JPH05505035A - 包装方法、写真用ウエブ材料用の包装物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 包装方法、写真用ウェブ材料用の包装物本発明は写真用ウェブ材料の包装に関し 、より詳細には、チューブの周囲に巻かれた非常に長いウェブを搬送することを 可能とする包装システムに関する。

現在、プリント（焼き付け）に用いられる印画紙は、個別のシートの状態、ある いは一般に現像の後に切断されるロールの状態の２つの別個の形態で供給されて いる。後者の用途に関しては、ロールは、これらロールを使用する機械に適合す るようになされた種々の寸法を有している。

ロールの形態で提供することにより、生産性を向上させることが可能となった。

しかしながら、印画紙は光線から保護されなければならないので、プリント機械 を暗室に設置して機械を稼働することができるようにする必要がある。生産の際 には、例えば１ｍよりも大きな非常に幅の広いシートを、例えば９５ｍｍ、１０ ２ｍｍ、１２７ｍｍあるいはそれ以上の比較的狭い幅を有する個々のウェブに切 断し、これらを巻くとことによってロールが得られる。次にロールは、例えば米 国特許第４．８７６．１２５号で言及しているように、遮光性のスリーブの中に 個別に包装される。使用時には、ロールをそれぞれの包装物から取り出し機械に 配置する必要がある。これら総ての作業は暗い中で行わなければならず、またこ れらの作業は時間には時間がかかる。

機械の効率を向上させるために、包装物は各々の機械に適合するように設計され ていた。カートリッジとして知られるこれらのタイプの包装物は、例えば米国特 許！４．７４１．４３９号に記載されている。これらのカートリッジは機械の使 用を容易にするが、その理由は、印画紙を機械に設ける時に完全に暗くすること のできる部屋を最早必要としないからである。しかしながら、ロールの長さは制 限され、ロールを使用する時にはカートリッジを頻繁に新しいものと交換してウ ェブを相互に接続する必要がある。

機械の生産性を向上させるためのある方法は、ロールの寸法を増大させることで ある。しかしながら、ロールの重量が増大し、このために、ロールを包装する時 及び包装物からロールを取り出す時の何れの場合においても、ロールを取り扱う のが面倒となる。現在においては、約５００ｍまでのロールが使用されている。

これらのロールの重量は１０ｋｇよりも大きく、また直径は４０ｃｍよりも大き い。

ロールの寸法を考えると、ロールの軸線を垂直に向けたときにロールはより大き な安定性を提供する。しかしながら、現在市場において入手可能なプリント機械 は、軸線が水平に向けられるロールを使用している。従って、本発明の１つの目 的は、ロールを傾ける必要性を排除することである。

近年写真プリントにおける市場は二極分化する傾向が見られ、一方では、装填装 置に上で言及したカートリッジを採用し限定された生産性を提示する自動機械を 用いた小規模のラボの数が増加してきており、他方では、大量のプリントを供給 する現像所の数が減少し、これら各々の現像所における紙の量がかなり増大して きている。

より詳細には、本発明は、極めて大量の紙を使用する「大型］のラボすなわち現 像所を獲得しようとするものである。

上述のＵ大型」のラボの生産性を更に向上させるための１つの方法はロールの長 さを増大させることであろうが、重量が手操作で装填することができない程にな り、ロールを傾けることが煩わしくなる。

本発明の１つの目的は、約５００ｍ乃至２０００ｍの間の長いロールを保持する ことができ、かつ簡単かつ廉価な装置による機械への装填を可能とするように設 計された包装物を提供することである。

本発明の他の目的は、はんのわずかの包装材料及び労力しか必要とせずこれによ り生産コストを低減する包装物を提供することである。

本発明の１つの目的は、ロールを形成するようにチューブの周囲に巻かれ、再使 用可能で集合的な写真用ウェブ材料用の包装物に関する。本発明においては、包 装物は、 ａ）リフト付きトラックにより取り扱うができるようになされた遮光性のベース と、 ｂ）ａ光性の手段により上記ベースに接続することのできる遮光性で剛性を有す るケースと、 Ｃ）上記遮光性のベース及びケースにより画成される部屋の中に設けられ、上記 ロールを収容できるようになされた自由端を有し、他端がフレームによって上記 ベースに固定される少なくとも１つのスピンドルとを備え、上記ロールを上記ス ピンドルへ導くことを可能とするために上記スピンドルの自由端が自由になるよ うな態様で上記ケースは上記ベースに接続され、上記スピンドルは上記ベースと 平行に延在し、また上記スピンドルは、該スピンドルの直径が第１の寸法と該第 １の寸法よりも大きな第２の寸法との間で変化することができるようになされ、 上記第１の寸法においては、上記巻き上げチューブが上記スピンドル上へ摺動す ることができ、また上記第２の寸法においては、上記＠き上げチューブが不動化 される。

