JPH054908Y2 - - Google Patents

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JPH054908Y2
JPH054908Y2 JP1986140575U JP14057586U JPH054908Y2 JP H054908 Y2 JPH054908 Y2 JP H054908Y2 JP 1986140575 U JP1986140575 U JP 1986140575U JP 14057586 U JP14057586 U JP 14057586U JP H054908 Y2 JPH054908 Y2 JP H054908Y2
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caulking
metal
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Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本考案は、プレス用金型に関し、特に、金型の
加工時間を短縮すると共に、金型の軽量化を計る
ための新規な改良に関するものである。
b 従来の技術 従来、用いられていたこの種のプレス用金型と
しては、第7図及び第8図に示されるように、所
定の厚さを有する一枚の金属板1に、所要形状の
抜孔2を形成した構造が代表的なものであり、こ
の抜孔2は、図示しないワイヤカツト手段で形成
されている。
従つて、例えば、各種コンピユータ及び複写機
等に用いられるフレキシブルケーブルに抜孔2と
同様の抜孔を形成する場合、第6図に示すよう
に、ダイプレート(金属板1に相当する)の上に
ワークである薄い樹脂リボン3を載置し、このダ
イプレート1の上に、このダイプレート1と同様
の形状の金型よりなるストリツププレート及びポ
ンチプレート(図示せず)を配設し、このポンチ
プレートに設けられたポンチ(図示せず)がスト
リツププレートを経て、ダイプレート1の抜孔2
内に入ることにより、樹脂リボン3のプレス加工
が行われ、抜孔2に相当する孔明けが行われる。
c 考案が解決しようとする問題点 従来のプレス用金型は、以上のように構成され
ていたため、次のような問題点を有していた。
すなわち、通常、この種のプレス用金型に用い
られるワークである樹脂リボンは、極めて多種多
様のコンピユータや複写機等におけるフレキシブ
ルコネクタとして用いられるため、毎月何十又は
何百と云う金型を作らなければならず、従来のよ
うに、厚さ10ミリ以上の金属板を用いて抜孔の加
工を行うには、ワイヤーカツト手段を主として用
いるため、その加工時間が極めて多大となり、こ
れを短縮化することは全く不可能であつた。
さらに、金型自体が金属板であるため、重量も
あり、何十枚、何百枚の金型加工を行う場合に
は、この重量が作業効率にも大いに影響を与えて
いた。
又、前述のように、多くの加工時間を要するこ
とは、金型一枚当りの加工コストを大幅にアツプ
させており、このような一枚の金属板から金型を
作る場合には、コストダウンを計ることが殆んど
不可能であつた。
本考案は、以上のような問題点を速やかに解決
するためになされたもので、特に、金型の加工時
間を短縮すると共に、金型の軽量化を計るための
新規な改良に関するものである。
d 問題点を解決するための手段 本考案によるプレス用金型は、少なくとも二枚
の金属板と、前記金属板の間に介装され前記各金
属板よりも比重の軽い板状樹脂からなる中間部材
と、前記金属板と中間部材に形成され、ポンチが
貫通するための抜孔と、前記金属板と中間部材に
形成されたカシメ用孔と、前記カシメ用孔に設け
られ前記中間部材の厚さよりも薄くした主要部を
有するカシメ用金具と、前記カシメ用金具に形成
されたねじ孔と、前記金属板の前記カシメ用孔の
外面に形成されたサラ部分と、前記サラ部分に形
成されたクサビ状の凹加工部と、前記カシメ用金
具の両端に設けられ前記サラ部分内にかしめられ
て位置するカシメ用突起とを備え、前記カシメ用
