JPH05151879A - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

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JPH05151879A
JPH05151879A JP33980291A JP33980291A JPH05151879A JP H05151879 A JPH05151879 A JP H05151879A JP 33980291 A JP33980291 A JP 33980291A JP 33980291 A JP33980291 A JP 33980291A JP H05151879 A JPH05151879 A JP H05151879A
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JP33980291A
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Atsushi Koyama
淳 小山
Naoji Uchida
直司 内田
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H77/00Protective overload circuit-breaking switches operated by excess current and requiring separate action for resetting
    • H01H77/02Protective overload circuit-breaking switches operated by excess current and requiring separate action for resetting in which the excess current itself provides the energy for opening the contacts, and having a separate reset mechanism
    • H01H77/10Protective overload circuit-breaking switches operated by excess current and requiring separate action for resetting in which the excess current itself provides the energy for opening the contacts, and having a separate reset mechanism with electrodynamic opening
    • H01H77/102Protective overload circuit-breaking switches operated by excess current and requiring separate action for resetting in which the excess current itself provides the energy for opening the contacts, and having a separate reset mechanism with electrodynamic opening characterised by special mounting of contact arm, allowing blow-off movement

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Abstract

(57)【要約】 【目的】左右2枚の導体からなる可動接触子に各導体の
限流ピンに一体に跨がる限流ラッチを設けた場合の左右
の接触圧力のばらつきを防止する。 【構成】ホルダ5に軸6を介して回動可能に支持される
可動接触子3を左右2枚の導体3L,3Rで構成し、各
導体に可動接点4L,4Rを別々に取り付けた場合にお
いて、各導体の限流ピン12L,12Rに跨がらせた限
流ラッチ8の支点ピン10の挿通穴15を限流スプリン
グ11のばね力が作用する方向に沿う長穴に形成する。
これにより、左右の可動接点4L,4Rの接触高さの相
違から左右の限流ピン12L,12Rの前後方向位置が
ずれても、それに応じて限流ラッチ8が水平面内で首を
振り限流ピン12L,12Rを左右均等に押すため、可
動接点4L,4R間に接触圧力のばらつきが生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、配線用遮断器や漏電
遮断器などの回路遮断器に関し、詳しくは電磁反発式の
限流機構を備えた回路遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】限流機構は短絡遮断に際して接点を早期
に開極し、アーク抵抗を増大させて短絡電流を絞り込む
ことにより通過電流波高値の低減を図るものである。こ
の限流機構として可動接触子と固定接触子の平行2導体
間に働く電磁反発力を利用したものが知られているが、
この種の限流機構を持つ一般の回路遮断器では、接点間
に接触圧力を付与するために可動接触子に装着されたば
ねの負荷力が接点の開極距離に比例して増大し、その開
極スピードを鈍らせるという欠点がある。そこで、本発
明者らは先に、接点がある点まで開極すると上記負荷力
が反転して逆に接点開極スピードが加速されるようにす
ることにより遮断性能の向上を図った限流機構を開発し
た(特願平2−31215号明細書参照)。
【0003】図5に上記限流機構の構成を改めて示し、
図6にその接点開極距離と可動接触子のばね負荷力との
関係を示す。ここで、図5の(A)は回路遮断器のON
状態を示し、(B)は限流開極状態を示している。ま
ず、図5において、1は固定接触子、2はこれに接合さ
れた固定接点、3は可動接触子、4はこれに接合され固
定接点2と接離する可動接点、5は軸6を介して可動接
触子3を回動可能に支持するモールド樹脂のホルダ、7
は軸6の周辺で可動接触子3と摺動接触する接続板であ
る。
【0004】8は限流ラッチで、ホルダ5に圧入により
固定された取付金9に支点ピン10を介して回動可能に
支持されている。限流ラッチ8は取付金9との間に掛け
られた引張コイルばねからなる限流スプリング11によ
り、可動接触子3に固定された限流ピン12に押圧され
ている。限流ラッチ8の限流ピン12との接触面には、
山形を形成する2つの面8aと8bとが設けられ、図5
(A)のON状態では面8aが限流ピン12に接触して
いる。この状態で、限流スプリング11の引張力に基づ
いて限流ラッチ8から限流ピン12に働く押圧力F
A は、可動接触子3を軸6の回りに図の反時計方向に回
動させるようにに働き、可動接点4から固定接点2に働
く負荷力は図の下向き(+)になっている。つまり、限
流スプリング11はこの状態で接触スプリングとして作
用している。
【0005】いま、図5(A)のON状態において、固
定接触子1と可動接触子3を短絡電流が流れると、平行
な2導体間に破線矢印で示すように逆方向に流れる電流
間の電磁反発力により、可動接触子3は限流ピン12で
限流ラッチ8を押し退けて図の時計方向に駆動される。
そのため、限流ラッチ8の面8aに接触していた限流ピ
ン12は瞬時に面8bに移り、限流ラッチ8からの押圧
力FBは可動接触子3を軸6の回りに図の時計方向に回
動させるように向きが変化する。その結果、可動接点4
から固定接点2に働く負荷力は図の上向き(−)に反転
し、可動接触子3は限流スプリング11に妨げられるこ
となく急速開離する。
【0006】図5(B)は限流ピン12が面8bの上部
の凹部に落ち込んで可動接触子3が停止した状態で、こ
