JP3399739B2 - 回路遮断器の開閉機構 - Google Patents

回路遮断器の開閉機構

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、配線用遮断器や
漏電遮断器などの回路遮断器の開閉機構に関し、詳しく
は動作スペースの縮小を図った開閉機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は3極回路遮断器における従来の上
記開閉機構の一般的な構成を示す閉路状態の縦断面図、
図8はその要部平面図である。図において、開閉機構
は、ケース1に固定されたフレーム2の左右一対の側板
に一端で軸3を介して回動自在に支持され、他端は図示
しないラッチ受けにより常時は係止されたラッチ4と、
可動接触子5を保持し、一体の開閉軸6を介してケース
1に回動自在に支承された絶縁物のホルダ7と、フレー
ム2の側板に跨がって揺動自在に支持され、頭部に開閉
ハンドル8が装着された門形のハンドルレバー9と、端
部同士がトグル軸10により互いに連結された左右一対
の第1リンク11と第2リンク12とからなり、第1リ
ンク11のもう一方の端部は軸13を介してラッチ4に
連結され、第2リンク12のもう一方の端部は軸14を
介してホルダ7に連結されたトグルリンク15と、トグ
ル軸10とハンドルレバー9の頭部との間に張り渡され
た左右一対の開閉スプリング16とを有している。
【0003】図示閉路状態において、トグルリンク15
はトグル軸10に作用する開閉スプリング16からの引
張力により、第1リンク11のラッチ4に対する連結点
(軸13の中心点)とトグル軸10の中心点とを結ぶ軸
線17と、第2リンク12のホルダ7に対する連結点
(軸14の中心点)とトグル軸10の中心点とを結ぶ軸
線18とがほぼ一直線をなすように伸長され、ホルダ7
は開閉軸6を支点に図7の反時計方向の回転力を受け、
可動接触子5を固定接触子19に押圧している。
【0004】この状態から開閉ハンドル8を把持してハ
ンドルレバー9を図7の時計方向に回動操作すると、開
閉スプリング16のハンドルレバー9に対する連結点2
0とトグル軸10の中心点とを結ぶ軸線21が第1リン
ク11の軸線17を左から右に通過する死点を境にトグ
ルリンク15に対する開閉スプリング16の作用が反転
し、トグルリンク15はハンドルレバー9の終端位置で
く字状に屈曲され、それに伴ってホルダ7は図7の時計
方向に回転駆動されて可動接触子5は固定接触子19か
ら開離する。また、この開路状態からハンドルレバー9
を反時計方向に回動操作すると、開閉スプリング16が
上記死点を右から左に越えた時点で開閉スプリング16
の作用が再び反転し、可動接触子5は図示の通り閉成す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の開閉機構に
おいて、第1リンク11のラッチ4に対する連結点と第
2リンク12のホルダ7に対する連結点とはトグル軸1
0を挟んでほぼ対極位置にあり、トグルリンク15の伸
長状態での高さ寸法が大きく、またその状態から屈曲し
たときの第1,第2リンク11,12の動作範囲が大き
いため、開閉機構の寸法の縮小が困難であった。この発
明の課題は、開閉機構の寸法の縮小を図り、ひいては回
路遮断器の小形化を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、可動接触子
を保持し、開閉軸を介してケースに回動自在に支承され
たホルダと、前記ケースに固定されたフレームに揺動自
在に支持されたハンドルレバーと、端部同士がトグル軸
により互いに連結された第1リンクと第2リンクとから
なり、前記第1リンクのもう一方の端部は固定部に連結
され、前記第2リンクのもう一方の端部は前記ホルダに
連結されたトグルリンクと、前記トグル軸と前記ハンド
ルレバーとの間に張り渡された開閉スプリングとを有
し、前記ハンドルレバーの開閉操作により前記開閉スプ
リングの前記トグルリンクに対する作用が反転し、前記
ホルダが開閉駆動される回路遮断器の開閉機構におい
て、上記課題を解決するために、前記固定部に対する前