金具と金属板とはレーザ加工手段で溶接されてい
る構成である。
e 作用 本考案によるプレス用金型においては、各金属
板の外面にサラ部分が形成されているため、カシ
メ用金具にカシメ動作を加えてカシメ加工を行つ
た場合、このカシメ用金具の一部が前記サラ部分
内に入り込み、カシメ用金具が金属板の外面から
外方に突出することがなく、金型の表面及び裏面
を平坦状とすることができる。
従つて、金型を上型ダイセツト及び下型ダイセ
ツトに装着する場合、カシメ用金具に形成された
ねじ孔を用いて、ボルトによるねじ止め固定を行
うことができる。
f 実施例 以下、図面と共に本考案によるプレス用金型の
好適な実施例について、詳細に説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分には、同一符号
を付して説明する。
第1図から第6図迄は、本考案によるプレス用
金型を示すためのもので、第1図〜第4図は断面
図、第5図は分解斜視図、第6図はプレス加工時
の構成を示す断面図である。
図において、符号1で示されるものは、金型で
あり、この金型は、第1金属板1a、第2金属板
1b及び中間部材1cとからなり、各金属板1a
及び1bは、約2ミリ厚の鉄板からなると共に、
中間部材1cは各金属板1a及び1bよりも比重
の軽い材料からなる約5ミリ厚の樹脂板(本実施
例ではアクリル板からなる)から構成されてい
る。
前述の各金属板1a及び1b並びに中間部材1
cには、第2図で示されるように、所要形状の抜
孔2が形成されており、これらの各金属板1a及
び1b並びに中間部材1cは、接着剤(図示せ
ず)によつて、互いに抜孔2の位置決めをなした
状態で一体状に積層して接合されている。
さらに、これらの各金属板1a及び1b並びに
中間部材1cには、第2図から第4図に示すよう
な構造のカシメ金具4が、各金属板1a及び1b
並びに中間部材1cの四隅部に形成されたカシメ
用孔5に設けられている。
このカシメ金具4は、その軸中心にねじ孔6が
貫通して設けられており、その主要部7の厚さ
T1は、中間部材1cの厚さT2よりもわずかに薄
く構成され、カシメ金具4の熱膨張による金属板
1a及び1bの浮上り等を防止している。
さらに、このカシメ金具4の両端には、カシメ
用突起8が形成され、各金属板1a及び1bのカ
シメ用孔5の外面には、サライ形状のサラ部分9
が形成されている。
従つて、第2図の状態において、カシメ治具
(図示せず)を用いて、各カシメ用突起8をかし
めると、各カシメ用突起8は第3図に示すように
潰され、サラ部分9内に入り込む。
更に、第2図から第4図に示すように、金属板
1a及び1bのサラ部分9にクサビ形状の凹加工
部9a(例えば、4個所)を形成することにより、
インサート形のカシメ用金具4の余肉をサラ部分
9と凹加工部9aに入り込ませて回り止め効果を
一層強め各金属板1a及び1bを一体に結合させ
ることもできる。
この状態で、インサート形のカシメ用金具4と
各金属板1a及び1bとは、一体状に結合してい
るが、さらにその強度を増すため、第3図で示す
変形したカシメ後のカシメ用突起8に対し、レー
ザー加工手段(図示せず)により溶接を行うと、
カシメ用突起8と金属板1a及び1bとはさらに
強固に一体に結合する。
従つて、前述のように強固に結合された状態で
は、カシメ金具4のねじ孔6内に、ボルト(図示
せず)をねじ締めし、例えば、後述のダイセツト
と結合する場合にも、カシメ金具4が空回りする
ようなことはない。
以上のように構成された金型1を実際に用いる
場合には、第6図に示すように、上型ダイセツト
10には、前述の第1図で構成された金型である
ポンチプレート1A(ポンチは図示せず)が固定
して設けられており、下型ダイセツト11上に
は、前述の第1図で構成された金型であるダイプ
レート1Bが固定して設けられ、さらに、このポ
ンチプレート1Aとダイプレート1Bとの間に
は、前述の第1図で構成された金型であるストリ
ツププレート1BAが、図示しないスプリングを
介して設けられている。
従つて、第5図の構成において、プレス加工を
