JPH0135595Y2 - - Google Patents

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JPH0135595Y2
JPH0135595Y2 JP8776383U JP8776383U JPH0135595Y2 JP H0135595 Y2 JPH0135595 Y2 JP H0135595Y2 JP 8776383 U JP8776383 U JP 8776383U JP 8776383 U JP8776383 U JP 8776383U JP H0135595 Y2 JPH0135595 Y2 JP H0135595Y2
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JP
Japan
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cylinder
piston
actuator
magnetic field
electromagnet
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JP8776383U
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JPS59191882U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は流体エネルギを機械的エネルギに変換
するアクチユエータに関するものである。
〔従来技術〕
従来のアクチユエータは、ポンプでシリンダま
たはケーシング内へ高圧流体を送つてピストンま
たはベーンを動かし、直線形または回転形の運動
を行わしめている。したがつてピストンまたはベ
ーンを稼動させるためには高圧流体を供給するた
めのポンプやアキユムレータが必要で、そのため
装置が概して大型化し、かつ重量がかさむという
欠点を有していた。
また、高圧流体を用いるため、シリンダや流体
管路等に流体の漏洩を防止するためのシール手段
を設ける必要があるが、長期使用に耐え得るよう
な確実なシールを施すことは困難であつた。
さらにまた、ピストンとシリンダ内周面との間
のシール効果が高いことはアクチユエータの性能
向上に比例するが、逆にピストンの作動上の負荷
となるという間題点もあつた。
〔考案の目的〕
本考案は上記従来技術の欠点に鑑みなされたも
ので、その目的は磁石によつて磁性流体を吸引さ
せ、その吸引力によつてピストンを摺動させるこ
とのできるアクチユエータを堤供することにあ
る。
〔考案の概要〕
本考案に係るアクチユエータは、摺動可能なピ
ストンを内蔵するシリンダと、このシリンダ外周
に設置されてシリンダを横切る磁界を発生させる
磁界発生手段と、前記シリンダ内と連通管で連通
されるとともに内部に磁性流体の収容された外部
タンクと、を備えたことを特徴とするもので、こ
の構成によつて前記目的が達成されるのである。
〔考案の実施例〕
次に、本考案に係るアクチユエータの実施例を
図面に基づいて説明する。
第1図〜第2図において、本考案に係るアクチ
ユエータ1は、上下方向摺動可能なピストン2を
内蔵するシリンダ4と、シリンダ4に連通管6を
介して接続されるとともに内部に磁性流体8を入
れた外部タンク10と、シリンダ4の外周に設け
られた電磁石12とを備えた構成となつている。
ピストン2はロツド2Aを介して駆動部(図示せ
ず)に連結されており、ピストン2の上下摺動に
よつて駆動部が駆動されるようになつている。
タンク10の上面には連通孔が設けられ、タン
ク内が大気圧となつており、磁性流体8のタンク
内液面はピストン2に対し第1図に示すような位
置で釣合つた状態となつている。
次に、アクチユエータ1の作用を説明する。
まず、電磁石12に所定電流を供給しシリンダ
4を横切る磁界を形成する。すると磁性流体8は
電磁石12に吸引されて外部タンク10からシリ
ンダ4内へ流れ込む。この時、ピストン2に働く
下向きの力よりも磁性流体8が電磁石によつて吸
引される力の上向き分力が大きいと、磁性流体8
はピストン2を上方に押し上げる。即ち、ピスト
ン2は第2図に示されるように、磁性流体8の上
向き押し上げ力によつて上方に摺動する。
そして電磁石12への電流の供給を停止すれ
ば、磁界は消えピストン2は上向き押し上げ力を
失つて元の位置に復帰する。
あるいは、ピストン2を所定位置まで上昇させ
た後、電磁石12の供給電流を弱めると、電磁石
12により形成される磁界も弱くなつてピストン
2の下面に働く上向き押し上げ力も弱くなり、ピ
ストン2は序々にシリンダ4内を下降するという
ダンパ作用をする。
上記のように電磁石12への電流の供給と停止
をくり返すことによつて、ピストン2に上下直線
往復運動をさせることができる。
なお、ピストン2はセラミツクス等の非磁性材
料から構成されている方が望ましい。鉄等の強磁
性材料によつて構成されているとピストン2自体
が電磁石12に引きつけられ、ピストン2を上向
きに付勢する力を弱めることになるためである。
本実施例によれば、ポンプやアキユムレータが
不用となるので小型化かつ軽量化が可能となる。
さらに磁性流体8と電磁石12との間に生ずる吸
引力は磁界の強さに比例し、この磁界は電磁石1
2へ供給する電流の大きさに比例する。したがつ
て電磁石へ供給する電流を大きくすることによつ
て軽量高出力のアクチユエータが得られる。
また、管路からシリンダ内へ磁性流体8を圧入
するものではなく、さらに磁性流体8は電磁石1
2に吸引されるので、磁性流体8が外部へ漏洩す
るおそれも著しく減少する。
次に、第3図は本考案に係るアクチユエータの
他の実施例を示すものである。
この第3図において、アクチユエータ1Aのシ
リンダ4外周には電磁石が設けられているが、11
個の電磁石12A,12B,12C……12Kが
シリンダ長手方向に並設された構造となつてい
る。その他の部分は前記第1実施例と同様である
ので、同一符号を付すことによりその説明は省略
する。
この第2実施例によれば、上下所定個所の電磁
石を選択して電流の供給および停止を行うことが
でき、これによつてピストン2のストローク長さ
およびピストン2の上向き押し上げ力を自由に調
節することができるという利点がある。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、小型かつ軽量にして高出力であるとともに、
内部流体の漏れの少ないアクチユエータを得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るアクチユエータの第1実
施例の断面図、第2図はその作動状態を示す断面
図、第3図は本考案に係るアクチユエータの第2
実施例の断面図である。 1,1A……アクチユエータ、2……ピスト
ン、4……シリンダ、6……連通管、8……磁性
流体、10……外部タンク、12,12A,12
B……12K……電磁石。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 摺動可能なピストンを内蔵するシリンダと、
    このシリンダ外周に配置されてシリンダを横切
    る磁界を発生させる磁界発生手段と、前記シリ
    ンダ内と連通管で連通されるとともに内部に磁
    性流体の収容された外部タンクと、を備えたこ
    とを特徴とするアクチユエータ。 (2) 前記磁界発生手段は、ピストン摺動方向に並
    設された適宜数の電磁石によつて構成されてい
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項記載のアクチユエータ。
JP8776383U 1983-06-08 1983-06-08 アクチユエ−タ Granted JPS59191882U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8776383U JPS59191882U (ja) 1983-06-08 1983-06-08 アクチユエ−タ

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JP8776383U JPS59191882U (ja) 1983-06-08 1983-06-08 アクチユエ−タ

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Publication Number Publication Date
JPS59191882U JPS59191882U (ja) 1984-12-19
JPH0135595Y2 true JPH0135595Y2 (ja) 1989-10-30

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ID=30217680

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JP8776383U Granted JPS59191882U (ja) 1983-06-08 1983-06-08 アクチユエ−タ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60200758A (ja) * 1984-03-23 1985-10-11 Taitoo:Kk 磁性流体を用いたアクチユエ−タ
JP2780455B2 (ja) * 1990-07-25 1998-07-30 三菱電機株式会社 アクチユエータ
JP2015145653A (ja) * 2014-02-04 2015-08-13 株式会社前川製作所 流体ピストン圧縮機

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JPS59191882U (ja) 1984-12-19

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