れにより限流開極は完了し、次いで図示しない開閉機構
の作動によりホルダ5が時計方向に駆動されて、可動接
触子3は更に開離を続ける。図6は上記限流開極過程に
おいて反転する可動接触子3のばね負荷力を開極距離と
の関係で示したもので、図の破線は開極距離につれてば
ね負荷力が増大する一般の回路遮断器の場合を示してい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、回路遮断器
の定格電流が増やすためには、それに応じて可動接触子
や接点の通電面積を大きくする必要があるが、その場合
に単に寸法を大きくするだけではなく各相の可動接触子
を2枚の導体を左右に平行配置して構成し、その各々に
可動接点を設けるようにした方が固定接点との間の接触
点が増え、かつ可動接触子の放熱効果が高まることから
有利であることが知られている。
【0008】ところが、このように複合構成した可動接
触子に上記限流機構を設ける場合、各導体ごとに限流ラ
ッチを別々に取り付けようとすると機構が複雑となり、
かつ幅方向に大きなスペースが必要となる。そこで、限
流ラッチを2枚の導体に跨がらせて左右一体に設ける
と、各導体の姿勢(開閉方向の傾き)がこの限流ラッチ
により一律に規制され、結果として折角2つに分けた可
動接点の固定接点に対する馴染みが悪くなり、左右の可
動接点間で接触圧力にばらつきが生じてしまうという悩
みがある。そこで、この発明は、左右に平行配置された
2枚の導体からなる複合構成の可動接触子に限流ラッチ
を左右一体に設けながら、この限流ラッチが各導体の姿
勢を拘束せず、したがって左右の可動接点間で接触圧力
にばらつきが生じないようにした回路遮断器を提供する
ことを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、可動接触子
を左右に平行配置した2枚の導体で構成してその各々に
可動接点と限流ピンとを設ける一方、限流ラッチを双方
の前記限流ピンに跨がらせて左右一体に設け、かつこの
限流ラッチの支点ピン挿通穴を限流スプリングのばね力
が作用する方向に沿わせて長穴に形成することにより上
記目的を達成するものである。
【0010】
【作用】限流ラッチの支点ピン挿通穴を限流スプリング
のばね力が作用する方向に沿わせて長穴に形成すること
により、可動接点と固定接点との接触点の高さが左右で
相違し、そのために各導体の姿勢に差が生じて限流ピン
の限流ラッチに対する相対位置が左右でずれたとして
も、限流ラッチが長穴との間の遊びの範囲内で首を振っ
て限流ピンに馴染み、可動接点と固定接点との接触圧力
が左右均等に保たれる。
【0011】
【実施例】以下、図1〜図4に基づいてこの発明の実施
例を説明する。ここで、図1の(A)は可動接触子部分
の一部分を破断した平面図、(B)はその縦断面図、図
2の(A)は図1の可動接触子導体の姿勢に左右で差が
生じたときの平面図、(B)はその縦断面図、図3の
(A)は図1における限流ラッチの平面図、(B)はそ
の側面図、(C)はその背面図、図4は図1における可
動接触子導体の平面図、(B)はその側面図である。な
お、従来例と対応する部分には同一の符号を用いるもの
とする。
【0012】図1において、各相の可動接触子3は図4
に示す形状の勝手違いの2枚の導体3L及び3Rが左右
に平行配置されて構成され、貫通穴13(図4)を挿通
する軸6により絶縁物のホルダ5に回動可能に支持され
ている。導体3L及び3Rの先端部には可動接点4L及
び4Rがそれぞれ別々に接合されている。これらの可動
接点4L,4Rは、対になって固定接点2と接離する1
相分の可動接点を構成する。更に、導体3L及び3Rに
は軸6の斜め下方に限流ピン12L及び12Rがそれぞ
れ固定され、また末端部に図示しない過電流引外し装置
に至るリード線14が接続されている。
【0013】8は支点ピン10を介してホルダ5に回動
可能に支持された限流ラッチで、限流ピン12側に山形
を形成する2つの面8a及び8b(図1の(B))を持
ち、ホルダ5との間に挿入された圧縮コイルばねからな
る限流スプリング11により限流ピン12L,12Rに
押圧され、図示ON状態では面8aが限流ピン12L,
12Rに接触している。限流ラッチ8は鋼板により図3
の形状に構成され、限流ピン12L及び12Rはその左
右の腕と背板とに跨がって面8aあるいは8bに接触す
る。限流ラッチ8の両腕下部には支点ピン10が挿通さ
れる穴15が設けられているが、この支点ピン挿通穴1
5は限流ラッチ8に対して限流スプリング11のばね力
が作用する方向(図3(B)の左右方向)に沿って長穴
に形成されている。なお、限流スプリング11は限流ラ
ッチ8の背板内面の突起8cとホルダ5の凹部5a(図
1(B))とにより位置決めされている。
【0014】上記構成における限流動作は従来例と同様
である。すなわち、限流ピン11が限流ラッチ8の面8
aに接触している図示ON状態では、限流スプリング1
1は可動接点4L,4Rと固定接点2との間に接触圧力
を与えるように作用している。この状態で可動接触子3
が短絡電流の電磁反発力を受けると限流ピン12L,1
2Rの接触面が面8aから8bに移り、限流スプリング
11の作用が反転して可動接触子3は開離方向に急速に
駆動される。
【0015】ここで、回路遮断器のON状態において、
可動接点4Lと4Rの固定接点2に対する接触点の高さ
に図2(B)に示すような不揃いGがあるとすると、導
体3Lと3Rの開閉方向の傾きの差から左右の限流ピン
12Lと12Rとの間には前後方向(図の左右方向)に
位置ずれHが生じる。したがって、その場合に限流ラッ
チ8の支持構成に遊びがなければ、限流ラッチ8は前方
に突出した側の限流ピン(図2の場合は12L)を一方
的に押すことになり、結果として可動接点4Lの方が4
Rよりも接触圧力が強くなる。
【0016】そこで、図示実施例では支点ピン挿通穴1
5を長穴として支点ピン10との間に遊びを設けてあ
る。これにより、限流ピン12L,12Rの前後位置に
不揃いが生じた場合に図2(A)に示すように限流ラッ
チ8が水平面内で首を振り、左右の限流ピン12Lと1
2Rの両方をほぼ均等に押圧する。その結果、可動接点
4L,4R間には接触圧力のばらつきがなくなり、接点
間の接触を良好にするために可動接触子3を2枚の導体
3L,3Rで構成し、かつ可動接点4L,4Rを別々に
設けたという当初の意図が、限流ラッチ8を左右一体化
したにも関わらず活かされることになる。
【0017】
【発明の効果】以上述べた通り、この発明によれば、限
流ラッチの支点ピン挿通穴を長穴とすることにより、2
枚の導体からなる可動接触子の接触圧力にばらつきを生
じさせることなく高機能の限流機構を簡単に装着でき、
コンパクトで高性能の回路遮断器が安価に得られるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの発明の実施例を示す可動接触子部
分の平面図、(B)はその縦断面図である。
【図2】(A)は図1における可動接触子の左右の導体
の姿勢に差が生じた場合の平面図、(B)はその縦断面
図である。
【図3】(A)は図1における限流ラッチの平面図、
(B)はその側面図、(C)はその背面図である。
【図4】(A)は図1における可動接触子導体の平面
図、(B)はその側面図である。
【図5】従来例を示す可動接触子部分の側面図で、
(A)は回路遮断器のON状態を示し、(B)は限流開
極状態を示す。
【図6】図5における可動接触子のばね負荷力と開極距
離との関係を示す線図である。
【符号の説明】
1 固定接触子 2 固定接点 3 可動接触子 3A 可動接触子導体 3B 可動接触子導体 4A 可動接点 4B 可動接点 5 ホルダ 8 限流ラッチ 10 支点ピン 11 限流スプリング 12A 限流ピン 12B 限流ピン 15 支点ピン挿通穴

