JPH0548142U - 接点開閉装置 - Google Patents
接点開閉装置Info
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- JPH0548142U JPH0548142U JP9825791U JP9825791U JPH0548142U JP H0548142 U JPH0548142 U JP H0548142U JP 9825791 U JP9825791 U JP 9825791U JP 9825791 U JP9825791 U JP 9825791U JP H0548142 U JPH0548142 U JP H0548142U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 部品の寸法精度をそれ程高精度に維持せずと
も、耐溶着性能の向上を図りつつ基本的な接点開閉性能
も良好となる接点開閉装置の提供。 【構成】 可動接点4 を一端側に設けた剛体状の可動板
3 の中間部を線接触的に支持部材7 にて支持するととも
に接点接触方向にばね部材5 にてばね付勢し、可動板3
の他端側に連結した駆動部材8 により可動板3 を板厚方
向に駆動しかつ位置決めして固定接点1 に対して可動接
点4 が接離動作するようにした。
も、耐溶着性能の向上を図りつつ基本的な接点開閉性能
も良好となる接点開閉装置の提供。 【構成】 可動接点4 を一端側に設けた剛体状の可動板
3 の中間部を線接触的に支持部材7 にて支持するととも
に接点接触方向にばね部材5 にてばね付勢し、可動板3
の他端側に連結した駆動部材8 により可動板3 を板厚方
向に駆動しかつ位置決めして固定接点1 に対して可動接
点4 が接離動作するようにした。
Description
【0001】
本考案は、耐溶着性能に優れた、従って電磁リレー等に好適な接点開閉装置に 関する。
【0002】
本願出願人は、この種の接点開閉装置として、図3に示す構成のものを実願平 3−40708において提案した。このものは、固定接点板2 に設けた固定接点 1 と、固定接点1 に接離する可動接点4 を一端側に設けた剛体状の可動板3 と、 可動板3 を接点接触方向にばね付勢するよう基端が固定板6 に先端が可動板3 の 中間部に固定された板ばね5 と、可動板3 の他端側に連結されてこれを板厚方向 に駆動して接点接離動作を行う駆動部材8 とを有してなる。駆動部材8 は、電磁 石装置のアマチヤ等に応動するものであり、可動板3 の他端を挟むようにした第 1 (下方) 駆動片8aと第2 (上方) 駆動片8bを有しており、自己の動作に応じて 各駆動片8a,8b が可動板3 の他端を駆動するような関係でもってこれに連結され ている。
【0003】 このものは、図4(a) 乃至(d) のように動作する。(a) は接点開離状態であり 、駆動部材8 が復帰位置にあって第2 (上方) 駆動片8bが可動板3 の他端を下方 に押圧し、板ばね5 は下方に膨らむように撓んでいる。この状態で電磁石装置等 に通電して駆動部材8 を動作位置に向けて上方に移動させると、 (b)(c) を経て (d) に示す接点接触状態に至る。 (b)は両駆動片8a,8b とも可動板3 の他端に当 接しない状態、 (c)は第1 (下方) 駆動片8aが可動板3 の他端を上方に押圧して 可動接点4 が固定接点2 に接触した状態、 (d)はさらに駆動片8aが可動板3 の他 端を上方にさらに押圧して板ばね5 は上方に膨らむように撓んでいる。この板ば ね5 の復元しようとするばね力が可動接点4 の接圧となる。また、このものは、 可動板3 が自由状態のとき (b)に示す位置関係となるよう設計されている。
【0004】 かかる接点開閉装置は、両接点1,4 がそれほど強固でない溶着、すなわち軽溶 着状態になったとしても、駆動部材8 が接点から最も離れた可動板3 の他端を押 圧するので、駆動部材8 の駆動力は直接でしかも大きな力でもって可動接点4 に 伝わり、従って軽溶着を引き外しやすいものとなり、耐溶着性能を向上させるこ とができる。
【0005】
しかしながら前述の接点開閉装置は、可動板の位置が板ばねによってのみ固定 的な支持がなされているものであるため、接点開離状態における適切な接点間距 離や接点投入タイミングの確保等のためには板ばねの寸法を高精度に維持する必 要がある。すなわち板ばねがばらついた場合、例えば接点間距離が大きくなり過 ぎるとOTが減少するし、板ばねがねじれた場合接点が傾いて投入されて投入直 後の接圧が小さくなる等基本的な接点開閉性能に問題が発生する。
