ja) 1985-06-06 1985-06-06

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JP (1) JPH0423870Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS505185Y2 (ja) * 1971-04-15 1975-02-13

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61200843U (ja) 1986-12-16

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