JPH0550466A - 自動車用バンパーの成形装置 - Google Patents

自動車用バンパーの成形装置

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Publication number
JPH0550466A
JPH0550466A JP3209754A JP20975491A JPH0550466A JP H0550466 A JPH0550466 A JP H0550466A JP 3209754 A JP3209754 A JP 3209754A JP 20975491 A JP20975491 A JP 20975491A JP H0550466 A JPH0550466 A JP H0550466A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
bumper
core block
mold
cavity block
Prior art date
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Pending
Application number
JP3209754A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiro Kawabata
信弘 川端
Shinji Sugimoto
伸二 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP3209754A priority Critical patent/JPH0550466A/ja
Publication of JPH0550466A publication Critical patent/JPH0550466A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 型合わせ面での隙間の発生をなくしてばりの
発生を防止する。 【構成】 キャビティブロック1およびコアブロック2
の型合わせ面1a,2aのうちバンパーサイド部Sの反
バンパー本体部Q側の端部の両側部近傍に型内埋込式の
略コ字状のクランプブロック12,13を設ける。キャ
ビティブロック1とコアブロック2との型合わせ時に双
方の傾斜カム面15,16を摺接させて、キャビティブ
ロック1とコアブロック2とを互いに引き寄せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用バンパーを樹
脂にて成形する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の自動車用バンパーの成形装置と
して例えば図5に示す構造のものがある。この成形装置
は、キャビティブロック1とコアブロック2とを型締め
して、それら両者の間に形成される空間に所定の樹脂材
料を充填してバンパーサイド部Sとバンパー本体部Qと
が一体となった自動車用バンパーBを成形するようにし
たものであるが、バンパーBの大型化ならびに形状の複
雑化に伴ってより一層の型剛性の向上が要求されるため
に、図6に示すようにキャビティブロック1およびコア
ブロック2の両側部にクランプブロック3を設けてい
る。
【0003】このクランプブロック3は略コ字状に形成
されてコアブロック2の側面にボルト結合されており、
内側面にはテーパ面4が形成されている。
【0004】そして、キャビティブロック1とコアブロ
ック2とを型合わせする際に、上記のクランプブロック
3をコアブロック2側の案内溝5に係合させ、クランプ
ブロック3側のテーパ面4と案内溝5側のテーパ面6と
を摺接させることでキャビティブロック1とコアブロッ
ク2とを相互に引き寄せて特にバンパーサイド部Sの上
端部近傍の型合わせ面1a,2aでの密着性を高めてば
りの発生を防止するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の構
造においては、樹脂の射出圧は型の中心部の製品部空間
に作用するのに対して、クランプブロック3は図6に示
すようにバンパーサイド部Sの両側において型の外側を
締め付けることになるため、射出圧を受けたキャビティ
ブロック1およびコアブロック2が符号aで示すように
外側に膨出するかたちで変形することになる(ただし、
図6での変形の度合は誇張して描いてある)。
【0006】その結果、バンパーサイド部Sのエッジ部
に近い部分で型合わせ面1a,2aが開いてばりが発生
することがあり、成形品質の向上に限界がある。
【0007】本発明は以上のような課題に着目してなさ
れたもので、クランプブロックを併用した型構造のもと
でばりの発生を防止することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、キャビティブ
ロックとコアブロックとを型締めしてバンパー本体部と
バンパーサイド部が一体となった自動車用バンパーを樹
脂にて成形する装置において、キャビティブロックおよ
びコアブロックの型合わせ面のうちバンパーサイド部の
反バンパー本体部側の端部の両側部近傍に、キャビティ
ブロックとコアブロックとの型合わせ時に互いに摺接し
てキャビティブロックとコアブロックとを相互に引き寄
せ合う型内埋込式の略コ字状のクランプブロックを設け
たことを特徴としている。
【0009】
【作用】この構造によると、クランプブロックが実質的
に型の外側でなく型内埋込式となっているために、バン
パーサイド部の両側エッジ部に一段と近い部分をクラン
プしてキャビティブロックとコアブロックとを相互に引
き寄せ合うことができる。したがって、射出圧を受けた
としてもバンパーサイド部の両側エッジ部に近い部分で
型合わせ面が口開きすることなくなり、ばりの発生を未
然に防止できる。
【0010】
【実施例】図1の(A),(B)は本発明の一実施例を
示す図で、1はキャビティブロック、2は複数のブロッ
ク片にて構成されたコアブロック、7はエジェクタプレ
ートである。キャビティブロック1とコアブロック2は
その型締め操作により製品たるバンパーBに相当する製
品部空間を形成するもので、両者はテーパ面8,9同士
およびテーパ面10,11同士の摺接により相互に位置
決めされる。一方、エジェクタプレート7には図示しな
い複数のエジェクタピンが設けられており、周知のよう
に型開き時に製品たるバンパーBを突き出す役目をす
る。
【0011】キャビティブロック1とコアブロック2の
型合わせ面1a,2aのうちバンパーサイド部Sの上端
部に相当する部分であって、かつバンパーサイド部Sの
両側のエッジ部に近い部分には図2にも示すように型内
埋込式の略コ字状のクランプブロック12,13がボル
ト14にて固定されている。
【0012】これらのクランプブロック12,13は、
図3に示すように相互に摺接する傾斜カム面15,16
が形成されているとともに、各傾斜カム面15,16と
対向する鉛直な規制面17,18が形成されている。そ
して、キャビティブロック1とコアブロック2との型締
め時に傾斜カム面15,16同士が相互に摺接すること
