JPH05502804A - ペンシル型化粧品のレフィル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ペンシル型化粧品のレフィル 本発明は、消費するよう規定された展延自在な化粧品材料からなるペンシル型化 粧品のためのレフィル（ｒｅｆｉｌｌ）およびこのペンシル型化粧品の製造方法 に関するものである。

公知のペンシル型化粧品（ドイツ特許第３２１５２号）においてレフィルはスリ ーブに充填されてそこから消費に応じプランジャによって押出され、このプラン ジャはスリーブ自身に対するペンシル型化粧品のグリップ部分の回転によりスリ ーブ中へ徐々に突入すると共にレフィルの後端部を前方向へ押出す。詰替方法に したがい、レフィルは多かれ少なかれスリーブの内側に強力に付着し、その際特 にプラスチックからなるスリーブにおいては一層大きい付着力が生ずる。その際 、外ネジを設けた外径がスリーブの内径よりも若干小さいプランジャは柔らかい レフィル材料に突入すると共に、レフィルはスリーブの内壁に付着する。

したがって本発明の課題は、この種のレフィルの破壊をいわゆる付着力が不可避 である場合にも回避することである。

この課題は、後端部をワックスなどの室温まで冷却した際に硬化する材料からな るプラグによって延長させ、このプラグの断面がレフィルの断面に一致する押出 ピストンを形成してなる上記レフィルによって解決される。

レフィルを製造するには、本発明の提案は充填ステーションにてワックスプラグ を形成するためのワックスを充填するという比較的僅かな経費しか必要としない 。これにはその充填ステーションの内部にワックス用の第２の供給管を設は或い は２個の充填ステーションを前後に設けて、密度差により先ず最初に化粧品材料 を、次いでワックスを合理的に充填する。プラグまで硬化したワックスは、硬質 材料からなるピストンのように作用する。プラグはスリーブの内壁に対して密着 し、スリーブ中へ徐々に螺入するスリーブ内のプランジャによって容易に前方向 へ移動させることができ、展延自在な化粧品材料の押圧はプラグの背後から行な われる。

本発明の特に好適な実施態様によれば、化粧品材料とワックスプラグとは先ず最 初に鋳型内でなくペンシル型化粧品のスリーブ中へ直接に充填される。このよう にして、プラグを設けたレフィルを鋳型からスリーブ中へ特に移動させる工程が 省略される。

本発明の方法または本発明によるレフィルの使用は、特に簡単な構造の（すなわ ち押出ピストンの機能を果たす他の部品を回避して）ペンシル型化粧品を使用す ることを可能にする。公知のペンシル型化粧品（ドイツ特許第３７２８４２７号 ）においては、プランジャはその前端部に前方向が開放した籠状の部品を備え、 ここに柔かい化粧品材料からなるレフィルの対応端部を突入させる。この解決策 は、多数の部品たけでなく、その無駄な組立ても欠点となる。

レフィルの展延自在な成分はアイラインまたはペンシル型口紅にて一般的な化粧 品材料に相当する一方、ワックスプラグの原料としては任意の周囲温度にて固体 のワックス（特に硬質ワックス、たとえば簡単なローソクワックス（パラフィン ））が使用される。このワックスはスリーブまたは特定の鋳型に液化状態で充填 され、合理的には既に充填された化粧品材料の液面まで直接に充填される。これ はワックスと比較して高い密度を有するので両原料の混合を生ぜしめず、したか って化粧品材料の全容積を化粧用途に用いることを可能にする。

以下、添付図面を参照して本発明を実施例につき説明する。

第１図はスリーブに本発明のレフィルを充填したペンシル型化粧品の部分断面図 であり、 第２図は本発明によるレフィルを製造するための２つの充填ステーションの断面 図である。

第１図は、グリップ部分２と、そこに収容されたプランジャ３と、回転自在であ るが軸方向に移動しえないグリップ部分に収容されたスリーブ４とを備えるペン シル型化粧品１を示している。スリーブ４内にはレフィル５が充填される。スリ ーブは本来の化粧品材料６を包囲すると共に、その後側延長部には硬質ワックス からなるプラグ７を収容する。プランジャ３の前面８はプラグ７を押圧し、この プラグはピストンと同様に柔かい化粧品材料６をプランジャ３がスリーブ４の内 部に螺入するに応じて前方向に移動させる。この目的で、プランジャ３はグリッ プ部分２の内部にて回転しないが軸方向に移動目するよう配置される。グリップ 部分２のスリーブ４に対する回転により、プランジャ３はその外ネジにより徐々 にスリーブ４のネジ穴部を介し内部に螺入する。

第２図は、２個の前後配置された充填ステーションにおけるレフィル５の製造方 法を示している。ステーションＩにおいては柔かい化粧品材料をスリーブ４中に 充填する。この目的で、スリーブ４にはその外側端部から鋳型１０の対応穴部を 穿設する。化粧品材料が充填されたカニユーレ１１（後退した位置で図示されて いる）はこの位置から内ネジ９の穴部を介しスリーブ４中へ点破線で示した下側 位置まで突入すると共に、上方へ復帰移動する際に化粧品材料６の充填を行なう 。

次のステーションＩＩにおいて硬質ワックスからなるプラグが充填され、加熱さ れたワックスを流動状態で他のカニユーレ１２により化粧品材料６の液面までカ ニユーレ１２の下側充填位置（点破線で示す）に至らしめる。ワックスの低い密 度のため、化粧品材料６との混合は生じない。両充填ステーションにて充填した 後、スリーブ４をグリップ部分２の内部に第１図に示したように組込む。グリッ プ部分２の内部に突出したリング部分１３は、スリーブ４における対応リング溝 部１４とのスナップ嵌合部を形成する。

Ｆｉｇ、１ ステーションＩ　−−ステーション■ 国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ペンシル型化粧品（１）のチューブ状スリーブ（４）に充填されて、そこか ら消費するためプランジャ（３）により徐々に押出される展延可能な化粧品材料 （６）からなるペンシル型化粧品（１）などのレフィル（５）において、レフィ ル（５）はその後端部がワックスなどの室温まで冷却した際に硬化する材料から なるプラグ（７）によって延長され、この材料はその断面がレフィル（５）の断 面に一致する押出ピストンを形成することを特徴とするペンシル型化粧品（１） などのレフィル。 ２．一方では化粧品材料（６）と他方ではプラグ（７）を形成するワックスとを それぞれ液化状態にて前後に鋳型内に充填することを特徴とする請求の範囲第１ 項に記載のレフィルの製造方法。 ３．鋳型を、一方が化粧品材料（５）用かつ他方がワックス用のものである２つ の分離した充填ステーションにて充填するよう連接させることを特徴とする請求 の範囲第２項に記載の方法。 ４．最初に化粧品材料（５）を、次いでワックスを鋳型に充填することを特徴と する請求の範囲第２項に記載の方法。 ５．スリーブ（４）をペンシル型化粧品用の鋳型として使用することを特徴とす る請求の範囲第２項に記載の方法。