JPH055104B2 - - Google Patents

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JPH055104B2
JPH055104B2 JP59124632A JP12463284A JPH055104B2 JP H055104 B2 JPH055104 B2 JP H055104B2 JP 59124632 A JP59124632 A JP 59124632A JP 12463284 A JP12463284 A JP 12463284A JP H055104 B2 JPH055104 B2 JP H055104B2
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JP
Japan
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tank
liquid
processing
acid
stabilizing
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JP59124632A
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English (en)
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JPS614055A (ja
Inventor
Kazuhiro Kobayashi
Shigeharu Koboshi
Satoru Kuze
Kazuyoshi Myaoka
Masayuki Kurematsu
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Publication of JPS614055A publication Critical patent/JPS614055A/ja
Publication of JPH055104B2 publication Critical patent/JPH055104B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は、カラー写真感光材料の処理に用いら
れる自動現像機に関するものである。詳しくは、
実質的に発色現像、漂白定着及び安定化処理の処
理槽から構成され、実質的に水洗槽を有さないカ
ラー写真感光材料用自動現像機に関するものであ
る。 [従来の技術] 写真処理では、処理する写真感光材料がカラー
用である場合、例えば、発色現像、漂白、定着、
水洗及び安定等の工程を自動的に行うよう構成さ
れており、漂白と定着とは1つの浴で両方に機能
を持たせた漂白定着処理で行われる場合もある。
写真処理には発色現像槽等の処理槽に現像に必要
な量の処理液を収容し、この槽中の処理液にカラ
ー写真感光材料を浸漬しながらバツチ方式で処理
する方法がある。この方法は一般にタンク現像な
いし槽現像と呼ばれている。この方法では水洗は
溜め水で行われるが、一般にカラー色素の安定性
が損なわれる欠点があり、また発色現像液も2〜
3回処理すると疲労し、発色現像特性が変つてし
まう欠点もある。この欠点を補うために疲労分の
消費成分を補充しながら処理する方法があるが、
多量のカラー写真感光材料を安定に処理すること
はこのバツチ処理では難しい。そのために一般に
は写真材料を連続的に処理しながら消費成分も逐
次連続補充して、処理液成分を一定に保つことに
よつて仕上り写真性能を常に一定に維持すること
が行われている。 一方、こういつた写真特性と同じようにカラー
写真の色素の耐久保存性も極めて重要な特性であ
り、現在ではこの耐久保存性も充分なる水洗処理
を行うことによつて維持することが極めて一般的
な常識となつている。従つて商業用の連続カラー
写真処理では多量の水を必要とし、かつ排水量も
多く、多量の水洗水の供給及び排水が許される、
という立地条件が必要とされていた。 しかるに最近では水の開発費の高騰等による市
水道水の価格の上昇が急激であり、かつ下水道排
水費も高騰を続けている。このような水の価格の
高騰は単なる経済的理由に過ぎないかもしれない
が、一方では人口の緻密な大都市では需要の拡大
に供給が追いつかない状況も現実に起つている。
このように無限といわれた水も有限の時代に入
り、日本のどこかで給水制限に結びつくような渇
水状態も現実に起つている。このような地域では
飲料水や洗濯水にも事欠く状況が起つており、写
真処理での水洗水確保は極めて難いと思われる。
そして大都市では節水型社会が形成されつつあ
り、写真処理にも多量の水洗水を使うことが許さ
れなくなつてきている。 また一般には、これら各自動現像機の周りには
所望の広さの作業スペースを必要とし、補充コツ
クの調整や蒸発の補正、処理液交換、補充液の溶
解等の作業が行われている。これらの作業を行う
足下に、水洗水用水道配管や排液用配管があるこ
とは、作業環境上、危険であり好ましくない。さ
らにまた、自動現像機を新たに設置、または移設
する際は必ず配管工事が必要であり、かかる工事
のための時間と費用が必要である。このため、排
液回収タンクを具有する自動現像機が望まれる。 更に、近年における他の傾向として、カラー自
動現像処理は大型ラボから小型サイズのラボ処理
に移行しつつあり、処理量が小さいいわゆるミニ
ラボが急速に台頭していることが挙げられる。こ
ういつた小サイズのラボラトリーでは自動現像機
の小型化が強く望まれている。そして、このよう
な小型自動現像機の場合、水洗用水道配管を省略
できるようにするという要請に加え、各処理槽か
ら排出される処理排液を下水道等に流すための配
管までも省略できるようにするという要請がある
し、このために排液回収タンクの容量も可能な限
り小さくすることが望まれる。。 そして、水洗を行わずに漂白定着又は定着処理
後、直ちに安定化処理を行う処理方法が本出願人
による特開昭58−14834号、同58−34448号、同57
−132146号及び同58−18631号等によつて提案さ
れており、前記問題に対する解決策を明らかにし
ている。しかし、本発明者の研究の結果、これと
ても種々問題を有していることが判明したのであ
る。例えば、従来水洗水には多量の水を使用して
いるため感光材料に付着して持ち込まれた前浴成
分は可成り稀釈されることとなる。このため、そ
の排液は河川や下水道等にそのまま排出すること
が可能であつたが、前記安定化処理を行おうとす
る際には前浴成分が安定化処理液中に多量蓄積す
ることとなるため、この排液はそのまま河川や下
水道に流すことが公害上の法規制の点から不可能
となる。このため、排液回収処理の専門業者等に
回収料金を支払つて回収してもらう必要が生じ
る。このため水洗水に要する経費は無くなるもの
の、該排液の処分のために多大の経費が必要とな
つてしまう。 かかる排液処分費用の節減のため、補充液量を
低減させたり、処理液の積極的な蒸発を行うこと
が有利であると考えられるが、この場合、補充液
量と処理液蒸発量とのバランスをとるのが困難で
あつて、処理液槽液面が低下し過ぎて、処理時間
が変化してしまう結果を生じたりするばかりでな
