JPH0549866U - 分岐口を有するシングルレバ−式単水栓 - Google Patents

分岐口を有するシングルレバ−式単水栓

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JPH0549866U
JPH0549866U JP11015891U JP11015891U JPH0549866U JP H0549866 U JPH0549866 U JP H0549866U JP 11015891 U JP11015891 U JP 11015891U JP 11015891 U JP11015891 U JP 11015891U JP H0549866 U JPH0549866 U JP H0549866U
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靖 馬場
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株式会社ナニワ製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 既設の単水栓の胴を利用して分岐口をもつシ
ングルレバ−式単水栓を取付けること。 【構成】 既設のコンプレッション式単水栓の胴Aに、
2枚のセラミックスディスク7,8からなる弁をもつシ
ングルレバ−式単水栓を取付けるに当り、弁本体1の下
方に脚部2を延設し、この脚部2に胴Aの入口部30と
連通する通路2aと、胴Aの出口部31と連通する通路
2bを設けると共に、弁本体1の分岐口20に連通する
通路2cを設ける。そして、この脚部2を袋ナット3に
より胴Aに取付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、水道の蛇口として設置されている通常のコンプレッション式単水栓 における胴をそのまま利用したシングルレバ−式単水栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】
周知のように、単水栓は、最高使用圧力7.5kg/cm2 とする給水管の末端に取 り付けられて使用されているもので、いわゆる上水道に連通して用いているため 、規格に合せる必要があり、例えば、単水栓の胴の材質は青銅鋳物とされている 。そして、単水栓を構造的に分類すれば、栓棒のネジによる昇降によって弁の開 閉が行われるコンプレッション式、水栓の栓軸を90°回転することにより開閉 するプラグ式、手動で弁座が開弁しスプリングまたは水圧により閉弁する自閉式 、および、ボ−ルが水中にて浮子の作用をなし、水量によりボ−ルの先の弁が開 閉されるボ−ルタップ式に分類されている。このうち、最も一般に使用されてい るものは、コンプレッション式単水栓であって、このコンプレッション式単水栓 は構造簡単にして安価で、故障が少ない反面、コマパッキンを閉弁毎に押圧する ので、コマパッキンの寿命が短い、という不都合があり、しかも、栓棒のネジを 上下方向に螺進するため、栓棒を適宜のハンドルやツマミで回動させなければな らず、その操作が若干ではあるが、わずらわしい。
【0003】 一方、水道管を分岐させて洗濯機や浄水器等に接続することが行われているが 、例えば、マンション(コンクリ−ト製集合住宅)等において、コンクリ−ト壁 に埋設された水道管に新しく分岐管を設けることは不可能であるため、既設の給 水栓に分岐栓を取付け、この分岐栓から接続することが行われている。
【0004】 そこで本考案者は、実開昭63−1305620号公報で提案した如く、既設 のコンプレッション式単水栓の胴をそのまま利用した分岐口付シングルレバ−式 単水栓を提案した。
【0005】 しかしながら、かかる分岐口付シングルレバ−式単水栓では、胴の蛇口を開閉 する操作レバ−は分岐口を開閉することができず、他のハンドを必要とする、と いう問題があり、更に、分岐口を操作レバ−の上方に開口させることから、操作 の邪魔になる、という問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案は、かかる問題を解決するために案出されたもので、その要旨と するところは、水道管と連通する入口部30と、蛇口を形成する出口部31と、 これらの入口部30と出口部31とを区画する水平状コマシ−ト部32と、該コ マシ−ト部32の上方で延出された筒状立上り部33と、該立上り部33の上部 外周に設けた外側ネジ35と、からなるコンプレッション式単水栓の胴Aにおい て、前記コマシ−ト部32に当接し、かつ、立上り部33から挿入する脚部2を 