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可動接触子を回動可能に支持するホルダに
    支点ピンを介して回動可能に支持された限流ラッチと、
    前記可動接触子に固定された限流ピンと、この限流ピン
    に前記限流ラッチを押圧する限流スプリングとからなる
    限流機構を備えた回路遮断器において、 可動接触子を左右に平行配置した2枚の導体で構成して
    その各々に可動接点と限流ピンとを設ける一方、限流ラ
    ッチを双方の前記限流ピンに跨がらせて左右一体に設
    け、かつこの限流ラッチの支点ピン挿通穴を限流スプリ
    ングのばね力が作用する方向に沿わせて長穴に形成した
    ことを特徴とする回路遮断器。
JP3339802A 1991-11-28 1991-11-28 回路遮断器 Expired - Lifetime JP2988091B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100701775B1 (ko) * 2006-01-27 2007-03-30 엘에스산전 주식회사 기중 차단기의 가동접압장치
JP2008041252A (ja) * 2005-12-13 2008-02-21 Mitsubishi Electric Corp 回路遮断器
US7777601B2 (en) 2005-04-20 2010-08-17 Mitsubishi Electric Corporation Circuit breaker
CN102427001A (zh) * 2011-11-08 2012-04-25 江苏辉能电气有限公司 一种塑壳低压断路器的触头压力控制机构
JP2013101993A (ja) * 2011-11-07 2013-05-23 Denso Corp 半導体装置

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