本発明の１つの好ましい実施例においては、ロック手段は、少なくとも２つの部 分から成るスピンドルを備え、これにより、該スピンドルの直径は、上記スプー ルが該スピンドル上に摺動することができる第１の寸法と、上記スプールが不動 化される前記第１の寸法よりも大きな第２の寸法との間で変化することができる 。

ある好ましい実施例においては、上記ケースは、上記ベースに恒久的に固定され た第４の部分と、該第１の部分に関して動けるかあるいはヒンジ止めされ、上記 スピンドルへロールを挿入するか又は該スピンドル上のロールを取り除くことが できるように上記スピンドルの自由端に接近することを可能とする第２の部分と を備える。

上記ベース及び上記スピンドルに関して動くことのできる上記第２の部分により 提供される開口は、上記ケースの全外側表面の３分の１よりも大きな外側表面を 提供し、これにより、上記スピンドルに被嵌されたロールへの接近を最大限にす ることが効果的である。

本発明の他の目的は、幅の広いシートをウェブに切断することにより得たウェブ を切断機械のスピンドル上に支持されたチューブの周囲に巻いてロールを形成し 、軸線に依存して該ロールの幅をその直径に較べて比較的小くしたウェブ材料摺 動させる段階を備える。

本発明の他の目的及び利点は、添付の図面を参照する以下の記載を読むことによ り明らかとなろうが、図面においては、図１は、本発明による装置の実施例を斜 視図で概略的に示すが、図面を明瞭にするためにある部分を描いておらず、 図２は、本発明による包装物の実施例を斜視図で概略的示しており、図３は、４ つのスピンドルを有する本発明による包装物の他の実施例を示しており、 図４は、本発明による包装物用の可能性のあるヒンジの詳細を示しており、図５ は、本発明による包装物に採用されるスピンドルに用いることができるトグルジ ヨイントを備えた装置を示しており、図６は、本発明に対する追加の改善部の分 解図を概略的に示しており、１ｍ７は、図６の効果的な実施例を概略的に示して いる。

本発明をより良く理解するためには、印画紙ロールを得ることを可能とする仕上 げ段階の知識を持つことが必要である。

印画紙ロールを製造する時には、大きなシート（幅が１２００ｍｍよりも大きく 、長さが２０００ｍ程度）を比較的幅の狭い（９５ｍｍ、１０２ｍｍ、１２７ｍ ｍあるいはそれよりも幅が広い）ウェブに切断し、これらウェブをチューブに巻 く。

上述のロールを製造するために用いられる従来の切断機械は、繰り出しステージ シンと、切断ステーションと、巻き付はステーシランとを備えている。一般に、 繰り出しステーションは、２つのピンを備えた機構を備えており、上記２つのビ ンは、広い幅（１２００ｍｍよりも広い）を有するロールを把持しこのロールが その軸線の周囲で自由に回転することを可能とする。幅の広いロールの軸線は水 平である。切断ステーションは、回転軸に装着された１組のナイフ及び合力を備 えており、これらナイフ及び合力は、幅の広いロールから繰り出されたシートを 個々の「狭い」幅のウェブ（例えば、９５ｍｍ、１０２ｍｒｎ、　１２７ｍｍあ るいはそれ以上ンに切断することを可能とする。巻き付はステーションは、回転 可能になされると共に巻き上げチューブが装着されたスピンドルを備えている。

