JPH11244971A - ワークの加工搬出方法および装置 - Google Patents

ワークの加工搬出方法および装置

Info

Publication number
JPH11244971A
JPH11244971A JP5033098A JP5033098A JPH11244971A JP H11244971 A JPH11244971 A JP H11244971A JP 5033098 A JP5033098 A JP 5033098A JP 5033098 A JP5033098 A JP 5033098A JP H11244971 A JPH11244971 A JP H11244971A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
press
work
die
mesh
working
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5033098A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Inaba
善幸 稲葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYUSHU NORITAKE KK
Noritake Co Ltd
Original Assignee
KYUSHU NORITAKE KK
Noritake Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KYUSHU NORITAKE KK, Noritake Co Ltd filed Critical KYUSHU NORITAKE KK
Priority to JP5033098A priority Critical patent/JPH11244971A/ja
Publication of JPH11244971A publication Critical patent/JPH11244971A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート状メッシュにプレス加工を行ってグリ
ッドを成形した後、そのグリッドを蛍光表示管のガラス
基板上まで搬送する一連の動作を、グリッドが位置ずれ
することなく速やかに行うことができるようにする。 【解決手段】 ローダ装置36によりプレス機械52の
プレス下型58上にシート状メッシュ12を搬入した
後、そのプレス下型58を上昇させてプレス上型70と
の間でシート状メッシュ12にプレス加工を行い、その
プレス加工によって得られたグリッドをそのまま吸着具
によりプレス上型70に密着する状態で保持し、プレス
上型70と共にマウント部22へ移動させるとともに、
吸着具による吸着を解除してガラス基板16上に載置す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークに所定のプ
レス加工を行った後に所定の搬出位置へ移動させる加工
搬出方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワークに所定のプレス加工を行うプレス
機械には、一般にローダ・アンローダ装置が併設され、
ローダ装置によってワークをプレス機械に搬入するとと
もに、アンローダ装置によって加工後の加工ワークを所
定の搬出位置へ搬出するようになっている。例えば、蛍
光表示管のグリッドとして用いられるシート状メッシュ
は、ローダ装置によりプレス機械に搬入されて脚部がL
字形状に曲げ加工された後、磁石等の吸着具を備えたア
ンローダ装置により吸着して搬出され、蛍光表示管のガ
ラス基板の所定位置に載置されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の設備においては、プレス機械の他にローダ装
置、アンローダ装置が必要で、大きな設置スペースが必
要であるとともに、一連のサイクルタイムが長くなると
いう問題があった。また、上記シート状メッシュのよう
にワークが軽量な場合には、プレス上型の上昇時やアン
ローダ装置の接近時などに風圧で加工ワークが位置ずれ
し、アンローダ装置により搬出して所定位置に載置する
際に位置がずれたり姿勢が乱れたりすることがあった。
【0004】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、ワークに所定のプレ
