JPH0729559Y2 - 回路遮断器の開閉機構支持フレーム取付装置 - Google Patents

回路遮断器の開閉機構支持フレーム取付装置

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JPH0729559Y2
JPH0729559Y2 JP13437288U JP13437288U JPH0729559Y2 JP H0729559 Y2 JPH0729559 Y2 JP H0729559Y2 JP 13437288 U JP13437288 U JP 13437288U JP 13437288 U JP13437288 U JP 13437288U JP H0729559 Y2 JPH0729559 Y2 JP H0729559Y2
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JP
Japan
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support frame
case
opening
circuit breaker
closing mechanism
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JP13437288U
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JPH0254137U (ja
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正志朗 尾崎
信夫 朝日
堅一 若林
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、配線用遮断器などの小型の回路遮断器にお
いて、開閉機構の支持フレームをケースに取り付けるた
めの回路遮断器の開閉機構支持フレーム取付装置に関す
る。
【従来の技術】
第6図は従来の回路遮断器(配線用遮断器)の縦断面図
である。第6図において、1は絶縁物のケース、2は同
じくカバーで、ケース1には電源側の端子を兼ねる固定
接触子3、この固定接触子3に対して接離する可動接触
子4、電磁引外し装置5、可動接触子4と電磁引外し装
置5のトリップコイルの一端とを接続するリード線6、
電磁引外し装置5のトリップコイルの他端に接続された
負荷側端子7が納められ、これらによって通電路が形成
されている。 可動接触子4は、軸8によってホルダ9に回動可能に支
持されており、捩じりばねからなる接触スプリング10に
よって固定接触子3に向かって常時付勢されている。ま
た、ホルダ9は絶縁物の開閉軸11によって各極が連結さ
れ、開閉軸11の軸端を介してケース1に回動可能に支持
されている。 12は可動接触子4を開閉させる開閉機構13を支持するた
めの支持フレームで、可動接触子4を挟んで左右に直立
する側板を持ち、ケース1にねじ27で取り付けられてい
る。開閉機構13は、軸14を介して支持フレーム12に回動
可能に支持されたラッチ15、両端がラッチ15及びホルダ
9にそれぞれ連結されたトグルリンク16、頭部に操作ハ
ンドル17aを持ち先端で支持フレーム12に揺動可能に支
持された二股状の操作ハンドルレバー17、並びにトグル
リンク16の中央連結ピン18と操作ハンドルレバー17の頭
部との間に掛け渡された開閉スプリング19などから構成
されている。 ラッチ15の先端(図の右端)は、軸20を介して支持フレ
ーム12に回動可能に支持されたラッチ受け21のピン21a
に常時係合し、反時計方向の回動を阻止されている。ま
た、ラッチ受け21は、軸22を介して支持フレーム12に回
動可能に支持された爪23と係合して、図の時計方向の回
動を阻止されている。爪23には左右に伸びる絶縁物のク
ロスバー24が、電磁引外し装置5のアーマチュア25と対
向するように取り付けられている。なお、26は消弧装置
で、可動接触子4の移動軌跡を囲むようにケース1に装
着されている。 このような回路遮断器において、図の投入状態から、操
作ハンドル17aを右方向にオフ操作すると、開閉スプリ
ング19がトグルリンク16の図の左側から右側に移行する
過程で、トグルリンク16に対するばね力の死点越えが生
じ、トグルリンク16は反転して可動接触子4を開離させ
る。 また、回路に短絡電流などの大電流が流れると、電磁引
外し装置5のアーマチュア25が吸引されて図の時計方向
に回動し、クロスバー24を叩いて爪23を反時計方向に回
動させる。そこで、爪23とラッチ受け21の係合が外れ、
ラッチ受け21はピン21aに掛かるラッチ15からの力によ
りはね上げられて、図の時計方向に回動する。その結
果、ピン21aとラッチ15との係合も外れ、ラッチ15は図
の反時計方向に回動する。そのため、トグルリンク16が
開閉スプリング19を図の右側から左側に移行することに
なり、その過程でトグルリンク16に対するばね力の死点
越えが生じると、トグルリンク16は反転して可動接触子
4を開離させることになる。
【考案が解決しようとする課題】
さて、このような従来の回路遮断器において、開閉機構
の支持フレーム12は、第7図に示すように、ねじ27によ
