JPH0550143U - クランク・シャフトのベアリング構造 - Google Patents

クランク・シャフトのベアリング構造

Info

Publication number
JPH0550143U
JPH0550143U JP10309791U JP10309791U JPH0550143U JP H0550143 U JPH0550143 U JP H0550143U JP 10309791 U JP10309791 U JP 10309791U JP 10309791 U JP10309791 U JP 10309791U JP H0550143 U JPH0550143 U JP H0550143U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
journal
plain
roller
oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10309791U
Other languages
English (en)
Inventor
貴史 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP10309791U priority Critical patent/JPH0550143U/ja
Publication of JPH0550143U publication Critical patent/JPH0550143U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/58Raceways; Race rings
    • F16C33/60Raceways; Race rings divided or split, e.g. comprising two juxtaposed rings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレーン・ベアリングとローラ・ベアリング
の有する特性を併せ持ち、起動時から全域にわたる摩擦
トルクを低減する。 【構成】 クランクシャフトのジャーナル1に、プレー
ン・ベアリング2を嵌合し、ベアリング2の外周にロー
ラ・ベアリング3を配設し、ベアリング3のアウタ・レ
ース3Aa,3Baを、シリンダブロック5とこれに結
合されるベアリングキャップ6に固定し、ベアリング2
の両端に設けたブリム2Ab,2Bbを上記アウタ・レ
ースの両端面に近接させ、シリンダブロックのメインギ
ャラリから圧送されるオイルを上記アウタ・レースに設
けたオイル孔3Ad,3Bdからベアリングの転動空間
7,8に導き、転動空間とジャーナル1をベアリング2
に形成したオイル孔2Ad,2Bdで連通した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、エンジンのクランク・シャフトを回転自在に支持するベアリング 構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の4サイクル・エンジンにおいて、クランクシャフトのジャーナルは、 プレーン・ベアリングで支持されていて、メイン・ギャラリから圧送されるオイ ルで潤滑されるようになっている。ところで、起動トルクの低減を図る手段とし て、プレーン・ベアリングに代えてローラ・ベアリングを用いることが考えられ る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
エンジン起動時の摩擦トルクを低減するにはローラ・ベアリングが優れている ことは知られているが、エンジンが中高速回転域で運転されているときには、ロ ーラがオイルを撹拌する抵抗のために摩擦トルクが増大するという問題があり、 中高速域ではプレーン・ベアリングの方が勝っている。従来は、エンジンとして 低速域と中高速域の何れを重視するかによってベアリングの構造を変えており、 起動から高速域に至るまでの全域をカバーするベアリングが要望されている。