巻き上げチューブは、例えばフランス特許第２．２７９．６５３号に記載される ような形式の適宜なａｍによって、スピンドルにより回転されるようになされて いる。

ナイフ及び合力が装着された軸の軸線、幅の広いロールの軸線、及び巻き上げス ピンドルの軸線は互いに平行でありかつ水平である。

切断機械の巻き上げスピンドルは、片持ち状態で装着されるのが、すなわち自由 端を有しており固定端によって回転されるようになされるのが効果的である。

自由端は１、中空のハブをスピンドルの周囲に容易に導入することを可能とし、 また「狭い」幅の個々のロールを容易に取り外すことを可能とする。通常これら のロールは、恐らく切断した後に個別に包装するために集められる。この作業を 手操作で実行した場合には、ロールの重量を考慮するとその作業は面倒である。

また、ロールの直径が４００ｍｍよりも大きくまた幅が狭いために、ロールを傾 ける時のロールの安定性は大きいが、機械でロールを使用する時にはロールを傾 けて支持する必要がある。本発明は集合的な包装物を提供し、この包装物は、「 狭い」幅のロールが形成された後の取り扱いを制限する。

本発明によれば、本プロセスは、機械のスピンドル上のロールを集合的な包装物 のスピンドル上へ直接摺動させる段階を含んでおり、この段階はロールがその向 きを維持することを可能とする。

本発明によれば、集合的な包装物が用いられ、この包装物は、下に詳細に説明す るようにスピンドルを備えており、該スピンドルの軸線は水平面にある。集合的 な包装物のスピンドルは負荷を解放されるべきスピンドルと整合されており、ロ ールは包装物のスピンドル上へ摺動する。集合的な包装物の寸法は、あるスピン ドル上に位置する総てのロールが単一の操作で集合的な包装物のスピンドル上へ 移送されるようにするのが効果的であり、このようにすると包装作業が最少限と なる。

移送の後に、例えば、スピンドルの外径を増大させることにより、あるいは巻き 上げチューブに作用する端部をロックすることにより、又は他の適宜な手段によ り、ハブは包装物のスピンドル上で回転方向及び移動方向において不動化され今 まで、市場で入手可能なロールに関しては、巻き上げチューブの寸法は切断され たウェブの寸法に等しいことに注意されたい。安定性の問題を考慮して、ロール は、これらロールの軸線を垂直方向にした状態で互いに檀み重ねて貯蔵されてお り、これにより、ロールの側面を越えて突出する巻き上げチューブを使用するこ とが妨げられる。上記側面を越えて突出する巻き上げチューブを使用することに より、総てのロールを側方に動かしてスピンドルから脱着する時にロールの側面 の間の接触を防止するという効果が得られる。ロールを側方へ動かす時には、外 側のロールが移動装置を擦ることによって該ロールの回転が阻止される。このロ ールは側方へ移動され、次に隣接するロールに接触するが、この隣接するロール の回転はこの時点においては、最後のロールに至るまで各ロール間の接触力によ って阻止される。巻き上げチューブが一杯になると、ウェブの縁部において接触 が行われ、この接触によりウェブの縁部が損傷する危険性がある。従って、ロー ルを越えて突出する巻き上げチューブを用いるのが好ましい。この場合には、個 々の包装物を積み重ねる時に安定性の問題が起こる。本発明はこれらの問題を解 消することができる。そのような包装物を用いた場合には全く対照的に、ロール の側面を越えて突出するハブがロール間に空間を残すことを可能とする。この空 間は、ロールのそれ以降の取り扱いを容易にする。

スピンドルが片持ち状に設置されていない切断機械にも本発明を用いることがで きることは明らかであるが、この場合には脱着する機構を複雑にする。その理由 は、スピンドルを取り外し、次にロールを動かすかあるいは包装物を動かすこと により一時に１つずつロールを包装物のスピンドルの周囲に導入するためにロー ルを支持する必要があるからである。

本発明による簡単な実施例においては、フレーム部分だけを図示する図１に示す ように、包装装置が本発明に従って設計される。

この包装物は実質的に、例えばリフト付きのトラック等により取り扱うことのた めの手段（１０２，１０３）とを備えている。図示の実施例においては、上記手 段は、フロアの長さ及び幅に沿って分布されると共に中央にも設けられた９つの ブロック１０２を備えている。これらの手段は、フロアの長平方向に延在する厚 板１０３によって相互に接続することができる。ベースの設計及びその構成は、 ヨーロッパ型のパレットの設計及び構成と同様であるのが効果的である。ベース １００の長さは１２０ｃｍよりも短く、その幅は８０ｃｍよりも狭い。

