JP3946383B2 - 押しボタン構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パネル部のスイッチ押圧部を押圧すると、このスイッチ押圧部の下方への変位によってスイッチが操作される押しボタン構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来の押しボタン構造としては、図4及び図5に示すものがあり、図4は押しボタン構造の斜視図、図5(A)はその断面図、図5(B)は誤押圧された場合を示す断面図である。
【0003】
図4,図5に示すように、押しボタン構造が適用されるパネル部1には平面略U字状のスイッチ用開口部2が形成されている。このスイッチ用開口部2には、パネル部1に一体的に固定されたバネ部3と、このバネ部3の先端に同じく一体的に固定されたスイッチ押圧部4とが配置されている。このスイッチ押圧部4の下方にはタクトスイッチSWが配置されている。
【0004】
上記構成において、操作者がスイッチ押圧部4を押下すると、バネ部3が撓み変形してスイッチ押圧部4が下方に変位し、この下方に変位したスイッチ押圧部4がタクトスイッチSWを操作する。そして、操作者がスイッチ押圧部4の押圧をやめると、バネ部3が弾性復帰してスイッチ押圧部4が元の状態に戻るものである。
【0005】
尚、この押しボタン構造に関する類似技術は、実開昭63−120321号公報及び実開平4−6134号公報等に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の押しボタン構造では、図5(B)に示すように、操作者がバネ部3を誤押圧した場合にもスイッチ押圧部4が下方に変位してスイッチSWが誤操作されるという問題がある。
【0007】
また、バネ部3はスイッチ押圧部4の片側にしか配置されていないため、強度的にも問題がある。
【0008】
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、バネ部の誤押圧によるスイッチの誤操作を防止できる押しボタン構造を提供することを目的とする。また、本発明は、誤押圧によるスイッチの誤操作を防止すると共に、強度的にも強い構造である押しボタン構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、パネル部に上下方向に撓み変形可能なバネ部を介してスイッチ押圧部を設け、このスイッチ押圧部の下方にスイッチを配置した押しボタン構造において、前記パネル部にスイッチ用開口部を形成し、このスイッチ用開口部内に前記パネルと一体に一対のバネ部を形成し、この一対のバネ部によって前記スイッチ押圧部の両側を支持し、かつ前記一対のバネ部に孔をそれぞれ設け、この各孔内に上下方向の外力により変位しない凸部をそれぞれ配置し、この各凸部の上面を、前記パネル部及び前記バネ部の上面とほぼ同じ高さに設定したことを特徴とする。
【0010】
この押しボタン構造では、操作者が一対のバネ部を誤押圧すると、この押圧力を各凸部が受けることによって押圧力がバネ部に作用しない。また、スイッチ押圧部が両側の一対のバネ部で支持される。さらに、各凸部がパネル部の上方に突出せず、且つ、一対のバネ部が誤押圧されると直ちに各凸部で押圧力を受ける。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0016】
図1は本発明の一実施形態に係る押しボタン構造の斜視図、図2は図1のA−A線断面図、図3は押圧された状態を示す断面図である。
【0017】
図1〜図3に示すように、押しボタン構造が適用される合成樹脂製のケース10の上方には合成樹脂製のパネル部11が固定されている。このパネル部11にはスイッチ用開口部12が形成されている。このスイッチ用開口部12には、パネル部11と一体形成された一対のバネ部13,13と、スイッチ押圧部14とが配置されている。
【0018】
一対のバネ部13,13は、両端がパネル部11に固定された第1支持部15と、この第1支持部15に一端が固定され、他端がスイッチ押圧部14に固定された一対の第2支持部16,16とからそれぞれ構成され、この各バネ部13は上下方向に撓み変形可能に構成されている。また、各バネ部13の厚み寸法は、パネル部11よりも薄く設定され、これにより撓み量や押圧力等が所望の値になるようになっている。各第2支持部16の中央には略矩形の孔17が形成され、この孔17内にはケース10から突出した凸部18がそれぞれ配置されている。この凸部18は上下方向の外力により変位せず、該凸部18の上面はバネ部13及びパネル部11の上面とほぼ同じ高さに設定されている。
【0019】
スイッチ押圧部14は円板状を有し、上記一対のバネ部13,13によって左右両側で支持されている。また、スイッチ押圧部14の中央はパネル部11の上面よりも上方に突出しており、スイッチ押圧部14が押下し易いようになっている。
【0020】