行う場合、ダイプレート1B上にワークである薄
い樹脂リボン3を載置し、上型ダイセツト10を
下方に加圧降下させると、ポンチプレート1Aに
設けられたポンチ(図示せず)が、ストリツププ
レート1BAの抜孔2、樹脂リボン3及びダイプ
レート1Bの抜孔2を貫通することにより、樹脂
リボン3に抜孔2と同様の抜孔が形成される。
尚、本実施例においては、中間部材1cを単体
の樹脂板で構成したが、例えば、樹脂モールドに
よつてローレツト等の粗面部が形成されたカシメ
金具を用いて一体化し、樹脂モールド又は射出成
形によつて板状とする場合、両面接着フイルムで
一体化する場合も同様の作用効果を得ることがで
きる。又、前述のカシメ金具は、ねじ孔を形成せ
ず、金型の所要部分に設けた場合には、接着強度
をより向上させることができる。
さらに、樹脂モールドの代りに、ダイキヤスト
で一体化する場合も同様の作用効果が得られる。
又、前記樹脂板の代りに、アルミ板を用いること
もできる。又、ワークとしては、樹脂リボンに限
らず、薄い金属板及びベーク板等をプレス加工す
ることができる。
g 考案の効果 本考案によるプレス用金型は、以上のように構
成されているため、次のような種々の効果を奏す
ることができる。
(1) 2枚の金属板と中間部材からなる三層構造で
あるため、各金属板は極めて薄形となり、レー
ザー加工により極めて短時間に抜孔を形成する
ことができ、加工時間の短縮化により大幅なコ
ストダウンを達成することができる。
(2) (1)項の効果により、1日当りの加工個数を大
幅に多くすることができ、ユーザーの個数増大
要求に十分に応じることができる。
(3) 中間部材が金属板より軽く構成されているた
め、全体の重量を従来金型より大幅に軽くする
ことができる。
(4) 各金属板に形成された切欠部により、カシメ
時のカシメ用突起が中に入り込み、金型の表面
及び裏面を平坦状とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図は本考案によるプレス用金型
を示すためのもので、第1図は断面図、第2図及
び第3図は要部の拡大断面図、第4図は第2図の
平面図、第5図は分解斜視図、第6図はプレス加
工を示す構成図、第7図及び第8図は従来の構成
を示す斜視図及び断面図である。 1は金型、1aは第1金属板、1bは第2金属
板、1cは中間部材、2は抜孔、3は樹脂リボ
ン、4はカシメ用金具、7は主要部、9はサラ部
分、9aは凹加工部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも二枚の金属板1a及び1bと、前記
    金属板1a及び1bの間に介挿され前記各金属板
    1a,1bよりも比重の軽い板状樹脂からなる中
    間部材1cと、前記金属板1a及び1bと中間部
    材1cに形成され、ポンチが貫通するための抜孔
    2と、前記金属板1a及び1bと中間部材1cに
    形成されたカシメ用孔5と、前記カシメ用孔5に
    設けられ前記中間部材1cの厚さよりも薄くした
    主要部7を有するカシメ用金具4と、前記カシメ
    用金具4に形成されたねじ孔6と、前記金属板1
    a及び1bの前記カシメ用孔5の外面に形成され
    たサラ部分9と、前記サラ部分9に形成されたク
    サビ状の凹加工部9aと、前記カシメ用金具4の
    両端に設けられ前記サラ部分9内にかしめられて
    位置するカシメ用突起8とを備え、前記カシメ用
    金具4と金属板1a,1bとはレーザ加工手段で
    溶接されている構成よりなることを特徴とするプ
    レス用金型。
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JP5399802B2 (ja) * 2009-07-24 2014-01-29 矢崎総業株式会社 金属板及びボルトの合成樹脂部材への固定構造、及び、それを有するコネクタ

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