JPH05504181A - 電磁式に作動可能な弁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 電磁式に作動可能な弁 従来技術 本発明は主請求項の種類による電磁式に作動可能な弁に関する。特許出願Ｐ３８ ２５１３５．３明細書には既に電磁式に作動可能な弁が提案されており、この弁 では可動子と結合管、導電部材とコア並びに結合部材、中間部材とコア端部並び 結合部材、および結合部材と弁座体のろう付けまたは溶接が行われる。このよう にして製作された弁はろう付はシームもしくは溶接シームのために設けなければ ならない所要スペースのために大きな構造容積を有する。溶接時には、互いに溶 接すべき部材が熱に起因する応力のために変形する危険、また互に内外で重なっ た部材の肉厚が大きな場合には必要とされる結合の信頼性が保証されない危険が ある。

発明の利点 従来技術とは異なり、主請求項の特徴を備えた本発明の利点は、確実な溶接が得 られ、かつ半径方向、軸方向により小さな寸法を有する弁が製作されることであ る。横断面減少部における簡便になった溶接は溶接すべき部材の加熱の減少を可 能にし、かつ同時に確実で信頼性のある結合を形成する。したがって温度の影響 による部材の変形は十分に排除される。

従属請求項に挙げられた手段により主請求項に挙げられた弁の有利な構成と改良 が可能である。

横断面減少部を溶接みぞとして形成したことは特に有利であり、横断面減少部は 溶接すべき部材の端部近くにあり、かつこの端部は補強カラーによって制限され ている。本発明による溶接みぞは簡単に製作することができるのみならず、補強 カラーが同時に溶接シームおよび横断面減少部の範囲の小さな肉厚のための保護 としての働きをする。溶接すべき部材の端部近くの溶接みぞが、ひいては溶接シ ームの位置は信頼性のある結合を配慮する。

互いに溶接すべき２つの円筒形もしくは管形部材の簡単な嵌込みを可能にするた めには補強カラーが中央の開口に導入面および（または）縁部切欠を有している と有利である。

弁座体が弁座と、弁座体と結合部材とを結合する溶接シームとの間に環状のみぞ を有していると同様に有利である。横断面のこの減少は溶接時の溶接シームから 弁座体の弁座への熱の流動を減少せしめ、その結果熱に起因する応力による弁座 の変形が阻止される。

弁座体の安定性を損わずに熱の流動をできる限り減少させるためには弁座体の調 製孔と環状のみぞのみぞ底との間の弁座体の横断面が、弁座面へ当接した弁閉鎖 体の接触線と弁座体の外周面との間の弁座体の横断面の１／４よりも小さいと有 利である。

溶接すべき１部材の溶接領域における横断面減少部の肉厚が約０　、３　ｍ−で あると特に有利であり、これにより第１に信頼性のある溶接が保証され、第２に 肉厚が小さいために溶接時に熱の供給が少な（て済む。

溶接すべき部材の１つの横断面減少部の肉厚が溶接すべき他方の部材の肉厚より も著しく小さい場合も有利であり、これにより他方の部材の明らかに大きな肉厚 により確実な溶接並びに必要な排熱が保証される。

弁を取巻いてこの弁に保持された、プラスチック製の中空の標識部材を設けると 特に有利である。弁のこの標識部材を着色すると製作時、組立時またはまたスペ ア貯蔵に際して弁タイプの迅速な確認が必要である図　面 本発明の実施例が図面に略示されており、かつ以下において詳説される。図１に は本発明による構成の実施例を示し、かつ図２は弁の２つの内外で重なり合った 金属の部材の本発明のよる溶接部を示す。

実施例の説明 図１には内燃機関の燃料噴射装置のための噴射弁の形の、電磁式に作動可能な弁 が例として示されている。この弁は磁気コイル３によって包囲されたコア１を備 え、コアは管形に構成されていて、これを介して燃料供給が行われる。コア下端 部２（この上に磁気コイル３が配置されている）に対して弁縦軸線４に同心的に コア下端部２を取巻いて管形の金属の中間部材６の第１の結合区分５が続き、こ の第１の結合区分は外周面に横断面減少部４０を有しており、この横断面減少部 ４０に延びた、レーザによって形成された溶接ジーム５４によってコアｌと密に 結合されている。