【0004】 そこで、本考案の目的は、プレーン・ベアリングの有する特性とローラ・ベア リングの有する特性を併せ持ち、始動時から高速域までの全回転域での摩擦トル クを低減できるクランク・シャフトのベアリング構造の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案のクランク・シャフトのベアリング構造は、ジャーナルにプレーン・ベ アリングを嵌合し、このプレーン・ベアリングの外周にローラ・ベアリングを配 設し、このローラ・ベアリングのアウタ・レースを、シリンダ・ブロックとこれ に結合されるベアリング・キャップに固定し、上記プレーン・ベアリングの両端 に設けたブリムを上記アウタ・レースの両端面に近接させ、シリンダ・ブロック のメイン・ギャラリから圧送されるオイルを上記アウタ・レースに設けたオイル 孔からローラ・ベアリングの転動空間に導き、この転動空間とジャーナルを上記 プレーン・ベアリングに形成したオイル孔で連通したことを特徴とする。
【0006】
【作用】
エンジンの起動時から中速回転域までは、フリクションが小さいローラ・ベア リングがプレーン・ベアリングよりも支配的に作用し、中速域から高速域におい ては、オイルの撹拌で摩擦トルクの増えたローラ・ベアリングに代わってプレー ン・ベアリングの方が支配的に作用する。
【0007】
【実施例】
以下、図示の実施例に基づいて本考案を詳細に説明する。
【0008】 図1において、クランクシャフトのジャーナル1には、プレーン・ベアリング 2とローラ・ベアリング3からなる複合ベアリング4が嵌合させられている。
【0009】 図2に良く示すように、プレーン・ベアリング2は、プレーン・ベアリング・ アッパ2Aとプレーン・ベアリング・ロア2Bとからなっている。プレーン・ベ アリング・アッパ2Aとプレーン・ベアリング・ロア2Bは、これらをジャーナ ル1に嵌合させたときスリーブ状を成すスリーブ・アッパ2Aaとスリーブ・ロ ア2Baと、 各スリーブ2Aa,2Baの両端部に形成されたブリム2Ab, 2Bbと、スリーブの内周面に形成された周溝2Ac,2Bcと、この周溝2A c,2Bcの部分で各スリーブを貫通するオイル孔2Ad,2Bdとからなって いる。
【0010】 ローラ・ベアリング3は、シリンダ・ブロック5に位置決めして固定されるア ウタ・レース・アッパ3Aa及び図示されないリテーナに支持されたローラ3A bとからなるローラ・ベアリング・アッパ3Aと、シリンダ・ブロック5に結合 されるベアリング・キャップ6に位置決めして固定されるアウタ・レース・ロア 3Ba及び図示されないリテーナに保持されたローラ3Bbとからなるローラ・ ベアリング・ロア3Bとからなっている。各アウタ・レース3Aa,3Baの外 周面には、周溝3Ac,3Bcが形成されていて、この周溝の複数個所には、貫 通孔からなるオイル孔3Ad,3Bdが形成されている。
【0011】 シリンダ・ブロック5のアウタ・レース嵌合部5aには、 図示されないメイ ン・ギャラリから圧送される潤滑用オイルが供給されていて、周溝3Acはこの オイル供給路に連通するように位置させて固定される。従って、メイン・ギャラ リから圧送されるオイルは、オイル孔3Ad,3Bdからローラ3Ab,3Bb の転動空間7,8に供給される。転動空間7,8を満たしたオイルは、オイル孔 2Ad,2Bdからジャーナル1との間に供給される。
【0012】 ローラ・ベアリング3とプレーン・ベアリング2とは、ブリム2Ab,3Bb の外周縁とアウタ・レース3Aa,3Baの両端部との間に間隙G(図1(b) 参照)が形成されるように、互いの位置を決めて装着される。この間隙Gは、転 動空間7,8を満たしたオイルがオイル孔2Ad,2Bdを介してジャーナル1 とプレーン・ベアリング2との間に供給された余剰のオイルが排出されるように 設定される。複数のジャーナルとベアリングを経由してオイルを複数個所に供給 する場合には、末端の間隙Gは上述したような構成で良いが、圧送オイル通路の 中間に配設されるベアリングにおける間隙Gは可及的微小となるように構成され ることが望ましい。
【0013】 さて、以上のような構造のベアリングの作用を説明する。 図3には、エンジンの回転数とベアリングの摩擦トルクの関係を示してあり、 実線はプレーン・ベアリング2の特性を、破線はローラ・ベアリング3の特性を 示している。ローラ・ベアリング3とプレーン・ベアリング2の摩擦トルクは、 中速域の3000rpm前後を境としてその大小関係が逆転する。
