JPH05501718A - 側鎖同族体ビタミン―d―誘導体、その製造法ならびに該誘導体を含有する、過増殖を示す疾病を治療するための製薬学的調製剤 - Google Patents
側鎖同族体ビタミン―d―誘導体、その製造法ならびに該誘導体を含有する、過増殖を示す疾病を治療するための製薬学的調製剤Info
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- JPH05501718A JPH05501718A JP3503657A JP50365791A JPH05501718A JP H05501718 A JPH05501718 A JP H05501718A JP 3503657 A JP3503657 A JP 3503657A JP 50365791 A JP50365791 A JP 50365791A JP H05501718 A JPH05501718 A JP H05501718A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
側鎖同族体ビタミン−D−誘導体、その製造法、該誘導体を含有する製薬学的調
製剤ならびにその医薬品としての使用
斥
コ
髪
R1は水素原子、炭素原子数1〜9を有するヒドロキ己 シ基またはアシルオキ
シ基を表わし、t R1は水素原子または炭素原子数1〜9を有するアシl ル
基を表わし、
R’またはR4はヒドロキシ基または炭素原子数1〜9を有するアシルオキシ基
を表わし、それぞれ別の置換基は水素原子を表わすかまたはHsおよびR4は一
緒になフて酸素原子を表わし、
RsおよびR1は互いに独立にそれぞれ5までの炭素原子数を有する線状または
分子鎖状アルキル基、トリフルオルメチル基を表わすかまたは一緒になって第3
級炭素原子で形成された飽和、不飽和または芳智族炭素環または1もしくは2個
のN−10−もしくはSi子の包含下に複素環式3−54−15−または6員環
を表わし、
BおよびDはそれぞれ水素原子を表わすかまたは一緒になって第2の結合(E配
置二重結合)を表わし、Aは炭素原子数20〜22の直接結合を表わしがっXは
nが1〜3であるー(CH,)、O−を表わすかまAは炭素原子数20〜22の
メチレン橋(−CH,−)を表わし、
Xはnが1〜3であるアルキレン基−CCH,)、−またはアルキレンオキシ基
−(CH,)、O−を表わすかまたはAが直接結合を表わしかっBおよびDが一
緒に(CHx ) ! =を表わす]で示される側鎖同族体ビタミンD誘導体、
およびその製造法、該化合物を含有する製薬学的調製剤ならびにその医薬品の製
造のための使用に関する。
基R1、R2および基R1またはR4中で可能なアシルオキシ基もしくはアシル
基は、殊に飽和カルボン酸から誘導されるかまたは安息智酸からも誘導される。
R1,R1,R1、R4中の別の適当なアシル基は、環式、脂環式、炭素環式ま
たは複素環式、場合によっては全てが不飽和でもあるものを包含する。有利な基
は、例えばアセチル−、プロピオニル−、ブチリル−のようなC4〜C1、特に
02〜C5、アルカンカルボン酸から誘導される。
R6およびR6が第3級炭素原子と一緒になって飽和炭素環式環を形成する場合
には、殊にシクロプロピルまたはシクロヘキシル環が考えられる。R6およびR
@のアルキル基としては、殊に直鎖状であっても分子鎖状であってもよい炭素原
子数1〜5を有するものがこれに該当する6例えば、メチル−、エチル−、プロ
ピル−およびt−ブチル基が挙げられる。
本発明によれば、有利なものは、
R1、R3またはR4がヒドロキシ基を表わすか、またR5およびR@がメチル
基を表わすかもしくは第3級炭素原子と一緒になってシクロプロピル環を表わし
、R1が水素原子を表わし、かつ
nが1または2であるような一般式Iの側鎖同族体ビタミンD−誘導体である。
22番目の炭素原子と23番目の炭素原子との間(Aが直接結合を表わす場合)
または23番目の炭素原子と24番目の炭RAM子との間(Aがメチレン基)に
は、有利に1つの二重結合が存在する。特に好まし24−(1(R)−ヒドロキ
シ−4−メチルペンチル)−9,10−セココラ−5Z、7 E、 l O(1
9)、 23 E−テトラエン−1(S)、 3 (R)−ジオール、24−(
1(S)−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)=9.10−セココラ−5Z、7
E、10(19)、23E−テトラエン−1(S)、 3 (R)−ジオール、
24−(1(R)−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−9゜10−セココラ−5
2,7E、10(19)、23E−テトラエン−1(s)、3(R)−ジオール
、24−(1(S)−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−9゜10−セココラ−
5Z、7 E、 10(19)、23 E−テトラエン−1(S)、 3 (R
)−ジオール、24−(1(R)−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−9゜IO
−セココラ−5Z、7E、10(19)−)−リエンー1 (S)、 3 (R
)−ジオール、24−(1(S)−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−9゜10
−セココラ−52,7E、 l O(19)−トリエン−24−(1(R)−ヒ
ドロキシ−3−イソプロポキシプロビル)−9,10−セココラ−5Z、7 E
、 10(19)。
23E−テトラエン−1(S)、 3 (R)−ジオール、24−(1(S)−
ヒドロキシ−3−イソプロポキシプロビル)−9,10−セココラ−52,7E
、 10(19)。
特表千5−501718 (4)
23E−テトラエン−1(S)、 3 (R)−ジオール、24−イソプロポキ
シメチル−9,10−セココラ−5Z、7E、10(19)、22E−テトラエ
ン−1(S)。
3(R)、24(R)−トリオール、
24−イソプロポキシメチル−9,10−セココラ−5Z、7E、10(19)
、22E−テトラエン−1(S)。
24−(2−イソプロポキシエチル)−9,10−セコ1 (S)、 3 (R
) 24 (R)−トリオール、24−(2−イソプロポキシエチル)−9,1
0−セココラ−5Z、7E、10(19)、22E−テトラエン−1(S)、3
(R)24(S)−トリオール、10−セココレスタ−52,7E、10(19
)、23E−テトラエン−1(S)、 3 (R)24 a(R) −トリオ−
IO−セココレスタ−5Z、7 E、 l O(19)、23 E−テトラエン
−1(S)、 3 (R) 24 a(S) −トリオ−天然のビタミンD2お
よびD+(一般式V参照)は、化後に初めて25位で肝臓内でかもしくは1位で
腎臓内で生物学的に活性の代謝産物に変換される。ビタミ++
ンD、およびり、の作用は、血漿−Ca −濃度および血漿−燐酸塩−濃度を安
定化することにあり:この作++
用は、血漿−Ca −濃度の低下の妨げとなる。
エルゴカルシフェロール:R”−Rb=H,R’CH,ビタミンD。
211合C−22/23
bc
コレカルシフェロール:R=R−R−HビタミンD。
ac b
25−ヒ!′0キシコレカルシフ!ロール:R−RズH,R=OH1g−ヒドロ
キシコレカルシアzO−ル:Ra=OH,Rb−R0=Hab c
la、25−ジヒドロキシコレ力ルシフェロールニR−R−OH,R=Hカルジ
トリオールビタミンD、およびD3ならびにその誘導体は、カルシウム物質交換
および燐酸塩物質交換に対する顕著な作用とともに増殖作用および細胞拡散作用
をも有する(ドウルカ(H,F、 Da Luca)The Metaboli
sm and Funktion of Vitamin D in Bioc
hemistry of 5teroid Harmones、発行者H,L、
J、Makin、第2版、Blackwell 5ciantific Pub
lications 1984 、第71〜116頁)、しかし、ビタミンDを
使用した場合には、過剰投与現象が生じうる(過カルシウム血症)。
エロールは、既にドイツ連邦共和国特許出願公告第2526981号明細書の記
載から明らかであり:この化合物は、相応するヒドロキシル化されていないla
−コレカルシフェロールよりも僅かな毒性を有する。