ス加工を行った後に所定の搬出位置へ移動させる一連の
動作を、ワークが位置ずれすることなく速やかに行うこ
とができるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、第1発明は、ワークに所定のプレス加工を行った
後、そのプレス加工後の加工ワークを水平方向へ離間し
た所定の搬出位置へ移動させる加工搬出方法であって、
(a) プレス上型とプレス下型とを上下方向において相対
的に接近させて、そのプレス下型上に載置された前記ワ
ークにプレス加工を行うプレス工程と、(b) 前記プレス
上型に設けられた吸着手段により、前記プレス下型との
間で挟圧されているプレス加工後の加工ワークを吸着
し、そのプレス上型が相対的にそのプレス下型から上方
へ離間させられる際に、その加工ワークをそのプレス上
型に密着させた状態に保持するワーク持上げ工程と、
(c) そのワーク持上げ工程の後に、前記吸着手段によっ
て前記加工ワークを吸着したまま前記プレス上型を前記
搬出位置へ移動させる移動工程と、(d) 前記搬出位置に
おいて、前記吸着手段によって吸着されている前記加工
ワークを前記プレス上型から離型する離型工程とを有す
ることを特徴とする。
【0006】第2発明は、ワークに所定のプレス加工を
行った後、そのプレス加工後の加工ワークを水平方向へ
離間した所定の搬出位置へ移動させる加工搬出装置であ
って、(a) プレス上型とプレス下型とを上下方向におい
て相対的に接近させて、そのプレス下型上に載置された
前記ワークにプレス加工を行うプレス機械と、(b) 前記
プレス上型に配設され、前記プレス加工後の加工ワーク
を吸着してそのプレス上型に密着させた状態に保持する
吸着手段と、(c) 前記プレス上型を前記プレス機械と前
記搬出位置との間で往復移動させる移動装置と、(d) 前
記吸着手段によって前記プレス上型に吸着されている前
記加工ワークをそのプレス上型から離型させる離型手段
とを有することを特徴とする。
【0007】第3発明は、第2発明のワークの加工搬出
装置において、(a) 前記ワークは、蛍光表示管のグリッ
ドとして用いられるシート状メッシュで、(b) 前記プレ
ス機械は、前記シート状メッシュの脚部をL字状に曲げ
加工するもので、(c) 前記搬出位置には、プレス加工後
のシート状メッシュが予め定められた所定位置に載置さ
れるように前記蛍光表示管のガラス基板が配設されてい
ることを特徴とする。
【0008】
【発明の効果】第1発明のワークの加工搬出方法によれ
ば、プレス上型とプレス下型との間でワークにプレス加
工を行った後、プレス加工後の加工ワークをそのまま吸
着手段によりプレス上型に吸着し、プレス上型と共に搬
出位置へ移動させて離型させるようになっているため、
プレス機械とアンローダ装置とを別々に設ける場合に比
較して、設備がコンパクトに構成され得るとともに一連
の作動のサイクルタイムを短縮できる。また、プレス加
工後の加工ワークをそのままプレス上型に吸着して搬出
するため、加工ワークの位置がずれたり姿勢が乱れたり
する恐れが無く、高い位置決め精度で所定の搬出位置へ
移動させることができる。
【0009】第2発明のワークの加工搬出装置において
も、実質的に上記第1発明と同様の作用効果が得られ
る。第3発明は、蛍光表示管のグリッドとして用いられ
るシート状メッシュをプレス加工してガラス基板上の所
定位置に載置する場合で、シート状メッシュの位置ずれ
や姿勢の変化が効果的に防止され、常に高い位置決め精
度でガラス基板上の所定位置に載置してマウンティング
できるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】ここで、プレス加工を行う位置
(プレス機械の位置)と搬出位置とは、少なくとも水平
方向へ離間しておれば良く、高さが異なっていても差し
支えない。ワーク搬出時におけるプレス上型の移動方向
は、少なくとも水平方向の成分を含んでおれば良く、斜
め上方や下方へ移動させるようにしても良い。
【0011】プレス機械は、プレス下型を上下動させて
プレス上型との間でワークにプレス加工を行うものが好
適に用いられるが、プレス上型を上下動させるものでも
良い。プレス機械と搬出位置との間でプレス上型を往復
移動させる移動装置は、例えばレールなどに水平方向の
移動可能に配設されたプレス上型を電動モータおよび送
りねじ、或いはシリンダなどにより直線往復移動させる
ように構成される。プレス下型を上下動させてプレス加