【0014】 エンジンが起動される時には、クランク・シャフトの回転は極めて低回転であ り、プレーン・ベアリング2とジャーナル1との間の摩擦トルクが大きい。従っ て、このときには、プレーン・ベアリング2に先立って、ローラ・ベアリング3 のローラ3Ab,3Bbが回転してジャーナル1の摩擦トルクを低減する。クラ ンク・シャフトの回転が中速域になると、 ローラ・ベアリング3のローラ3A b,3Bbによるオイル撹拌抵抗が増大してその摩擦トルクが、プレーン・ベア リング3の摩擦トルクより大きくなる。そして、こののち、プレーン・ベアリン グ2のスリーブ2Aa,2Baとジャーナル1との間が支配的に摺動する。中速 以上の回転において、プレーン・ベアリング2とジャーナル1との間だけが摺動 するのではなく、ローラ・ベアリング3とプレーン・ベアリング2との間も摺動 すること勿論である。
【0015】 以上のような作用を図3で見てみると、一点鎖線で示すような特性となって現 われる。すなわち、複合ベアリング4は、起動から中速回転域まではローラ・ベ アリング3の特性を発揮して作動し、中速域から高速域ではその特性を生かした プレーン・ベアリング2が支配的に作動し、回転域の全域で摩擦トルクが低減さ れることになる。
【0016】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、 クランク・シャフトの回転に応じて、ロー ラ・ベアリングとプレーン・ベアリングのそれぞれの特性を生かすので、エンジ ン起動時の摩擦トルク低減と中高速域での摩擦トルクを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本考案の一実施例を示すクランク・シ
ャフトのベアリング構造の断面図、(b)はベアリング
構造の要部を示す拡大断面図、(c)はベアリングとジ
ャーナルの断面図である。
【図2】ベアリングの分解斜視図である。
【図3】ローラ・ベアリング,プレーン・ベアリングの
エンジン回転数と摩擦トルクの関係を示す特性線図であ
る。
【符号の説明】
1・・・クランク・シャフトのジャーナル 2・・・プレーン・ベアリング 2A・・・プレーン・ベアリング・アッパ 2Ab・・・ブリム 2Ad・・・オイル孔 2B・・・プレーン・ベアリング・ロア 2Bb・・・ブリム 2Bd・・・オイル孔 3・・・ローラ・ベアリング 3A・・・ローラ・ベアリング・アッパ 3Aa・・・アウタ・レース 3Ab・・・ローラ 3Ad・・・オイル孔 3B・・・ローラ・ベアリング・ロア 3Ba・・・アウタ・レース 3Bb・・・ローラ 3Bd・・・オイル孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンのクランク・シャフトのジャーナ
    ルを支持するベアリング構造であって、上記ジャーナル
    にプレーン・ベアリングを嵌合し、このプレーン・ベア
    リングの外周にローラ・ベアリングを配設し、このロー
    ラ・ベアリングのアウタ・レースを、 シリンダ・ブロ
    ックとこれに結合されるベアリング・キャップに固定
    し、上記プレーン・ベアリングの両端に設けたブリムを
    上記アウタ・レースの両端面に近接させ、シリンダ・ブ
    ロックのメイン・ギャラリから圧送されるオイルを上記
    アウタ・レースに設けたオイル孔からローラ・ベアリン
    グの転動空間に導き、この転動空間とジャーナルを上記
    プレーン・ベアリングに形成したオイル孔で連通したこ
    とを特徴とするクランク・シャフトのベアリング構造。
JP10309791U 1991-12-13 1991-12-13 クランク・シャフトのベアリング構造 Withdrawn JPH0550143U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10309791U JPH0550143U (ja) 1991-12-13 1991-12-13 クランク・シャフトのベアリング構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10309791U JPH0550143U (ja) 1991-12-13 1991-12-13 クランク・シャフトのベアリング構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0550143U true JPH0550143U (ja) 1993-07-02