ヒドロキシル化された化合物は、腸のカルシウム吸収の選択的な活性化および1
α−コレカルシフェロールよりも弱い骨吸収作用を示す。国際特許出願WO8ミ
ンーD−同族体は、ヒトおよび動物の場合に異常な細胞増殖および/または細胞
拡散によって惹起された障害の治療に使用することができる。
種々の1,25−ジヒドロキシ−ホモ−ビタミン−D−誘導体には、骨吸収作用
およびHL−60細胞拡散の性質に関連しての解離が既に略示的にドウルカ(D
e Luca)によって述べられている。この場合、試験管内での骨吸収作用は
、生体内でのカルシウム移動に対する1つの直接的な尺度である。
ところで、一般式■の本発明による側鎖同族体ビタミン−D−誘導体は、ビタミ
ン−D−誘導体力ルシトリオール(1α、25−ジヒドロキシコレカルシフェロ
ール)と比較して意外なことにより一層有利な作用スペクトルを示すことが見い
出された。カルシウム物質交換および燐酸塩物質交換に対する効果は明らかに弱
まっており(過剰投与量または必要な高い投与量による副作用の減少)、増殖抑
制作用および細毛拡散作用は殆んどそのままである(解離)。
本発明による化合物のビタミン−D−活性は、カルジトリオール受容体試験によ
り測定される。この試験は、拘償病のニワトリの腸からの特異的受容体蛋白質の
使用下で実施される。受容体含有結合蛋白質は、′H−カルジトリオール(0,
5n g/m I )を用いて0.575m1の反応容量で試験物質の不在下お
よび存在下で1時間1つの試験小管中で恒温保持される。
遊離カルジトリオールと、受容体に結合したカルジトリオールとを分離するため
に、木炭−デキストラン吸収が実施される。そのために、木炭−デキストラン懸
濁液は全ての試験小管に供給され、かつ22℃で30分間恒温保持される。引続
き、試料は、1500Xgで4℃で10分間遠心分離される。上澄み液は、デカ
ントされ、かつ原子−光線中での1時間の均衡保持後にβ−計数器中で測定され
る。試験物質の種々の濃度ならびに参照物質(榎識化されていないカルジトリオ
ール)の種々の濃度で比較物質(’H〜カルジトリオール)の濃度が一定の際に
得られた競合曲線は、互いに関連し合い、かつ競合係a(KF)を定める。
この競合係数は、それぞれの試験物質の濃度と、50%の競合に対して必要とさ
れる参照物質の濃度との商として定義される:
特表千5−501718 (5)
50%の競合の際の試験物質濃度
50%の競合の際の参照物質濃度
それによれば、24−(1−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−9,I Q−セ
ココラ−52,7E、10(19)、23E−テトラエン−1(s)、 3 (
R)−ジオール(化合物A)は、2.0のKF値を有し、24−(1−ヒドロキ
シ−3−メチルブチル’)−9,10−セココラ−5Z、7E、10(19)、
23E−テトラエン−1(S)、 3 (S)−ジオール(化合物B)は、3.
6のKF値を有する。
本発明による化合物の抗増殖能力を測定するために、試験物質としての化合物A
およびBを代表例として次に記載した試験を実施する:
新しく誕生したマウスの表皮ケラチン細胞を、ユスパ(S、 Yuspa)およ
びハリス(C,C’、 Harris) 、“Altered differe
ntiation of mouse epidermal cells tr
eatecl with retinyl acetate in vitro
” 、Exp、 Ce1lRes、85 : 95〜105.1974の方法の
変法で調製し、かつ培養する。
両性の新生児のNMRIマウスを断頭術によって死亡させ、皮膚を細切し、抗生
物質−抗真菌剤溶液中で洗浄し、かつ皮膚側で下向きにディスパース(Disp
ase)目溶液(組織培養媒体M199+HEPES 25ミリモル/1+胎児
の牛血溝(Fe2)15%+ペニシリン/ストレプトマイシン50U/ml (
P/S)(調製媒体、PM)中で1.2U/mり中で4℃で一晩中恒温保持する
。表皮を剥離し、かつトリプシンを用いることによって個々の細胞懸濁液を得る
。遠心分離後、細胞沈降物を再懸濁させ、トリパン青での着色後に生存している
円形の小細胞の数を測定し、細胞を4X10’個の細胞/cm”の密度で一次−
24一孔板中で組織培地(MI99+FC515%+P/550U/ml)中に
播種する637℃で24時間の恒温保持後に、細胞を燐酸塩緩衝液で処理された
塩溶液(PBS)で洗浄し、かつさらに24時間血清不含の組織培地(M199
+P/550U/ml+zタノール0.5%)中で試験物質と一緒におよび試験
物質なしに32,5℃で恒温保持する0次に、3H−メチル−チミジン0.41
LC1150μI (40Ci/ミリモル)を添加する。4時間後、この培地を
吸引濾過し、反応を水冷却した10%のトリクロル酢酸500μ1(TCA)の
添加によって終結させる。細胞をTCAおよびPBSで洗浄し、蛋白質分解酵素
に′a液液中トリス−HCl 10m1.EDTAIOミリモル/1゜NaC1
10ミリモル/1.トリトン−x 1000.2%、pH8,0,蛋白質活素K
50ag/ml)で恒温保持することによって分解し、分解産物を遠心分離に
よって澄明にする。上澄み液中でシンチレーション測光法により放射能を測定し
、かつジアミジノフェニルインドール(DAP I )を用いるDNAの比色法
でDNA濃度を蛍光測光法により測定する。
それによれば、カルジトリオールならびに化合物AおよびBは、投与量に依存し
てDNAへの1H−チミジンの導入を次のICa。値をもって阻止する:化合物
B 3.2X10−”モル/l
カルジトリオールおよび本発明による化合物の分化刺激作用
26.27−シクロ−24a、24b−ジホモ−9゜10−セココレスタ−5Z
、7E、10(19)、23E−テトラエン−1(S)、 3 (R)、 24
a(R) −トリオール(化合物C)と、
26.27−シクロ−24a、24b−ジホモ−9,10−セココレスタ−5Z
、7E、10(19)、23E−テトラエン−1(S)、3(R)、24 a(
S)−トリオール(化合物D)とは、実際に区別されない。
ヒトの白血病細胞(前骨髄細胞系列1(L60)を試験管内でカルジトリオール
を用いて処理することによりマクロファージへの細胞の分化が誘発されることは
、文献から公知である(マンゲルスドルフ(D、 J、 MaBelsdorf
)他、J、 Ce11. Biol、98 : 391〜398(1984)
)。
カルジトリオール同族体の分化刺激作用を定量化するために、次に記載した試験
を実施する:HL60細胞を組織培地(RPMI−胎児の牛血溝10%)中で3
7℃で空気中のC0,5%の雰囲気中で培養する。
物質を試験するために、細胞を遠心分離し、かつ2゜8 X 10’個の細胞/
mlをフェノール赤不含の組織培地中に入れる。試験物質をエタノールに溶解し
、かつ組織培地でフェノール赤なしに所望の濃度に希釈する。希釈段階のものを
細胞懸濁液で1:10の比で混合し、個の物質を添加した細胞!!!濁液100
μl宛を96孔板の凹所にピペットで注入する。対照のために、細胞WlIIl
l液に同様に溶剤を添加する。
空気中のCO□5%中で37℃で96時間に亘って恒温保持した後に、96孔板
の凹所に細胞!!!濁液に対してNBT−TPA溶液100μl にトロブルー
テトラゾリウム(NBT)、配合物中の最終濃度1mg/m1.テトラデカノイ
ルホルボルミリステートー13−アセテート(TPA)、配合物中の最終濃度2
×10−7モル/l)をピペットで注入する。
空気中のCo、5%中で37℃で2時間に亘って恒温保持した後に、細胞内の酸
素ラジカル遊離によりTPAによって刺激し、マクロファージに分化された細胞
NBT中で未溶解のホルマザンに還元する。
反応を終結させるために、96孔板の凹所中のものを吸引濾過し、付着する細胞
をメタノールの添加によって固着し、かつ固着後に乾燥する。
形成された細胞内のホルマザン結晶を溶解するために、全ての凹所中に水酸化カ
リウム100μm (2va l / l )およびジメチルスルホキシド10
0μlをピペットで注入し、かつ1分間超音波処理する。ホルマザンの濃度をベ
クトル分析により650nmで測定する。
マクロファージへのHL60細胞の分化誘発の尺度として、形成されたホルマザ
ンの濃度が当てはまる。
試験物質の相対作用は、試験物質ED、、/カルジトリオールED、。の商から
明らかである。
それによれば、カルジトリオール、化合物Cおよび化合物りは、ED、。値1.