【0006】 本考案は、かかる事由に鑑みてなしたもので、その目的とするところは、部品 の寸法精度をそれ程高精度に維持せずとも、耐溶着性能の向上を図りつつ基本的 な接点開閉性能も良好となる接点開閉装置を提供するにある。
【0007】
かかる課題を解決するために、本考案の接点開閉装置は、固定接点と、固定接 点に接離する可動接点を一端側に設けた剛体状の可動板と、可動板の中間部を接 点接触方向にばね付勢するばね部材と、ばね部材のばね力を支えるように可動板 の中間部を少なくとも線接触的に支持する支持部材と、可動板の他端側に連結さ れてこれを板厚方向に駆動しかつ位置決めして接点接離動作を行う駆動部材と、 を有した構成としてある。
【0008】
この構成によれば、可動板は支持部材と駆動部材によって位置決めが行われる ので、接点開離状態における適切な接点間距離の確保にばね部材が殆ど関与しな いようにでき、可動板は支持部材に少なくとも線接触的に支持されるので、接点 の傾きといった状態にはなりにくくなり、勿論両接点が軽溶着状態になったとし ても、駆動部材が接点から最も離れた可動板の他端を押圧するので、駆動部材の 駆動力は直接でしかも大きな力でもって可動接点に伝わる。
【0009】
以下、本考案の一実施例を図1及び図2に基づいて説明する。なお、従来例の ものと基本的機能が実質的に同様の部材には同一の符号を付している。
【0010】 1 は固定接点で、固定接点板2 の先端部に固設してある。3 は可動板で、銅又 は銅合金板材により、比較的板厚を厚く、すなわち剛体状にして長板状に形成し てあり、一端3a側に固定接点1 に接離する可動接点4 が固設してある。
【0011】 5 はばね部材で、燐青銅等の導電性板ばね材によりS字状に形成され、基端が 固定接点板2 とは反対側に位置した導電路を兼ねる固定板6 に固定され先端が可 動板3 の中間部に固定してある。このばね部材5 は、後述する支持部材と関係を もつことによりやや圧縮気味となり、その結果、可動板3 の中間部を接点接触方 向にばね付勢することとなる。
【0012】 7 は支持部材で、合成樹脂等の絶縁材料により、可動板3 の横幅よりやや狭い 横幅を有して先端7aがR状に形成されており、ばね部材5 のばね力を支えるよう に、換言すればばね部材5 をやや圧縮した状態で可動板3 の中間部を少なくとも 線接触的に支持している。この実施例では、ばね部材5 の可動板3 への固定位置 が支持部材7 の可動板3 への接触部分より少し可動接点4 とは反対側にずらせて ある。従ってばね部材5 は、可動板3 を図において反時計方向に回動する方向に ばね付勢している。
【0013】 8 は駆動部材で、合成樹脂等の絶縁材料により、可動板3 の他端3bを挟むよう にした第1 (下方) 駆動片8aと第2 (上方) 駆動片8bを有して形成されており、 可動板3 を板厚方向に駆動しかつ位置決めして接点接離動作を行うような関係で もってこれに連結されている。この駆動部材8 は、周知のように電磁石装置のア マチヤ等に連結されてその動作に応動する。この実施例における通常の接点開離 状態では、可動板3 の他端3bはばね部材5 のばね力を受けて第1 (下方) 駆動片 8aに当接しており、このとき可動接点4 は所定間隙をもって固定接点1 に対向し ている。そして接点接触状態にするには、駆動部材8 を図において上方に移動さ せ、すなわち可動板3 を時計方向に回動させる。第2 (上方) 駆動片8bは、接点 動作が正常に行われている場合は特に機能することはなく、接点溶着が発生した ときそれを引き外す場合に機能する。
【0014】 かかる接点開閉装置は、図2(a) 乃至(c) に示すように動作する。(a) は接点 開離状態であり、駆動部材8 が復帰位置にある。このとき可動板3 は、ばね部材 5 のばね力により反時計方向にばね付勢されているので、支持部材7 と第1 (下 方) 駆動片8aに当接している。この状態で電磁石装置等に通電して駆動部材8 を 動作位置に向けて上方に移動させると、可動板3 は時計方向に回動して(b) に示 すように、可動接点4 が固定接点1 に接触する。さらに駆動部材8 が移動すると 、可動板3 は可動接点4 を支点として反時計方向に回動して(c) に示すように、 支持部材7 との間に隙間ができる程度に変位して静止する。これにより、ばね部 材5 はさらに撓み量が増えて確実な接圧が確保できるとともに、(b) の直後に軽 溶着が発生しても、駆動部材8 の第1 (下方) 駆動片8aが可動接点4 から最も離 れた可動板3 の他端3bを押圧するので、駆動部材8 の駆動力は直接でしかも大き な力でもって可動接点4 に伝わり、従って軽溶着を引き外しやすいものとなり、 耐溶着性能を向上させることができる。