工を行うプレス機械では、プレス上型のみを移動させれ
ば良いが、プレス上型を上下動させてプレス加工を行う
プレス機械の場合には、プレス上型を上下動可能に支持
する支持部材や上下駆動手段などを含む上型ユニット全
体を移動させるように構成することが望ましい。プレス
機械には、プレス上型とプレス下型とが相対的に接近さ
せられる際に、プレス加工に先立って互いに嵌合して両
者を位置決めするガイドピンおよびガイドブッシュ等か
ら成る位置決め機構を設けることが望ましい。搬出位置
にも、加工ワークの離型に先立ってプレス上型と加工ワ
ークを載置すべき部材とを位置決めする位置決め機構を
設けることができる。
【0012】加工ワークをプレス上型に吸着する吸着手
段としては、磁力で吸着する永久磁石や電磁石が好適に
用いられるが、加工ワークの材質によっては負圧で吸着
するバキュームカップなどを用いることもできる。離型
手段は、例えば永久磁石の場合、その永久磁石をプレス
上型の内部へ退避させることにより、プレス上型に密着
させられている加工ワークから永久磁石を離間させ、吸
着力を低下させて離型させるように構成されるが、電磁
石の場合は通電を遮断するだけでも良い。所定の係合部
材(キッカー)を搬出位置に配置し、プレス上型が相対
的に上方へ離間させられる際に、係合部材を加工ワーク
と係合させてプレス上型から離型させるようにしても良
い。加工ワークをプレス上型に吸着したまま所定の部材
に固設する場合には、プレス上型をそのまま上方へ離間
させるだけで吸着手段による吸着力に抗して加工ワーク
を離型させることが可能で、その場合は加工ワークを所
定の部材に固設する手段が離型手段に相当する。
【0013】本発明のワークの加工搬出方法や装置は、
第3発明のように蛍光表示管のグリッドとして用いられ
るシート状メッシュをプレス加工して搬出する場合に好
適に適用されるが、プレス加工が施された後に所定の搬
出位置へ移動させられる他の種々のワークに対しても同
様に適用され得る。
【0014】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ
詳細に説明する。図1はメッシュマウント機構10の概
略構成図で、図3(a) に示すシート状メッシュ12にプ
レス加工を施して同図の(b) 、(c) に示すグリッド14
を成形し、蛍光表示管のガラス基板16上の所定位置に
マウントするためのものであり、略水平な一直線方向す
なわち図1の左右方向に離間してメッシュ供給部18、
プレス加工を行う成形部20、およびグリッド14をガ
ラス基板16上にマウントするマウント部22を備えて
いる。シート状メッシュ12はワークに相当するもの
で、図3(a) から明らかなように複数(実施例では2箇
所)の位置決め穴24が設けられた枠部26と、複数の
連結部28を介して枠部26の内側に一体に設けられた
グリッド本体部30とを備えており、メッシュ供給部1
8の位置決め枠32内に多数平積みされている。グリッ
ド14は加工ワークに相当するもので、シート状メッシ
ュ12の連結部28で切り離されたグリッド本体部30
を主体として構成されているとともに、連結部28が下
方へ折り曲げられるとともに先端部が更にL字形状に外
側へ折り曲げられることにより複数の脚部34が設けら
れており、その複数の脚部34がマウント部22に配置
されたガラス基板16上の所定位置に載置されて固着さ
れる。メッシュマウント機構10のうち、シート状メッ
シュ12にプレス加工を施す成形部20、およびプレス
加工によって得られたグリッド14をマウント部22の
ガラス基板16上へ移動させる部分は、請求項2に記載
の加工搬出装置に相当し、マウント部22は搬出位置に
相当する。
【0015】メッシュ供給部18の上方にはローダ装置
36が配設されており、位置決め枠32内に平積みされ
たシート状メッシュ12を1枚ずつ成形部20へ搬入す
る。ローダ装置36は、位置決め枠32内に平積みされ
た多数のシート状メッシュ12のうち最上部の1枚を負
圧により吸着するバキュームパッド38と、そのバキュ
ームパッド38をエアシリンダなどで上下駆動してシー
ト状メッシュ12を持ち上げるワーク保持装置40と、
ワーク保持装置40をメッシュ供給部18と成形部20
とへ直線往復移動させる搬入移動装置42とを備えてい
る。メッシュ供給部18、成形部20、およびマウント
部22の上方には、複数の支柱44を介してフレーム4
6が略水平に配設されているとともに、そのフレーム4
