JP2587770Y2 - 密封形スラスト転がり軸受 - Google Patents
密封形スラスト転がり軸受Info
- Publication number
- JP2587770Y2 JP2587770Y2 JP1993024147U JP2414793U JP2587770Y2 JP 2587770 Y2 JP2587770 Y2 JP 2587770Y2 JP 1993024147 U JP1993024147 U JP 1993024147U JP 2414793 U JP2414793 U JP 2414793U JP 2587770 Y2 JP2587770 Y2 JP 2587770Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotating wheel
- rolling bearing
- thrust rolling
- sealed
- sealed thrust
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/72—Sealings
- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
- F16C33/761—Sealings of ball or roller bearings specifically for bearings with purely axial load
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/10—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for axial load mainly
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、密封形スラスト転が
り軸受に関する。
り軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の密封形スラスト転がり軸
受としては図2に示すものがある。この密封形スラスト
転がり軸受は、固定輪20と、回転輪21と、両輪間2
0,21に回転自在に配置され保持器23で保持された
ボール22と、上記固定輪20に固定されこの回転輪2
1の両端面27,28に対向する側板25,26を有す
る断面コ字形のカバー24と、上記回転輪21の各端面
27,28に固定され上記カバー24の各側板25,2
6に接触して両輪20,21間に封入されたグリースま
たは油からなる潤滑剤33を密封するゴムリング等の密
封部材31,32とより構成されている。この種の密封
形スラスト転がり軸受は、例えば特開昭57−2551
7号に記載されている動翼用の軸受として使用される。
受としては図2に示すものがある。この密封形スラスト
転がり軸受は、固定輪20と、回転輪21と、両輪間2
0,21に回転自在に配置され保持器23で保持された
ボール22と、上記固定輪20に固定されこの回転輪2
1の両端面27,28に対向する側板25,26を有す
る断面コ字形のカバー24と、上記回転輪21の各端面
27,28に固定され上記カバー24の各側板25,2
6に接触して両輪20,21間に封入されたグリースま
たは油からなる潤滑剤33を密封するゴムリング等の密
封部材31,32とより構成されている。この種の密封
形スラスト転がり軸受は、例えば特開昭57−2551
7号に記載されている動翼用の軸受として使用される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の密封形スラスト転がり軸受を、例えば動翼用に使用
した場合、軸受内部の潤滑剤33が減少すると、動翼の
主軸の回転時の遠心力の作用で潤滑剤33が図3に示す
ように固定輪20側に偏り、回転輪21の軌道34への
潤滑が不足し、軸受焼き付きの原因となりかねない。さ
らに、回転輪21の回転が微小揺動回転であるため、ボ
ール22の自転による潤滑剤33の軌道34への供給が
されにくく、主軸の回転時の遠心力による潤滑不足の影
響がさらに大きくなる。そこで、この考案の目的は、上
記のような技術課題を解決し、潤滑剤に遠心力が作用し
ても回転輪の軌道への潤滑不足が防止できる密封形スラ
スト転がり軸受を提供することにある。
来の密封形スラスト転がり軸受を、例えば動翼用に使用
した場合、軸受内部の潤滑剤33が減少すると、動翼の
主軸の回転時の遠心力の作用で潤滑剤33が図3に示す
ように固定輪20側に偏り、回転輪21の軌道34への
潤滑が不足し、軸受焼き付きの原因となりかねない。さ
らに、回転輪21の回転が微小揺動回転であるため、ボ
ール22の自転による潤滑剤33の軌道34への供給が
されにくく、主軸の回転時の遠心力による潤滑不足の影
響がさらに大きくなる。そこで、この考案の目的は、上
記のような技術課題を解決し、潤滑剤に遠心力が作用し
ても回転輪の軌道への潤滑不足が防止できる密封形スラ
スト転がり軸受を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この考案は、固定輪と、回転輪と、両輪間に回転自
在に配置された転動体と、固定輪に固定され回転輪の両
端面に対向するよう延びる両側板と、各側板と回転輪の
各端面間に配置され両輪間に封入された潤滑剤を密封す
る密封部材とよりなる密封形スラスト転がり軸受におい
て、回転輪の軌道側周面の両端部に溝部が形成されてい
ることを特徴とする。さらに、溝部の底面と回転輪の軌
道側周面間の距離が回転輪の軌道最低部と回転輪の軌道
側周面間の距離よりも大きく設定されている。さらにま
た溝部は円周連続溝であることを特徴としている。
め、この考案は、固定輪と、回転輪と、両輪間に回転自
在に配置された転動体と、固定輪に固定され回転輪の両
端面に対向するよう延びる両側板と、各側板と回転輪の
各端面間に配置され両輪間に封入された潤滑剤を密封す
る密封部材とよりなる密封形スラスト転がり軸受におい
て、回転輪の軌道側周面の両端部に溝部が形成されてい
ることを特徴とする。さらに、溝部の底面と回転輪の軌
道側周面間の距離が回転輪の軌道最低部と回転輪の軌道
側周面間の距離よりも大きく設定されている。さらにま
た溝部は円周連続溝であることを特徴としている。
【0005】
【作用】上記構成によれば、潤滑剤が遠心力の影響を受
けても、回転輪の軌道側周面の両端部の溝部に潤滑剤が
残存して回転輪の軌道への潤滑が充分に維持される。
けても、回転輪の軌道側周面の両端部の溝部に潤滑剤が
残存して回転輪の軌道への潤滑が充分に維持される。
【0006】
【実施例】以下、この考案の具体的実施例について図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0007】図1にこの考案の密封形スラスト転がり軸
受の実施例を示す。この実施例は、固定輪1と、回転輪
