JPS6234003Y2 - - Google Patents

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JPS6234003Y2
JPS6234003Y2 JP1983025041U JP2504183U JPS6234003Y2 JP S6234003 Y2 JPS6234003 Y2 JP S6234003Y2 JP 1983025041 U JP1983025041 U JP 1983025041U JP 2504183 U JP2504183 U JP 2504183U JP S6234003 Y2 JPS6234003 Y2 JP S6234003Y2
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JP
Japan
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cylinder
piston
rod
outer cylinder
coil spring
Prior art date
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JP1983025041U
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English (en)
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JPS59131602U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は同軸シリンダ装置に関するもので、
特に外側シリンダ内に内側シリンダを同軸に設け
た多層構造の同軸シリンダ装置に関するものであ
る。
従来、アクチユエータの対象とする被駆動物体
に互に平行する複数の外力を同時に加えようとす
る場合があり、この場合1つの外力が被駆動体に
加わると、この外力以外の他の外力は前記の外力
が被駆動体に作用した面と反対側の面に加えるの
が一般的であつた。被駆動体に互に平行な複数の
外力が加えられる場合、外力の作用線は一致しな
いのが一般であつたがため、被駆動体に偶力が発
生することが多く、この偶力を打消すための手段
が必要となる欠点があつた。
また作用線を一致させようとすると、装置が長
くなつたり、作用させるのに場所をとつたりする
欠点が生ずる場合が多くあつた。例えば、小形物
品の搬送時に薄物の取扱を考えると、“掴み”動
作に劣らず、“吸着”動作が重要で、一般に磁
石、真空を利用した装置が考えられるが、吸着、
搬送後、所定位置で吸着部品を確実に取外す動作
が大切になる。
この考案は被駆動体に外力を加える場合、平行
な複数の外力の作用線が一致していて、被駆動体
に偶力が生じないで、外力が部品を取外すように
作用する場合、位置の変動を生じないような装置
であつて、装置を小型に(特に例えば垂直方向
に)まとめることのできる同軸シリンダ装置を提
供することを目的としている。
以上の目的を達成するために、この考案の同軸
シリンダ装置は、大径の外側シリンダ内に同軸に
位置する小径の内側シリンダと、これらの外側及
び内側シリンダにそれぞれ嵌装されて別個に摺動
しうるピストンとを備えることを特徴とし、同軸
多重構造のシリンダを構成することによつて、ア
クチユエータとしての複数のシリンダのロツドを
互に独立の向きに作動させうるので、被駆動体に
加える複数の互に平行な外力の向きを任意に設定
することができる。
以下に、図示する実施例に関して、この考案を
説明する。
第1図に示すように、外側シリンダ1内にその
ふた2に取付けるなどして、径の小さい内側シリ
ンダ3を、外側シリンダと同軸に位置するように
設け、外側シリンダ1内には環状の外側ピストン
4を嵌装し、パツキング(ピストリング)5によ
つて、外側ピストン4が内側シリンダ3内に流体
接続口6から供給された流体によつて摺動可能な
構造にする。ピストン4と一体の外側ロツド7は
円筒状で、内側シリンダ3の外側をふた2と反対
方向に内側シリンダ3外に延長していて、外側ピ
ストン4と外側シリンダ1の端壁1aとの間に装
着されたコイルばね8は外側ピストン4をふた2
の方向に付勢している。
内側シリンダ3内には内側ピストン9が摺動可
能に嵌装され、パツキング10によつて、流体接
続口11から流体が供給されると図で下方に押さ
れるようになつている。内側ピストン9の内側ロ
ツド12は内側シリンダ3内をふた2と反対方向
に内側シリンダ3外にまで延長していて、そのま
わりにはコイルばね13が内側ピストン9と内側
シリンダ3の端壁3aとの間に装着され、内側ピ
ストン9をふた2の方向へ押すようになつてい
る。
従つて、内側シリンダ3の流体接続口11より
流体を供給すると、内側ピストン9はばね13を
圧縮して、図で下側に駆動され、内側ロツド12
によつて被駆動体(図示せず)に外力を加えう
る。流体を取除けばばねの作用で内側ピストン9
は図で上方へ動く。これを駆動力として利用する
ことも可能。また外側シリンダ1内へ流体接続口
6から流体を供給すると、外側シリンダ1の外側
ピストン4従つて外側ロツド7がばね8の力に抗
して前進(図で下向きに移動)する。流体圧を除
けば外側ピストン4がコイルばね8の作用で元に
戻ることは内側と同様。このように、外側シリン