く、感光材料から溶出したり又は前浴から持ち込
まれたりして蓄積する成分の濃度が著しく上昇
し、極端な場合は折出が起こつたりする不都合が
生じる。そして、このような不都合は安定化槽、
特に水洗代替安定化槽において顕著に生じる、と
いうことが本発明者の研究の結果、明らかとなつ
た。 [発明が解決しようとする問題点] 本発明は上記に鑑みてなされたもので、第1
に、自動現像機の現像処理を水洗用水道配管なく
して可能ならしめること、第2に、作業環境上危
険な処理排液用配管をも取除き、より安全性を高
めること、第3に、配管工事を不要とし新設又は
移設を極めて容易ならしめること、第4に、処理
排液の回収もできて環境汚染が少ないようにする
こと、第5に、排液中の銀成分を下水道等に流出
させることなく回収できて資源保護に寄与できる
ようにすること、第6に、処理排液を貯蔵する排
液回収タンクを小型化しても、回収頻度を高くす
る必要がなく、かつ蓄積成分の濃度上昇や折出を
防止できるようにすること、を技術的課題とす
る。 [問題を解決するための手段] 上記技術的課題を解決するための本発明に係る
カラー写真感光材料用自動現像機は、少なくとも
安定化槽を含む処理槽を有し、該処理槽の液面を
検知して処理駅を補充する液補充装置を有するカ
ラー写真感光材料用自動現像機において、バーズ
フアウンテンシステムによる処理液貯液容器の出
口の位置に相当する処理槽の液面をA点とし、こ
の液面A点が前記処理液貯液容器の出口位置より
下がつたときにバーズフアウンテンシステムによ
つて処理液が供給される構成を有し、且つ上記液
面A点より高い設定液面B点の位置まで処理液が
補充されるまでの間、制御器によつて前記処理液
貯液容器が処理槽の液面より上に上昇させられ、
処理液供給が行なわれて前記B点に液面が達した
ら前記処理液貯液容器が下降され、該貯液容器の
出口位置が前記A点になる元の位置に復元される
構成を有することを特徴とする。 本発明の好ましい実施態様は、処理槽からの
排液総量が前記処理槽に対する補充処理液量の
0.95倍以下であること、または安定化槽が水洗
代替安定化槽であること、である。 本発明は、カラー用写真感光材料を現像処理す
るのに好適であり、特に水洗処理用水道配管まで
も省略できるカラー写真感光材料用自動現像機で
ある。即ち、水洗の代りに、特開昭58−14834号、
特開昭58−105145号、特開昭58−134634号及び特
開昭58−18631号各公報等に記載されているが如
き、安定液ないしリンス液を用いるシステムが採
用される。 本発明の自動現像機における処理工程の1つの
例としては、実質的に発色現像、漂白定着、水洗
代替安定化処理の少なくとも3工程から構成され
る。これらの処理は、発色現像槽、漂白定着槽、
水洗代替安定化槽によつて行われ、本発明の液補
充装置は該槽の1槽に設けられてもよいし、2以
上の複数槽に設けられてもよい。そして本発明の
液補充装置は安定化槽について設けられることが
最も好ましい。 本発明に好ましく用いられる液補充装置の一例
を第9図に示している。 第9図において1は安定化槽、2は該安定化槽
1と通路3を介して通じさせてある安定液補充液
槽、4はバーズフアウンテンシステムによる安定
液貯液容器を示す。そして本実施例においては、
安定化槽1の液面がA点、即ち、容器4の出口位
置より下つたときにバーズフアウンテンシステム
によつて補充液が通路3から供給される構成に加
えて、次の構成を採用してある。即ち、設定液面
Bの位置まで処理液が補充されるまでの間、制御
器5によつて容器4が槽2の液面より上に上昇さ
せられ、B点に達したら容器4が下降され元の位
置に復元される構成である。これによつて、感光
材料の処理量に応じて間欠的な処理液補充が自動
的に行われることとなる。 このようにバーズフアウンテンシステムに加え
て、処理液を強制的に補充することは好ましいこ
とである。 本発明における液補充装置は上記に限らず、実
開昭55−118238号、同55−121235号、同55−
12300号、同56−130932号、同56−96440号、同56
−114948号、同56−13240号、同57−96446号等に
記載のような方式が任意に採用できる。 各処理槽は処理液容積が50以下に構成される
ことが好ましく、ここに処理液容積が50以下と
は、実際の処理のときに満たされている処理液量
を表わすが、処理液補充が間欠的に行われる場
合、その処理液の満杯時の処理液量を表わす。各
処理液補充は、処理液満杯時容積の95%以下(よ
り好ましくは90%以下)の液量になつたときに行
われてもよい。また本発明におけるそれぞれの処
理工程(浴)は単槽であることが最も好ましい
が、必ずしも1槽である必要はない。処理スピー
ドをあげる目的で、2槽以上であつてもよく、そ
れぞれの浴は連結され、液が自由に出入りする構
成であつてもよいし、向流方式と呼ばれるオーバ
ーフローが逆流する方式で結ばれている方法であ
つてもよい。向流方式の場合、最前槽の液面を検
出して最後槽に補充することが好ましい。処理液
は別の機能を有する複数の処理剤からなつていて
もよい。例えば、第1発色現像槽と第2発色現像
槽が別々な処理剤からなつている処理液を張つて
あり、かつ消費成分の補充が別々にされ、槽も互
いに分離していてもよい。又安定液についても、
第1安定液が防バイ剤を主成分として含み、第2
安定液が界面活性剤を主成分として含む液であつ
てもよい。もちろんこの場合も、補充液が別々に
用意され、それぞれに補充される。そして、上記
のように液が出入りできるように構成された「2
以上分割処理槽」の場合、処理工程が同一のとき
に限り、「2以上分割処理槽」全体の処理液容積
が50以下に構成されるのが好ましいが、各々が
50以下でもよい。上記第1安定液と第2安定液
との関係のように別々に補充される場合は各処理
槽は独立して構成され、各独立処理槽の処理液容
積が50以下になるように構成されることが好ま
しく、かつ各処理槽はその処理液容積が40以
下、より好ましくは30以下、最も好ましくは20
以下となるように構成するのがよい。 以下、本発明について具体的に詳述する。 本発明における処理槽構成の代表例は、第1図
〜第8図に示されており、各図において、CDは
発色現像槽、BFは漂白定着槽、STは安定化槽、
BLは漂白槽、Fixは定着槽、STRはリンス安定
化槽(本出願人による昭和59年5月31日出願の特
願昭59−109607号(特開昭60−254134号)参照。)
そしてCondはコンデイシヨニング槽を各々示し
ており、かつ該各槽を示す記号の後ろに付した
1,2…の数字は該槽が第1、第2…というよう
に、液組成を異にする2以上の槽に分離されてい
ることを示しており、またイ,ロ…のような文字
は同一組成の処理液が張られている槽を示してい
る。 各図において、実線は、各槽が実質的に仕切ら
れていることを示し、破線と一方向矢符とは、隣
接槽が向流方式で結ばれていることを示し、破線
と二方向矢符とは、隣接槽が各々自由に混合する
方式で結ばれていることを示している。そして、
A,B,C…の英大文字は、各槽に対する補充液
を示し、a,b,c…の英小文字は、各槽からの