図２に示された、弁の内外で重なり合った２つの金属部材の本発明による溶接部 は弁の、同様に適合せしめられた形のすべての溶接部に該当するものであり、か つ例として第１の結合区分５の、溶接みぞとして形成された横断面減少部４０を 示す。結合区分は部材、例えば中間部材６の端部近くにあり、かっこの端部は半 径方向でみてみぞ底よりも延びた補強カラー４１によって制限されている。補強 カラー４１は溶接シーム５４および横断面減少部４０の小さな肉厚、約０．３■ の保護の役割をする。補強カラー４１が中間部材６の中央の開口５５の側に導入 面４２および（または）縁部切欠を有していると、これは組立を容易にする。横 断面減少部４０に比べて著しく大きな肉厚を有する、溶接すべき他方の部材、図 ２ではコア下端部２は確実で信頼性の高い溶接を可能にする。

中央部材６の、第１の結合区分５よりも大きな直径を有する第２の結合区分７は 管形の金属の結合部材を包囲し、かつこの金属部材と、第２の結合区分７の下流 側端部に形成された横断面減少部５０において実施されたレーザ溶接によって図 ２の図のように結合されている。弁の外寸を小さくするためには、第１の結合区 分５がコア下端部２の保持段部３６を取巻いており、保持段部はコア１よりも小 さな外径を有し、かつ第２の結合区分７が同様に結合部材２０の、隣接領域にお けるよりも小さな外径に構成された保持段部３７を取巻いている。

結合部材２０のコア１とは反対側の端部においてはみぞ３１を有する弁座体８が 保持孔３９内に溶接されており、レーザによって形成された溶接は図２の例が示 すように結合部材２０の横断面減少部５２内に延びている。したがってコア１、 中間部材６、結合部材２０、弁座体８の列は密で剛性の金属のユニットを形成し ている。弁座体８には弁座９の下流に少なくとも１つの噴射開口１７が形成 コア１の流通孔２１内にプレス嵌めされたスライドスリーブ２２はスライドスリ ーブ２２に当接した戻しばね１８のプレロードの調整に用いられ、戻しばねは下 流側の端部で結合管２３に支持されている。可動子１２がレーザ溶接によって結 合管２３の戻しばね１８側の端部と結合されており、可動子のコア下端部２とは 反対側に形成された横断面減少部５１内を溶接シームが図２に示されたのと同様 に延びている。管形の中間部材６はガイドカラー１０でもって同時に可動子１２ のガイドとしても働（。結合管２３は他端において弁座９と協働する、例えば球 として構成された弁座体１４と例えば溶接によって結合されている。

弁座体８の環状のみぞ３１は、弁座体８の調製孔３２と環状のみぞ３１のみぞ底 ３３との間の弁座体８の横断面を、弁座面に当接した弁閉鎖体１４の接触線と弁 座体８の外周面との間に形成される弁座体８の横断面の１７４よりも小さくする 。この減少した横断面は溶接時の溶接シーム３０から弁座９への熱の流れを少な （し、その結果熱に起因する応力による弁座９の変形が除かれる。

磁気コイル３は実施例では湾曲部材として構成され、強磁性の部材として働く少 なくとも１つの導電部材２８によって軸方向に完全に、かつ周方向において少な （とも部分的に包囲されている。導電部材２８はその領域２９でもって磁気コイ ル３の輪郭に適合せしめられており、半径方向でみて内側に延びた上方の端部区 分４４は部分的にコア１を取巻き、下方の端部区分４５は部分的に結合部材２０ を取巻いている。上方の端部区分４４は弁閉鎖体１４とは反対側の端部でもって レーザ溶接によってコア１と結合されており、溶接は導電部材２８の全周の１部 のみにわたって延びた、上方の端部区分４４の簡単な横断面減少部４６内に設け られている。導電部材２８は下方の端部区分４５でもってレーザ溶接によって結 合部材２０と横断面減少部４７内で、例えば図２の溶接と同様にして結合されて いる。導電部材２８はシール作用を持つ必要がないので、−巡する、密な溶接は 必要なく、したがって上方の端部区分４４および下方の端部区分４５における横 断面減少部４６．４７も環状にする必要はない。図示されてない別の実施例では 上方の端部区分４４においても下方の端部区分４５においても導電部材２８の全 周にわたって延びた溶接ジームの形成をやめ、導電部材２８の全周の１部のみに わたって延びた横断面減少部を設けることも可能である。