2と、両輪1,2間に回転自在に配置され保持器4で保
持されたボール3と、上記固定輪1に固定されこの回転
輪2の両端面8,9に対向する側板6,7を有する断面
コ字形のカバー5と、上記回転輪2の各端面8,9に形
成された周溝10,11内に固定されその一部が上記カ
バー5の各側板6,7に接触して両輪1,2間に封入さ
れたグリースまたは油からなる潤滑剤16を密封するゴ
ムリング等の密封部材12,13とより構成されてい
る。なお、上記各側板6,7は断面コ字形のカバー5と
して一体化して形成する必要は必ずしもなく、固定輪1
に固定された側板であればよい。また上記密封部材1
2,13は回転輪2に固定して側板6,7に接触させる
構成ではなく、逆に各側板6,7に密封部材を一体化し
その一部を回転輪2に接触させて密封する構成としても
よい。さらに、転動体は上記ボール3を使用している
が、ローラを使用してもよいものである。
受の実施例を示す。この実施例は、固定輪1と、回転輪
2と、両輪1,2間に回転自在に配置され保持器4で保
持されたボール3と、上記固定輪1に固定されこの回転
輪2の両端面8,9に対向する側板6,7を有する断面
コ字形のカバー5と、上記回転輪2の各端面8,9に形
成された周溝10,11内に固定されその一部が上記カ
バー5の各側板6,7に接触して両輪1,2間に封入さ
れたグリースまたは油からなる潤滑剤16を密封するゴ
ムリング等の密封部材12,13とより構成されてい
る。なお、上記各側板6,7は断面コ字形のカバー5と
して一体化して形成する必要は必ずしもなく、固定輪1
に固定された側板であればよい。また上記密封部材1
2,13は回転輪2に固定して側板6,7に接触させる
構成ではなく、逆に各側板6,7に密封部材を一体化し
その一部を回転輪2に接触させて密封する構成としても
よい。さらに、転動体は上記ボール3を使用している
が、ローラを使用してもよいものである。
【0008】回転輪2の軌道側周面17の両端部には溝
部14,15が形成されている。この溝部14,15
は、溝部14,15の底面と回転輪2の軌道側周面17
間の距離Bが回転輪2の軌道最低部18aと回転輪2の
軌道側周面17間の距離Aよりも大きく設定されれば、
軌道18への潤滑剤16の供給がより確実に維持でき
る。また、この溝部14,15は、円周に連続する溝か
らなるが、必要により不連続な溝としてもよい。
部14,15が形成されている。この溝部14,15
は、溝部14,15の底面と回転輪2の軌道側周面17
間の距離Bが回転輪2の軌道最低部18aと回転輪2の
軌道側周面17間の距離Aよりも大きく設定されれば、
軌道18への潤滑剤16の供給がより確実に維持でき
る。また、この溝部14,15は、円周に連続する溝か
らなるが、必要により不連続な溝としてもよい。
【0009】
【考案の効果】以上から明らかなように、この考案の密
封形スラスト転がり軸受は、例えば動翼用に使用された
場合、回転遠心力が潤滑剤に作用しても、回転輪の内周
両端部溝部に充分に潤滑剤が保持されるため、回転輪の
軌道部への潤滑不足が解消され、軸受の焼き付き等の不
都合が防止できる。
封形スラスト転がり軸受は、例えば動翼用に使用された
場合、回転遠心力が潤滑剤に作用しても、回転輪の内周
両端部溝部に充分に潤滑剤が保持されるため、回転輪の
軌道部への潤滑不足が解消され、軸受の焼き付き等の不
都合が防止できる。
【図1】この考案にかかる実施例である密封形スラスト
転がり軸受の断面図である。
転がり軸受の断面図である。
【図2】従来の密封形スラスト転がり軸受の断面図であ
る。
る。
【図3】図2の軸受使用時の潤滑剤状態の説明概略図で
ある。
ある。
1 固定輪 2 回転輪 3 転動体 6,7 側板 12,13 密封部材 14,15 溝部 16 潤滑剤
Claims (3)
- 【請求項1】 固定輪と、回転輪と、両輪間に回転自在
に配置された転動体と、固定輪に固定され回転輪の両端
面に対向するよう延びる両側板と、各側板と回転輪の各
端面間に配置され両輪間に封入された潤滑剤を密封する
密封部材とよりなる密封形スラスト転がり軸受におい
て、回転輪の軌道側周面の両端部に溝部が形成されてい
ることを特徴とする密封形スラスト転がり軸受。 - 【請求項2】 請求項1の密封形スラスト転がり軸受に
おいて、溝部の底面と回転輪の軌道側周面間の距離が回
転輪の軌道最低部と回転輪の軌道側周面間の距離よりも
大きく設定されていることを特徴とする密封形スラスト
転がり軸受。 - 【請求項3】 請求項1又は2の密封形スラスト転がり
軸受において、溝部が円周連続溝であることを特徴とす
る密封形スラスト転がり軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993024147U JP2587770Y2 (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 密封形スラスト転がり軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993024147U JP2587770Y2 (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 密封形スラスト転がり軸受 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0678628U JPH0678628U (ja) | 1994-11-04 |
JP2587770Y2 true JP2587770Y2 (ja) | 1998-12-24 |
Family
ID=12130229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993024147U Expired - Lifetime JP2587770Y2 (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 密封形スラスト転がり軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2587770Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-04-12 JP JP1993024147U patent/JP2587770Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0678628U (ja) | 1994-11-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081023 Year of fee payment: 10 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081023 Year of fee payment: 10 |