JP2596282B2 - ゴム加圧注型品の成形方法 - Google Patents
ゴム加圧注型品の成形方法Info
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Description
て、外周面の略長方形となる部位を意匠面とし、この意
匠面の略中央に凹部が形成されたり、この意匠面の内部
の略中央にインサートが埋設されたりして、成形時に、
成形品の長手方向の端面側に配置されるゲートを経て、
型締めした成形型のキヤビテイ内へゴム材料を加圧注入
することにより、成形するゴム加圧注型品の成形方法に
関する。
イドドアに配置されるストツパ1は、図6・7に示すよ
うに、略直方体形状として、外周面の略長方形となる部
位を意匠面Dとし、ゴム材料から射出成形により形成さ
れていた。
中央に、ストツパ1の長手方向に沿つて二つの凹部2が
形成され、それぞれの凹部2には、スライドドアに取り
付けるための取付孔として、貫通孔3が形成されてい
た。
は、型締めした成形型のキヤビテイ内にゴム材料を加圧
注入する際、ゲートGをストツパ1の長手方向の端面側
の中央に配置させていた。
パ1の成形方法では、意匠面Dの略中央に貫通孔3を備
えた凹部2を形成することから、ストツパ1の長手方向
の端面側の中央に、ゲートGを配置させて成形すると、
凹部2を形成する成形型の部位が堰としての役目を果す
こととなる。
において、ゲートGから注入されるゴム材料Mは、図6
の矢印で示すように、凹部2を形成する成形型の部位
で、大きく二手に分れてしまう。そして、ストツパ1に
おけるゲートGと凹部2とを結んだ延長線上の部位で、
二手に分れたゴム材料が、融合してストツパ1を成形す
ることとなる。
ツパ1におけるゲートGと凹部2とを結んだ延長線上の
部位に、フローマークFが発生し易く、フローマークF
が発生した場合には、意匠面Dの外観低下を招き、スト
ツパ1の意匠性を低下させていた。
部2が形成される場合に限らず、意匠面Dの内部の略中
央にスタツドボルトやナツト等のインサートが埋設され
る場合にも生ずる。
あり、略直方体形状として、外周面の略長方形となる部
位を意匠面とし、この意匠面の略中央に凹部が形成され
たり、意匠面の内部の略中央にインサートが埋設された
りして、成形品の長手方向の端面側に配置されるゲート
を経て、型締めした成形型のキヤビテイ内へゴム材料を
加圧注入することにより、成形するゴム加圧注型品の成
形方法において、意匠面でのフローマークの発生を抑え
ることができ、意匠性を向上させて成形することができ
る成形方法を提供することを目的とする。
係る成形方法は、略直方体形状として、外周面の略長方
形となる部位を意匠面とし、該意匠面の略中央に凹部が
形成され、成形時に、成形品の長手方向の端面側に配置
されるゲートを経て、型締めした成形型のキヤビテイ内
へゴム材料を加圧注入することにより、成形するゴム加
圧注型品の成形方法であつて、前記ゲートを、成形する
成形品の長手方向の端面において、該端面の中央から、
前記意匠面の短手方向側へずれた位置に配置させること
を特徴とする。
略直方体形状として、外周面の略長方形となる部位を意
匠面とし、該意匠面の内部の略中央にインサートが埋設
され、成形時、成形品の長手方向の端面側に配置される
ゲートを経て、型締めした成形型のキヤビテイ内へゴム
材料を加圧注入することにより、成形するゴム加圧注型
品の成形方法であつて、前記ゲートを、成形する成形品
の長手方向の端面において、該端面の中央から、前記意
匠面の短手方向側へずれた位置に配置させることを特徴
とする。
法では、型締めした成形型のキヤビテイ内へゴム材料を
注入するゲートを、成形する成形品の長手方向の端面に
おいて、この端面の中央から意匠面の短手方向側へずれ
た位置に配置させるものである。
されたゴム材料は、凹部を形成する成形型の部位や、成
形型にセツトしたインサートに対して、正面から当たる
ことを避けることができ、凹部を形成する成形型の部位
やセツトしたインサートで、従来のように大きく二手に
分れること、が防止される。
意匠面にフローマークが発生することを抑えることがで
き、意匠性を向上させて成形することができる。
説明する。
に、図3に示すように、NR−SBR、ブチルゴム等の
ゴム材料から射出成形により形成される略直方体形状と
し、ワンボツクスカーのスライドドアに配置されるスト
ツパ11である。
なる部位を意匠面Dとし、意匠面Dの略中央に、ストツ
パ11の長手方向に沿つて二つの凹部12が形成され、
それぞれの凹部12には、スライドドアに取り付けるた
めの貫通孔13が形成されている(図2参照)。
13の周囲の部位に、板金等からなるインサート11a
が埋設されている(図1・2参照)。
20は、図1・2に示すように、固定型21と可動型2
2とを備え、固定型21と可動型22とは、型締め時
に、ストツパ11を成形するためのキヤビテイ20aを
形成する型面21a・22aを備えている。
れぞれ、貫通孔13・13を形成するためのピン21b
・22bが配設されている。これらのピン21b・22
bは、先端相互が嵌合するように構成されている。な
お、21cは、固定型21に設けられたエジエクタピン
である。
1の長手方向における厚肉となる側の端面を成形する部
位に、フアンゲートGが配置されている。さらに、この
ゲートGの配置位置を詳しく述べると、このゲートG
は、ストツパ11の長手方向の端面において、端面の中
央から、意匠面Dの短手方向側へずれた位置に配置され
ている。