記第1リンクの連結点及び前記ハンドルレバーに対する
前記開閉スプリングの連結点を前記ホルダに対する前記
第2リンクの連結点と前記トグル軸との間に位置させ、
前記第1リンクと前記第2リンクとがほぼ折り重なるよ
うに構成するものとする。
【0007】上記手段によれば、第1リンクと前記第2
リンクとがほぼ折り重なるためにトグルリンクの高さ寸
法が低くなるとともに、開閉動作の際、第1リンクが第
2リンクの前後に僅かに回動するだけであるため動作範
囲も小さく、結果として開閉機構の寸法が縮小する。上
記開閉機構において、ハンドルレバーは開閉操作の終端
でフレームに突き当てて位置決めするのがよい。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜図4はこの発明の実施の形
態を示すもので、図1は開閉機構の開路状態の要部側面
図、図2はその左半部の平面図、図3は開閉機構の閉路
状態の要部側面図、図4はその左半部の平面図である。
なお、従来例と対応する部分には同一の符号を用いるも
のとする。図1及び図2において、門形のハンドルレバ
ー9は左右一対の脚部が図1に示す通りC字形の側面形
状に構成され、中央極と左右極との間に位置するフレー
ム2の左右の側板の上部に突出形成された頭部が円弧状
の支持突部2aに、これと嵌合する凹部を介して揺動自
在に支承されている。
【0009】一方、トグル軸10により互いに連結され
た左右一対の第1リンク11と第2リンク12とからな
るトグルリンク15は、第1リンク11が第2リンクよ
りも短く、第1リンク11が第2リンク12の内側にな
るようにして、フレーム2の側板の外側に配置されてい
る。そして、第1リンク11は軸13を介して固定部と
しての図示しないラッチに連結され、第2リンク12は
軸14を介して左右極のホルダ7の内側面に連結されて
いるが、固定部に対する第1リンク11の連結点(軸1
3の中心点)は、図示の通りホルダ7に対する第2リン
ク12の連結点(軸14の中心点)とトグル軸10との
間に位置し、第1リンク11と第2リンク12とはほぼ
折り重なるように構成されている。
【0010】また、トグル軸10とハンドルレバー9と
の間に張り渡された開閉スプリング16のハンドルレバ
ー9に対する連結点20もホルダ7に対する第2リンク
12の連結点とトグル軸10との間に位置し、開閉スプ
リング16は第1リンク11を固定部に連結する軸13
の近傍でハンドルレバー9の基部に掛けられている。
【0011】図2の開路状態において、開閉スプリング
16の軸線21は第1リンク11の軸線17の右側にあ
り、第1リンク11は軸13を支点に時計方向の回転力
を受ける一方、軸線18が軸線21とほぼ重なる第2リ
ンク12は開閉スプリング16の力を受けてホルダ7に
開閉軸6を支点に時計方向の回転力を与え、可動接触子
5を固定接触子19から開離させている。また、ハンド
ルレバー9は端面9aがフレーム側板の端面2bに当接
して位置決めされている。
【0012】図1の開路状態から開閉ハンドル8を把持
してハンドルレバー9を左に回動操作すると、開閉スプ
リング16の軸線21が第1リンク11の軸線17を越
えた死点を境に第1リンク11に対する開閉スプリング
16の作用が反転する。その結果、第1リンク11が軸
13を支点に反時計方向に回動し、同時に第1リンク1
1に引張られた第2リンク12は軸14を介してホルダ
7を反時計方向に回動させ、図3に示すように可動接触
子5を固定接触子19に接触させる。
【0013】そして、その状態では第2リンク12から
ホルダ7に作用する回転力は反時計方向に反転してお
り、可動接触子5を固定接触子19に押圧する。なお、
ホルダ7に回動可能に支持された可動接触子5は図示し
ない接触スプリングにより反時計方向に付勢されてお
り、この接触スプリングは図3の閉路状態において僅か
に変形して可動・固定接触子5,19間に適度の接触圧
力を与える。ハンドルレバー9は端面9bがフレーム側
板の端面2cに当接して位置決めされる。更に、この状
態からハンドルレバー9を右に回動操作すれば、逆の作
用により再び図1の閉路状態となる。