、シングルレバ−式単水栓の栓本体1に下方に向け延設し、該脚部2に、導入路 2a、第1吐出路2bおよび第2吐出路2cをそれぞれ貫通して設け、該導入路 2aを前記入口部30に連通すると共に、第1吐出路2bを出口部31に連通し 、該脚部2の上方に袋ナット3を遊嵌して前記外側ネジ35に螺合して栓本体1 を胴Aにセットし、前記栓本体1に、セラミックス製の固定および可動ディスク 7,8からなる弁を有するカ−トリッジ本体5を内蔵し、該可動ディスク8に操 作レバ−13を接続して前記導入路2a、第1吐出路2bおよび第2吐出路2c の開閉を行うようにし、前記栓本体1の下方側に、管継手19を側方に有するリ ング状分岐口ハブ15を回動自在に嵌合し、該管継手19を前記第2吐出路2c に連通したことを特徴とする分岐口を有するシングルレバ−式単水栓にある。
【0007】
【実施例】
本考案の構成を添付図面に示す実施例により詳細に述べる。 図1は本考案の実施例の縦断面図、図2は要部分解平面図、図3は(A)は図 1のA矢視断面図、(B)は図1のB矢視断面図、図4は作動説明図である。
【0008】 これらの図において、先ず、周知のコンプレッション式単水栓の胴Aについて 述べる。 胴Aには、水道管(図示せず)と接続する入口部30と、蛇口を形成する出口 部31と、これらの入口部30と出口部31とを区画する水平状のコマシ−ト部 32と、このコマシ−ト部32の上方で延出された筒状の立上り部33と、コマ を下端に取付けた栓棒(いずれも図示せず)を螺合するために、立上り部33の 内周に刻設された内側ネジ部34と、コマ栓棒を保持する蓋(図示せず)を螺着 するために、この立上り部33の外周に刻設された外側ネジ部35と、から大略 構成されている。
【0009】 そこで、シングルレバ−式単水栓の栓本体1に脚部2を一体的に延設し、この 脚部2に、前記入口部30と連通する導入路2aと、出口部31と連通する第1 吐出路2bと、後述の分岐口20と連通する第2吐出路2cとをそれぞれ貫通し て設けている。そして、この導入路2aの下方開口部をコマシ−ト開口部に接合 するため、この脚部2を筒状立上り部33から挿入してコマシ−ト部32に当接 させている。しかも、この脚部2の上方には袋ナット3を遊嵌して、前記外側ネ ジ35に、パッキン4を介して螺着し、栓本体1を胴Aにセットするようにして いる。
【0010】 この栓本体1には、次のようなディスク型開閉弁を内蔵したカ−トリッジ本体 5が、ビス6によって着脱自在に固着されている。 このカ−トリッジ本体5の底部には、セラミックス製の固定および可動ディス ク7,8を摺り合せて載置している。固定ディスク7はカ−トリッジ本体5の底 部に固定され、この固定ディスク7より小径の可動ディスク8には作動ディスク 9が係止され、この作動ディスク9には作動軸10が係合されている。この作動 軸10は作動軸筒11に揺動自在に支持されており、この作動軸筒11はカ−ト リッジ蓋12に螺着して取付けられている。この作動軸10には操作レバ−13 が接続されている。したがって、操作レバ−13を操作すると、作動軸10、作 動ディスク9を介して、可動ディスク8が固定ディスク7上を摺動して、後述の 各通水孔を開閉するようになっているが、これらの構造は、通水孔の形状を除き 、セラミックス製ディスク型弁として周知のものである。なお、栓本体1上には 化粧カバ−14が上方から嵌挿・密着されていて、カ−トリッジ本体5等をカバ −している。
【0011】 この栓本体1の下方、すなわち、カ−トリッジ本体5の設置位置より下方に、 リング状の分岐口ハブ15を、Oリング16を介して、回動自在に嵌合している 。この分岐口ハブ15と栓本体1との間には、帯状の通水溝17が形成されてい て、分岐口ハブ15を回動しても通水できるようになっている。この通水溝17 は、栓本体1に設けた横孔18を介して、前記第2吐水路2cに連通している。 また、分岐口ハブ15には、いわゆるワンタッチで接続できる管継手19が横方 向に螺着されており、この管継手19には前記分岐口20が穿設されている。こ の分岐口20は通水溝17、横孔18および第2吐出路2cと連通している。な お、分岐口ハブ15には、この管継手19に対向する位置に副分岐口を設けてプ ラグ21で蓋している。
【0012】 次に、固定および可動ディスク7,8の各通水孔について述べる。図2に示す ように、可動ディスク8には、大三日月状可動側通水孔22が穿設されている。 固定ディスク7には、前記導入路2aと連通し、かつ、大三日月状可動側通水孔 22に連通する第1の小三日月状固定側通水孔23が穿設されている。更に、こ の固定ディスク7には、第1吐出路2bに連通する第2の小半月状固定側通水孔 24と、第2吐出路2cに連通する第3の小半月状固定側通水孔25とが穿設さ れている。そして、これらの第1の小三日月状固定側通水孔23、第2の小半月 状固定側通水孔24および第3の小半月状固定側通水孔25には、それぞれ切欠 状の棚26,27,28が設けられ、これらの通水孔の流量調節をしている。