イ20aへの開口部の寸法は、厚さtを1mmとし、幅b
を8mmとしている。また、ゲートGの中心がストツパ1
1の長手方向の端面中央からずれている距離hは、20
mmとしている。
の成形方法について説明すると、固定型21にインサー
ト11aをセツトし、型締めして、ゴム材料Mをゲート
Gからキヤビテイ20a内へ注入させれば良い。
へ注入されたゴム材料Mは、貫通孔13を備えた凹部1
2を形成する成形型20の部位21b・22b・22c
に正面から当たることが避けられ、可動型22の部位2
2c・22bで、従来のように大きく二手に分れるこ
と、が防止される。
矢印のようにゴム材料Mが流れて、意匠面Dにフローマ
ークが発生することを抑えて成形することができ、既述
の発明の作用・効果の欄で述べたと同様の効果を奏す
る。
通孔13を備えた二つの凹部12が形成されている場合
で説明したが、勿論、成形型のキヤビテイ面に、流れる
ゴム材料の堰となるような部位が生じていれば良いた
め、貫通孔13を備えていない凹部が形成されているよ
うな成形品や、その凹部12が一つの場合の成形品に
も、本発明を応用することができる。
する場合を示したが、勿論、他にトランスフア成形等
の、ゴム材料を加圧して成形型のキヤビテイ内へ注入し
て成形する場合に、本願発明を応用することができる。
るストツパ11を成形する場合を説明した。
が設けられないストツパ31の成形に本発明を使用する
ことができる。このストツパ31は、ワンボツクスカー
のスライドドアに取り付けられるものであり、意匠面D
の内部の略中央に、ボルト部31bを備えたインサート
31aが埋設されるものである。
にも、ゲートGを、ストツパ31の長手方向の端面にお
いて、この端面の中央から意匠面Dの短手方向側へずれ
た位置に配置させれば、成形時、成形型のキヤビテイ内
へ注入されるゴム材料が、成形型にセツトしたインサー
ト31aに対して、正面から当たることを避けることが
できて、大きく二手に分れないため、意匠面Dにフロー
マークが発生することを抑えて、成形することができ
る。
あり、図2のI−I部位を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】 略直方体形状として、外周面の略長方形
となる部位を意匠面とし、該意匠面の略中央に凹部が形
成され、成形時に、成形品の長手方向の端面側に配置さ
れるゲートを経て、型締めした成形型のキヤビテイ内へ
ゴム材料を加圧注入することにより、成形するゴム加圧
注型品の成形方法であつて、 前記ゲートを、成形する成形品の長手方向の端面におい
て、該端面の中央から、前記意匠面の短手方向側へずれ
た位置に配置させることを特徴とするゴム加圧注型品の
成形方法。 - 【請求項2】 略直方体形状として、外周面の略長方形
となる部位を意匠面とし、該意匠面の内部の略中央にイ
ンサートが埋設され、成形時、成形品の長手方向の端面
側に配置されるゲートを経て、型締めした成形型のキヤ
ビテイ内へゴム材料を加圧注入することにより、成形す
るゴム加圧注型品の成形方法であつて、 前記ゲートを、成形する成形品の長手方向の端面におい
て、該端面の中央から、前記意匠面の短手方向側へずれ
た位置に配置させることを特徴とするゴム加圧注型品の
成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3232792A JP2596282B2 (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | ゴム加圧注型品の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3232792A JP2596282B2 (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | ゴム加圧注型品の成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05228966A JPH05228966A (ja) | 1993-09-07 |
JP2596282B2 true JP2596282B2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=12355852
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3232792A Expired - Fee Related JP2596282B2 (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | ゴム加圧注型品の成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2596282B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6938181B2 (ja) * | 2017-03-21 | 2021-09-22 | キヤノン株式会社 | 成形方法、および製造方法 |
-
1992
- 1992-02-19 JP JP3232792A patent/JP2596282B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05228966A (ja) | 1993-09-07 |
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