これらの側部の一方において、ベースには上方に伸長するフレーム１１０が設け られている。図示の実施例においては、フレーム１１０は、フロア１０１に着座 し該フロアに固定された水平な補助ベース（サブベース）１１２そ備えている。

補助ベースは、互いに接続されて水平な骨組みを形成している粱１１３を備えて いる。フレームはまた、横梁１１６によって接続された垂直な柱１１１を備えて おり、該フレームはｌ又は幾つかのスピンドル２２０を支持するように意図され ている。垂直な柱には支柱１１４を設けるのが効果的であり、これら支柱は、ス ピンドルを固定するための幾つかのプレート１１５が設けられる垂直な骨組みを 形成している。フレーム１１０は突っ張り材１１７によって補強されている。図 １に示す実施例においては、図２に示すような単一の中央のスピンドルを有する 包装物、あるいは図３に示すような４つのスピンドルを有する包装物を必要に応 じて提供することができるように５つのプレートが設けられている。スピンドル ２００は適宜な手段によりプレート１１５の１つに固定されている。

図１に示すように、スピンドル２２０はロック手段を備えており、このロック手 段は、好ましい実施例においては、上方部分２２１及び下方部分２２４の２つの 部分から成るスピンドルによって実質的に得られる。上方部分はプレート１１５ と共に１つの部片を形成し、該上方部分は、２つのバー２２２及び複数の円筒形 のシェル２２３を備えている。下方部分２２４は上方部分２２１に関して運動可 能であり、また該下方部分は、ガイド２２５及びシェル２２６を備えている。

ガイド２２５はバー２２２の間に貫入する。下方部分２２４を動かすための装置 ３００を図５を譬照してより詳細に検討する。スピンドル２２０の直径が最小で ある時に、特定の直径の巻き上げチューブを上記スピンドルに被嵌することがで きるように該スピンドルの外径を変える際に上記運動が有用であること、及び、 上記スピンドルの直径が最大である時に、上記スピンドルが巻き上げチューブを 回転方向及び移動方向の両方において不動化することを認識することは非常に退 嬰なことである。スピンドルの直径が増大した時に巻き上げチューブが曲がらな いようにするために、シェル２２３及び２２６が回転により生ずる部分円筒形の 面を形成し、その曲率半径は巻き上げチューブの内径に等しい。また、巻き上げ チューブと「膨張したＪスピンドルとの間の接着を改善するために、シェル２２ ６の外側面には、高度の接着係数を有するゴム等の圧縮可能な材料のシート２２ ７が設けられている（図５参照）。図１から分かるように、シェル２２３及び２ ２６は回転により生ずるほぼ完全な円筒を形成する必要はなく、７０“よりも大 きな中心角により画定される円筒部分を備えたシェルが巻き上げチューブを曲げ ることなく不動化するには十分であることが判明している。

図２を参照すると、この図は本発明による包装システムを表している。包装物は 、フロア２０１を有し図１のベースと同様なベースを備えている。このベースは 、例えばこの目的のためには周知であるリフト付きのトラック等のフォークリフ ト装置によって動かすことができる。通常の水平な状態にあるベース２００には 上方に突出する垂直なフレームが設けられている。この図面においては２つの平 行なバー２２２の形態を有するスピンドル２２０がフレーム２１０の上方部分に 固定されている。スピンドルの軸線はベース２００の水平な面に平行である。

本発明によれば、包装物は、第１の部分２３１及び第２の部分２３２を有する剛 性のケース２３０を備えている。

第１の部分２３１は、垂直な後方壁２３３と、図面から分かるように非常に小さ な寸法を有する垂直な前方壁２３５とを備えており、後方壁及び前方壁は２つの 側壁２３４によって相互に接続されている。第２の部分２３２は、上方壁２３９ （図４参照）と、前方壁２３６と２つの側壁２３７とを備えている。ケースをど のような適宜な形状とすることができることは明らかである。