8X10−’モル/1.2゜2 X 10−’モル/lもしくは2.5X10−
”モル/lを有する。
本発明による物質は、過石灰血症の危険が減少することによって特殊な方法で、
過増殖を示す疾病、例えば皮膚の過増殖的疾病(乾1りおよび悪性膵癌(白血病
、結腸癌、乳癌)を治療するための医薬品を製造するのに適当である6本発明の
特に好ましい実施態様の場合には、目的器官の治療の前にカルジトリオール受容
体が検出される。
従って、本発明は、一般式Iの少なくとも1つの化合物を製薬学的に認容性の担
持剤と一緒に含有する製薬学的調剤にも関する。この化合物は、製薬学的に認容
性の溶剤中の溶液として調製することができるか、または適当な製薬学的溶剤も
しくは担持剤中の乳濁液、懸濁液または分散液として調製することができるか、
または自体公知の方法で固体の担持剤を含有する丸薬、錠剤もしくはカプセル剤
として調製することができる。
局所的な使用には、化合物は有利にクリーム剤もしくは軟膏として調製されるか
、局所的な使用に適当な項似の医薬品に調製される。全てのこの種の調製剤は、
別の製薬学的に認容性の非電性の助剤、例えば安定剤、酸化防止剤、結合剤、着
色剤、乳化剤または矯味剤を含有することもできる。この化合物は、欧州特許出
願公開第0387077号明細書の記載と同様に、有利に注射または静脈内注入
に適当な滅菌溶液として投与されるか、栄養経路を介しての経口投与量として投
与されるか、または局所的にクリーム剤、軟膏、ローションまたは適当な経皮的
プラスターの形で投与される。
日用量は、
0、 1)tg/患者/日〜1oooμg (1mg)/患者/日、特に
1.0μg/患者/日〜500t1.g/患者/日である。
本発明による化合物は、一般に乾癖を治療するための公知の薬剤“カルシボトリ
オール”の投与と同様に投与される。
更に、本発明は、医薬品を製造するための式Iの化合物の使用に関する。
式Iの側鎖−同族体−ビタミン−D−誘導体の製造は、本発明によれば、一般式
■v。
R1′は水素原子または保護されたヒドロキシ基を表わし、
R1′はヒドロキシ保護基を表わし、
A、XおよびR″およびR@は式Iに記載の意味を表わす〕で示される化合物を
、必要に応じて側鎖中での二重結合の選択的水素化後に一般式TVa:c式中、
R1′、R1′、A、XならびニR’jS+J:びR’は式IVに記載の意味を
有する]で示される化合物に変換し、所望の場合にはカルボニル官能基の還元後
おIVに記載の意味を有し、BおよびDは式■に記載の意味を有する]で示され
る、還元によって形成されたエピマーヒドロキシ化合物の混合物の分離後に紫外
線の照射によって5.6位での立体異性体の転換下に一般式I[
[式中、
R1′、R’ +、A、B、D、X?eらびニR″オヨびR′は式IIIa/l
lIbに記載の意味を有する]で示される化合物に変換し、この化合物を引続き
存在するヒドロキシ保護基の分解および場合によってはヒドロキシ基の部分的ま
たは全体的エステル化によって一般式Iの化合物に変換する。
一般式IV中での側鎖−カルボニル官能基の還元は、例えば塩化セリウム(II
I)/硼水素化ナトリウムを用いて極性溶剤中で行なわれる。還元の場合には、
一般式IIIaもしくはrIIbのRヒドロキシ異性体ならびにSヒドロキシ異
性体が生成する。2つの異性体は、クロマトグラフィー処理によって分離するこ
とができる。
必要に応じて、カルボニル官能基の還元前に側鎖中での二重結合は、選択的に水
素化される。水素化剤としては、特に極性溶剤中のリチウム−トリー第三ブトキ
シ−アルミニウム水素化物が適当である。
次に、一般式IIの化合物への一般式I I I a/ll1bの化合物の変換
は、例えば紫外線での照射によって所謂“三重線増感剤”の存在下に行なわれる
。このために、本発明の範囲内でアントラセンが使用される。5,6−二重結合
のpl結合の分解、5,6−単結合を中心に180°のA環の回転および5.6
−二重結合の再確定により、5,6−二重結合での立体異性体化は転換される。
引続き、存在するヒドロキシ保護基は、特にテトラ−n−ブチルーアンモニウム
フルオリドの使用下で分解され、ならびに所望に応じて有利ヒドロキシ基tよ、
常法で部分的または完全に相応するカルボン酸ハロゲン化物(ハロゲン化物=塩
化物、臭化°物)またはカルボン酸無水物でエステル化される。
出発物質の製造
1.1 (S)、3 (R)−ビス−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−2
0(S)−ホルミル−9,lO−セコプレグナ−5E、7E、10 (19)−
トリエ1の製造をM、 J、 Ca1verley、 Tetrahydron
43.4609 (1987)により行なう(国際公開(WO)第87100
834号明細書も参照)。ここには、R’が水素原子である出発化合物の製造も
記載されている。
2.1 (S)、3 (R)−ビス−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−2
0(R)−メチル−9,10−セコプレグナ−5E、7E、10 (19)−ト
リエン−21−カルバルデヒド 2:
アルデヒド2を新規方法により製造する。
a、無水THF7Oml中の水素化ナトリウム(油中80%)1.8gの懸濁液
に、25℃で、THF20Oml中のジエチルホスホノエトキシ酢酸エチルエス
テル(ff、GrellおよびH,Hachleidt、Liabigs An
n、Chem。
699、53<1966)により製造)15.57gの溶液を漉布する。添加後
に、更に60℃で90分間撹拌し、新たに25℃まで冷却し、かつTHF7On
l中の16゜2gの溶液を漉布する。還流下に2時間撹拌し、次いで冷却した反
応溶液を水中に注ぎ、かつ酢酸エチルを用いて抽出する。乾燥(N a @ S
Oa )および濃縮後に、得られた粗製生成物をシリカゲルでのヘキサン/酢
酸エチルを用いるクロマトグラフィーにかける。主要フラクションから、1 (
S)、3 (R)−ビス−(1−ブチルジメチルシリルオキシ)−23(エトキ
シ−9゜10セココラ−5E、7E、10 (19)−テトラエン24−酸−エ