【0015】 また、次に接点開離状態とするには、電磁石装置等への通電を停止して駆動部 材8 を復帰位置に向けて下方に移動させ、前述したものとは逆に(c)(b)(a) の順 に動作する。そして前述の(c) の直後に軽溶着が発生した場合は、駆動部材8 の 第2 (上方) 駆動片8bが可動接点4 から最も離れた可動板3 の他端3bを押圧し、 駆動部材8 の駆動力が直接でしかも大きな力でもって可動接点4 に伝わって軽溶 着を引き外す。
【0016】 なお、ばね部材5 は、S字状に限ることなく、また板ばねでなくコイル状であ ってもよい。またばね部材5 の可動板3 への固定位置が支持部材7 の可動板3 へ の接触部分と対応したり、少し可動接点4 側にずらせる場合は、接点開離状態の とき駆動部材8の第2 (上方) 駆動片8bが可動板3 の他端3bを押圧するようにす る。また、支持部材7 は、その横幅は広い方が可動接点4 の傾きを抑制でき、先 端はR状のほか、エッジやわずかの平坦面があるものでもよい。
【0017】
本考案の接点開閉装置は、可動板は支持部材と駆動部材によって位置決めが行 われるので、接点開離状態における適切な接点間距離の確保にばね部材が殆ど関 与しないようにでき、可動板は支持部材に少なくとも線接触的に支持されるので 、接点の傾きといった状態にはなりにくくなり、勿論両接点が軽溶着状態になっ たとしても、駆動部材が接点から最も離れた可動板の他端を押圧するので、駆動 部材の駆動力は直接でしかも大きな力でもって可動接点に伝わり、よって部品の 寸法精度をそれ程高精度に維持せずとも、耐溶着性能の向上を図りつつ基本的な 接点開閉性能も良好となる。
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】(a) 乃至(c) はその動作説明図である。
【図3】従来例を示す斜視図である。
【図4】(a) 乃至(d) はその動作説明図である。
1 固定接点 2 固定接点板 3 可動板 3a 可動板の一端 3b 可動板の他端 4 可動接点 5 ばね部材 6 固定板 7 支持部材 8 駆動部材 8a 駆動部材の第1 (下方) 駆動片 8b 駆動部材の第2 (上方) 駆動片
Claims (1)
- 【請求項1】 固定接点と、固定接点に接離する可動
接点を一端側に設けた剛体状の可動板と、可動板の中間
部を接点接触方向にばね付勢するばね部材と、ばね部材
のばね力を支えるように可動板の中間部を少なくとも線
接触的に支持する支持部材と、可動板の他端側に連結さ
れてこれを板厚方向に駆動しかつ位置決めしてして接点
接離動作を行う駆動部材と、を有してなる接点開閉装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9825791U JPH0548142U (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | 接点開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9825791U JPH0548142U (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | 接点開閉装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0548142U true JPH0548142U (ja) | 1993-06-25 |
Family
ID=14214909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9825791U Pending JPH0548142U (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | 接点開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0548142U (ja) |
-
1991
- 1991-11-28 JP JP9825791U patent/JPH0548142U/ja active Pending
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