6にはレール48が固設されており、上記ワーク保持装
置40はそのレール48に略水平な一直線方向の移動可
能に配設されている。搬入移動装置42は、フレーム4
6に配設された電動モータ50と、その電動モータ50
によって回転駆動される図示しない送りねじと、ワーク
保持装置40に配設されて送りねじに螺合された図示し
ないナット部材とを含んで構成されており、ワーク保持
装置40をレール48に沿って直線往復移動させるよう
になっている。
【0016】成形部20にはプレス機械52が配設され
ており、シート状メッシュ12にプレス加工を施して前
記グリッド14を成形する。プレス機械52は、前記レ
ール48に配設された上型ユニット54と、上下駆動手
段としての昇降シリンダ56により上下移動させられる
プレス下型58とを備えており、上型ユニット54は搬
出移動装置60により成形部20とマウント部22との
間を往復移動させられる。搬出移動装置60は請求項2
に記載の移動装置に相当するもので、フレーム46に配
設された電動モータ62と、その電動モータ62によっ
て回転駆動される図示しない送りねじと、上型ユニット
54に配設されて送りねじに螺合された図示しないナッ
ト部材とを含んで構成されており、上型ユニット54を
レール48に沿って直線往復移動させるようになってい
る。
【0017】上型ユニット54は、図2に示すようにノ
ックアウトプレート64、ポンチ66が一体的に配設さ
れた上型ベース67、ガイドピン68などを有するプレ
ス上型70と、前記レール48に配設されるとともにプ
レス上型70を支持している支持部材72(図1参照)
とを備えている。プレス上型70は、支持部材72に一
体的に設けられた上型ホルダ76に配設されており、前
記搬出移動装置60により成形部20に位置決めされた
状態で、昇降シリンダ56によりプレス下型58が上昇
させられる際に複数のガイドピン68がプレス下型58
のガイドブッシュ78内に挿入されることにより、プレ
ス上型70とプレス下型58とが高い精度で位置決めさ
れ、図4に示すようにプレス下型58のダイス80とポ
ンチ66とによって前記シート状メッシュ12の連結部
28を枠部26から切断するとともに曲げ加工して脚部
34を成形する。ガイドピン68およびガイドブッシュ
78は位置決め機構として機能している。ダイス80に
は、ポンチ66との間で連結部28を切断するとともに
曲げ加工するための加工用凹所82が設けられていると
ともに、前記ローダ装置36によって搬入されるシート
状メッシュ12を位置決めするために前記位置決め穴2
4内に挿入される複数の位置決めピン84(図2参照)
が設けられている。
【0018】ノックアウトプレート64は、複数の連結
ピン86を介して上型ベース67に対して上下移動可能
に配設されているとともに、常には圧縮コイルスプリン
グ88によって図2に示す下降端位置に保持されるよう
になっており、ノックアウトプレート64が下降端位置
に保持された状態でポンチ66はノックアウトプレート
64内に引き込まれる。したがって、プレス下型58が
上昇させられると、先ずノックアウトプレート64がダ
イス80上のシート状メッシュ12に当接させられ、プ
レス下型58が更に上昇させられると、圧縮コイルスプ
リング88の付勢力に抗してノックアウトプレート64
がプレス下型58と共に上昇させられる。これにより、
ポンチ66がノックアウトプレート64から相対的に下
方へ突き出してシート状メッシュ12の連結部28を切
断するとともに、そのポンチ66とプレス下型58の加
工用凹所82との間で連結部28に曲げ加工が施されて
脚部34が成形される。図4の(a) はポンチ66によっ
て連結部28が切断された状態で、図4の(b) は連結部
28に曲げ加工が施されて脚部34が成形された状態で
ある。この図4の(a) 、(b) のようにシート状メッシュ
12にプレス加工を施す工程が請求項1に記載のプレス
工程である。なお、プレス下型58を上下動させてプレ
ス加工を行う代わりに、プレス上型70を上下動させて
プレス加工を行うようにすることも可能である。
【0019】上記ノックアウトプレート64には、下面
に開口するように凹所90が設けられ、その内部に吸着
具92が配設されている。吸着具92は吸着手段に相当
するもので、金属プレート94にゴム磁石96を固着し
たものであり、ノックアウトプレート64に対して上下
移動可能に配設された取付シャフト98の下端部に一体
的に取り付けられており、磁石によって吸着されるフェ