チルエステル5.2gがC−22−二重結合異性体の油状混合物として得られる
。
b、a、で得られた生成物5.2gをトルエン120m1中に溶かし、かっ0℃
でゆっくりと、トルエン中のジイソブチルアルミニウムヒドリドの20%溶液2
0m1を加える。0℃で30分後に、反応溶液を注意深<NH,C1−溶液中に
注ぎ、かつ酢酸エチルを用いて抽出する。慣例の後処理後に、1 (S) 、
3 (R)−ビス=(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−23エトキ’i−9
,I 0−(=)コラ−5E、 7E、10(19)、22−テトラエン24−
オール4.88gが無色油状異性体混合物として得られ、これを更に精製せずに
引き続く工程に使用する。
c、b、で製造された化合物(4,88g)をジクロロメタン55m1および7
0%水性酢l5155 m lからの混合物中で、室温で4時間撹拌する。引き
続ぎ、NHl−溶液の添加により中和し、かつジクロロメタンを用いて抽出する
。粗製生成物をシリカゲルでのヘキサン/酢酸エチルを用いるクロマトグラフィ
ーにかける。この際に、1 (S)、3 (R)−ビス−(t−ブチルジメチル
シリルオキシ)−24−ヒドロキシ−9゜10−セココラ−5E、7E、10
(19)−1−ジエン−23−オン 5 2.02gが無色油状物として得られ
る。
’H−NMR(CDCl、):δ=0.01 ppm (s。
] 2H,S 1−CH,)、0.52 (s、3H,H−18)、0.81お
よび0.84 (s、各9H,5i−t−ブチル)、0.90 (d、J=7H
z、3H。
H−21)、3.09 (t、J=5Hz、LH,OH)、4.10 (dd、
IH,H−24)、4.16 (m。
IHlH−3)、4.21 (dd、IH,H−24)、4.39 (m、IH
,H−1)、4.88.4.93(s、各IH,H−19)、5.77.6.3
9 (d。
J=11Hz、各IH,H−6,H−7)。
d、c、で得られた生成物(2,02g)をヘキサノール25m1およびTHF
25m l中に溶かし、ホウ水素化ナトリウム300 m gを加える。0℃
で1.5時間撹拌し、次いで反応混合物をNH,C1−溶液中に注ぎ、かつ酢酸
エチルを用いて抽出する。1(S)。
3(R)−ビス−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−9,10−セココラ−
5E、7E、to (19)−トリエン−23,24−ジオール 6 1.75
gが23−エピマーの無色油状混合物として得られ、これをそのものとして引き
続く反応に使用する。
e、d、で得られた生成物1.75gをトルエン40m1中に溶かし、かつ氷水
冷却下に、四酢酸鉛1.23gを漉布する。30分間撹拌し、新たにPb (O
AC)、1、Ogを加え、かつ+5〜+10℃で更に15分間撹拌する。後処理
のためにNaHCO,−溶液を加え、生じた懸濁液をセライト上で濾過し、かつ
濾液を酢酸エチルを用いて抽出する。粗製生成物をシリカゲルでのヘキサン/酢
酸エチルを用いるクロマトグラフィーにかける。主要フラクションをエタノール
から晶出後に、1 (S) 、3 (R)−ビス−(t−ブチルジメチルシリル
オキシ)−20(R)−メチル−9゜10−セコプレグナ−5E、7E、10
(19)−1−ツエン−21−カルバルデヒド560mg (融点i。
1〜104℃)が得られる。アルデヒド1もしくは2のホスホランどの反応によ
り、一般式IVの化合物が生じる(ウィッティッヒー反応)。
使用したホスホル−イリドの製法
l、インブチルカルボニルメチレントリフェニルホスホラン
a、ブロムメチルイソブチルケトン
メタノール240m1中のイソブチルメチルケトン50m1に、0℃で臭素20
m1を加え、かつ添加後見に、+10℃で1.5時間撹拌する。その後に、水3
60 m lを加え、かつ更に室温で16時間撹拌する。
後処理のために、反応混合物に飽和食塩水を加え、分かれた有機相を除去し、か
つ水相をエーテルを用いて抽出する。−緒にした有機相を10%Na:C0n−
溶液を用いて洗浄し、かつN a、 S O,上で乾燥させる。
濾過後に、水流真空中で溶剤を除去し、かつ残分を蒸留させる。主要フラクショ
ンからブロムメチルイソブチルケトン53.7 g (K%’−” 67−69
℃)が得られる。
b、インブチルカルボニルメチルトリフェニルホスホニウムプロミド
ブロムエチルイソブチルケトン(53,6g)およびトリフェニルホスフィン(
78,5g)を500m1−丸底フラスコ中で十分に混合し、かつ最初の激しい
熱量変化がおさまった後に、窒素下に室温で12時間放置する。その後に、固体
反応物質を塩化メチレン330m1中に採り、かつ還流下に30分間加熱する。
エーテル500m1の添加後に、室温まで冷却し、かつ蒸留により生成物を単離
する。乾燥後に、ホスホニウム塩111.7g(融点244−245℃)が得ら
れる。
C,インブチルカルボニルメチレントリフェニルホスホラン
b、で得られたホスホニウムプロミド]、11.6gに、順次に塩化メチレン1
500mlおよび2N−NaOH1500mlを加え、かつ室温で30分間撹拌
する。有機相を除去し、水で洗浄し、かつNa5Oa上で乾燥させた。濃縮後に
得られた固形残分を、t−ブチルメチルエーテルから再結晶させ、かつイリド7
2.2g(融点120−121’C)が得られる。
2、イソアミルカルボニルメチレントリフェニルホスホラン
表題化合物の形成を、1に記載した方法と同様にして、イソアミルメチルケトン
を臭素化し、プロミドとトリフェニルホスフィンとを反応させてホスホニウム塩
にし、かっ2N NaOHを用いてイリドを形成することにより行なう。
イソアミルメチルケトン50.0mlおよび臭素18.2mlから、蒸留精製後
に、1−ブロム−5−メチル−ヘキサン−2−オン54.68 g (K’、”
’ 80−86℃)が得られる。プロミド54.58gおよびトリフェニルホス
フィン74.14gから、ホスホルニウム塩91.6g(融点230−233℃
)が得られる。ホスホニウム塩91.6gからは、N a OHを用いる処理お
よび塩化メチレン/エステルからの粗製生成物の再結晶後に、表題化合物69.