【0014】以上説明した開閉機構において、第1リン
クと前記第2リンクとはほぼ折り重なり、トグルリンク
15の高さは第2リンク12の高さ範囲に納められてい
る。また、開閉動作の際、第1リンク11は第2リンク
12の前後に僅かに回動するだけで動作範囲も小さい。
従って、トグルリンク15の占めるスペースは図7の従
来構成に比べると小さくなっている。なお、上述実施の
形態では第1リンク11が連結される固定部として常時
は係止状態にあるラッチが用いられているが、別の固定
部材、例えばフレーム2の側板とすることも可能であ
る。
【0015】図5は異なる実施の形態を示す開閉機構の
開路状態の要部側面図、図6はその左半部の平面図であ
る。この実施の形態においては、フレーム2の側板が左
右極のホルダ7の外側に位置し、トグルリンク15は第
1リンク11が第2リンク12の外側になるようにし
て、フレーム2の側板の内側に配置されている。それに
伴い、第2リンク12は軸14を介して左右極のホルダ
7の外側面に連結され、またフレーム2の左右の側板に
跨がる門形のハンドルレバー9の開脚幅が広くなってい
る。その他の構成・作用は最初の実施の形態と同じであ
り、閉路状態の図は省略する。
【0016】
【発明の効果】以上の通り、この発明によれば、トグル
リンクの占有スペースが小さくて済むので開閉機構を小
形に構成でき、それに伴って回路遮断器も小形化を図る
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す回路遮断器の開閉
機構の開路状態の要部側面図である。
【図2】図1の左半部の平面図である。
【図3】図1の開閉機構の閉路状態の要部側面図であ
る。
【図4】図3の左半部の平面図である。
【図5】この発明の異なる実施の形態を示す回路遮断器
の開閉機構の開路状態の要部側面図である。
【図6】図1の左半部の平面図である。
【図7】従来例を示す回路遮断器の開閉機構の閉路状態
の側面図である。
【図8】図7の要部平面図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 フレーム 5 可動接触子 6 開閉軸 7 ホルダ 8 開閉ハンドル 9 ハンドルレバー 10 トグル軸 11 第1リンク 12 第2リンク 15 トグルリンク 16 開閉スプリング 19 固定接触子
フロントページの続き (56)参考文献 実公 昭35−3837(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 71/00 - 83/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可動接触子を保持し、開閉軸を介してケー
    スに回動自在に支承されたホルダと、前記ケースに固定
    されたフレームに揺動自在に支持されたハンドルレバー
    と、端部同士がトグル軸により互いに連結された第1リ
    ンクと第2リンクとからなり、前記第1リンクのもう一
    方の端部は固定部に連結され、前記第2リンクのもう一
    方の端部は前記ホルダに連結されたトグルリンクと、前
    記トグル軸と前記ハンドルレバーとの間に張り渡された
    開閉スプリングとを有し、前記ハンドルレバーの開閉操
    作により前記開閉スプリングの前記トグルリンクに対す
    る作用が反転し、前記ホルダが開閉駆動される回路遮断
    器の開閉機構において、 前記固定部に対する前記第1リンクの連結点及び前記ハ
    ンドルレバーに対する前記開閉スプリングの連結点を前
    記ホルダに対する前記第2リンクの連結点と前記トグル
    軸との間に位置させ、前記第1リンクと前記第2リンク
    とがほぼ折り重なるように構成したことを特徴とする回
    路遮断器の開閉機構。
  2. 【請求項2】開閉操作の終端で上記ハンドルレバーを上
    記フレームに突き当てて位置決めしたことを特徴とする
    請求項1記載の回路遮断器の開閉機構。
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