ライト系、マルテンサイト系のステンレス鋼(SUS4
30など)にて構成されているグリッド14を吸着す
る。取付シャフト98は、上型ホルダ76に配設された
シリンダ100により上下駆動され、図4の(a) 〜(c)
や図5の(a) に示すようにゴム磁石96の下面がノック
アウトプレート64の下面と同じか僅かに凹所90内に
引き込む下降端位置と、図5の(b) に示すように吸着具
92が凹所90内に引き込んでグリッド14を吸着でき
なくなる上昇端位置とへ往復移動させられる。したがっ
て、吸着具92が下降端位置に保持された状態でプレス
加工が行われると、プレス加工されたグリッド14はそ
のままの姿勢で吸着具92に吸着され、プレス下型58
が下降させられてもグリッド14は図4の(c) に示すよ
うにノックアウトプレート64に密着させられたままの
姿勢でプレス上型70によって保持される。この図4の
(c) に示す工程が請求項1に記載のワーク持上げ工程で
ある。吸着具92の下降端位置は、取付シャフト98に
設けられた段部102(図2参照)によって規定される
ようになっており、ノックアウトプレート64の上下動
に拘らずゴム磁石96の下面がノックアウトプレート6
4の下面と略一致する状態に保持される。
【0020】その後、グリッド14を保持したプレス上
型70を含む上型ユニット54は、搬出移動装置60に
よってマウント部22上まで移動させられる。この工程
は、請求項1に記載の移動工程である。
【0021】マウント部22には、ガラス基板16を載
置したテーブル110が配設されている。テーブル11
0は、図1の紙面に垂直な方向へ直線移動させられる台
車112上に配設されているとともに、シリンダ等の昇
降手段により上下駆動されるようになっており、上型ユ
ニット54がマウント部22へ移動させられ且つ台車1
12が図1に示すようにマウント部22に保持された状
態でテーブル110が上昇させられると、ガラス基板1
6がプレス上型70に当接させられる。プレス上型70
の前記ノックアウトプレート64には、グリッド14の
脚部34と略同じかそれより僅かに大きい寸法だけ下方
へ突き出すストッパピン114が配設されており、図5
の(a) に示すようにガラス基板16がそのストッパピン
114に当接する位置でテーブル110のそれ以上の上
昇が阻止される。このように、ストッパピン114がガ
ラス基板16に当接させられることにより、グリッド1
4の脚部34の変形やグリッド14の位置ずれなどが防
止される。前記プレス機械52のダイス80には、スト
ッパピン114との干渉を防止するための逃げ穴116
が設けられている。
【0022】そして、その状態で図5の(b) に示すよう
に吸着具92が上昇端位置まで上昇させられると、グリ
ッド14の吸着状態が解消してガラス基板16上に載置
され、テーブル110が下降させられると、図5の(c)
に示すようにグリッド14はガラス基板16上に載置さ
れたまま下降させられる。図5の(b) に示すようにグリ
ッド14の吸着を解除する工程が請求項1に記載の離型
工程で、吸着具92を上昇させるシリンダ100は離型
手段に相当する。なお、ガラス基板16の上面のうちグ
リッド14の脚部34が載置される部分には予め固着剤
などが塗布されており、脚部34が載置されることによ
り一体的に固着するようになっている。
【0023】その後、吸着具92は再び下降端位置まで
下降させられるとともに、上型ユニット54は成形部2
0まで戻されるが、このように上型ユニット54がマウ
ント部22へ移動している間に前記ローダ装置36によ
り新たなシート状メッシュ12がプレス機械52のプレ
ス下型58上に供給される。
【0024】ここで、本実施例のメッシュマウント機構
10は、プレス機械52のプレス上型70とプレス下型
58との間でシート状メッシュ12にプレス加工を行っ
た後、そのプレス加工によって得られたグリッド14を
そのまま吸着具92によりプレス上型70に密着する状
態で保持し、プレス上型70と共に搬出位置であるマウ
ント部22へ移動させて、吸着具92による吸着を解除
してガラス基板16上に載置するようになっているた
め、プレス機械52とアンローダ装置とを別々に設ける
場合に比較して、設備がコンパクトに構成されるととも
に一連の作動のサイクルタイムを短縮できる。また、プ
レス加工後のグリッド14をそのままプレス上型70に
吸着して搬出するため、グリッド14の位置がずれたり
姿勢が乱れたりする恐れが無く、高い位置決め精度でガ