8g(融点64−67℃)が得られる。
3、インプロポキシメチルカルボニルメチレントリフェニルホスホラン
ナトリウム2.43gをインプロパツール150m1中に溶かす、クロロメチル
カルボニルメチレントリフェニルホスホラン(R,F、Hudson等、J、O
rg、 Chei、28゜2446.1963) 20 、0 gの添加後に、
イソプロパツール200m1中に溶かし、還流下に8時間加熱する。
冷却した反応混合物を食塩水中に注ぎ、かつ酢酸エチルを用いて抽出する。濃縮
後に得られた油状残分をシリカゲルでの酢酸エチルを用いるクロマトグラフィー
にかける。表題化合物9.53g(融点134℃)が得られる。
4、(2−インプロポキシエチル)−力ルボニルメチレントリフェニルホスホラ
ン
a、l−ブロム−4−インプロポキシ−ブタン−2−メタノール315m1中の
4−インプロポキシ−2=ブタノン(F、B、)lasan等、J、Biolo
g、Chem、256,7781゜1981) 68.2 gからの溶液に、0
℃で臭素26.9mlを漉布し、かつその後に+10℃で1.5時間撹拌する。
引き続き、水470m1を反応溶液に漉布し、かつ室温で16時間撹拌する。後
処理のために、飽和食塩水中に注ぎ、かつエーテルを用いて抽出する。粗製生成
物の蒸留により、臭素誘導体(KWs−2095℃)78.07gが得られる。
b、4−インプロポキシ−2−オキソ−ブチル−トリフェニルホスホニウムプロ
ミド
a、で得られたプロミド78.0gおよびトリフェニルホスフィン97.85g
から、1.に記載した方法によりホスホニウム塩133.35g (融点183
℃)が得られる。
c、(2−インプロポキシエチル)−カルボニルメチレントリフェニルホスホラ
ン
b、で得られたホスホニウムプロミド(133,2g)を1.に記載したのと同
様にして、塩化メチレン中の2N−NaOHを用いて処理する。酢酸エチルから
の粗製生成物の再結晶後に、表題化合物64.38g(融点97℃)が得られる
。
5、(1−エチルプロポキシメチル)−カルボニルメチレントリフェニルホスホ
ラン
3−ペンタノール100m1中のナトリウム3.04gの溶液とクロロメチルカ
ルボニルメチレントリフェニルホスホラン25.0gとを、イソプロポキシメチ
ルカルボニルメチレントリフェニルホスホランに関する記載と同様にして反応さ
せる9衰運化合物が融点66−70℃の結晶状油状物として得られる。
6、シクロプロピルメトキシメチルカルボニルメチレントリフェニルホスホラン
シクロプロビルメタノール25.0gおよびトルオイル200m1中のナトリウ
ム5.58gの溶液にクロロメチルカルボニルメチレントリフェニルホスホラン
30.0gをイソプロポキシメチルカルボニルメチレントリフェニルホスホラン
に関する記載と同様にして反応させる。表題化合物が融点121℃の固体として
得られる。
7、(3−ブチニル)−力ルボニルメチレントリフェニルホスホラン
メチルカルボニルメチレントリフェニルホスホラン20、ogをテトラヒドロフ
ラン628m1中に溶かし、かつ−78℃でブチルリチウム(ヘキサン中の1゜
6モル溶液)41.3mlを漉布する。引き続き、プロパルギルプロミド5.0
mlを漉布する。反応混合物を室温まで加温後に氷/食塩−溶液上に加え、かつ
混合物を酢酸エステルを用いて抽出する。硫酸ナトリウムを用いて有機相を乾燥
後に、固体23.4gが得られる。カラムクロマトグラフィーでの精製(シリカ
ゲル/酢酸エステル)により、表題化合物15.4g(融点135−136℃)
が得られる。
8、(3−ブテニル)−力ルボニルメチレントリフェニルホスホラン
テトラヒドロフラン471ml中のメチルカルボニルメチレントリフェニルホス
ホラン15.0gとブチルリチウム31.0mlおよびアリルプロミド4.28
m1との反応により、7.と同様にして、表題化合物が融点92−93℃の結晶
状油状物として得られる。
ウィッティッヒー試薬の製造に使用されたケト−錯体を変化させることにより、
同様の方法で、他のホスホランが得られ、これは、後記のように、アルデヒド1
又は2と反応させて他の一般式IVの化合物にすることができる。
例1
トルエン50m1中のl (S)、3 (R)−ビス−(t−ブチルジメチルシ
リルオキシ)−20(R)−メチル−9,10−セコプレグナ−5E、7E、1
0(19)−1−ツエン−21−カルバルデヒド1.6gの溶液をインアミルカ
ルボニルメチレントリフェニルホスホラン3.02gの添加後に、80℃で16
時間、アルゴン下に撹拌する。引き続き、溶削を減圧下で除去し、かつ残分をシ
リカゲルでのヘキサン/酢酸エチルを用いるクロマトグラフィーにがける。主要
フラクションから[1(S)、3 (R)−ビス−(t−ブチルジメチルシリル
オキジ)−9,10−セココラ−5E、7E、10 (19)、23 (E)−
テトラエン−24−イルロー4−メチル−ペンタン−1−オン1゜15gが無色
油状物として得られる。
’H−NMR(CDC1,) δ=0.01 ppm (s。
12H,5i−CH,)、0.56 (s、3H,H−18)、0.87 (s
、18H,5it−ブチル)。
0.88 (d、J=7Hz、6H,C−(CH,)、)、0.95 (d、J
=7Hz、3H,H−21);4゜25 (m、IH,H−3)、4.55 (
m、LH,H−1):4.94おJ:び5.00 (s、各LH,H−19);
5.82および6.46 (d、J=1.IHz。
各LH,H−6,H−7) ;6.10 (d、 J=16Hz、IH,H−2
4); 6.80 (m、LH,H−23)。
例2
セル(III)−クロリド−へブタヒトレート572mgをメタノール10m1
中に溶かし、かつこれに、メタノール5ml中に溶かした例1により製造した化
合物(1,10g)を加える。ホウ水素化ナトリウム61 m gの添加後に、
0℃で30分間撹拌する。後処理のために、水中に注ぎ、ジクロロメタンを用い
て抽出し、乾燥(N a 、S O4)させ、がっ濃縮する。こうして得られた
ジアステレオマーアルコールの混合物をシリカゲルでのヘキサン/酢酸エチルを
用いるクロマトグラフィーにより分離する。溶離順に、l (S)、 3(R)
−ビス−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−24−(1−ヒドロキシ−4−
メチルペンチル)−9、lO−セ:1−5E、7E、to (19)、23(E
)−コラテトラエン(エピマーA)290mgおよびエピマーB120mgが得
られる。エピマーは、等しいNMR−スペクトルを示す。
’H−NMR(CDCI、) −δ=0.01 ppm (s。
128、S+CHs)、0.49(S、3H,H−18)、0.86 (s、1
8H,5i−t−ブチル);0、 8 6 (d、J=7Hz、6H,C(CH
3)2) ;0、 88 (d、、I=7Hz、3H,H−21) +4゜16
<m、IH,H−3) ;4. 48 (rn、2H,H−1)、4.88お
よび4.93 (s、各IH,H−19)+ 5.40 (dd、J=15.5
および7Hz。
IHl H−24) ; 5. 55 (m、IH,H−23) :5.77お
よび6.40 (d、J=l lHz、各]H1■ゴー6、H−7) 。
例3
トルエン80m1中の例2で得られた生成物(エピマーA)290mgの溶液を
アントラセン44mgおよびトリエチルアミンO,01m1の添加後にパイレッ
クス−浸漬反応器中で、水銀高圧ランプ(フィリップス(Philips) H
P K 125 )を用いて照射する。照射時間は、3.5分であり、溶液の十
分な混和は、窒素流の導入により保証される。濃縮およびシリカゲルでのヘキサ
ン/酢酸エチルを用いてのクロマトグラフィー後に、1 (S)、3 (R)−
ビス−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−24−(1−ヒドロキシ−4−メ
チルペンチル)−9,toセココラ−5Z、7E、10 (19)23 (E)
−テトラエン241mgが無色油状物として得られる。
[α];0+49.6° (CHC1,、c=0.425)例2により得られた
極性異性体(エピマーB)100mgの同様の処理により、113mgが無色油
状物として得られる。
[α コ ス’+41.4 ° (CHCI、、 c=0. 285)例4
THF Sm l中の例3によりエピマーAから得られた生成物225mgの溶
液をTHF中のテトラブチルアンモニウムフルオリドのIM−溶液1.31m1
の添加後に、60℃で60分間撹拌する。冷却後に、飽和食塩水中に注ぎ、かつ
酢酸エチルを用いて抽出する。
粗製生成物をシリカゲルでのヘキサン/酢酸エチルを用いるクロマトグラフィー
にかけ、かつ24−(1−ヒドロキシ−4−メチルペンチル’)−9,10−セ
ココラ−52,7E、10− (19)、23E−テトラエン−1(S)、3(
R)−ジオール85 m gが白色フオームとして得られる。
’H−NMR(CDCI、):δ=0.57ppm (s。
3M、H−18)、0.84.(d、J=7Hz、38゜H−21);0.92
(d、J=7Hz、6H,C−(CH,)、;4.03 (m、IH,H−2
5);4゜23 (m、IH,H−3): 4.43 (m、LH,H−1)+
5.00および5.33 (s、各II(、H−19):5.45 (dd、J
=15.5および7Hz。
IH,H−24):5.60 (m、LH,H−23> ;6.02および6.