オーバーフロー液を示している。 望ましい処理槽配列は上記第1図〜第8図に示
す通りであり、特に第4図及び第5図の例は、カ
ラーネガ用で安定液が2種類使われることが特徴
であり、漂白定着液成分を脱塩する目的の第1安
定液と、最終水切り、浴的効果を発揮し水滴ムラ
を防止する第2安定液に分れている例を示してい
る。 なお第1安定液については、1槽の場合にくら
べ2槽の場合はコンパクト性は失われるが、同一
脱塩効果を得るための補充量は極めて少なくても
よい。これは向流方式により脱塩効果が極めてよ
くなるためである。 これらの処理槽配列を有する本発明の自動現像
機はその総排液量が各処理槽に対する補充処理液
総量の0.95倍以下(好ましくは0.9倍以下、特に
好ましくは0.8倍以下)とされることが好ましい。
このようにする手段は任意であり、例えば、後記
実施例に示す如く、密封用パネル等を用いて処理
槽全体を密封系とする共に、各処理槽に張つた処
理液の蒸発が促進されるように排気フアンによつ
て排気すればよい。また各処理液温度を30℃以上
(好ましくは33℃以上)の高温処理とし、蒸発を
促進してもよい。更に又、例えば、安定液の排液
の一部分又は全部を再生処理して安定化槽に再度
入れることや、漂白定着液又は定着液等の他の処
理槽の処理液として利用することによつて総補充
処理液量に対する総排液量を減少させるようにし
てもよい。そして、これらの2以上を組合せても
よい。 次に上記第1図〜第8図に示す構成を例にとつ
て排液回収の具体例を説明する。第1図〜第8図
における排液cとb(又はcとg)と、排液aと
は別個の排液回収タンクに回収貯蔵される。この
場合、排液cとbとは同一の排液回収タンクに回
収貯蔵されてもよいし、別個の排液回収タンクに
貯蔵されてもよい。第1図〜第8図における上記
以外の排液d,e,f及びhは、上記排液aの排
液回収タンクに貯蔵されてもよいし、上記cとb
(又はcとg)の排液回収タンクに貯蔵されても
よいし、又は全く別個の排液回収タンクに貯蔵さ
れてもよい。 本発明に用いられる排液回収タンクは、必ずし
も自動現像機本体に内蔵されている必要はなく、
例ば本体の底部に架設されるとか、架台に収納さ
れるとか、本体の近傍に備えられるとか、本体外
部に備えられる場合を本発明は含むものである。 また、上記のように各種の槽配列を有する本発
明の自動現像機において、安定液が上記第1安定
液槽ST−1と第2安定液槽ST−2のように分離
されている場合、定着能を有する処理液(漂白定
着液又は定着液)に近い方の槽ST−1の排液を
定着能を有する処理液と混ぜて(1つの回収タン
クに)貯蔵することが好ましいが、槽ST−1及
びST−2とも定着能を有する処理液と混ぜて
(1つの回収タンクに)貯蔵してもよい。 本発明によれば、例えば各処理槽の処理液容積
比は[CD槽]:[BF槽]:[ST槽]=[1.5〜2.5]:
[1]:[2〜3]とすることが好ましく、ST槽を
2以上に分割するときは略同等の処理液容積とな
るようにすればよい。 安定液の補充は連続少量補充よりも、処理量を
計算して間欠大量補充することが好ましい。例え
ばカラーペーパーE版(82mm×117mm)を70〜120
枚(好ましくは80〜100枚)処理する毎に、E版
1枚当り2〜3mlになるように計算して間欠(逐
次)大量補充を行う方が好ましい。 感光材料の処理量を計算する方法は任意であ
り、例えば、感光材料の搬送速度を一定とし、処
理感光材料の巾と処理時間を検知計測して計算す
れば感光材料の処理面積として得られる。 本発明における安定液の補充量は、例えば
[CD補充液量]:[ST補充液量]=[1]:[1〜
4]、より好ましくは[1]:[1.5〜3]とするの
がよい。 本発明の自動現像機は、感光材料の搬送方式と
してはエンドレスベルト方式以外の方式を採用す
ることによつて、安定液成分が発色現像槽に持ち
込まれるのを防止することが好ましい。本発明に
好ましく用いられる搬送方式は、特開昭51−
60526号、同55−48746号、同56−5544号、実公昭
55−27875号、同55−39391号等に記載の如く、感
光材料の搬送ローラないし搬送ガイドを有する構
成のものである。 以下に各処理槽に用いられる処理液等について
説明する。 本発明において、発色現像処理工程とは、カラ
ー色画像を形成する工程であり、具体的には発色
現像主薬の酸化体とカラーカプラーとのカツプリ
ング反応によつてカラー色画像を形成する工程で
ある。 従つて、発色現像処理工程においては通常発色
現像液中に発色現像主薬を含有させることが必要
であるが、カラー写真材料中に発色現像主薬を内
蔵させ、発色現像主薬を含有させた発色現像液又
はアルカリ液(アクチベーター液)で処理するこ
とも含まれる。 発色現像液に含まれる発色現像主薬は芳香族第
1級アミン発色現像主薬であり、アミノフエノー
ル系及びp−フエニレジンアミン系誘導体が含ま
れる。これらの発色現像主薬は有機酸及び無機酸
の塩として用いることができ、例えば塩酸塩、硫
酸塩、燐酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、亜硫
酸塩、シユウ酸塩、ベンゼンジスルホン酸塩等を
用いることができる。 これらの化合物は一般に発色現像液1につい
て約0.1g〜約30gの濃度、更に好ましくは、発
色現像液1について約1g〜15gの濃度で使用
する。0.1gよりも少ない添加量では充分なる発
色濃度が得られない。 また、発色現像槽の処理液温度は30℃〜65℃が
よく、、より好ましくは33℃〜45℃で蒸発を促進
して処理される。 上記アミノフエノール系現像剤としては例え
ば、o−アミノフエノール、p−アミノフエノー
ル、5−アミノ−2−オキシ−トルエン、2−ア
ミノ−3−オキシ−トルエン、2−オキシ−3−
アミノ−1,4−ジメチル−ベンゼン等が含まれ
る。 特に有用な第1級芳香族アミン系発色現像剤は
N,N′−ジアルキル−p−フエニレンジアミン
系化合物であり、アルキル基及びフエニル基は置
換されていても、あるいは置換されていなくても
よい。その中でも特に有用な化合物例としては
N,N′−ジメチル−p−フエニレンジアミン塩
酸塩、N−メチル−p−フエニレンジアミン塩酸
塩、N,N′−ジメチル−p−フエニレンジアミ
ン塩酸塩、2−アミノ−5−(N−エチル−N−
ドデシルアミノ)−トルエン、N−エチル−N−
β−メタンスルホンアミドエチル−3−メチル−
4−アミノアニリン硫酸塩、N−エチル−N−β
−ヒドロキシエチルアミノアニリン、4−アミノ
−3−メチル−N,N′−ジエチルアニリン、4
−アミノ−N−(2−メトキシエチル)−N−エチ
ル−3−メチルアニリン−p−トルエンスルホネ
ート等を挙げることができる。 また、上記発色現像主薬は単独であるいは2種
以上併用して用いてもよい。さらにまた、上記発
色現像主薬はカラー写真材料中に内蔵されてもよ
い。例えば、米国特許第3719492号の如き発色現
像主薬を金属塩にして内蔵させる方法、米国特許
第3342559号やリサーチ・デイスクロージヤー
(Research Disclosure)1976年No.15159に示され
るが如き、シツフ塩にして発色現像主薬を内蔵さ