りケース1に締め付けられている。ここで、第7図
(A)は支持フレームを取り付けたケースの平面図、第
7図(B)はB-B線に沿って一部分を断面にしたその側
面図である。すなわち、第7図において、1aはケース1
を各極に区分する隔壁であるが、支持フレーム12は、中
央極部分に隔壁1aに沿って肉盛りされた取付座1b、1c上
に載せられ、ケース1の裏側から3本のねじ27をねじ込
まれて固定されている。 しかし、ねじ締めのためにケース1に肉盛りされた取付
座1bは隔壁1aから膨出して開閉機構や可動接触子4の可
動空間を狭め、これら各部の部品形状に制限を加えて設
計作業をやりにくくしている。また、ねじ締め作業は手
間がかかり、組立作業が面倒であるという問題もある。 そこで、この考案は、ねじを用いないで支持フレームを
ケースに固定するようにして、ケース内の可動空間を広
げ部品形状の自由度を増やすととともに、組立作業を簡
単にした回路遮断器の開閉機構支持フレーム取付装置を
提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案は、左右両側に側
板を有する支持フレームがケースに取り付けられ、この
支持フレームに可動接触子を開閉させる開閉機構が支持
された回路遮断器において、支持フレームの左右の側板
の一部をそれぞれ舌状に外側に切り曲げて逆ハ字状の取
付片を形成するとともに、ケースの前記支持フレームと
の対向面にこのケースに上方から押し込んだ前記支持フ
レームの前記取付片と係合する段部を設けるものとす
る。
【作用】
支持フレームは、ケースに押し込んで取付片をケース対
向面の段部に係合させることにより、スナップフィット
式に取り付けられる。ねじを用いないため、ねじを通す
取付座を設ける必要がなく、またねじ締め作業もなくな
る。
【実施例】
以下、図に基づいてこの発明の実施例を説明する。な
お、従来例と同一部分には同一の符号を付け説明を省略
する。 第1図は支持フレームを示し、第1図(A)は平面図、
第1図(B)は側面図、第1図(C)は第1図(B)の
矢印C方向から見た正面図である。図において、支持フ
レーム28は鉄板を打ち抜いた後、これを更に折り曲げて
作られており、左右の側板29及び底板30からなるU字状
に一体形成された部分と、その前端部分に溶接された補
強部材31とから構成されている。 側板29は前部が下方に垂れ下がり、この部分には側板29
が舌状に外側に切り曲げられた一対の取付片32が逆ハ字
状に形成されている。また、33、34及び35はそれぞれ軸
14、20及び22(第6図)を挿入する支持穴、36はクロス
バー24(第6図)を通す逃げ穴である。更に、37は操作
ハンドルレバー17(第6図)を支持するために左右に折
り曲げて形成された支え片で、この支え片37上に操作ハ
ンドルレバー17の先端の溝部が嵌め合わされる。なお、
底板30にはねじ穴30aが設けられている。 一方、第2図はケース1を示し、第2図(A)は平面
図、第2図(B)は第2図(A)のB-B線に沿って一部
分を断面にした側面図である。第2図において、支持フ
レーム28が納められるケース1の中央極部分では、隔壁
1aの取付片32の対向面となる部分に段部38が設けられて
いる。この段部38は、取付片32に合わせて側壁1aに凹所
39を設けることによって形成され、後述するように段付
部は斜面となっている。また、側壁1aには僅かに突出す
る案内部40が設けられ、支持フレーム28をケース1の挿
入するときの案内をするようになっている。更に、1cは
従来例(第7図)と同様の取付座で、底板30のねじ穴30
a(第1図)を用いて支持フレーム28を付加的にねじ締
めするためのものである。 第3図は第2図のケース1に支持フレーム28を取り付け
た状態を示し、第3図(A)は平面図、第3図(B)は
B-B線に沿って一部分を断面としたその側面図である。
ケース1に支持フレーム28を取り付けるには、支持フレ
ーム28を取付片32を内側に弾性変形させながらケース1
にその上方から挿入し、取付片32が凹所39に落ち込むま
で押し込む。それにより、取付片32は段部38に係合し、
同時に底板30が取付座1c上に載る。次いで、ねじ27をケ
ース1の裏側から挿入し、ねじ穴30aにねじ込む。 第4図は第3図(B)のIV-IV線に沿う拡大断面図であ
る。取付片32はケース1の凹所39に落ち込んだところで
左右に開き、段部38に係合している。その場合、取付片
32と段部38との間に上下方向の遊びが生じないように、
段部38は図示のとおり傾斜面としてある。すなわち、取
付片32は弾性で開いたとき段部38の傾斜面に食い込み、
上下方向の遊びが吸収される。また、41は取付片32が開
こうとする弾性力によって、側板29が内側に変形するこ
とを防ぐために、ケース1の底面に形成された突部であ
る。 ケース1に取り付けられた支持フレーム28を取り出すに
は、ねじ27を取り除いた後、ケース1の底部に設けられ
た一対の穴42を通して、二股状の取出治具43を挿入す
る。それにより、凹所39に落ち込んだ取付片32が内側に
押し込まれて段部38から外れ、支持フレーム28は上方に