好ましい実施例においては、２つの部分２３１及び２３２は、スピンドルの自由 端に接近することを可能とする開口を提供するために相互にヒンジ止めされる。

図示の実施例の方法においては、装着及び脱着の際にオペレータがスピンドルに 容易に接近することができるので、上記開口は完全に開くと表現することができ る。

開く際の第２の部分２３２の重量を補償するために、例えば気体バネ等の適宜な 装置によって２つのヒンジ止めされる部分を接続するのが効果的である。ケース ２３０を開放したままにしておくために、Ｓ、　Ｋ、Ｆ社により販完されている 気体バネである登録商標リフト−〇−ストップ・スタビラス（Ｌｉｆｔ−ｏ−３ ｔ　ｏｐ　５ＴＡＢ　ｒ　ＬＵＳ）又はハイドロ−リフト・スタビラス（ＨＹｄ ｒｏ−Ｌ、ｉｆ　ｔ　５ＴＡＢＩＬＵＳ）を用いたロックシステムを設けること ができる。

ある好ましい実施例によれば、ケースは直方体の形状を取り、またケースは幾つ かの包装物を積み重ねることができるように十分な剛性を有している。

本発明の包装物は、ウェブに切断されチューブ１９０の周囲に巻かれた感光性の 製品のロール１９１を搬送するために用いられるのが効果的である。この場合に おいては、ケーシングはロール１９１に対して遮光性の包囲体を提供しなければ ならない。ベース２００とケースとの間の接続は遮光性を有するものでなければ ならない。ケースがベースと一体でない場合には、下に説明する如き２重バッフ ルによって遮光性を与えることができる。ケースが例えば図２に示すように２つ の部分から構成される場合には、ベース２００は、光に対して不透過性を有する 連続的な上面を有するフロア２０１を含み、ケースの第１及び第２の部分は光に 対して不透過性の材料からｍ成され、上記２つの部分の間の接続は、図４に示す ものと同様なバッフルによって得られる。

図１を参照すると、この図は、ケースの２つの部分をヒンジ止めする可能な方法 、及び遮光性を与えるためにパブフルを使用する方法を図解している。

第２の部分の上方壁２３９は、Ｌ字形状の鉄のアングル材２４１及び接合要素２ ４２と組合わされた補強体２４０を含んでいる。ｒＵＪ字形状のステープル２４ ３が、例えばボルトあるいは溶接等の適宜な手段によって、要素２４２及び鉄の アングル材２４１に固定されている。ケースの第１の部分２３１の上方部分には 補強部片２４４が取り付けられている。ヒンジ２４５が補強部片２４４及び補強 体に固定されており、これにより、ケース２３０の第２の部分２３２はこのケー スの第１の部分２３１の上で揺動することができる。ステープル２４３に関して は、２つのｒＵＪ字形状のレール２４６が固定されており、各々のレールはステ ープル２４３の翼の一方と協働する。従って、遮光性を提供する２重のバッフル が得られる。レール２４６及びステープル２４３の長さ及び幅は、これら要素の 間の協働を可能とするようなものとなされることは明らかである。第１及び第２ の部分の周囲全体には、例えば海綿状のプラスチックフオーム等の可撓性の材料 ２４７が設けられることは明らかであり、上記可撓性の材料は、改善された遮光 性を与えるためにステープル２４３の翼の端部と協働する。

図３は他の実施方法を示している。対応する要素には同様の参照符号を用いてい る。この実施方法においては、包装物には、図２に示すように２つの平行なバー ２２２によって梃ね構成される４つのスピンドル２２０が装着されている。この 図においては、スピンドルの外径を変化させるために用いられ下により詳細に説 明する装置３００の一部が見えるように一方のバーの一部を省いである。また、 この図は、図面の理解を図るために単純化されており、フレーム２１０を示して いない。

図５を参照すると、スピンドル２００の外径が変化することを可能とする装置３ ００が説明されている。

上述のように、レール２２５はバー２２２に関して運動可能である。このように するために、レール２２５は、２つの部片３１３によってバー２２２に接続され 、上記２つの部片は、ヒンジ止めされると共に、図１に示すようにスピンドルの 各々の端部に接近して位置している。部片３１３は、バー２２２の符号３１５に おいてまたレール２２５の符号３１８においてヒンジ止めされ、柔軟な平行四辺 形を形成している。２つの軸線３１５はスピンドル２２０に関して固定されてい る。部片３１３の運動は、トグルンヨイント装置３００によって制御される。

