JPH0542302Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0542302Y2
JPH0542302Y2 JP3518086U JP3518086U JPH0542302Y2 JP H0542302 Y2 JPH0542302 Y2 JP H0542302Y2 JP 3518086 U JP3518086 U JP 3518086U JP 3518086 U JP3518086 U JP 3518086U JP H0542302 Y2 JPH0542302 Y2 JP H0542302Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
faucet
hollow piston
cylinder
discharge pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3518086U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62146072U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP3518086U priority Critical patent/JPH0542302Y2/ja
Publication of JPS62146072U publication Critical patent/JPS62146072U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0542302Y2 publication Critical patent/JPH0542302Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lift Valve (AREA)
  • Mechanically-Actuated Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、既設の横形自在水栓の胴にシングル
レバー式給水栓を付設した横形自在水栓に関する
ものである。
〔従来の技術とその問題点〕
周知のごとく、給水栓にはJIS規格水栓と規格
外水栓とがあつて、後者のものには、第3図のよ
うな横形自在水栓がある。かかる横形自在水栓
は、台所などの流し場に用いられるもので、流し
場の構造や使い勝手に応じ好都合になつている。
例えば、流し場の空間を大きくするために、水栓
の吐出管1の位置を上げ、把手3を横に装着した
方が把手の位置が高くならないので、開閉操作が
容易となる。そして、かかる横形自在水栓は、比
較的長い首振自在の吐出管1が水栓胴2の左側ま
たは右側に装着されている。
ところが、かかる横形自在水栓では把手3が横
向きで、かつ、ネジ棒の回動操作であるので、そ
の操作が比較的長く延出した吐出管1に邪魔され
て扱いにくい問題があつた。
そのため、シングルレバー式の把手を用い、こ
のレバーを上下動させることにより開閉させる横
形自在水栓を試作したところ、更に、次のような
問題があつた。
例えば、実公昭51−30184号公報で示されてい
る給水栓は、シングルレバーを上下動することに
より、このレバーの当接で弁棒を、戻しスプリン
グに抗して横方向に往動させ開栓し、戻しスプリ
ングの弾力が復動させると共に、弁棒に固着され
た弁盤のゴムパツキンが押圧されて閉栓する、と
いう構造になつている。
ところが、かかる給水栓はJISで規格されたコ
ンプレツシヨン式給水栓と同様、ゴムパツキンを
閉栓毎に押圧するので、ゴムパツキンの寿命が短
い、という不都合があり、しかも開栓状態を維持
させようとすれば、戻しスプリングの弾力に抗し
てレバーを押し続けなければならず、したがつ
て、流し場に使用する横形自在水栓には適用でき
ない、という問題があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本考案の目的は、かかる従来技術の問題
点を一挙に解消しようとして案出されたもので、
その要旨とするところは、1)首振自在の吐出
管1をそのまま残した水栓胴2の側部に、上下動
操作で開閉するシングルレバー式給水栓を、縦向
きに付設した横形自在水栓において、 前記シングルレバー式給水栓を、レバー24に
より上下動する中空ピストン17と、該中空ピン
トン17に外嵌し、かつ、上下中間に開口部13
を設けたシリンダー12と、該開口部13の内側
周辺に設けたシール16と、からなるシリンダー
ステム型とし、 前記中空ピストン17に固着したレバー24を
中空ピストン17を中心に旋回可能とし、前記吐
出管1の向きに応じ、レバー24の向きを変更可
能としたことを特徴とする横形自在水栓胴に付設
したシングルレバー式給水栓にあり、2)逆止弁
をシングルレバー式給水栓内に設けた実用新案登
録請求の範囲第項に記載のシングルレバー式給
水栓にある。
〔作用〕
水道管の末端に取付けられている通常の横形自
在水栓の水栓胴2において、横向きのネジ棒を固
着している袋ナツト4を外し、水栓胴2と吐出管
1のみとする。
次いで、袋ナツト4を螺着していたネジ部を利
用して、次のようなシリンダーステム型のシング
ルレバー式給水栓を縦向きに取付ける。すなわ
ち、このシングルレバー式給水栓は、レバー24
により上下動する中空ピストン17と、この中空
ピストン17が内嵌されたシリンダー12とから
構成しており、このシリンダー12の上下中間に
開口部13を設け、この開口部13の内側にシー
ル16を設けている。
したがつて、吐出管1の吐水を開閉するには、
レバー24を上下動させると、中空ピストン17
がシール16の摩擦抵抗に抗して摺動してシリン
ダー12の開口部13を開閉する。そして、レバ
ー24の上下動の際、吐出管1の向きに応じ、レ
バー24を旋回して操作位置を変更するので、吐
水管1とレバー24とは干渉することがない。
〔実施例〕
第1図は本考案の実施例の外観斜視図、第2図
は第1図のa〜a断面図である。
本考案の実施例の概要は、次のとおりである。
第3図に示した、従来普及されている横形自在水
栓の吐出管1および水栓胴2はそのまま利用す
る。すなわち、従来の水栓胴2に螺着され、か
つ、把手3を固着した横向きのネジ棒と、ネジ棒
を固着するための袋ナツト4を外し、これらに代
つて、第1図に示すごとく、本実施例のシングル
レバー式給水栓Aを装着する。したがつて、従来
の吐出管1および水栓胴2はそのまま利用できる
ことから、横形自在水栓のコストを安価にできる
と共に、その取付を容易にする。
次に、本実施例を詳細に述べる。
第2図において、一次側パイプ5と二次側パイ
プ6とを同心状に一体的に構成し、これを従来の
水栓胴2に挿入し、袋ナツト4′で、既設のネジ
部の螺着して固着する。また、二次側パイプ6の
外端にネジ環7を螺着し、このネジ環7を外側本
体8に螺着する。
前記外側本体8に内側本体10を、ジヤケツト
9を介して、嵌挿する。このジヤケツト9は前記
一次側パイプ5と連通している。この内側本体1
0にシリンダー12を螺着すると共に、下部キヤ
ツプ35を螺着する。このシリンダー12の上下