Family

ID=14345133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10309791U Withdrawn JPH0550143U (ja) 1991-12-13 1991-12-13 クランク・シャフトのベアリング構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0550143U (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030029670A (ko) * 2001-10-05 2003-04-16 현대자동차주식회사 자동차 엔진의 크랭크샤프트 베어링
WO2003062658A1 (fr) * 2002-01-18 2003-07-31 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Palier roulant et palier de vilebrequin
WO2008029714A1 (fr) * 2006-09-04 2008-03-13 Ntn Corporation Roulement à rouleaux, structure de support d'arbre à cames, et moteur à combustion interne
JP2008057739A (ja) * 2006-09-04 2008-03-13 Ntn Corp ころ軸受
JP2008057740A (ja) * 2006-09-04 2008-03-13 Ntn Corp ころ軸受、カムシャフト支持構造および内燃機関
JP2008057742A (ja) * 2006-09-04 2008-03-13 Ntn Corp ころ軸受、カムシャフト支持構造および内燃機関
JP2010071324A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Jtekt Corp 二つ割り転がり軸受およびこれを備えた軸受構造
JP2012526939A (ja) * 2009-05-13 2012-11-01 バイエリッシェ モートーレン ウエルケ アクチエンゲゼルシャフト 内燃機関
EP2078877A3 (en) * 2008-01-09 2012-11-21 JTEKT Corporation Bearing with lubricating means

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030029670A (ko) * 2001-10-05 2003-04-16 현대자동차주식회사 자동차 엔진의 크랭크샤프트 베어링
WO2003062658A1 (fr) * 2002-01-18 2003-07-31 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Palier roulant et palier de vilebrequin
WO2008029714A1 (fr) * 2006-09-04 2008-03-13 Ntn Corporation Roulement à rouleaux, structure de support d'arbre à cames, et moteur à combustion interne
JP2008057739A (ja) * 2006-09-04 2008-03-13 Ntn Corp ころ軸受
JP2008057740A (ja) * 2006-09-04 2008-03-13 Ntn Corp ころ軸受、カムシャフト支持構造および内燃機関
JP2008057742A (ja) * 2006-09-04 2008-03-13 Ntn Corp ころ軸受、カムシャフト支持構造および内燃機関
EP2060807A1 (en) * 2006-09-04 2009-05-20 Ntn Corporation Roller bearing, cam shaft support structure, and internal combustion engine
EP2060807A4 (en) * 2006-09-04 2010-08-18 Ntn Toyo Bearing Co Ltd ROLLER BEARINGS, CAMSHAFT SUPPORT STRUCTURE AND COMBUSTION ENGINE
EP2511552A3 (en) * 2006-09-04 2014-04-30 NTN Corporation Cam shaft support structure and internal combustion engine
EP2078877A3 (en) * 2008-01-09 2012-11-21 JTEKT Corporation Bearing with lubricating means
JP2010071324A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Jtekt Corp 二つ割り転がり軸受およびこれを備えた軸受構造
JP2012526939A (ja) * 2009-05-13 2012-11-01 バイエリッシェ モートーレン ウエルケ アクチエンゲゼルシャフト 内燃機関

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5456535A (en) Journal bearing
JPH0550143U (ja) クランク・シャフトのベアリング構造
JPH04331841A (ja) エンジンのバランサ装置
JP2000034907A (ja) エンジン用タペットローラ支持軸受
JPS54100511A (en) Vane type rotary compressor
JP2975069B2 (ja) エンジン
JPS6034819Y2 (ja) すべり軸受支持装置
JPH03255223A (ja) ころがり軸受
JP2006183837A (ja) 分割軸受及びこの分割軸受を備えたカムジャーナル
JPH022086Y2 (ja)
JPS641455Y2 (ja)
KR920006276Y1 (ko) 로타리 압축기의 동압저어널 베아링 구조
JPH0550011U (ja) ジャーナル軸受部の構造
JP2010031967A (ja) 転がり軸受
JP3317005B2 (ja) 2サイクルエンジンの変速装置
JPS6131209Y2 (ja)
JPH0618022Y2 (ja) 内燃エンジンのカムシヤフトの端部の潤滑構造
JPS6319622Y2 (ja)
JPH025064Y2 (ja)
JPS6215533Y2 (ja)
JPH04113715U (ja) コンロツド・ベアリング潤滑構造
JPH07127632A (ja) シャフトの軸受構造
JP2019032028A (ja) 滑り軸受
JP2012219882A (ja) クランクシャフト支持構造及びクランクシャフト
JP2587770Y2 (ja) 密封形スラスト転がり軸受

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960404