38 (d、J=lHz、各11H900H−6,H−7)。
例3によりエピマーBから得られた生成物(95mg)の同様の処理により、エ
ピマートリオール35mgが無色油状物として得られる。エピマーのNMR−ス
ペクトルは、等しい。
例5
例1に記載の方法と同様にして、トルエン53m1中の1 (S) 、 3 (
R)−ビス−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(R)−メチル−9,
10−セコプレグナ−5E、7E、10 (19)−トリエン−21−カルバル
デヒド2.05gに、インブチルカルボニルメチレントリフェニルホスホラン3
.4gを加える。クロマトグラフィーでの精製後に、[1(S)、3 (R)−
ビス−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−9,10−セココ5−5E、7E
、10 (19)、23(E)−テトラエン24−イル]−3−メチルーブタン
ー1−オン(融点79−81℃)が得られる(エタノールから)。
[α]乙’+52.6° (CHC1s−c =0 、 500 )例6
例5で得られた生成物1.75gを例2の条件下で反応させることにより、l
(S)、3 (R)−ビス=(R,S)−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−9
゜10−セココラ−5E、7E、10 (19)、23E−テトラエンがエピマ
ーの油状混合物として得られる。
シリカゲルでのヘキサン/酢酸エチルを用いるクロマトグラフィーにより、溶離
順にエピマーA780mgおよびエピマーB600mgが無色油状物として得ら
れ、これは、NMR−スペクトルで識別できなかった。
例7
例3と同様の三重線〜感受性光学異性化および引き続く例4と同様のシリルエー
テル分離により、例6により製造されたエピマーA700mgから、24−(l
−ヒドロキシ−3−メチルブチル)9.10−セココラ−5Z、7E、10 (
19)、23E−テトラエン−1(S) 3 (R)−ジオール(化合物A)2
40mgが得られる(分解範囲119−125℃、[αコ乙’+38.8° (
メタノール、c=0.505))。
エピマー8330mgを同様に処理して、24−(1−ヒドロキシ−3−メチル
ブチル)9.10−セココラ−52,7E、10 (19)、23E−テトラエ
ン−1(S) 3 (S)−ジオール(化合物B)129mgが得られる(分解
範囲139−145℃、[α1;’+54.s° (メタノール、c=0.50
5))。
例8
THFSm I中の例5により得られた生成物170mgの溶液を、リチウム−
トリーt−ブトキシ−アルミニウムヒドリド200mgの添加後に、室温で90
分間撹拌する。後処理のために、飽和NH,C1−溶液0.8mlを加え、濾過
し、かつ濾液を濃縮する。
A l 20s (メルク(Merck)、中°性、工程II+)での粗製生成
物のクロマトグラフィーにより、1−[1(S) 、 3 (R)−ビス−(t
−ブチルジメチルシリルオキシ)−9,to−セココラ−5E、7E。
10(19)−トリエン−24−イル]−3−メチルーブタンー1−オン108
mgが無色油状物として生じる。’H−NMR(CDC13):δ=0.53p
pm (s、3H,H−18);4.22 (m、LH,H−3) ;4.54
(m、 IH,H−1) ;4.93および4.98 (m、各IH,H−1
9);5.82および6.46 (d、J=11Hz、各lH,H−6゜H−7
)。
例9
例3と同様の光学化学的二重結合異性化および例4と同様のシリルエーテル分解
により、例8の生成物100mgから1− [1(S)、3 (R)−ジヒドロ
キシ−9,10−セココラ−5Z、7E、10 (19)−トリエンー24−イ
ル]−3−メチル−ブタン−1−オン50mgが得られる。
UV(メタノール): 212nm (ε=14300)、例10
例1と同様に、1 (s) 、3 (R)−ビス−(1−ブチルジメチルシリル
オキシ)−20(R)−メチル−9,10−セコプレグナ−5E、7E、10
(19)−トリエン−21−カルバルデヒド1.6gと(2−インブロポキシエ
チル)−力ルボニルメチレントリフェニルホスホランとの反応により、1− [
1(S)。
3(R)−ビス−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−9,10−セココラ−
5E、7E、10 (19)−23(E)−テトラエン−24−イル]−3−イ
ソプロポキシ−プロパン−1−オン1.15gが無色油状物として生じる。
’H−NMR(CDC1,):δ=O,Olppm (s。
12H,S i GHz)、0.55 (s、3H,H−18)、0.86およ
び0.90 (s、各9H,5i−t−ブチル);0.96 (d、J=7Hz
、3H。
H−21); 1.15 (d、J=7Hz、6H,C(CH,): ; 3.
