JPH025064Y2 - - Google Patents

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JPH025064Y2
JPH025064Y2 JP4303183U JP4303183U JPH025064Y2 JP H025064 Y2 JPH025064 Y2 JP H025064Y2 JP 4303183 U JP4303183 U JP 4303183U JP 4303183 U JP4303183 U JP 4303183U JP H025064 Y2 JPH025064 Y2 JP H025064Y2
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JP
Japan
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crankshaft
engine
gear case
flywheel
oil
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JP4303183U
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English (en)
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JPS59148444U (ja
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、片フライホイール式エンジンに関
し、特に、両フライホイール式エンジンへの改造
に適したギヤケースをそなえた片フライホイール
式エンジンに関する。
一般に、手始動形式の横形単気筒デイーゼルエ
ンジンでは、単気筒による回転不整を少なくする
ために、また起動時の圧縮乗越慣性力を大きくし
手始動を可能にするために、フライホイールを用
いているが、エンジンの使用回転数により、その
慣性モーメントの必要量が異なる。
そこで、従来のエンジンでは、エンジンの出力
軸回転速度が約1500rpm程度より低い場合、2個
のフライホイールがエンジンに取付けられる。す
なわち、両フライホイール式エンジンとして、エ
ンジンが構成されている。
また、エンジンの出力軸回転速度が約1500rpm
程度より高い場合、1個のフライホイールがエン
ジンに取付けられる。すなわち、片フライホイー
ル式エンジンとしてエンジンが構成されている。
ところで、これらのエンジンでは、上述のフラ
イホイールの取付け個数の変化に応じた形状の部
品をそれぞれ用いなければならず、同一の部品の
改造等によつて、部品の、特にギヤケースの共用
化をはかることができず、コストの大幅な上昇や
部品管理の煩雑化を招くという問題点がある。
本考案は、このような問題点を解決しようとす
るもので、両フライホイール式エンジンへ容易に
改造しうる片フライホイール式エンジンを提供す
ることを目的とする。
このため、本考案の片フライホイール式エンジ
ンは、一端にフライホイールを有するクランクシ
ヤフトの他端が嵌入されて油圧室を形成する嵌合
部を有するギヤケースをそなえるとともに、上記
油圧室から上記クランクシヤフトのクランクピン
へ潤滑油を導く油路をそなえた片フライホイール
式エンジンにおいて、上記ギヤケース嵌合部の上
記クランクシヤフト他端延長部分を薄肉構造とし
たことを特徴としている。
以下図面により本考案の一実施例としてのエン
ジンについて説明すると、第1図は片フライホイ
ール式エンジンの全体構成を示す側面断面図、第
2図aは第1図の−矢視断面図、第2図bは
第2図aのb−b矢視断面図、第3図はその
ギヤケースを両フライホイール式エンジン用に改
造した例を示す両フライホイール式エンジンの全
体構成図、第4図は第3図の−矢視断面図で
ある。
第1図および第2図a,bにそれぞれ示すよう
に、片フライホイール式エンジンEのクランクシ
ヤフト1の一端に第1のフライホイール2が取付
けられている。またエンジンEのシリンダ11に
隣接して、第1のフライホイール2と反対側にギ
ヤケース3が取付けられている。そしてこのギヤ
ケース3の、クランクシヤフト1の他端部が嵌入
される嵌合部4とクランクシヤフト1の端面5と
で円筒状の油圧室(調圧室)6を形成するよう構
成されている。
すなわち、クランクシヤフト1の端部周面7は
嵌合部4に〓間Cを介して嵌合されており、その
隙間Cは、ギヤケース3とクランクシヤフト1と
の相対運動を許すとともに、油圧室6に給油穴1
3から導入された潤滑油を所定油圧に保つのに必
要な寸法に選定されている。
そして、油圧室6からクランクピン8へ潤滑油
を導く油路9がクランクシヤフト1に穿設されて
おり、クランクピン8とコンロツド10との間の
潤滑が適切に行なわれるようになつている。
また、油圧室6の底面は薄肉壁部16として形
成されており、(切削加工等により)容易に削除
できる構造となつている。
なお、第1図および第2図a,b中の符号11
はシリンダを示しており、12はベアリング、1
3は油圧ポンプからの給油穴、14はロツカ室2
2への給油穴、15は油逃し穴用凹部を示してい
る。
本考案の片フライホイール式エンジンは上述の
ごとく構成されているので、図示しない油圧ポン
プからの潤滑油が給油穴13を介して油圧室6へ