中間に一対の開口部13,13を設ける。これら
の開口部13は、内側本体10の内周および前記
ネジ環7の内周を通つて、前記二次側パイプ6に
連通する。内側本体10には弁座14を形成し、
この弁座14に逆止弁15を装着する。したがつ
て、水栓胴2には逆止弁を内蔵しない。
前記シリンダー12に、開口部13の上下に設
けたシール16,16を介して、中空ピストン
(ステム)17を、旋回および上下摺動自在に挿
入する。この中空ピストン17は、その中間にお
いて、大径部18を形成し、この大径部18を、
シリンダー12の内周との間に形成した圧力室1
9に臨ませる。この圧力室19は、細孔20と、
この細孔20を覆つたOリング21を介して、中
空ピストン17の内部と連通する。したがつて、
圧力室19の水圧が中空ピストン17の降下の抵
抗となり、閉栓時の操作がゆるやかになる。この
中空ピストン17に、連通孔22を設けたレバー
取付部23を固着する。このレバー取付部23に
シングル式レバー24を枢支する。
前記シリンダー12の上方小径部31の外周
に、レバー支点ケース25を回動自在に嵌合し、
このレバー支点ケース25を、上方小径部31に
螺着した固定ナツト26で押える。したがつて、
レバー支点ケース25は固定ナツト26の外周を
摺動面として回動する。このレバー支点ケース2
5の外周に下部化粧ケース27および上部化粧ケ
ース28を螺着する。下部化粧ケース27はシリ
ンダー12の大径部の外周を摺動面とする。上部
化粧ケース28にバランスケース29を螺着す
る。このバランスケース29に前記中空ピストン
17を上下摺動自在に挿入する。したがつて、中
空ピストン17には、その上下動に際し水圧が作
用しない。前記バランスケース29に化粧キヤツ
プ30を嵌合する。
次に、本実施例の作用を述べる。レバー24を
第1図中p方向に上下動すれば、中空ピストン1
7がシリンダー12内を上下に摺動する。また、
レバー24を第1図中q方向に旋回すれば、中空
ピストン17はシリンダー12内を回動する。そ
の結果、レバー支点ケース25、上、下部化粧ケ
ース27,28、バランスケース29、化粧キヤ
ツプ30も一体となり回動するが、特に、レバー
支点ケース25は固定ナツト26の外周を摺動面
とし、下部化粧ケース27はシリンダー12の大
径部と外周および外側本体8の上端面を摺動面と
して回動する。
なお、33は袋ナツト4′用のパツキン、34
は一次側パイプ5に固着したフランジを示す。ま
た、下部キヤツプ35を外して、分岐路部材(図
示せず)を螺着してもよい。
次に、開閉について述べる。
〔開栓する場合〕
水栓胴2の一次側(図示せず)と一次側パイプ
5、ジヤケツト9、および内側本体10の底部に
水道水が導入されているので、レバー24の外端
を押下げれば、レバー支点ケース25を支点とし
て中空ピストン17を上昇する。この場合、中空
ピストン17はシリンダー12内でシール16な
どの摩擦抵抗のみであるから、軽く操作できる。
そして、中空ピストン17で閉じていた開口部1
3を開き、内側本体10の底部に導入されていた
水道水は、その水圧で逆止弁15を開き、内側本
体10の上方部、およびネジ環7の内周を通り、
二次側パイプ6より水栓胴2の二次側(図示せ
ず)に流出し、吐出管1より吐水する。
〔閉栓する場合〕
開栓とは逆に、レバー24の外端を持上げれ
ば、中空ピストン17が開口部13を閉じる。こ
の場合、中空ピストン17の大径部18が圧力室
19を縮めるので、圧力室19の水がOリング2
1と細孔20との間隙から徐々に流出し、レバー
24の持上に対し抵抗となり、徐々に閉栓する。
したがつて、閉栓によるシヨツクが防止できる。
そして、横形自在水栓の吐出管1を使い勝手に
応じ、任意の方向に向けた場合、それに応じて、
レバー24を旋回して、レバー24の上下動を適
宜使い易い位置する。
なお、第4図に本考案の別の実施例を示し、第
2図示の実施例と同一部分は同一符号を付してあ
る。この実施例の場合、逆止弁15を二次側パイ
プ6端に設けてある。
〔考案の効果〕
本考案によれば、 本来、横形自在水栓では吐出管と把手は接近
しているので、作業者と把手(ハンドル)との
間に吐出管が介在しておれば、把手の操作がし
にくいという不都合があつたが、本考案の場
合、シングルレバー式給水栓をシリンダーステ
ム型で構成し、かつ、縦向きに設けたので、吐
出管とレバーとが左右方向に隔離され、しか
も、レバーを中空ピストンを中心に旋回させ、
その向きを自由に選べることから、首振自在の
吐出管の向きに応じ、レバーの向きを最適にす
ることができ、その結果、吐出管とレバーとは
可及的に離れ、開閉操作が容易となる。
シリンダーステム型の給水栓は、コマをネジ
棒で押圧閉栓するコンプレツシヨン式給水栓に
くらべ高価となるが、本考案の場合、水栓胴お
よび吐出管は既存のものが利用できるので、コ
ストをそれ程高くしないばかりか、開閉栓の際
シールを押圧しないので、シールの寿命が長く
なることからも、全体を高価にしない。
本来、逆止弁はこの種の給水栓には必須のも
のであるが、一般に横形自在水栓では、止水の
ためのコマが自然落下しない構造のため、コマ
が逆止弁を兼ねることができず、そのため、逆
止弁は水栓胴の別の部位に設けざるを得ない。
ところが、本考案の場合、シングルレバー式給
水栓内に逆止弁を設けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の外観斜視図、第2図
は第1図のa〜a断面図、第3図は従来例の外観
斜視図、第4図は本考案の別の実施例の断面図で
ある。 1……吐出管、2……水栓胴、12……シリン
ダー、17……中空ピストン、24……レバー、
A……シングルレバー式給水栓。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 首振自在の吐出管1をそのまま残した水栓胴
    2の側部に、上下動操作で開閉するシングルレ
    バー式給水栓を、縦向きに付設した横形自在水
    栓において、 前記シングルレバー式給水栓を、レバー24
    により上下動する中空ピストン17と、該中空
    ピストン17に外嵌し、かつ、上下中間に開口
    部13を設けたシリンダー12と、該開口部1
    3の内側周辺に設けたシール16と、からなる
    シリンダーステム型とし、 前記中空ピストン17に固着したレバー24
    を中空ピストン17を中心に旋回可能とし、前
    記吐出管1の向きに応じ、レバー24の向きを
    変更可能としたことを特徴とする横形自在水栓
    胴に付設したシングルレバー式給水栓。 逆止弁をシングルレバー式給水栓内に設けた
    実用新案登録請求の範囲第項に記載のシング
    ルレバー式給水栓。
JP3518086U 1986-03-10 1986-03-10 Expired - Lifetime JPH0542302Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3518086U JPH0542302Y2 (ja) 1986-03-10 1986-03-10