60 (m、LH,CHO); 3゜73 (t、J=7Hz、2H,CH,−
0)+4.23 (m、LH,H−3);4.55 (m、IH,H−1)、4
.95および5.00 (m、各IH,H−19)、5.83および6.46
(d、J=l lHz。
各IH,H−6,H−7) ;6. l 1 (d、 J=15.5Hz、IH
,H−24);6.87 (m、LH,H−23)。
例11
例2と同様の反応、例3と同様の光学異性化および例4と同様のシリルエーテル
分解により、例10により製遺された生成物1.05gから24− (1(R。
S)−ヒドロキシ−3−イソプロポキシプロビル)−9,10−セココラ−5Z
、7E、10 (19)、23−テトラエン−1(S)、3 (R)−ジオール
143mgがジアステレオマーの1.1混合物として得られ、これを高圧液体ク
ロマトグラフィーにより分離する。この異性体は、等しいNMR−スペクトルを
有する。
’H−NMR(CDC1,):δ=0.57ppm (s。
3H,H−18)、0.94 (d、J=7Hz、3H。
H−21): 1.15 (d、J=7Hz、6H,C−(C:H,)+);4
.17 (m、LH,H−3);4゜21 (m、IH,H−25);4.38
(m、IH。
H−1);4.98および5.29 (m、各IH,H−19);s、45 (
dd、J=15.5および7Hz、IH,H−24)+ 5.63 (m、IH
,H−23);6.02および6.38 (d、J=11Hz。
各LH,H−6,H−7)。
例12
アルデヒドlおよびイソプロポキシメチルカルボニルメチレントリフェニルホス
ホランから出発して、一連の例1〜4と同様にして、異性体B (5Z、7E。
22E−1(S)、 3 (R)、24 (S)−9,t。
−セコ−24a、24b−ジホモ−24b−才キサコレスター5.7.10 (
19)22−テトラエン−1゜3.24−トリオール)(融点131−132℃
)がアルデヒド1および(2−イソプロポキシエチル)−力ルボニルメチレント
リフェニルホスホランから出発して、一連の例1〜4と同様にして、異性体B(
5Z、7E、22E−1(S)、3 (R)、24 (S)−9,10−セコ−
24a、24b、24cmトリホモ−24c−才キサコレスター5.7.10
(19)22−テトラエン−1,3,24−1リオール)が得られる(融点12
5−126℃)。
例14
例1と同様にして、i (S) 、3 (R)−ビス=(t−ブチルジメチルシ
リルオキシ)−20(R)−メチル−9,10−セコプレグナ−5E、7E、t
。
(19)−トリエン−21−カルバルデヒド0.85gとジクロプロピルメチル
カルボニルトリフェニルホスホラン4.5gとを反応させる。シリカゲルでのヘ
キサン/酢酸エステルを用いるクロマトグラフィー精製の後に、1 (S)、3
(R)−ビス−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−26,27−シクロ−
24a、24b−ジホモ−9,10−セココレスタ−5E。
7E、to (19)、23E−テトラエン−24a(R,S)500mgが無
色フオームとして得られる。
’HNMR(CDCl+): 0.50 (s 、3H,H−18);o、83
および0.85 (s、各9H,5i−t−ブチル);0.91 (d、J=7
.3Hz。
3H,H−21);0.96 (m、LH,H−25);2.47 (d、J=
6Hz、2H,H−24b);4゜16 (m、LH,H−3)+4..47
(m、LH,H−1) ;4.89および4.93 (s、各IH,H−19)
;5.77および6.40 (d、J=l IHz。
各IH,H−6およびH−7)+6.os (d、J=15.5Hz、H−24
);6.75 (ddd、J=15.5,9,6.5Hz、LH,H−23)。
例15
例2と同様の例14で得られた生成物の反応により、1(S)、3(R)−ビス
−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−26,27−シクロ−24a、24b
−ジホモ−9,10−セココレスタ−5E、7E、10 (19)、23E−テ
トラxン−24a (R,S)−オールがエピマーの油状混合物として得られ、
これは、NMR−スペクトルで識別できなかった。
五HNMR(CDCl2):0.50(s、3H,H−18);0.68 (m
、IH,H−25);0.81および0.86 (s、各9H,5i−t−ブチ
ル)。
0.88 (d、J=7Hz、3H,H−21); 1゜40 (t、J=7H
z、H−24b);4− 13 (m。
IH,H−24a);4.17 (m、LH,H−3);4.49 (m、LH
,H−1);4.88および4゜93(s、各IH,I(−19) ;5.45
(dd、 J=15.5,6.5Hz、LH,H−24);5.59 (dd
d、J=15.5,7,6.5Hz、LH。
H−23);5.77および6.40 (d、J=l IHz、各LH,H−6
およびH−7)。
例16
例3と同様に、例4と同様の三重線感受性光学異性化および保護基の離脱により
、例15に記載の化合物190mgから26.27−シクロ−24a、24b(
R)、24a (R,S)−トリオール86mgがジアステレオマーの1、l−
混合物として得られ、これを高圧液体グロマトグラフイーにより分離する。双方
のジアステレオマーのNMR−スペクトルは等しくX。
’H−NMR(CDCI、):δ=0.09および0゜49(m、各2H,H−
26およびH−27);o。
2 (m、IH,H−3):4.43 (m、IH,H−1)、5.00および
5.32 (s、各LH,H−19) ;5. 50 (dd、J=15. 5
. 6. 5Hz。
H−24) ;5. 64 (ddd、J=15. 5. 7゜8.5Hz、I
H,H−23);6.02および6゜38 (d、 J=11Hz、各IH,H
−6,H−7) 。
例17
アルデヒド1および(1−エチルプロポキシメチル)−力ルボニルメチレントリ
フェニルホスホランから出発して、一連の例1〜4と同様に、異性体B(5Z。
7E、22E、1 (S)、3 (R)、24 (S)−26,27−シメチル
ー24a、24b−ジホモ−245−オキサ−9,10−セココレスタ−5,7
,10(19)22−テトラエン−1,3,24−トリオール)(融点103〜
105℃)が得られる。
例18
アルデヒド1およびシクロプロピルメトキシメチルカルボニルメチレントリフェ
ニルホスホランから出発して、一連の例1〜4と同様に、異性体B (5Z、
7E、22E、l (S)、3 (R)、24(S)−26゜27−シクロ−2
4a、24b、24cmトリホモ−24b−オキサ−9,10−セココレスタ−
5,7゜10 (19)22−テトラエン−1,3,24−トリオール)が得ら
れる。
’ H−N M R(D HS OJ = ) :δ=0.18ppm(m、2
8)、0.43 (m、2H)、0.53 (s。
3H) ; 1.00 (d、J=6Hz、3H) ;3.21 (m、4H)
;4.00 (m、2H) ;4. 19(m、IH);4.51 (d、J
=5Hz、IH);4.70 (d、J=5F(z、IH) ;4.75 (m
。
IH) ;4.82 (d、J=5Hz、LH) ;5. 21 (m、IH)
; 5.39 (m、2H); 5.98(d、J=lIHz、IH);6.