コア１の少な（とも１部および磁気コイル３は全軸方向長さにわたってプラスチ ック被覆２４によって包囲されており、プラスチック被覆はまた更に中間部材６ および結合部材２０の１部を包囲している。このプラスチック注入法または射出 成形によって形成されたプラスチック被覆２４の軸方向でみて下流には結合部材 ２０を部分的に包囲した、着色プラスチック酸の管形標識部材２７が続いており 、標識部材は締付け、プレスまたはねじ結合によって弁に保持されている。弁の 着色による標識は製造、組立時またはまたスペア貯蔵に際して弁タイプの迅速な 確認を可能にする。

プラスチック被覆２４には電気的な接続プラグ２６も一体形成されており、接続 プラグを介して磁気コイル３の電気的な接触、したがってその励磁が行われる本 発明により横断面減少部で行われるレーザ溶接は弁のコンパクトな構成を可能に するのみならず、高い安全性、信頼性並びに簡単に実施可能性に優れている）Ｊ 要　約　書 コアと可動子とを備えており、コアに磁気コイルも配置されており、かつ可動子 が結合管によって弁閉鎖体に作用するようになった公知の電磁式に作動可能な弁 では構成部材の溶接またはろう付けが大きな所要スペースを必要とする。その上 に確実な結合が常に保証される訳ではない。

所期の弁では横断面減少部、例えば横断面減少部（４０）におけるレーザと用い ての部材の溶接が構造寸法を低減せしめるのみならず、信頼性の高い、亀裂のな い結合が得られる。

弁のこの構成は特に燃料噴射装置の噴射弁に好適である。

ｐ　嘉　慣　審　報　失 国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．電磁式に作動可能な弁、特に内燃機関の燃料噴射装置のための噴射弁であっ て、可動子が設けられており、固定の弁座と協働する井閉鎖体が可動子と溶接さ れた結合管を用いて可動子によって操作可能であり、管形の金属の中間部材が設 けられており、中間部材が１端でもってコアの可動子側のコア端部と、かつ他端 でもって管形の結合部材と溶接によって密に結合されており、磁気コイルを覆っ た湾曲部材形状の導電部材が少なくとも１つ設けられており、導電部材が弁閉鎖 体側の端部でもって結合部材と、かつ他端でもってコアと溶接によって結合され ており、かつ結合部材の中間部材側とは反対側の端部に溶接によって固定された 、固定の弁座を備えた金属の弁座体が設けられている形式のものにおいて、弁の ２つの互いに内外で重なり合った金属の部材の溶接、例えば可動子（１２）と結 合管（２３）、および（または）コア端部（２）と中間部材（６）、および（ま たは）中間部材（６）と結合部材（２０）、および（または）導電部材（２８） とコア（１）、および（または）電電部材（２８）と結合部材（２０）、および （または）結合部材（２０）と弁座体（８）の溶接が各溶接すべき両部材の一方 の部材の横断面減少部（４０，４６，４７，５０，５１，５２）において行われ ることを特徴とする、電磁式に作動可能な弁。 ２．横断面減少部（４０，４６，４７，５０，５１，５２）が溶接みぞとして構 成されており、横断面減少部が部材の１端部近くに位置しており、かつこの端部 が補強カラー（４１）によって制限されている、請求項１記載の弁。 ３．補強カラー（４１）が中央の開口（５５）側に導入面（４２）および（また は）縁部切欠を有している、請求項２記載の弁。 ４．弁座体（８）が弁座（９）と、弁座体（８）と結合部材（２０）とを結合す る溶接シーム（３０）との間に環状のみぞ（３１）を備えている、請求項１から ３までのいずれか１項記載の弁。 ５、弁座体（８）の調製孔（３２）と環状みぞ（３１）のみぞ底（３３）との間 の弁座体（８）の横断面が弁座面に当接した井閉鎖体（１４）の接触線と弁座体 （８）の外周面との間に形成される弁座体（８）の横断面の１／４よりも小さい 、請求項４記載の弁。 ６．横断面減少部（４０，４６，４７，５０，５１，５２）の肉厚が約０．３ｍ ｍである、請求項１から５までのいずれか１項記載の弁。 ７．溶接すべき一方の部材の横断面減少部（４０，４６，４７，５０，５１，５ ２）の肉厚が溶接の領域において他方の溶接すべき部材の肉厚よりも著しく小さ い、請求項６記載の弁。 ８．中空のプラスチック製の標識部材（２７）を備えており、標識部材が弁を取 囲み、かつこの弁に保持されている、請求項１から７までのいずれか１項記載の 弁。