【0013】 次に、本実施例の作用を述べる。本実施例のシングルレバ−式単水栓を既設の コンプレッション式単水栓の胴Aにセットするには、脚部2を胴Aの立上り部3 3に挿入して袋ナット3で締付ける。次いで、管継手19に、例えば浄水器の管 を接続する。そこで、操作レバ−13を操作して、図4(A)の位置にすれば、 胴Aの蛇口および分岐口20は共に閉弁される。次に、同図(B)の位置に操作 レバ−13を操作すれば、大三日月状可動側通水孔22は、第1の小三日月状固 定側通水孔23の棚26と、第2の小半月状固定側通水孔24の棚27と、第3 の小半月状固定側通水孔25の棚28とにそれぞれ連通し、胴Aの蛇口および分 岐口19は共に開弁する。更に、同図(C)の位置に操作レバ−13を操作すれ ば、大三日月状可動側通水孔22は、第2の小半月状固定側通水孔24に連通し 、分岐口19のみが開弁する。勿論、大三日月状可動側通水孔22を第3の小半 月状固定側通水孔25に連通すれば、胴Aの蛇口が開弁する。
【0014】
【考案の効果】
本考案によれば、水道の蛇口として既に設置されているコンプレッション式単 水栓の胴を利用して、分岐口を有するシングルレバ−式単水栓をセットしたので 、コンプレッション式単水栓の操作に比べ、開閉操作が簡易であるばかりでなく 、分岐口によって他の器具に容易に接続することができるのは勿論、1本の操作 レバ−でもって、分岐口および胴の蛇口の開閉ができるので、スマ−ト性を失う ことなく、便利となる。
【0015】 殊に、分岐口は栓本体に対しいずれの方向にも位置させることができるので、 胴の蛇口が定置されていても、互に干渉することなく、例えば浄水器に接続する ことができる。 更に、分岐口は操作レバ−の下方に位置するので、操作レバ−の操作の邪魔を しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の縦断面図である。
【図2】要部分解平面図である。
【図3】(A)は図1のA矢視断面図、(B)は図1の
B矢視断面図である。
【図4】作動説明図である。
【符号の説明】
1…栓本体、2…脚部、2a…導入路、2b…第1吐出
路、2c…第2吐出路、3…袋ナット、5…カ−トリッ
ジ本体、7…固定ディスク、8…可動ディスク、13…
操作レバ−、15…分岐口ハブ、19…管継手、30…
入口部、31…出口部、32…コマシ−ト部、33…立
上り部、35…外側ネジ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水道管と連通する入口部30と、蛇口を
    形成する出口部31と、これらの入口部30と出口部3
    1とを区画する水平状コマシ−ト部32と、該コマシ−
    ト部32の上方で延出された筒状立上り部33と、該立
    上り部33の上部外周に設けた外側ネジ35と、からな
    るコンプレッション式単水栓の胴Aにおいて、 前記コマシ−ト部32に当接し、かつ、立上り部33か
    ら挿入する脚部2を、シングルレバ−式単水栓の栓本体
    1に下方に向け延設し、該脚部2に、導入路2a、第1
    吐出路2bおよび第2吐出路2cをそれぞれ貫通して設
    け、該導入路2aを前記入口部30に連通すると共に、
    第1吐出路2bを出口部31に連通し、該脚部2の上方
    に袋ナット3を遊嵌して前記外側ネジ35に螺合して栓
    本体1を胴Aにセットし、前記栓本体1に、セラミック
    ス製の固定および可動ディスク7,8からなる弁を有す
    るカ−トリッジ本体5を内蔵し、該可動ディスク8に操
    作レバ−13を接続して前記導入路2a、第1吐出路2
    bおよび第2吐出路2cの開閉を行うようにし、前記栓
    本体1の下方側に、管継手19を側方に有するリング状
    分岐口ハブ15を回動自在に嵌合し、該管継手19を前
    記第2吐出路2cに連通したことを特徴とする分岐口を
    有するシングルレバ−式単水栓。
JP11015891U 1991-12-12 1991-12-12 分岐口を有するシングルレバ−式単水栓 Expired - Lifetime JPH076218Y2 (ja)

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