せる方法、特開昭58−65429号及び同58−24137号
等に示されらが如き色素プレカーサーとして内蔵
させる方法や、米国特許第3342597号に示される
が如き発色現像主薬プレカーサーとして内蔵させ
る方法等を用いることができる。この場合、ハロ
ゲン化銀カラー写真感光材料を発色現像液のかわ
りにアルカリ液(アクチベーター液)で処理する
ことも可能であり、アルカリ液処理の後、直ちに
漂白定着処理される。本発明に用いる発色現像液
は、現像液に通常用いられるアルカリ剤、例えば
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アン
モニウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、硫酸
ナトリウム、メタホウ酸ナトリウムまたは硼砂等
を含むことができ、更に種々の添加剤、例えばベ
ンジルアルコール、ハロゲン化アルカリ金属、例
えば、臭化カリウム、または塩化カリウム等、あ
るいは現像調節剤として例えばシトラジン酸等、
保恒剤としてヒドロキシルアミンまたは亜硫酸塩
等を含有してもよい。さらに各種消泡剤や界面活
性剤を、またメタノール、ジメチルホルムアミド
またはジメチルスルホキシド等の有機溶剤等を適
宜含有せしめることができる。 本発明に用いる発色現像液のPHは通常7以上で
あり、好ましくは約9〜13である。 また、本発明に用いられる発色現像液には必要
に応じて酸化防止剤としてジエチルヒドロキシア
ミン、テトロン酸、テトロンイミド、2−アニリ
ノエタノール、ジヒドロキシアセトン、芳香族第
2アルコール、ヒドロキサム酸、ペントースまた
はヘキソース、ピロガロール−1,3−ジメチル
エーテル等が含有されてもよい。 本発明に用いる発色現像液中には、金属イオン
封鎖剤として、種々なるキレート剤を併用するこ
とができる。例えば該キレート剤としてエチレン
ジアミン四酢酸、ジエチレントリアミノ五酢酸等
のアミンポリカルボン酸、1−ヒドロキシエチリ
デン−1,1′−ジホスホン酸等の有機ホスホン
酸、アミノトリ(メチレンホスホン酸)もしくは
エチレンジアミンテトラリン酸等のアミノポリホ
スホン酸、クエン酸もしくはグルコン酸等のオキ
シカルボン酸、2−ホスホノブタン−1,2,4
−トリカルボン酸等のホスホノカルボン酸、トリ
ポリリン酸もしくはヘキサメタリン酸等のポリリ
ン酸、ポリヒドロキシ化合物等が挙げられる。 本発明において漂白定着工程とは、現像によつ
て生成した金属銀を酸化してハロゲン化銀に代
え、次いで水溶性の錯体を形成すると共に発色剤
の未発色部を発色させる工程である。 漂白定着液に使用される漂白剤としての有機酸
の金属錯塩は、アミノポリカルボン酸又は蓚酸、
クエン酸等の有機酸で鉄、コバルト、銅等の金属
イオンを配位したものである。このような有機酸
の金属錯塩を形成するために用いられる最も好ま
しい有機酸としては、ポリカルボン酸またはアミ
ノポリカルボン酸が挙げられる。これらのポリカ
ルボン酸またはアミノポリカルボン酸はアルカリ
金属塩、アンモニウム塩もしくは水溶性アミン塩
であつてもよい。これらの具体例としては次の如
きものを挙げることができる。 [1] エチレンジアミンテトラ酢酸 [2] ジエチレントリアミンペンタ酢酸 [3] エチレンジアミン−N−(β−オキシエチ
ル)−N,N′,N′−トリ酢酸 [4] プロピレンジアミンテトラ酢酸 [5] ニトリロトリ酢酸 [6] シクロヘキサンジアミンテトラ酢酸 [7] イミノジ酢酸 [8] ジヒドロキシエチルグリシンクエン酸(ま
たは酒石酸) [9] エチルエーテルジアミンテトラ酢酸 [10] グリコールエーテルジアミンテトラ酢酸 [11] エチレンジアミンテトラプロピオン酸 [12] フエニレンジアミンテトラ酢酸 [13] エチレンジアミンテトラ酢酸ジナトリウム
塩 [14] エチレンジアミンテトラ酢酸テトラ(トリ
メチルアンモニウム)塩 [15] エチレンジアミンテトラ酢酸テトラナトリ
ウム塩 [16] ジエチレントリアミンペンタ酢酸ペンタナ
トリウム塩 [17] エチレンジアミン−N−(β−オキシエチ
ル)−N,N′,N′−トリ酢酸ナトリウム塩 [18] プロピレンジアミンテトラ酢酸ナトリウム
塩 [19] ニトリロ酢酸ナトリウム塩 [20] シクロヘキサンジアミンテトラ酢酸ナトリ
ウム塩 これらの漂白剤は5〜450g/、より好まし
くは20〜250g/で使用する。 漂白定着液には前記の如き漂白剤以外にハロゲ
ン化銀定着剤を含有し、必要に応じて保恒剤とし
て亜硫酸塩を含有する組成の液が適用される。ま
た、エチレンジアミン四酢酸鉄()錯塩漂白剤
と前記のハロゲン化銀定着剤の他の臭化アンモニ
ウムの如きハロゲン化物を少量添加した組成から
なる漂白定着液、あるいは逆に臭化アンモニウム
の如きハロゲン化物を多量に添加した組成からな
る漂白定着液、さらにはエチレンジアミン四酢酸
鉄()錯塩漂白剤と多量の臭化アンモニウムの
如きハロゲン化物との組合わせからなる組成の特
殊な漂白定着液等も用いることができる。前記ハ
ロゲン化物としては、臭化アンモニウムの他に塩
化水素酸、臭化水素酸、臭化リチウム、臭化ナト
リウム、臭化カリウム、沃化ナトリウム、沃化カ
リウム、沃化アンモニウム等も使用することがで
きる。 漂白定着液に含まれる前記ハロゲン化銀定着剤
としては通常の定着処理に用いられるようなハロ
ゲン化銀と反応して水溶性の錯塩を形成する化合
物、例えば、チオ硫酸カリウム、チオ硫酸ナトリ
ウム、チオ硫酸アンモニウムの如きチオ硫酸塩、
チオシアン酸カリウム、チオシアン酸ナトリウ
ム、チオシアン酸アンモニウムの如きチオシアン
酸塩、チオ尿素、チオエーテル等がその代表的な
ものである。これらの定着剤は5g/以上、溶
解できる範囲の量で使用するが、一般には70g〜
250g/で使用する。 なお、漂白定着液には硼酸、硼砂、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、
酢酸、酢酸ナトリウム、水酸化アンモニウム等の
各種PH緩衝剤を単独あるいは2種以上組合わせて
含有せしめることができる。さらにまた、各種の
蛍光増白剤や消泡剤あるいは界面活性剤を含有せ
しめることもできる。またヒドロキシルアミン、
ヒドラジン、アルデヒド化合物の重亜硫酸付加物
等の保恒剤、アミノポリカルボン酸等の有機キレ
ート化剤あるいはニトロアルコール、硝酸塩等の
安定剤、メタノール、ジメチルスルホアミド、ジ
メチルスルホキシド等の有機溶媒等を適宜含有せ
しめることができる。 本発明に用いる漂白定着液には、特開昭46−
280号、特公昭45−8506号、同46−556号、ベルギ
ー特許第770910号、特公昭45−8836号、同53−
9854号、特開昭54−71634号及び同49−42349号等
に記載されている種々の漂白促進剤を添加するこ
とができる。 漂白定着液のPHは4.0以上で用いられるが、一
般にはPH5.0以上PH9.5以下で使用され、望ましく
はPH6.0以上PH8.5以下で使用され、更に述べれば
最も好ましいPHは6.5以上8.5以下で処理される。
処理の温度は30〜80℃で発色現像槽の処理液温度
よりも3℃以上、好ましくは5℃以上低い温度で