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3518086U JPH0542302Y2 (ja) 1986-03-10 1986-03-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62146072U JPS62146072U (ja) 1987-09-14
JPH0542302Y2 true JPH0542302Y2 (ja) 1993-10-25

Family

ID=30844432

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3518086U Expired - Lifetime JPH0542302Y2 (ja) 1986-03-10 1986-03-10

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0542302Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62146072U (ja) 1987-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3645493A (en) Faucet valve
US4150811A (en) Valves
JPS58210221A (ja) 蛇口
US3012751A (en) Diaphragm actuated valve
US3080570A (en) Single lever faucet incorporating tiltable valves
US5242148A (en) Upper valve part
US2448429A (en) Pressure relief valve
US4256163A (en) Valve cartridge
JPH0542302Y2 (ja)
US7448403B2 (en) Faucet co-operating with shower head
US4050475A (en) Mixing faucet
US3559690A (en) Diverter valve
US2630291A (en) Valve apparatus
US1841456A (en) Flush valve
EP0062715B1 (en) Improved fluid flow control valve
JP2019112771A (ja) バルブ、水栓及び不凍水抜栓
JP3338404B2 (ja) 水平360°回転可能のシングルレバ−式単水栓
JPH076218Y2 (ja) 分岐口を有するシングルレバ−式単水栓
JPS5914540Y2 (ja) 減圧型不凍給水栓
JPH0754366Y2 (ja) 主水栓に付設した分岐水栓
US5454546A (en) Water faucet mechanism
JPH0438140Y2 (ja)
JPS5914539Y2 (ja) 減圧型不凍給水栓
GB927003A (en) Improvements in or relating to mixing faucets
JPH0645493Y2 (ja) 不凍給水栓の弁構造