ラス基板16上に載置することができる。
【0025】以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明したが、これはあくまでも一実施形態であり、
本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,改良を加
えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を好適に実施できるメッシュマウン
ト機構の一例を示す概略構成図である。
【図2】図1の装置に備えられているプレス機械の要部
を示す断面図である。
【図3】図1の装置によってプレス加工されるシート状
メッシュ、およびプレス加工後のグリッドを示す図であ
る。
【図4】図1の装置によるプレス工程およびワーク持上
げ工程を説明する断面図である。
【図5】図1の装置による離型工程を説明する断面図で
ある。
【符号の説明】
10:メッシュマウント機構(加工搬出装置) 12:シート状メッシュ(ワーク) 14:グリッド(加工ワーク) 16:ガラス基板 22:マウント部(搬出位置) 52:プレス機械 58:プレス下型 60:搬出移動装置(移動装置) 70:プレス上型 92:吸着具(吸着手段) 100:シリンダ(離型手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークに所定のプレス加工を行った後、
    該プレス加工後の加工ワークを水平方向へ離間した所定
    の搬出位置へ移動させる加工搬出方法であって、 プレス上型とプレス下型とを上下方向において相対的に
    接近させて、該プレス下型上に載置された前記ワークに
    プレス加工を行うプレス工程と、 前記プレス上型に設けられた吸着手段により、前記プレ
    ス下型との間で挟圧されているプレス加工後の加工ワー
    クを吸着し、該プレス上型が相対的に該プレス下型から
    上方へ離間させられる際に、該加工ワークを該プレス上
    型に密着させた状態に保持するワーク持上げ工程と、 該ワーク持上げ工程の後に、前記吸着手段によって前記
    加工ワークを吸着したまま前記プレス上型を前記搬出位
    置へ移動させる移動工程と、 前記搬出位置において、前記吸着手段によって吸着され
    ている前記加工ワークを前記プレス上型から離型する離
    型工程とを有することを特徴とするワークの加工搬出方
    法。
  2. 【請求項2】 ワークに所定のプレス加工を行った後、
    該プレス加工後の加工ワークを水平方向へ離間した所定
    の搬出位置へ移動させる加工搬出装置であって、 プレス上型とプレス下型とを上下方向において相対的に
    接近させて、該プレス下型上に載置された前記ワークに
    プレス加工を行うプレス機械と、 前記プレス上型に配設され、前記プレス加工後の加工ワ
    ークを吸着して該プレス上型に密着させた状態に保持す
    る吸着手段と、 前記プレス上型を前記プレス機械と前記搬出位置との間
    で往復移動させる移動装置と、 前記吸着手段によって前記プレス上型に吸着されている
    前記加工ワークを該プレス上型から離型させる離型手段
    とを有することを特徴とするワークの加工搬出装置。
  3. 【請求項3】 前記ワークは、蛍光表示管のグリッドと
    して用いられるシート状メッシュで、 前記プレス機械は、前記シート状メッシュの脚部をL字
    状に曲げ加工するもので、 前記搬出位置には、プレス加工後のシート状メッシュが
    予め定められた所定位置に載置されるように前記蛍光表
    示管のガラス基板が配設されていることを特徴とする請
    求項2に記載のワークの加工搬出装置。
JP5033098A 1998-03-03 1998-03-03 ワークの加工搬出方法および装置 Pending JPH11244971A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5033098A JPH11244971A (ja) 1998-03-03 1998-03-03 ワークの加工搬出方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5033098A JPH11244971A (ja) 1998-03-03 1998-03-03 ワークの加工搬出方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11244971A true JPH11244971A (ja) 1999-09-14