使用されるが、望ましくは30℃以上で蒸発等を促
進して使用する。 本発明において使用される安定化処理は水洗代
替処理であり、前記特開昭58−134636号などの
他、特願昭58−2709号等に記載のような画像安定
化処理をさし、水洗処理をなくすためのものであ
る。従つて処理浴の名称は必ずしも安定化処理で
なくてもよい。 安定液にはカラー画像を安定化させる機能の処
理と水洗ムラ等の汚染を防止する水切り浴的機能
の安定液もある。他にはカラー画像を着色する着
色調整液や、帯電防止剤を含んだ帯電防止液もこ
れらの安定液に含まれる。安定液には前浴から漂
白定着成分が持ち込まれるときには、これらを中
和化、脱塩及び不活性化し色素の保存性を劣化さ
せない工夫がされる。 このような安定液に含まれる成分としては鉄イ
オンとのキレート安定度定数が6以上(特に好ま
しくは8以上)であるキレート剤がある。これら
のキレート剤は、有機カルボン酸キレート剤、有
機リン酸キレート剤、ポリヒドロキシ化合物、無
機リン酸キレート剤等があり、なかでも好ましい
キレート剤としては、エチレンジアミンジオルト
ヒドロキシフエニル酢酸、ニトリロ三酢酸、ヒド
ロキシエチレンジアミン三酢酸、ジエチレントリ
アミン五酢酸、ヒドロキシエチルイミン二酢酸、
ジアミノプロパノール四酢酸、エチレンジアミン
テトラキスメチレンホスホン酸、ニトリロトリメ
チレンホスホン酸、1−ヒドロジシエチリデン−
1,1′−ジホスホン酸、1,1′−ジホスホノエタ
ン−2−カルボン酸、2−ホスホノブタン−1,
2,4−トリカルボン酸、1−ヒドロキシ−1−
ホスホノプロパン−1,2,3−トリカルボン
酸、カテコール−3,5−ジスルホン酸、ピロリ
ン酸ナトリウム、テトラポリリン酸ナトリウム、
ヘキサメタリン酸ナトリウムがあり、本発明の効
果のために特に好ましくはジエチレントリアミン
五酢酸、1−ヒドロキシエチリデン−1,1′−ジ
ホスホン酸やこれらの塩である。 これらの化合物は一般に安定液1について約
0.1g〜10gの濃度、更に好ましくは、安定液1
について約0.5g〜5gの濃度で使用する。 本発明の安定液に添加する特に望ましい化合物
としては、アンモニウム化合物がある。これらは
各種の無機化合物のアンモニウム塩によつて供給
されるが、具体的には水酸化アンモニウム、臭化
アンモニウム、炭酸アンモニウム、塩化アンモニ
ウム、次亜リン酸アンモニウム、リン酸アンモニ
ウム、亜リン酸アンモニウム、フツ化アンモニウ
ム、酸性フツ化アンモニウム、フルオロホウ酸ア
ンモニウム、ヒ酸アンモニウム、炭酸水素アンモ
ニウム、フツ化水素アンモニウム、硫酸水素アン
モニウム、硫酸アンモニウム、ヨウ化アンモニウ
ム、硝酸アンモニウム、五ホウ酸アンモニウム、
酢酸アンモニウム、アジピン酸アンモニウム、ア
ウリントリカルボン酸アンモニウム、安息香酸ア
ンモニウム、カルバミン酸アンモニウム、クエン
酸アンモニウム、ジエチルジチオカルバミン酸ア
ンモニウム、ギ酸アンモニウム、リンゴ酸水素ア
ンモニウム、シユウ酸水素アンモニウム、フタル
酸水素アンモニウム、酒石酸水素アンモニウム、
乳酸アンモニウム、リンゴ酸アンモニウム、マレ
イン酸アンモニウム、シユウ酸アンモニウム、フ
タル酸アンモニウム、ピクリン酸アンモニウム、
ピロリジンジチオカルバミン酸アンモニウム、サ
ルチル酸アンモニウム、コハク酸アンモニウム、
スルフアニル酸アンモニウム、酒石酸アンモニウ
ム、チオグリコール酸アンモニウム、2,4,6
−トリニトロフエノールアンモニウム等である。 これらのアンモニウム化合物の添加量は安定液
1当り0.05〜100gの範囲で使用することがで
き、好ましくは0.1〜20gの範囲である。 更に本発明の安定液に添加するのに望ましい化
合物としては、酢酸、硫酸、塩酸、硝酸、スルフ
アニル酸、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、
水酸化アンモニウム等のPH調整剤、安息香酸ソー
ダ、ヒドロキシ安息香酸ブチル、抗生物質、テヒ
ドロ酢酸、ソルビン酸カリウム、サイアペンタゾ
ール、オルト−フエニルフエノール等の防バイ
剤、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリ
ン−3−オン、2−オクチル−4−イソチアゾリ
ン−3−オン、1−2−ベンツイソチアゾリン−
3−オン、水溶性金属塩等の保恒剤、エチレング
リコール、ポリエチレングリコール、ポリビニル
ピロリドン(PVP K−15、ルビスコールK−17
等)等の分散剤、ホルマリン等の硬膜剤、蛍光増
白剤等が挙げられる。 これらの添加化合物の中で最も有効なものは特
願昭58−58693号明細書に記載されるアンモニウ
ム化合物である。これらは画像被膜中にPHを保存
にとつて最適な弱酸性に調整する働きをする。ア
ンモニウム化合物とともに好ましく用いられる化
合物としては酸があり、硫酸、塩酸等がより好ま
しく用いられる。 本発明に係わる安定液のPH値は0.1〜10に調整
するのがよく、好ましくは2〜9、より好ましく
はPH4〜8.5が好適な範囲である。 安定化処理に際しての処理温度は、30℃〜60℃
が好ましく、発色現像槽よりも3℃以上、好まし
くは5℃以上低い温度であり、より好ましくは33
℃〜38℃の範囲で蒸発を促進して処理するのがよ
い。また処理時間も迅速処理の観点から短時間で
あるほど好ましいが、通常20秒〜10分間、最も好
ましくは20秒〜3分間であり、複数槽安定化処理
の場合は前段槽ほど短時間で処理し、後段槽ほど
処理時間が長いことが好ましい。特に前槽の20%
〜50%増しの処理時間で順次処理することが望ま
しい。また、安定化処理工程は多段槽とし、補充
液は最終段槽から補充し、順次前段槽にオーバー
フローする逆流方式にすることが補充量を少なく
できて好ましい。本発明による安定化処理の後に
は水洗処理を全く必要としないが、極く短時間で
の少量水洗によるリンス、表面洗浄等は必要に応
じて任意に行うことはできる。特に写真材料を搬
送するエンドレスベルトやソーター等の搬送担持
体は、わずかの水によるリンス(溜水が好まし
い)やスポンジ等を水でぬらしながら洗浄するこ
とが好ましい。 本発明の漂白定着処理工程に続き、実質的に水
洗工程を経ずに直接安定化処理を行うときは、漂
白定着浴と安定化浴の間に銀回収のための短時間
の銀回収や溜水によるリンス等を設けてもよい。
また安定化処理の後、界面活性剤を含有する水切
り浴等を設けてもよいが、好ましくは、銀回収
浴、リンスおよび水切り浴等は設けないことであ
る。これらの付加処理はスプレーや塗りつけ処理
をすることもできる。 本発明は、該安定液とイオン交換樹脂を接触さ
せながら処理することもできる。このことは、感
光材料を処理している安定化槽に直接イオン交換
樹脂を布袋等に入れ接触させることや、または安
定化槽に直接連結された樹脂カラムやフイルター
ケース内に、化学繊維等で作つた袋等に入れ安定
液と接触させることを示す。また本発明の安定液
のオーバーフロー液とイオン交換樹脂と接触後、
少なくともその一部を該安定液として使用するこ
ともできる。このことは、安定化槽から安定液を