トグルンヨイノト型のヒンジは、バー２２２上で符号３１４においてヒンジ止め された装置３１０と、符号３１７において一端部を部片３１３にヒンジ止めされ 符号３１６において他端部を装置３１０にヒンジ止めされた要素３１２とを備え る。この装置は、該装置を軸線３１４上で傾けることを可能とする制御ネジ３１ １を備えている。スピンドル２２０には、装置３１０の傾きの範囲を制限する限 界停止部３０１および３０２が設けられている。図面から分かるように、装置３ １０が反時計方向（図５）に傾いた場合には、この運動により軸線３１６が位置 ３１６′　まで下方に動く。これと同時に、要素３１２が位置３１２’　まで動 く　（図５に鎖線で示す）。この動きにより、関節軸線３１７が図５で見て右方 向へ位置３１７゛まで移動し、またこの動きにより、軸！１３１８が右方向かつ 上方に向かって移動して符号３１８゛に到達し、これによりレール２２５が符号 ２２５゛まで上方に動いて図５に鎖線で示す状態になる。装置３１０が図５で見 て時計方向に再び傾くと、種々の機械的な部分が初期の状態を回復し、次に、軸 線３１６が軸線３１４および３１６が整合する図５に示す釣り合った位置を通過 した後に、該装置は限界停止部３０２に着座する。この状態において、スピンド ルの外径は、レールが位置２２５°にある時のスピンドルの直径よりも大きく、 これと同時に、スピンドル２２０にあるいかなる巻き上げチューブをも回転方向 及び移動方向において不動化する。

本発明の包装物の好ましい実施例においては、遮光性であるカバー４００を用い て各々のスピンドルに保持された個々のロールを収容する。このカッく−は２つ の利点をもたらす。第１に、剛性のケースの壁部は幅広い温度の変動を受け、あ る条件においては上方壁に凝結を形成し、これにより水滴が紙の表面に落下する 危険性があるので、上記カバーは湿分に対する保護を提供する。カバーは閉じ込 められる空気の体積をかなり減少させることができ、この減少に比例して凝結が 減少する。第２の利点は、幾つかのスピンドルを備えた集合的な包装物にのみ与 えられる。紙のロールを取り出すために集合的な包装物を開いたときに周囲環境 が不用意にも暗くなかった場合には、上記カバーは、総てのロールが損傷を受け るのを防止する追加の保護体である。

図６は、特に遮光的な態様でカバーを固定するための可能な実施例を示している 。

後方壁には、回転により生ずる円筒形の表面を形成する組み込み型のスリーブ４ ０１が設けられており、上記表面には上記カッく−が着座する。このチークすな わち殻側の内径は、ロールの積み重ねを阻害しないように、包装物に収容される ロールの外径よりも若干大きい。

カバー４００は、例えば図６に示すのと同様の弾性を有する止めリング４０２に よってスリーブ４０１に固定されている。ケース２３０の壁部から最も遠−１ス リーブ４０１の縁部が図７に示すエフスフルーダ（ｅｘｃｌｕｄｅｒ：排除装置 ）４０３を備える場合には、改善された遮光性が得られることは明ら力・である 。また、１２０°を持って隔置され、カバーが適所にない時に弾性を有する止め リング４０２用の支持体として作用する３つのビン４０４を設けることができる 。

上述のカバーは可撓性を有するが、ロールを覆って定置される剛性のガードすな わち保護体で置き換えることができることは明らかである。ガードは、例え＋ｆ バイオネット装置によってケース２３０の底部に固定することができる。

包装すべき製品の状態あるいはタイプが必要とする場合には、ケース２３０を熱 的に絶縁することができ、あるいはサーモスタットさえ設けることができること は明らかである。

塞杓１ 包装方法、写真用ウェブ材料用の包装物本発明は、写真用ロールの包装物に関す る。

包装物は、リフト付きトラックにより取り扱うようになされたベース２００と、 遮光性の包囲体２３０と、巻き上げチューブ１９０を有するロール１９１を収容 するための水平のスピンドル２２０とを備える。スピンドルの直径は、巻き上げ チューブが回転方向及び移動方向において不動化される第１の寸法と、上記巻き 上げチューブが自由になる第２の寸法との間で変化する。