供給され、ここで調圧された潤滑油が油路9を介
してクランクピン8およびロツカ室へ適切に供給
することができる。
さらに、このギヤケース3およびその薄肉壁部
16を第2図aに示す状態から第4図に示す状態
となるように削除して、第2のフライホイール1
7をクランクシヤフト18に取付けることができ
る。
すなわち、クランクシヤフトを延長して、第4
図に示すようにクランクシヤフト18を、この薄
肉壁部16が削除されたギヤケース3に挿通させ
る。
このとき、リング状オイルシール19を、クラ
ンクシヤフト18とギヤケース3に密着させて、
圧油のシーリングを行なう。
この両フライホイール式エンジンE′では、クラ
ンクシヤフト18の縮径部18aと嵌合部4の円
筒壁部4aから油圧室6′が形成されており、こ
の油圧室6′からクランクシヤフト18の油路2
0を介してクランクピン8へ潤滑油を供給するこ
とができる。
なお、第4図中の符号21は、オイルシール1
9の嵌合部加工によつて開口され、油圧室6′か
らの漏油をギヤケース3内にもどす油逃し穴を示
している。
以上詳述したように、本考案の片フライホイー
ル式エンジンによれば、一端にフライホイールを
有するクランクシヤフトの他端が嵌入されて油圧
室を形成する嵌合部を有するギヤケースをそなえ
るとともに、上記油圧室から上記クランクシヤフ
トのクランクピンへ潤滑油を導く油路をそなえた
片フライホイール式エンジンにおいて、上記ギヤ
ケース嵌合部の上記クランクシヤフト他端延長部
分を薄肉壁構造とした簡素な構成で、次のような
効果ないし利点がある。
(1) 同一排気量で使用回転数域が異なるエンジン
を生産する場合に、片フライホイール式エンジ
ン及び両フライホイール式エンジンをクランク
シヤフト及びギヤケースの一部を加工するだけ
で容易に併行生産ができる。
(2) コストが低減し、エンジンコストの低減に寄
与する。
(3) 部品管理が行ないやすい。
(4) 組立能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は本考案の一実施例としての片フラ
イホイール式エンジンを示すもので、第1図はそ
の全体構成を示す側面断面図、第2図aは第1図
の−矢視断面図、第2図bは第2図aのb
−b矢視断面図、第3図はそのギヤケースを両
フライホイール式エンジン用に改造した例を示す
両フライホイール式エンジンの全体構成図、第4
図は第3図の−矢視断面図である。 1……クランクシヤフト、2……第1のフライ
ホイール、3……ギヤケース、4……嵌合部、4
a……円筒壁部、5……端面、6,6′……油圧
室、7……端部周面、8……クランクピン、9…
…油路、10……コンロツド、11……シリン
ダ、12……ベアリング、13……油圧ポンプか
らの給油穴、14……ロツカ室への給油穴、15
……油逃し穴用凹部、16……薄肉壁部、17…
…第2のフライホイール、18……クランクシヤ
フト、18a……縮径部、19……リング状オイ
ルシール、20……油路、21……油逃し穴、2
2……ロツカ室、C……スキマ、E……片フライ
ホイール式エンジン、E′……両フライホイール式
エンジン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端にフライホイールを有するクランクシヤフ
    トの他端が嵌入されて油圧室を形成する嵌合部を
    有するギヤケースをそなえるとともに、上記油圧
    室から上記クランクシヤフトのクランクピンへ潤
    滑油を導く油路をそなえた片フライホイール式エ
    ンジンにおいて、上記ギヤケース嵌合部の上記ク
    ランクシヤフト他端延長部分を薄肉構造としたこ
    とを特徴とする、片フライホイール式エンジン。
JP4303183U 1983-03-25 1983-03-25 片フライホイ−ル式エンジン Granted JPS59148444U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4303183U JPS59148444U (ja) 1983-03-25 1983-03-25 片フライホイ−ル式エンジン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4303183U JPS59148444U (ja) 1983-03-25 1983-03-25 片フライホイ−ル式エンジン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59148444U JPS59148444U (ja) 1984-10-04
JPH025064Y2 true JPH025064Y2 (ja) 1990-02-07

Family

ID=30173559

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4303183U Granted JPS59148444U (ja) 1983-03-25 1983-03-25 片フライホイ−ル式エンジン

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JPS59148444U (ja) 1984-10-04

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