取り出し、安定化槽とは別にして、イオン交換樹
脂とカラム法または混合法等で接触させた後、少
なくともその一部を安定化槽に入れることを示
す。この場合、安定化槽に入れるとは補充液とし
て入れることもできるが、好ましくは補充系とは
関係なく循環系でイオン交換処理後この液を再び
安定化槽に戻すことをさす。また、このように再
生された安定化排液を漂白定着槽に入れることも
できる。 なお、イオン交換樹脂は安定化浴が多槽の場合
どの槽で接触させてもよいが、好ましくは漂白定
着処理直後の槽で処理する。更に好ましくはこの
処理は2つ以上の槽で行い、特に好ましくは全槽
で行うことである。 安定化浴が1槽の場合の好ましい態様は、樹脂
カラムにイオン交換樹脂を入れ安定化槽に直結し
て接触させることである。安定化浴が2槽の場合
の好ましい態様は、樹脂カラム又はフイルターケ
ースにイオン交換樹脂を入れ、漂白定着処理直後
の1槽目に直結して接触させる、更に好ましくは
2槽目でも同様に接触させる。安定化浴が3槽以
上の場合の好ましい態様は、漂白定着処理直後の
1槽目で前記と同様に直結して接触させることで
あり、更に好ましくは第1槽以外の安定化浴の各
槽において直結して接触させることである。上記
のごとく安定化槽と直結してイオン交換樹脂と安
定液を接触させることが最も好ましいが、自動現
像機に樹脂カラム、フイルターケースの設置スペ
ースが取れない場合、オーバーフロー又は補充量
を増加させたりして強制的に安定化槽から取り出
した安定液とイオン交換樹脂と接触させ安定化浴
に戻すこともできる。安定化浴が1槽の場合、取
り出した安定液を樹脂カラムを使用してイオン交
換樹脂と接触させ、接触後の安定液を安定化槽に
戻す。この場合、好ましくは接触後の安定液成分
を添加することである。安定化浴が2槽以上の場
合、漂白定着処理工程に近い最前槽よりオーバー
フローと樹脂カラムを使用してイオン交換樹脂と
接触させ、より乾燥側の安定化槽に戻す。この場
合安定液成分を添加し戻すことが望ましい。又、
上記のイオン交換樹脂と接触後の安定液を補充液
として再使用することは可能であるが、この場合
安定液成分を添加することが望ましい。 なお、上記イオン交換樹脂は安定液と接触後、
漂白定着液と接触させ、その後再生することが好
ましく、特に陰イオン交換樹脂の場合には樹脂の
再生で銀回収を行うこともでき、効果が大きい。 以上、安定液をイオン交換樹脂と接触させる場
合について説明したが、これに限定されず電気透
析処理(特願昭59−96352号参照)や逆浸透処理
(特願昭59−96350号参照)等を用いることもでき
る。 本発明においては前記発色現像処理の後にコン
デイシヨニング槽を設けてもよく、該コンデイシ
ヨニング槽は現像を停止させ、漂白反応を促進さ
せるために使用し、漂白定着液への現像剤の混入
を防止し、その悪影響を少なくするために役立つ
ものであり、該コンデイシヨニング槽には例えば
漂白促進剤とバツフアー剤が含有される。該漂白
促進剤としては、一般には有機イオウ化合物が用
いられ、メルカプト化合物やチオン化合物が使用
される。更に酢酸やクエン酸、コハク酸、硫酸、
水酸化ナトリウム等の酸やアルカリ剤がコンデイ
シヨナーのPHを調整するために使用される。これ
らの漂白促進剤やバツフアー剤の添加量はコンデ
イシヨナー1当り0.001gから100gの範囲で使
用される。また上記添加剤以外にもキレート剤等
を添加することもできる。このコンデイシヨニン
グ槽も処理液容積が50以下に構成されるのが好
ましい。 以下、処理される感光材料がネガ用である場合
に用いられるネガ用安定液について説明を加え
る。 ネガ用安定液には写真画像保存性改良のため、
アルデヒド誘導体が添加される。 前記アルデヒド誘導体は下記一般式(1)、(2)また
は(3)で表わされるアルデヒド化合物、アルデヒド
付加物であつて、これらの中から選ばれた少なく
とも1種が用いられる。これらの添加によつて色
素画像の安定化および感光材料物性の向上が起
る。 一般式(1) R1−CHO 一般式(2) 一般式(3) 式中、R1は水素原子、炭素数1〜5のアルキ
ル基、ホルミル基、アセチル基、アセトニル基お
よびヒドロキシ基またはアルコキシ基、ホルミル
基、アミノ基、ヒドロキシイミノ基、ハロゲン原
子等で置換されてもよい炭素数1〜5のアルキル
基を表わす。R2は水素原子または炭素数1〜5
のアルキル基、R3は置換されてもよい炭素数1
〜5のアルキル基、Mはアルカリ金属、R4、R5
は水素原子または置換されてもよい炭素数1〜5
のアルキル基、nは0〜4の整数を表わす。 以下に上記一般式で示される化合物の具体的な
例を記載するが、本発明がこれによつて限定され
るわけではない。 〔一般式(1)で示される例示化合物〕 1 ホルムアルデヒド 2 アセトアルデヒド 3 プロピオンアルデヒド 4 イソブチルアルデヒド 5 n−ブチルアルデヒド 6 n−バレルアルデヒド 7 イソバレルアルデヒド 8 メチルエチルアセトアルデヒド 9 トリメチルアルデヒド 10 n−ヘキサアルデヒド 11 メチル−n−プロピルアルデヒド 12 イソヘキサアルデヒド 13 グリオキザール 14 マロンアルデヒド 15 コハク酸アルデヒド 16 グルタルアルデヒド 17 アジブアルデヒド 18 メチルグリオキザール 19 アセト酢酸アルデヒド 20 グリコールアルデヒド 21 エトキシアセトアルデヒド 22 アミノアセトアルデヒド 23 ベタインアルデヒド 24 クロラール 25 クロルアセトアルデヒド 26 ジクロルアセトアルデヒド 27 ブロマール 28 ジブロルアセトアルデヒド 29 ヨードアセトアルデヒド 30 α−クロルプロピオンアセトアルデヒド 31 α−ブロムプロピオンアセトアルデヒド 〔一般式(2)で示される例示化合物〕 1 ホルムアルデヒド重亜硫酸ナトリウム 2 アセトアルデヒド重亜硫酸ナトリウム 3 プロピオンアルデヒド重亜硫酸ナトリウム 4 ブチルアルデヒド重亜硫酸ナトリウム 〔一般式(3)で示される例示化合物〕 1 コハク酸アルデヒド重亜硫酸ナトリウム 2 グルタルアルデヒドビス重亜硫酸ナトリウム 3 β−メチルクルタルアルデヒドブス重亜硫酸
ナトリウム 4 マレイ酸ジアルデヒドビス重亜硫酸ナトリウ
ム 上記一般式で示される化合物はネガ用安定液1
当り0.01〜50gの範囲で使用するのが好まし
く、さらに好ましくは0.05〜20g加える際に良好
な結果が得られる。 前記ネガ用安定液には必要に応じて各種の添加
剤を加えることができる。例えば、シロキサン誘
導体等の水滴ムラ防止剤、硼酸、クエン酸、燐
酸、酢酸、あるいは水酸化ナトリウム、酢酸ナト
リウム、クエン酸カリウム等のPH調整剤、カリ明
ばん、クロム明ばん等の硬膜剤、メタノール、エ
タノール、ジメチルスルホキシド等の有機溶媒、
エチレングリコール、ポリエチレングリコール等
の調湿剤、その他色調剤等処理効果を改善、拡張
するための添加剤を加えることは任意である。 また前記ネガ用安定液は前記した安定液と同様
向流流路長を長くするため2つ以上の区画に仕切
つてもよい。また補充液の作り方や補充量並びに
処理温度は前記安定液の場合と同様である。 また本発明ではカラーペーパー用発色現像液や