Family

ID=12855911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5033098A Pending JPH11244971A (ja) 1998-03-03 1998-03-03 ワークの加工搬出方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11244971A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003031120A (ja) * 2001-07-11 2003-01-31 Noritake Itron Corp 蛍光表示管におけるグリッド成形装置
CN102357562A (zh) * 2011-08-24 2012-02-22 吴颂林 自动压片机
CN109226573A (zh) * 2018-10-30 2019-01-18 麻城市大恒汽车零部件股份有限公司 膜片弹簧挤压圆角用液压机
WO2023068238A1 (ja) * 2021-10-19 2023-04-27 株式会社エフ・シー・シー 順送プレス金型

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003031120A (ja) * 2001-07-11 2003-01-31 Noritake Itron Corp 蛍光表示管におけるグリッド成形装置
JP4672917B2 (ja) * 2001-07-11 2011-04-20 ノリタケ伊勢電子株式会社 蛍光表示管におけるグリッド成形装置
CN102357562A (zh) * 2011-08-24 2012-02-22 吴颂林 自动压片机
CN109226573A (zh) * 2018-10-30 2019-01-18 麻城市大恒汽车零部件股份有限公司 膜片弹簧挤压圆角用液压机
CN109226573B (zh) * 2018-10-30 2024-04-16 麻城市大恒汽车零部件股份有限公司 膜片弹簧挤压圆角用液压机
WO2023068238A1 (ja) * 2021-10-19 2023-04-27 株式会社エフ・シー・シー 順送プレス金型

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5488966B2 (ja) ダイエジェクタ
JP6355832B2 (ja) プレート状のワークピースの2つのワークピース部分を相互に離間させる装置および方法
US6055895A (en) Punched plate material carrying-out system
JP4545681B2 (ja) 板状ワークの吸着搬送装置および搬送方法
JP5368200B2 (ja) 加工装置
JP2007048828A (ja) 板状体の変形処理装置及び該板状体の変形処理方法
KR20210093182A (ko) 툴링 핀 배치 시스템
JPH11244971A (ja) ワークの加工搬出方法および装置
JP2004155607A (ja) ガラス板の位置決め方法および装置
JP2014225594A (ja) 電子部品実装装置および電子部品実装方法
CN113547582A (zh) 冲孔装置、冲压平台及冲孔方法
KR100633585B1 (ko) 연성소재용 펀칭머신
JP2004273755A (ja) 基板固定装置および基板固定方法
JP4478955B2 (ja) ワーク搬送方法及びワーク搬送装置
JPS63169242A (ja) 基板矯正保持方法及びその装置
CN217513087U (zh) 振动分离机构、振动分离装置及加工设备
JPH11104759A (ja) トランスファフィーダ
JP2995455B2 (ja) 樹脂成形品のバリ取り装置
CN211250291U (zh) 一种批量线路板冲孔机
JP3216727B2 (ja) 表面実装機
JP2004273756A (ja) 基板固定装置および基板固定方法
JPH10598A (ja) 金型装置およびそれを用いた部品供給装置
CN114981024A (zh) 冲压加工装置
JPH05123761A (ja) ベンダー用ワーク搬入装置
CN116460797A (zh) 磁力载具拆卸装置