でキャビティブロック1とコアブロック2とを互いに引
き寄せ合って双方の型合わせ面1a,2a同士を密着さ
せるようになっている。
【0013】一方、クランプブロック12,13の外側
のキャビティブロック1およびコアブロック2の両側面
には補助クランプブロック19,20が固定されてお
り、これらの補助クランプブロック19,20には互い
に摺接する傾斜カム面19a,20aが形成されてい
る。そして、キャビティブロック1とコアブロック2の
型締め時にクランプブロック12,13同士が噛み合っ
てキャビティブロック1とコアブロック2とを互いに引
き寄せ合う一方で、同時に補助クランプブロック19,
20の傾斜カム面19a,20a同士が摺接してキャビ
ティブロック1とコアブロック2の外側部分を相互に押
し合うように構成されている。
【0014】このように構成された成形装置において
は、キャビティブロック1とコアブロック2とを型締め
すると、クランプブロック12,13同士が噛み合って
その傾斜カム面15,16が相互に摺接すると共に、補
助クランプブロック19,20の傾斜カム面19a,2
0a同士もまた相互に摺接する。
【0015】その結果、クランプブロック12,13の
傾斜カム面15,16同士の摺接によりキャビティブロ
ック1とコアブロック2とが相互に引き寄せられて双方
の型合わせ面1a,2aを密着させることから、樹脂材
料の射出圧に対してキャビティブロック1が矢印b1方
向に、コアブロック2が矢印b2方向にそれぞれ移動す
るのを防止しつつその変形を抑制する。
【0016】この時、クランプブロック12,13同士
の噛み合いによりキャビティブロック1とコアブロック
2とを相互に引き寄せているのに対して、補助ブロック
19,20の傾斜カム面19a,20a同士の摺接のた
めにキャビティブロック1およびコアブロック2の外側
面には両者を相互に引き離すような力が作用しており、
キャビティブロック1およびコアブロック2の変形とし
ては図1の(B)に符号eで示すようにキャビティブロ
ック1およびコアブロック2の変形としてはその中央部
(バンパーサイド部Sの幅方向の中央部)で最大となっ
て、かつクランプブロック12,13同士が噛み合って
いるバンパーサイド部Sの両側のエッジ部に相当する部
分で最低となるような特性となる(ただし、符号eで示
す変形の度合は誇張して描いてある)。
【0017】これにより、バンパーサイド部Sの両側の
エッジ部近傍で型合わせ面1a,2a同士がいわゆる口
開きすることがなくなって、ばりの発生を防止すること
ができる。
【0018】ここで、クランプブロック12,13同士
の噛み合いによってキャビティブロック1とコアブロッ
ク2とを引き寄せ合う力は、各クランプブロック12,
13の取付位置をシムプレート等を用いて微調整するこ
とで調整可能である。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、自動車用
バンパーの成形を目的とした成形装置において、キャビ
ティブロックおよびコアブロックの型合わせ面のうちバ
ンパーサイド部の反バンパー本体部側の端部の両側部近
傍に、キャビティブロックとコアブロックとの型合わせ
時に互いに摺接してキャビティブロックとコアブロック
とを相互に引き寄せ合う型内埋込式の略コ字状のクラン
プブロックを設けた構成としたため、樹脂材料の射出圧
に伴うキャビティブロックおよびコアブロックの変形を
抑制して、特にバンパーサイド部の両側のエッジ部での
ばりの発生を防止することができ、これによってバンパ
ーの成形精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図で、(A)は成形装
置の半断面図、(B)は同図(A)のF−F線に沿う断
面図。
【図2】図1の(B)のE部の拡大図。
【図3】図2に示すクランプブロックの分解斜視図。
【図4】図1に示す補助クランプブロックの断面図。
【図5】従来の成形装置の一例を示す半断面図。
【図6】図5のG−G線に沿う断面図。
【符号の説明】
1…キャビティブロック 2…コアブロック 1a,2a…型合わせ面 12,13…クランプブロック 15,16…傾斜カム面 B…バンパー Q…バンパー本体部 S…バンパーサイド部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビティブロックとコアブロックとを
    型締めしてバンパー本体部とバンパーサイド部が一体と
    なった自動車用バンパーを樹脂にて成形する装置におい
    て、 キャビティブロックおよびコアブロックの型合わせ面の
    うちバンパーサイド部の反バンパー本体部側の端部の両
    側部近傍に、キャビティブロックとコアブロックとの型
    合わせ時に互いに摺接してキャビティブロックとコアブ
    ロックとを相互に引き寄せ合う型内埋込式の略コ字状の
    クランプブロックを設けたことを特徴とする自動車用バ
    ンパーの成形装置。
JP3209754A 1991-08-22 1991-08-22 自動車用バンパーの成形装置 Pending JPH0550466A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3209754A JPH0550466A (ja) 1991-08-22 1991-08-22 自動車用バンパーの成形装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3209754A JPH0550466A (ja) 1991-08-22 1991-08-22 自動車用バンパーの成形装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0550466A true JPH0550466A (ja) 1993-03-02

Family

ID=16578082

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3209754A Pending JPH0550466A (ja) 1991-08-22 1991-08-22 自動車用バンパーの成形装置

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JP (1) JPH0550466A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019006074A (ja) * 2017-06-28 2019-01-17 トヨタ自動車九州株式会社 射出成形型および射出成形方法

Cited By (1)

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JP2019006074A (ja) * 2017-06-28 2019-01-17 トヨタ自動車九州株式会社 射出成形型および射出成形方法

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