JPS632697Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS632697Y2 JPS632697Y2 JP8291882U JP8291882U JPS632697Y2 JP S632697 Y2 JPS632697 Y2 JP S632697Y2 JP 8291882 U JP8291882 U JP 8291882U JP 8291882 U JP8291882 U JP 8291882U JP S632697 Y2 JPS632697 Y2 JP S632697Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston ring
- piston
- ring
- groove
- outer circumferential
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 5
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 5
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は内燃機関、往復動圧縮機等の往復動機
関に使用されるピストンリングに関する。
関に使用されるピストンリングに関する。
第１図はこの種ピストンリングを使用した舶用
デイーゼル機関の１例を示し、同図において１は
シリンダカバー、２はピストン、３はシリンダラ
イナ、４は上記ピストン２のリング溝内に装着さ
れたピストンリングである。
デイーゼル機関の１例を示し、同図において１は
シリンダカバー、２はピストン、３はシリンダラ
イナ、４は上記ピストン２のリング溝内に装着さ
れたピストンリングである。
かかる機関において、ピストンリング４はピス
トン２の往復動と共にシリンダライナ３の内周面
上を往復摺動する。しかしながら従来のピストン
リング４は、第２図及び第３図に示すようにその
外周面４ａ及び上下側面４ｂ，４ｃが平面にて形
成されているため、シリンダライナ３の内周面３
ａに注油された潤滑油がピストン２のリング溝２
ａの壁面とピストンリング４の上下側面４ｂ，４
ｃとの間の空所５に侵入して燃焼する。このため
ピストンリング４の外周摺動面４ａ近傍にカーボ
ンが附着しピストンリング４焼き付きの要因とな
る。
トン２の往復動と共にシリンダライナ３の内周面
上を往復摺動する。しかしながら従来のピストン
リング４は、第２図及び第３図に示すようにその
外周面４ａ及び上下側面４ｂ，４ｃが平面にて形
成されているため、シリンダライナ３の内周面３
ａに注油された潤滑油がピストン２のリング溝２
ａの壁面とピストンリング４の上下側面４ｂ，４
ｃとの間の空所５に侵入して燃焼する。このため
ピストンリング４の外周摺動面４ａ近傍にカーボ
ンが附着しピストンリング４焼き付きの要因とな
る。
本考案は上記に鑑みなされたもので、ピストン
リング摺動面近傍のカーボンの附着を防止し、ピ
ストンリングの耐久性を向上せしめることを目的
とする。
リング摺動面近傍のカーボンの附着を防止し、ピ
ストンリングの耐久性を向上せしめることを目的
とする。
以下第４図及び第５図を参照して本考案の１実
施例につき説明すると、１１はピストンリング、
２はピストン、２ａはピストン２ａのリング溝で
ある。
施例につき説明すると、１１はピストンリング、
２はピストン、２ａはピストン２ａのリング溝で
ある。
上記ピストンリング１１の外周面１１ａ及び上
部側面１１ｂには環状の溝１２，１３が刻設さ
れ、双方の溝１２，１３は、円周方向の適所（こ
の実施例の場合は、第５図に示すように、円周方
向等間隔に８箇所）に穿設された連絡孔１４に連
通されている。
部側面１１ｂには環状の溝１２，１３が刻設さ
れ、双方の溝１２，１３は、円周方向の適所（こ
の実施例の場合は、第５図に示すように、円周方
向等間隔に８箇所）に穿設された連絡孔１４に連
通されている。
尚、上記溝１３はピストンリング１１の下側面
１１ｃに設けてもよい。
１１ｃに設けてもよい。
上記構成を具えたピストンリング１１を装着し
た内燃機関の運転時において、リング溝２ａ内の
ピストンリング１１との間の空所５の潤滑油は、
上側面の溝１３に溜つた後、連絡孔１４を通つて
外周面の溝１２に滲み出てピストンリング１１の
外周面１１ａとシリンダライナ３の内周面とを潤
滑する。これにより上記空所５内に潤滑油が滞溜
してピストン２の熱により加熱されカーボン化す
ることがなくなる。
た内燃機関の運転時において、リング溝２ａ内の
ピストンリング１１との間の空所５の潤滑油は、
上側面の溝１３に溜つた後、連絡孔１４を通つて
外周面の溝１２に滲み出てピストンリング１１の
外周面１１ａとシリンダライナ３の内周面とを潤
滑する。これにより上記空所５内に潤滑油が滞溜
してピストン２の熱により加熱されカーボン化す
ることがなくなる。
本考案は以上のように構成されており、本考案
によれば、ピストンリングとリング溝との間の空
所内の潤滑油はリング側面の溝から連絡孔を経て
リング外周面の溝に滲み出、ライナとの摺動部を
潤滑するので、上記空所内に潤滑油が溜つて燃焼
することによりカーボンの発生することがない。
従つて該カーボンによるピストンリングの焼付き
の発生を防止することができる。
によれば、ピストンリングとリング溝との間の空
所内の潤滑油はリング側面の溝から連絡孔を経て
リング外周面の溝に滲み出、ライナとの摺動部を
潤滑するので、上記空所内に潤滑油が溜つて燃焼
することによりカーボンの発生することがない。
従つて該カーボンによるピストンリングの焼付き
の発生を防止することができる。
第１図は舶用デイーゼル機関の燃焼室近傍の１
例を示す断面図、第２図及び第３図は従来のピス
トンリングの１例を示す断面図及び外観図であ
る。第４図及び第５図は本考案の１実施例を示す
要部断面図及び平面図である。 ２……ピストン、２ａ……リング溝、５……空
所、１１……ピストンリング、１２，１３……
溝、１４……連絡孔。
例を示す断面図、第２図及び第３図は従来のピス
トンリングの１例を示す断面図及び外観図であ
る。第４図及び第５図は本考案の１実施例を示す
要部断面図及び平面図である。 ２……ピストン、２ａ……リング溝、５……空
所、１１……ピストンリング、１２，１３……
溝、１４……連絡孔。
Claims (1)
- シリンダライナに摺接する外周面及び該外周面
と直角な側面に環状の溝を刻設し、双方の溝を連
絡孔にて連通したことを特徴とするピストンリン
グ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8291882U JPS58184056U (ja) | 1982-06-03 | 1982-06-03 | ピストンリング |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8291882U JPS58184056U (ja) | 1982-06-03 | 1982-06-03 | ピストンリング |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58184056U JPS58184056U (ja) | 1983-12-07 |
| JPS632697Y2 true JPS632697Y2 (ja) | 1988-01-22 |
Family
ID=30091950
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8291882U Granted JPS58184056U (ja) | 1982-06-03 | 1982-06-03 | ピストンリング |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58184056U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030021474A (ko) * | 2001-09-06 | 2003-03-15 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 피스톤의 압축링 |
-
1982
- 1982-06-03 JP JP8291882U patent/JPS58184056U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58184056U (ja) | 1983-12-07 |
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