安定液でスチルベン系蛍光増白剤を用いることが
でき、該蛍光増白剤としては、下記一般式(4)で示
される化合物が包含される。 一般式(4) 式中、Y1およびY2はそれぞれ
【式】基または
【式】基を表わ す。 ここでR6、R7およびR8はそれぞれ水酸基、塩
素、臭素等のハロゲン原子、モルホリノ基、置
換、未置換のアルコキシ基(例えば、メチキシ、
エトキシ、メトキシエトキシ等)、置換、未置換
のアリールオキシ基(例えば、フエノキシ、p−
スルホフエニキシ等)、置換、未置換のアルキル
基(例えば、メチル、エチル等)、置換、未置換
のアリール基(例えば、フエニル、メトキシフエ
ニル等)、アミノ基、置換、未置換のアルキルア
ミノ基(例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、
プロピルアミノ、ジメチルアミノ、シクロヘキシ
ルアミノ、β−ヒドロキシエチルアミノ、ジ(β
−ヒドロキシエチル)アミノ、β−スルホエチル
アミノ、N−(β−スルホエチル)−N−メチルア
ミノ、N−(β−ヒドロキシエチル)N−メチル
アミノ等)等を示す。 前記一般式(4)で示される蛍光増白剤は安定液1
当り、0.2〜10gの範囲で用いられ、好ましく
は0.5〜3.0gの範囲である。 [実施例] 以下、実施例を図面に基いて説明する。 第10図は前記第3図に示す槽構成について実
施した場合の具体例を示す自動現像機の要部断面
図である。 第10図において、現像機本体1の前側に、露
光済みで未現像のカラーネガフイルム(ネガ感光
材料)2またはカラーペーパー(ポジ感光材料)
3を供給する供給部4が備えられ、後側には処理
された感光材料2,3が取り出される取出部5は
それぞれ設けられている。 この供給部4と取出部5との間、すなわち現像
機本体1の内部には供給部側から取出部側に、順
次隣合わされた発色現像槽6、漂白定着槽7、安
定化第1槽8、安定化第2槽9、安定化第3槽1
0及び乾燥部11が配設されている。 この各処理槽6,7,8,9、及び10並びに
乾燥部11には、それぞれ多数のガイドローラ1
2が配設されている。 ガイドローラ12に沿つて感光材料が搬送され
るように搬送ガイドが設けられており、これによ
つて感光材料2または3を搬送する。なお、13
は感光材料2または3の巻取部を示す。前記供給
部4には保持部14が配設されており、この保持
部14に露光済みで未現像の感光材料2または3
がセツトされる。 前記発色現像槽6、漂白定着槽7、安定化第1
槽8、安定化第2槽9、安定化第3槽10は前記
第3図に示すように構成されている。すなわち、
発色現像槽6は前記発色現像液が満たされてお
り、この発色現像槽6の後段に位置する各処理槽
7並びに8,9,10にも各々前記各処理液が満
たされている。各処理槽に対する補充液供給は前
記第3図に示す通りであり、特に安定化のための
安定化第1、第2および第3槽8,9および10
はそれぞれオーバーフローが向流方式により第3
槽から第2槽へ、第2槽から第1槽へ流れるよう
に液面レベルが変化し、連結されている。そし
て、第3槽10からのオーバーフロー液は第1槽
8より槽外に排出される。もちろん安定化槽は1
槽でもかまわないし、2槽でもかまわないが、多
槽向流方式が安定効率が高く補充液の補充量は少
なくてよいという利点がある。 なお、図中、15はピラミツド型ブレード板等
によるブレードないしスクイズ部を示しており、
前槽から次槽への液の持込みを効果的に防止して
いる。 本実施例において、16A及び16Bは現像本
体1の底部に着脱自在に設けられた排液回収タン
クを示しており、排液回収タンク16Aの方に発
色現像槽6からのオーバーフロー排液が貯蔵さ
れ、排液回収タンク16Bの方に漂白定着槽7及
び安定化第1槽8からのオーバーフロー排液が貯
蔵される。 排液回収タンク16A,16Bのオーバーフロ
ー排液パイプに対する接続方法は自然落下法等任
意であるが、排液回収タンク16A,16Bを交
換等のため引き抜いた際に、例えばバルブ等が作
用して該オーバーフロー排液パイプの排液が垂れ
ないようにすることが好ましい。なお、排液回収
タンク16A,16Bは前記オーバーフロー排液
パイプの受け口となる開口部の他に、銀回収に際
して又は他の目的のために使用する開口部を有し
ていてもよい(こられの開口部は蓋付きであ
る。)。 排液回収タンク16A,16Bの容量は、自動
現像装置を毎日稼動させる場合1週間に約1回程
度の回収を行えば済むようにすることが好ましい
が、特に限定されるものではない。なお、該排液
回収タンク16A,16Bに、ある一定量貯つた
時に、これを検出(重量を検知するとか、液面を
検知するとか、排液回収タンク位置を検知する)
し、ブザー又は警報を発するか又は表示すること
が可能な検出部及び警報又は表示部を設けてもよ
い。なお、17はキヤスター、18は排液回収タ
ンクの把手を示す。 そして本実施例において19は各処理槽6〜1
0を密封系にするための大型蓋、20は該大型蓋
19の各処理槽6〜10上方に設けられた小型蓋
を示す。そして21は排気フアンであつて、各処
理槽6〜10の蒸発を促進するための排気を行う
ものである。なお、排気フアン21の取付位置は
任意であり、その数量も任意である。そして、排
気効率を良好にするために排気フアン21の取付
位置と対向するパネル面側等に吸気孔を設けるこ
とが好ましい。 本実施例において、処理液容積を例えばCD槽
=25、BF槽=15、ST−1〜ST−3=各15
とすることとが好ましい。本実施例の場合、前
記第9図に示す補充方法が好適である。 排液回収タンク16B中の排液に含まれる可溶
性銀塩を銀回収するには、例えば、電気分解法
(仏国特許第2299667号明細書記載)、沈澱法(特
開昭52−73037号公報記載、独国特許第2331220号
明細書記載)、イオン交換法(特開昭51−17114号
公報記載、独国特許第2548237号明細書記載)、及
び金属置換法(英国特許第1353805号明細書記載)
等が有効に利用できる。更に銀回収に際し、前記
可溶性銀塩を処理液のオーバーフロー液を回収し
前記方法で銀回収し、残液は排液として処分して
もよいし、再生剤を添加し、補充液又は槽処理液
として使用してもよい。 次に、前記第4図に示す処理槽配列を実施した
場合の自動現像機の具体例を第11図に基いて説
明する。なお、本実施例は冷却用水道配管までも
省略した例を併せ示している。 即ち、第11図は本発明に係るカラーネガフイ
ルム用の自動現像機の一実施例を示す要部断面図
であり、第10図と同一の符号を付したものは、
該当符号と同一の部材を示している。 図において、101は撮影済のカラーネガフイ
ルムを接続して巻きとつたロールを収納したマガ
ジン103を装着するための取付部で、自動現像
機本体104の側壁に設けられている。 取付部101に装着されたフイルムマガジンの
カラーネガフイルム102は、本体入口部105
から本体104に入り、発色現像槽106、漂白
定着槽107、第1安定化槽108、第2安定化
槽109を経て自動的に現像処理された後、乾燥
部110(開閉可能な蓋を有する)で乾燥され、
本体出口111から取り出された後、切断その他