18 (d、J=IIHz、IH) 。
例19
アルデヒド1および(3−ブチニル)−力ルボニルメチレントリフェニルホスホ
ランから出発して、一連の例1〜4と同様にして、異性体B (5Z、7E、2
2E−1(S)、3 (R)、24 (S)−24−(3−プチニル)9.10
−セココラ−5,7,10(19)22−テトラエン−1,3,24−トリオー
ル)(融点115〜118℃)が得られる。
例20
アルデヒド1および(3−ブテニル)−力ルボニルメチレントリフェニルホスホ
ランから出発して、一連の例1〜4と同様にして異性体B (5Z、7E、22
E−1(S)、3 (R)、24 (S)−24−(3−ブテニル)9,10−
セココラ−5,7,10(19)22−テトラエン−1,3,24−1−リオー
ル)(融点146〜147℃)が得られる。
要 約 誉
R’、 R”、R1、R4、R”オヨびR6ハ明細書中ノ記載の意味を表わし、
BおよびDはそれぞれ水素原子を表わすかまたは一緒になって第2の結合(E配
置二重結合)を表わし、Aは炭素原子数20〜22の直接結合を表わしかつXは
nが1〜3であるアルキレンオキシ基−(CHり、O−を表わすかまたは
Aは炭素原子数20〜22のメチレンMl(−C)(りを表わし、
Xはnがl〜3であるアルキレン基−(CH,)、−またはアルキレンオキシ基
−(C)(、)、O−を表わすかまたはAが直接結合を表わしかつBおよびDが
一緒にH,−0−CH,<:口、 −(cHt)z−=または−(CHI)!−
=を表わす]で示される新規の側鎖同族体ビタミンD誘導体、およびその製造法
、該化合物を含有する製薬学的1g1a剤ならびにその医薬品の製造のための使
用が記載されている。
この新規の化合物は、増殖抑制作用および細胞拡散作用を有する。
国際調査報告
国際調査報告
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.式I: ▲数式、化学式、表等があります▼(I)[式中、 R1は水素原子、炭素原子数1〜9を有するヒドロキシ基またはアシルオキシ基 を表わし、 R2は水素原子または炭素原子数1〜9を有するアシル基を表わし、 R3またはR4はヒドロキシ基または炭素原子数1〜9を有するアシルオキシ基 を表わし、それぞれ別の置換基は水素原子を表わすかまたはR3およびR4は一 緒になって酸素原子を表わし、 R5およびR6は互いに独立にそれぞれ5までの炭素原子数を有する線状または 分子鎖状アルキル基、トリフルオルメチル基を表わすかまたは一緒になって第3 級炭素原子で形成された飽和、不飽和または芳香族炭素環または1もしくは2個 のN−、O−もしくはS原子の包含下に複素環式3−、4−、5−または6員環 を表わし、 BおよびDはそれぞれ水素原子を表わすかまたは一緒になって第2の結合(E配 置二重結合)を表わし、Aは炭素原子数20〜22の直接結合を表わしかつXは nが1〜3である−(CH2)nO−を表わすかまたは Aは炭素原子数20〜22のメチレン橋(−CH3−)を表わし、 Xはnが1〜3であるアルキレン基−(CH2)n−またはアルキレンオキシ基 −(CH2)nO−を表わすかまたはAが直接結合を表わしかつBおよびDが一 緒になつて第2の結合を表わす場合には、▲数式、化学式、表等があります▼は −CH2O−CH2■、−(CH2)2−≡または−(CH2)2−=を表わす ]で示される側鎖同族体ビタミンD誘導体。 2.R1がヒドロキシ基を表わす、請求の範囲第1項記載のビタミンD誘導体。 3.R2が水素原子を表わす、請求の範囲第1項記載のビタミンD誘導体。 4.R3またはR4がヒドロキシ基を表わす、請求の範囲第1項記載のビタミン D誘導体。 5.Xの場合のnが1または2である、請求の範囲第1項記載のビタミンD誘導 体。 6.R5およびR6がメチル基を表わす、請求の範囲第1項記載のビタミンD誘 導体。 7.R5、R6および第3級炭素原子が一緒になってシクロプロピル環を表わす 、請求の範囲第1項記載のビタミンD誘導体。 8.24−(1(R)−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)−9,10−セココ ラ−5Z,7E,10(19),23E−テトラエン−1(S),3(R)−ジ オール、24−(1(S)−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)−9,10−セ ココラ−5Z,7E,10(19),23E−テトラエン−1(S),3(R) −ジオール、24−(1(R)−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−9,10− セココラ−5Z,7E,10(19),23E−テトラエン−1(S),3(R )−ジオール、24−(1(S)−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−9,10 −セココラ−5Z,7E,10(19),23E−テトラエン−1(S),3( R)−ジオール、24−(1(R)−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−9,1 0−セココラ−5Z,7E,10(19)−トリエン−1(S),3(R)−ジ オール、 24−(1(S)−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−9,10−セココラ−5 Z,7E,10(19)−トリエン−1(S),3(R)−ジオール、 24−(1(R)−ヒドロキシ−3−イソプロポキシプロピル)−9,10−セ ココラ−5Z,7E,10(19),23E−テトラエン−1(S),3(R) −ジオール、24−(1(S)−ヒドロキシ−3−イソプロポキシプロピル)− 9,10−セココラ−5Z,7E,10(19),23E−テトラエン−1(S ),3(R)−ジオール、24−イソプロポキシメチル−9,10−セココラ− 5Z,7E,10(19),22E−テトラエン−1(S),3(R),24( R)−トリオール、 24−イソブロポキシメチル−9,10−セココラ−5Z,7E,10(19) ,22E−テトラエン−1(S),3(R),24(S)−トリオール、 24−(2−イソプロポキシエチル)−9,10−セココラ−5Z,7E,10 (19),22E−テトラエン−1(S),3(R)24(R)−トリオール、 24−(2−イソプロポキシエチル)−9,10−セココラ−5Z,7E,10 (19),22E−テトラエン−1(S),3(R)24(S)−トリオール、 26,27−シクロー24a,24b−ジホモ−9,10−セココレスタ−5Z ,7E,10(19),23E−テトラエン−1(S),3(R)24a(R) −トリオール、 26,27−シクロ−24a,24b−ジホモ−9,10−セココレスタ−5Z ,7E,10(19),23E−テトラエン−1(S),3(R)24a(S) −トリオール。 9.式I: ▲数式、化学式、表等があります▼(I),〔式中、 R1、R2、R3、R4、R5およびR6ならびにA、B、DおよびXは請求の 範囲第1項に記載の意味を表わす]で示される側鎖同族体ビタミンD誘導体を製 造する方法において、一般式IV: ▲数式、化学式、表等があります▼(IV),[式中、 R1′は水素原子または保護されたヒドロキシ基を表わし、 R2′はヒドロキシ保護基を表わし、 A、XおよびR5およびR6は式Iに記載の意味を表わす]で示される化合物を 、必要に応じて側鎖中での二重結合の選択的水素化後に一般式IVa:▲数式、 化学式、表等があります▼(IVa),[式中、R1′、R2′、A、Xならび にR5およびR6は式IVに記載の意味を有する]で示される化合物に変換し、 所望の場合にはカルボニル官能基の還元後および場合によっては一般式IIIa およびIIIb:▲数式、化学式、表等があります▼(IIIa)▲数式、化学 式、表等があります▼ (IIIb)▲数式、 化学式、表等があります▼[式中、R1、R2、A、XならびにR5およびR6 は式IVに記載の意味を有し、BおよびDは式Iに記載の意味を有する]で示さ れる、還元によって形成されたエピマーヒドロキシ化合物の混合物の分離後に紫 外線の照射によって5,6位での立体異性体の転換下に一般式II: ▲数式、化学式、表等があります▼(II),〔式中、 R1′、R2′、A、B、D、XならびにR5およびR6は式IIIa/III bに記載の意味を有する]で示される化合物に変換し、この化合物を引続き存在 するヒドロキシ保護基の分解および場合によってはヒドロキシ基の部分的または 全体的エステル化によって一般式Iの化合物に変換することを特徴とする、式I の側鎖同族体ビタミンD誘導体の製造法。 10.製薬学的調製剤において、請求の範囲第1項記載の少なくとも1つの化合 物および製薬学的に認容性の担持剤を含有することを特徴とする、製薬学的調製 剤。 11.医薬品を製造するための請求の範囲第1項から第8項までのいずれか1項 に記載の化合物の使用。
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