抜き取り可能となる。 第5図は、支持フレーム28を用いた回路遮断器を示す縦
断面図である。開閉機構13はトグルリンク16の下部リン
ク(ホルダ9に連結されるリンク)を除いて支持フレー
ム28にユニット組み立てしておき、可動接触子4などの
通電部分を予め組み込んだケース1にまとめて組み込
む。その際、上記下部リンクはホルダ9に予め連結して
おき、後から組み込んだ開閉機構ユニットの上部リンク
(ラッチ15に連結されたリンク)と中央連結ピン18で連
結する。 以上のような構成によれば、従来の取付座1bが不要とな
り、隔壁1aの膨出によって開閉機構13や可動接触子4の
可動空間が狭められることがなくなる。また、支持フレ
ーム28は押し込むだけでケース1に取り付けられるの
で、ねじ締め作業が少なくなり組立作業が簡単になる。
なお、上記実施例においては支持フレームの前部にのみ
取付片を設け、後部は付加的にねじ1本で締め付けた
が、このねじは取付片の位置や形状・寸法によって必ず
しも必要ない。また、支持フレームの後部にも取付片を
設けてよいことはいうまでもない。
【考案の効果】
この考案によれば、開閉機構の支持フレームのケースへ
の取り付けにねじを用いる必要がないことから、ねじ締
めスペースによって開閉機構や可動接触子の可動空間を
狭めることがなくなり、これらの部分の設計がやり易く
なる。また、ねじ締め作業が減るため、その分組立が簡
単になる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図はこの考案の実施例を示し、第1図
(A)は支持フレームの平面図、第1図(B)はその側
面図、第1図(C)は第1図(B)のC方向から見た正
面図、第2図(A)はケースの平面図、第2図(B)は
B-B線に沿って一部分を断面にしたその側面図、第3図
(A)は第2図のケースに第1図の支持フレームを取り
付けた状態の平面図、第3図(B)はB-B線に沿って一
部分を断面にしたその側面図、第4図は第3図(B)の
IV-IV線に沿う断面図、第5図は回路遮断器の縦断面図
である。 第6図及び第7図は従来例を示し、第6図は回路遮断器
の縦断面図、第7図は第7図(A)はケースに支持フレ
ームを取り付けた状態の平面図、第7図(B)はB-B線
に沿って一部分を断面にしたその側面図である。 1……ケース、4……可動接触子、13……開閉機構、28
……支持フレーム、29……側板、32……取付片、38……
段部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右両側に側板を有する支持フレームがケ
    ースに取り付けられ、この支持フレームに可動接触子を
    開閉させる開閉機構が支持された回路遮断器において、
    支持フレームの左右の側板の一部をそれぞれ舌状に外側
    に切り曲げて逆ハ字状の取付片を形成するとともに、ケ
    ースの前記支持フレームとの対向面にこのケースに上方
    から押し込んだ前記支持フレームの前記取付片と係合す
    る段部を設けたことを特徴とする回路遮断器の開閉機構
    支持フレーム取付装置。
JP13437288U 1988-10-14 1988-10-14 回路遮断器の開閉機構支持フレーム取付装置 Expired - Lifetime JPH0729559Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13437288U JPH0729559Y2 (ja) 1988-10-14 1988-10-14 回路遮断器の開閉機構支持フレーム取付装置

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JP13437288U JPH0729559Y2 (ja) 1988-10-14 1988-10-14 回路遮断器の開閉機構支持フレーム取付装置

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Publication Number Publication Date
JPH0254137U JPH0254137U (ja) 1990-04-19
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JP13437288U Expired - Lifetime JPH0729559Y2 (ja) 1988-10-14 1988-10-14 回路遮断器の開閉機構支持フレーム取付装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2953073B2 (ja) * 1990-05-31 1999-09-27 富士電機株式会社 回路遮断器における開閉機構支持フレームの取付装置
JP2689772B2 (ja) * 1991-07-24 1997-12-10 三菱電機株式会社 回路遮断器

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JPH0254137U (ja) 1990-04-19

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