感光性のロールの集合的な包装物に用いられる。

ｍ−ｍ−―−ｅａｍ−ＰＣＴ／ＦＲ９１１０００７４国際調査報告

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. １．ロールを形成するようにチューブの周囲に巻かれた写真用ウエブ材料用の再 使用可能で集合的な包装物であって、ａ）リフト付きトラックによって取り扱う ようになされた遮光性のベースと、ｂ）遮光性の手段によってベースに接続する ことのできる遮光性で剛性のケースと、 ｃ）前記遮光性のベース及びケースにより画成される部屋の中に設けられ、前記 ロールを収容できるようになされた自由端を有し、他端がフレームによって前記 ベースに固定される少なくとも１つのスピンドルとを備え、前記ロールを前記ス ピンドルへ導くことを可能とするために前記スピンドルの自由端が自由になるよ うな態様で前記ケースは前記ベースに接続され、前記スピンドルは前記ベースと 平行に延在し、また前記スピンドルは、該スピンドルの直径が第１の寸法と該第 １の寸法よりも大きな第２の寸法との間で変化することができるようになされ、 前記第１の寸法においては、前記巻き上げチューブが前記スピンドル上へ摺動す ることができ、また前記第２の寸法においては、前記巻き上げチューブが不動化 されることを特徴とする包装物。
2. ２．請求項１の包装物において、ハブの寸法は、該ハブがロールを越えて突出す るような寸法であることを特徴とする包装物。
3. ３．請求項２の包装物において、前記ケースは、前記ベースに恒久的に接続され た第１の部分と、該第１の部分に関して運動することができ、これにより、前記 スピンドル上へあるいは該スピンドルからロールを挿入あるいは取り除くために 前記スピンドルの前記自由端への接近をもたらす第２の部分とを備えることを特 徴とする包装物。
4. ４．請求項３の包装物において、前記ケースの前記第２の部分が前記第１の部分 にヒンジ止めされることを特徴とする包装物。
5. ５．請求項３又は４の包装物において、前記第２の部分の表面が、前記ケースの 全表面の３分の１よりも大きいことを特徴とする包装物。
6. ６．請求項２又は３の包装物において、前記スピンドル用のロック手段が少なく とも２つの部分から成るスピンドルを備え、該スピンドルの直径が、前記巻き上 げチューブが前記スピンドル上へ摺動することのできる第１の直径と、該第１の 直径よりも大きく前記巻き上げチューブが不動化される第２の直径との間で変化 することができることを特徴とする包装物。
7. ７．請求項６の包装物において、前記スピンドルは、該スピンドルの軸線の少な くとも一部を覆い少なくとも２つの部分から形成されるシェルと、前記２つの部 分を離隔しかつ相互に接近させる装置とを備え、前記２つの部分の各々は、回転 により生じるほぼ円筒形の表面の一部を有し、該表面上に前記ロールが設けられ ることを特徴とする包装物。
8. ８．前記シェルが２つの部分を備える請求項７の包装物において、ほぼ円筒形の 表面の各々の部分は最低限７０°の角度で画定されることを特徴とする包装物。
9. ９．請求項６又は７の包装物において、前記装置は、前記ロールが前記スピンド ル上に設けられた時に前記２つの部分を離隔した状態に保持するトグルジョイン ト装置を備えることを特徴とする包装物。
10. １０．請求項１乃至５のいずれかの包装物において、前記ケースには、該剛性の ケースに、前記スピンドルに設けられたロールを覆うためのカバー包囲手段を固 定するための取り付け手段が設けられることを特徴とする包装物。
11. １１．幅の広いシートをウエブに切断することにより得たウエブが切断機械のス ピンドル上に保持されたチューブの周囲に巻かれてロールを形成しているウエブ 材料用の包装方法において、該プロセスは、前記シートを切断してロールを形成 した後に、前記切断機械のスピンドルからロールを集合的な包装装置のスピンド ル上へ直接摺動させる段階を備えることを特徴とする方法。
12. １２．請求項１１の方法において、巻き上げチューブを前記スピンドル上で不動 化させる追加の操作を備えることを特徴とする方法。