タクトスイッチ(スイッチ)SWは、スイッチ押圧部14の下方の位置でケース10に固定されている。このタクトスイッチSWは操作ロッド19を有し、この操作ロッド19がスイッチ押圧部14の下面で押下されることによって操作されるようになっている。
【0021】
上記構成において、図3の矢印で示すように、スイッチ押圧部14が押下されると、一対のバネ部13,13が撓み変形してスイッチ押圧部14が下方に変位し、この下方に変位したスイッチ押圧部14がタクトスイッチSWを操作する。そして、操作者がスイッチ押圧部14の押圧をやめると、バネ部13が弾性復帰してスイッチ押圧部14が元の状態を戻る。
【0022】
図3に示すように、操作者がスイッチ押圧部14ではなくバネ部13を誤押圧すると、この押圧力を凸部18が受けバネ部13には押圧力が作用しない。従って、バネ部13を誤押圧してもタクトスイッチSWを誤操作することがない。
【0023】
また、この実施形態では、スイッチ押圧部14が両側のバネ部13で支持されるため、強度的に強く、スイッチ押圧部14が左右バランス良く下方に変位してタクトスイッチSWが確実に操作される。
【0024】
さらに、この実施形態では、凸部18がバネ部13やパネル部11とほぼ同じ高さに設定されているので、凸部18がパネル部11より上方に突出しないため、パネル部11の厚み方向の寸法が大きくならず、また、バネ部13が誤押圧されると直ちに凸部18で押圧力を受けるため、確実に誤操作を防止できる。即ち、凸部18をパネル部11よりも高く設定してもバネ部13の誤押圧による誤操作を防止できるが、パネル部11の厚み方向の寸法が大きくなり、押しボタン構造の大型化につながり、また、凸部18をバネ部13よりも低く設定してもバネ部13の大きな撓み変形を防止できるが、ある程度の撓み変形を許容せざるを得えない。しかし、この実施形態のように凸部18の高さを設定すれば、その双方の問題を解決できるものである。
【0025】
尚、前記実施形態では、凸部18はバネ部13に対して1箇所にのみ設けられているが、バネ部13の大きさや形状等によっては複数箇所にそれぞれ設け、誤押圧によってバネ部13に押圧力が確実に作用しないように構成することが効果的である。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、パネル部にスイッチ用開口部を形成し、このスイッチ用開口部内にパネルと一体に一対のバネ部を形成し、この一対のバネ部によってスイッチ押圧部の両側を支持し、かつ一対のバネ部に孔をそれぞれ設け、この各孔内に上下方向の外力により変位しない凸部をそれぞれ配置したので、操作者が一対のバネ部を誤押圧すると、この押圧力を各凸部が受けることによって押圧力がバネ部に作用しないため、スイッチの誤操作を確実に防止することができる。また、一対のバネ部と該一対のバネ部の孔に凸部がそれぞれ配置される構造を、スイッチ押圧部の両側にそれぞれ設けたので、スイッチ押圧部が両側の一対のバネ部で支持されるため、強度的に強く、また、スイッチ押圧部が左右バランス良く下方に変位してスイッチを確実に操作することができる。さらに、各凸部の上面をパネル部及びバネ部の上面とほぼ同じ高さに設定したので、各凸部がパネル部の上方に突出せず、且つ、一対のバネ部が誤押圧されると直ちに各凸部で押圧力を受けるため、パネル部の厚み方向の寸法を大きくすることなく、かつ誤操作を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る押しボタン構造の斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係り、押圧された状態を示す断面図である。
【図4】従来例の押しボタン構造の斜視図である。
【図5】従来例を示し、(A)はその断面図、(B)は誤押圧された場合を示す断面図である。
【符号の説明】
11 パネル部
13 バネ部
14 スイッチ押圧部
17 孔
18 凸部
SW タクトスイッチ(スイッチ)
Claims (1)
- パネル部に上下方向に撓み変形可能なバネ部を介してスイッチ押圧部を設け、このスイッチ押圧部の下方にスイッチを配置した押しボタン構造において、
前記パネル部にスイッチ用開口部を形成し、このスイッチ用開口部内に前記パネルと一体に一対のバネ部を形成し、この一対のバネ部によって前記スイッチ押圧部の両側を支持し、かつ前記一対のバネ部に孔をそれぞれ設け、この各孔内に上下方向の外力により変位しない凸部をそれぞれ配置し、この各凸部の上面を、前記パネル部及び前記バネ部の上面とほぼ同じ高さに設定したことを特徴とする押しボタン構造。
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1999
- 1999-06-10 JP JP16413899A patent/JP3946383B2/ja not_active Expired - Fee Related
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