の工程を経て製品となる。 発色現像槽106、漂白定着槽107、第1安
定化槽108、第2安定化槽109は図示の如
く、並列に順次配置され、各槽内にネガフイルム
搬送用のローラが設けられ、ネガフイルム102
を液に浸漬させながら所定の処理がなされるよう
に構成されている。なお各槽106〜109上に
は開閉蓋19等を設けてホコリ等が侵入するのを
防止している。 本実施例の自動現像機には、発色現像槽106
の隣接箇所に冷却室112が設けられている。該
冷却室112の外壁にはフアン113を設けてあ
り、外気導入孔114も適宜数穿設してある。該
冷却室112は制御系機器室を兼ねており、制御
部116を収納してある。該制御部116は、温
度センサー115によつて検出した発色現像槽1
06の液温の入力信号によつて、大容量電熱ヒー
ター117及び小容量電熱ヒーター118のON
−OFFを制御して加熱についての温度コントロ
ールを行うと共にフアン113のON−OFFを制
御して冷却についての温度コントロールを行うも
のである。 この点、従来における自動現像機は、加熱系と
して大容量電熱ヒーター117のみを有し、冷却
系としては、発色現像槽106の底部近傍に配設
した蛇管に水道配管を行い、水を冷却媒体とする
冷却手段を採用していた。この従来例では、発色
現像槽106の容量が20の場合で、発色現像槽
106を稼動時間(約12時間)中38℃に維持する
には約1000の水道水が必要とされる。 しかるに、本実施例によれば、外気温25℃の場
合、3台の排気フアン113を回動させるだけ
で、発色現像槽106の液温を稼動時間(約12時
間)中38℃±0.15℃の温度巾に制御できた。即
ち、本実施例によれば、前記従来例における冷却
水を省くことができる。その水道配管の必要性も
ない。なお、該実施例における加熱系において
は、スタート準備に際しては大容量電熱ヒーター
117(及び小容量電熱ヒーター118)を用い
て38℃まで液温を高め、ランニング処理時は小容
量電熱ヒーター118を用いて液温コントロール
を行つた。そして、冷却系については3台のフア
ン113を稼動時間中作動継続した。 なお、図中119は制御系機器室兼用冷却室1
12に収納した液循環撹拌装置であつて、発色現
像槽106上方部分と下方部分を連結する通路1
20の途中に送液ポンプ121及び液清浄用フイ
ルター122を設けて成る。なおまた、フアン1
13の取付位置は本実施例に限定されず、天板側
等であつてもよい。125はピラミツド型ブレー
ド板などによるブレードないしスクイズ部を示し
ており、前浴から次浴への液の持込みを効果的に
防止している。 なお、図面中123は乾燥部、126は排液回
収タンクの把手を示している。 しかるに、本実施例において、124A,12
4Bは排液回収タンクを示しており、一方のタン
ク124Aに発色現像液と第2安定液が、及び他
方のタンク124Bに漂白定着液と第1安定液と
が流入される。 本実施例の第1安定化槽108は画像の安定化
と防バイ効果を持たせた安定液であり、主な目的
は脱塩浴である。一方、第2安定化槽109は界
面活性剤とホルマリン等を含有した水滴ムラ汚れ
防止を目的とした処理浴である。この場合には界
面活性剤のみを添加した液が用いられてもよい。 本実施例における処理液補充方法や、蒸発促進
方法、そして排液回収タンク124A及び124
Bの構成や、銀回収法、或いは再利用法等につい
ては、前記第10図に示す実施例のところで述べ
た内容が参照できる。 [発明の効果] 本発明によれば、少なくとも発色現像槽、定着
能を有する処理槽及び安定化槽を有するカラー写
真感光材料用自動現像機において、前記処理槽の
液面を検知して処理液を補充する液補充装置を有
する構成としたので、上記本発明の技術的課題を
解決することができるのは勿論のこと、無配管で
あり処理排液を排出せず小型であるために高階上
の床に設置することもできるし、又必要に応じ移
動できる、等の効果を発揮する。 一般には、減量補充方式による処理液の補充量
は処理液の能力低下を補うに必要な量よりも少な
いので従来実用化された例はないが、前記したよ
うな本発明の安定液組成の場合、特に本発明を適
用して有効である。 特に本発明によれば、長期間に亙り処理量が少
ない場合のように、処理液劣化に対応して処理液
補充を強制的に行うことが可能であり、所謂ミニ
ラボ等の要請にも対応できる効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図はそれぞれ本発明に係る自動現
像機の処理槽構成を示すブロツク図、第9図は本
発明に用いられる液補充装置の一例を示す説明
図、第10図は前記第3図に示す槽構成について
実施した場合の具体例を示す自動現像機の要部断
面図、第11図は本発明に係るカラーネガフイル
ム用の自動現像機の一実施例を示す要部断面図で
ある。 図面中、CDは発色現像槽、BFは漂白定着槽、
STは安定化槽、BLは漂白槽、Fixは定着槽、
STRはリンス安定化槽、Condはコンデイシヨニ
ング槽、19,20は蓋、21は排気フアン、1
6A,16B,124A,124Bは排液回収タ
ンクを各々示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも安定化槽を含む処理槽を有し、該
    処理槽の液面を検知して処理液を補充する液補充
    装置を有するカラー写真感光材料用自動現像機に
    おいて、バーズフアウンテンシステムによる処理
    液貯液容器の出口の位置に相当する処理槽の液面
    をA点とし、この液面A点が前記処理液貯液容器
    の出口位置より下がつたときにバーズフアウンテ
    ンシステムによつて処理液が供給される構成を有
    し、且つ上記液面A点より高い設定液面B点の位
    置まで処理液が補充されるまでの間、制御器によ
    つて前記処理液貯液容器が処理槽の液面より上に
    上昇させられ、処理液供給が行なわれて前記B点
    に液面が達したら前記処理液貯液容器が下降さ
    れ、該貯液容器の出口位置が前記A点になる元の
    位置に復元される構成を有することを特徴とする
    カラー写真感光材料用自動現像機。 2 処理槽からの排液総量が前記処理層に対する
    補充処理液量の0.95倍以下であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載のカラー写真感光材
    料用自動現像機。 3 安定化槽が水洗代替安定化槽であることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項に記載
    のカラー写真感光材料用自動現像機。
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JPS57132146A (en) * 1981-02-10 1982-08-16 Fuji Photo Film Co Ltd Method for processing color photographic material

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