ダと内側シリンダのピストンは別個に任意の方向
(図で上下)に作用させることができる。
従つて、この考案によれば、被駆動体に互に平
行な複数の外力をそれぞれ任意の向きに作用させ
うる。しかも力の作用線が一致しているから偶力
を発生することはない。
この考案の同軸シリンダ装置を薄物部品の搬送
に応用した例を述べる。第2図に示すように、外
側シリンダ1の外側ピストン4と一体の外側ロツ
ド7の下端には磁石14を取付け、第2図の待機
位置から外側ロツド7を下方へ延出して、第3図
に示すように磁石14で部品15を吸着する。吸
着したら第4図に示すように外側ロツト7を縮め
部品を引上げて搬送する。所定位置まで搬送した
ら、再び外側ロツト7を延ばし第5図のように部
品を所定位置に置き、次に第6図に示すように、
内側シリンダ3に作動流体を送り、内側ピストン
9及び内側ロツド12を下げれば、内側ロツド1
2の下端は部品を押す。外側ロツド7を上昇させ
れば部品は所定位置に残り、内側ロツド12を上
げて、第7図の位置に戻し、装置のみは再び第2
図の待機位置に引返し、吸着、搬送、取外しの1
サイクルを終る。
従来の装置では一重のシリンダ装置を用いるか
ら、同様にピストンロツド下端のマグネトで部品
を吸着しても、これを取外すにはシリンダで部品
を押すとすれば、シリンダの駆動装置を上方に付
加する必要があつて、装置の高さが大きくなる欠
点があつた。従つて、この考案によれば、吸着、
搬送及び取外し装置を小形に作りうる利点があ
る。
なお第1図の実施例は外側シリンダ1内に内側
シリンダ3を同軸に設けた二重構造として示した
が、内側シリンダを複数同軸に設けた多重構造が
容易に実施できることが当業者には理解できるで
あろう。
この考案によれば、被駆動体に複数の互に平行
な外力を作用させることができ、被駆動体に偶力
を発生させることがなく、外力の向きを任意に設
定しうる。シリンダに加える流体又は内蔵ばねの
駆動源の操作により、機構的に直線動作方向が容
易に設定できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の同軸シリンダ装置の一実施
例を示す断面図、第2〜7図はこの考案の同軸シ
リンダ装置を部品の吸着、搬送、取外し装置に応
用した例を示す断面図である。 1…外側シリンダ、2…ふた、3…内側シリン
ダ、4…外側ピストン、5…パツキング、6…流
体接続口、7…外側ロツド、8…コイルばね、9
…内側ピストン、10…パツキング、11…流体
接続口、12…内側ロツド、13…コイルばね、
14…磁石、15…部品。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外側シリンダ1内に同軸状に設けられた内側シ
    リンダ3と、前記外側シリンダ1内に設けられ、
    前記外側シリンダ1の端壁1aを貫通して作動自
    在に設けられた外側ロツド7を有する環状の外側
    ピストン4と、前記内側シリンダ3内に設けら
    れ、前記外側ロツド7の端部を作動自在に貫通す
    る内側ロツド12を有する内側ピストン9と、前
    記外側シリンダ1内に設けられ、前記外側ピスト
    ン4に復帰力を与えるためのコイルばね8と、前
    記内側シリンダ3内に設けられ、前記内側ピスト
    ン9に復帰力を与えるためのコイルばね13と、
    前記内側シリンダ3及び外側シリンダ1に各々設
    けられた流体接続口11,6とを備え、前記内側
    ロツド12の後退位置では、内側ロツド12の端
    部は外側ロツド7の端部から突出しない状態とな
    るようにしたことを特徴とする同軸シリンダ装
    置。
JP2504183U 1983-02-24 1983-02-24 同軸シリンダ装置 Granted JPS59131602U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2504183U JPS59131602U (ja) 1983-02-24 1983-02-24 同軸シリンダ装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP2504183U JPS59131602U (ja) 1983-02-24 1983-02-24 同軸シリンダ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59131602U JPS59131602U (ja) 1984-09-04
JPS6234003Y2 true JPS6234003Y2 (ja) 1987-08-31

Family

ID=30156046

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2504183U Granted JPS59131602U (ja) 1983-02-24 1983-02-24 同軸シリンダ装置

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Publication number Publication date
JPS59131602U (ja) 1984-09-04

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